JUGEMテーマ:オリジナル創作 ・片恋のシャーラ(プロトタイプ版)の第24弾です(詳しい説明は第1弾に書いてあります)。 他のページはコチラ→「片恋のシャーラ(プロトタイプ版)1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/25/26/27/28/29/30/31/32(終)」 (下部にある「カテゴリー別・小説一覧」からも他ページに跳べます。※他の小説も混じった「もくじ」になっています。) 数分後――出発の予定時間を待たずして、一頭の馬が、突然その場を離れて走り出した。 その背には、手綱を握るカウリオと、その前に横向きに座らされたシャーラの姿。 残りの親衛隊員達は、突然のことに慌てふためき、それでも何とか後を追って来ようとする。 それをあっさりと撒いて、二人は猛スピードで森の中を駆ける。そうして予定していた時刻より、