主人公山田理樹は物心ついた頃から、ある悪夢によって魘される日々が続いている その内容と言うのが、万里の長城のような城壁の上で男が美女の首を絞め殺し、城壁から、女性落とすと言った恐ろしい内容であり。 その女性の遺体がキョンシーのように立ち上がり、自分をなぶり殺しにした男。 そう、理樹の前世である、あの悪名高い董卓仲頴の軍師であり。 魔王董卓漢の丞相、天下人へと導いた男、李儒が理樹の前世だから、彼を七代迄祟ってやると言いながら 少年の枕元に夜な夜な立ってはうらめしやと、呪いの言葉を詠唱する恐怖映画のような内容なのだが。 その悪夢に魘されていた理樹なのだが。とうとう、夢の中で酷い事をする前世の自分に対して憤怒! まあ、夢の中と言う事もあり、美しい女性と幼い少年の事を彼は庇い助けると。 その美しい女性……。 そう、全霊帝の死後、未亡人だった妖艶で麗しい何太后様が、自分を助けてくれた李儒の転生者理樹