3月16 コンクラーヴェと化学 さて先日、コンクラーヴェ(教皇選挙)にて新しい教皇が選出されました。筆者はクリスチャンではないのですが、歴史の方面の本をいま書いているくらいでありますので、このへんのお話も興味を持って見ておりました。第266代教皇の座に就いたのは、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿。教皇名としては「フランシスコ」を名乗るとのことです。 教皇フランシスコ 今回のコンクラーヴェでは、ちょっとした化学に関する話題がありました。コンクラーヴェでは、世界から枢機卿が集まって閉じこもりっきりで選挙を行い、新教皇が決まるまで投票を繰り返します。で、この投票結果を外部に知らせるとき、煙の色を使うというならわしがあるのです。教皇が決定しなかったら黒い煙、決まったら白い煙を上げることになっています。 教皇未決定を表す黒い煙 で、今回、その煙を作るレシピが公開されました。白い煙は