分党が決まった日本維新の会の石原慎太郎共同代表は4日夜、都内のホテルで、維新の所属議員62人中、衆参22人を集めた石原グループの新党設立準備会を開き、記者会見した。 当初、石原氏、橋下徹氏の両グループ以外の「第3の道」を模索した中田宏国対委員長代理や若手4~5人が、石原グループに参加。当初の予想を上回る人数を確保した。石原氏は「痛快。討ち入り前夜の忠臣蔵の赤穂浪士のような思いだ。苦難の道はあるが、心強い同志が集まった。日本の政治に一石を投じ、本当の保守を実行したい」と述べた。「新しい憲法制定は我々の党是」と、維新分裂を招いた自主憲法制定にこだわる考えを表明。自民党との関係については「徹底した是々非々だ。これに尽きる」と主張した。 党名決定や新党結成は、7月下旬の予定。石原氏によると、他党からも数人の参加希望があるという。 新党は「自立 新保守 次世代」を掲げ、中堅や若手が党の骨格を担う体制