不可解な描写、技巧を否定したかのようなゆるい味わい……「へそまがり」な感性から生み出された、常識を超えた、美術史に新たな視点を与える展覧会「春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」が開催。中世の禅画から現代のヘタウマまで、 日本の美術史に点在する「へそまがりの心の働き」が見られるこの展覧会から、今、ネットで話題になっている徳川家光≪兎図≫など、特に“破壊力”のある7作品をセレクト。本展覧会担当の金子信久学芸員に解説していただきました。日本美術の新たな楽しみ方が見つかるはず。 ※『へそまがり日本美術』(講談社)より引用。