「堀川梨里さん。僕の図書館で、館長である僕の秘書をしてもらえませんか?」 勤めていた古本屋が閉店してしまい、職を失った梨里。 次の仕事が見つからないままある日訪れたカフェで、古本屋の常連・焔と会う。 笑顔で告げられた言葉はとても有り難いけれど、勤務先はまさかの異世界?! 毎朝異世界に出勤して、好きなときに元の世界に帰ってくる。 そんな自由気ままな生活は、果たして平和に過ぎてゆくのでしょうか。 「本が好き」――ただそれだけでぼんやりと毎日を過ごしていた梨里は、異世界で「誇り高い孤高のお嬢様」や、「伝えられない想いを抱えた青年」や、「高飛車で世間知らずな少年」達と出会い、悩み、そして恋をして、一歩ずつゆっくりと成長していきます。 踏み出す勇気。 それを手に入れた時、やっと顔を上げて前へ進んでいける。 本にしか興味のない大賢者様と、その秘書として働く主人公の優しい恋愛ファンタジー。 「ようこそ、
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