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ブックマーク / caprice.blog63.fc2.com (122)

  • きまぐれな日々 ナベツネと靖国と安倍晋三と(その1)

    さて、これからいよいよ靖国問題をめぐって議論が高まっていくことになると思う。おそらく小泉や安倍は、総理大臣の靖国参拝を国民の多数が支持するような方向へと世論を誘導しようとたくらんでいるものと思うが、それを阻止するのもAbEndの重要なテーマの一つだと、勝手に思っている。 先週末に読んだ、読売新聞会長・主筆の渡邉恒雄と、朝日新聞論説主幹の若宮啓文の対談をまとめた『「靖国」と小泉首相』という(朝日新聞社、2006年)は、読売新聞と朝日新聞という日の二大紙の論説の責任者が、靖国神社の問題をどう考えているかを示すと同時に、豊富な傍注や巻末につけられた資料によって、靖国の問題を論じる時に参照することのできる、なかなか良いだと思う。 もともとこの対談は、朝日新聞社発行の月刊誌「論座」2006年2月号に掲載されたもので、は、雑誌に掲載されなかった部分も収録して、今年3月に出版されたものだ。 「論

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    maangie 2015/11/16
    渡邉恒雄,若宮啓文isbn:4022501820。立花隆。野口英昭。森田実。黒田清。大谷昭宏。魚住昭isbn:4062738112。
  • きまぐれな日々 「『右』も『左』もない新聞」と化した朝日新聞に呆れる

    統一地方選は全国的には自民党大阪では維新の強さが目立つという結果になった。 年初に起きた自称「イスラム国」による日人人質事件で安倍晋三が強気を貫いて人質2人を見殺しにして以来、それまでわずかながら長期低落の傾向にあった安倍内閣支持率が下げ止まり、一昨年、昨年以上に悲惨な政治の状況になっている。 それを実質的に援護しているのが、「リベラル」側のふがいなさである。たとえば、朝日新聞のていたらくには目を覆うものがある。 最近目にした最悪の例は、先週末の土曜日、4月11日付オピニオン面に掲載された「耕論『右傾化』」だった。3人にインタビューしているのだが、その3人とは三浦瑠麗、平沼赳夫、さやわか。言わずと知れた極右政治家である平沼を含み、全員が「右」なのだ。「右」の人間ばかり選んで「右傾化」を論じさせるとは、悪い冗談としか思えない。まるで産経だ。 下記に、この記事についた「はてなブックマーク」

  • きまぐれな日々 あまりにも当然な自民党圧勝の衆院選だったが

    正直言って、今回ほど気分の乗らない衆院選は、選挙権を持って以来初めてか、これと比較するとすれば、「政治改革」に否定的な意見を持っていて、内心自民党の健闘を期待していた当時の1993年(とはいえこの時も自民党候補には投票しなかったのだが)くらいしか思い出せない。なんでこんな時期に選挙なんかやらなきゃいけないんだよという不満を持ちつつ投票した。非自民系無党派層の一員だが、前回に引き続いて今回も、小選挙区・比例代表ともに共産党に投票したことを最初に明記しておく。但し熱心な共産党支持者には申し訳ないけれども、消去法による選択であることも申し添えておく。 結果はあまりにも当たり前の自民党の圧勝だった。民主党は議席を増やしたとはいえ党代表の海江田万里の落選に象徴される大苦戦だった。対照的に、維新の党は議席を減らしたとはいえ、事前のマスコミの予想と比較するとはるかに多くの議席を獲得し、ほぼ解散前の議席を

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    maangie 2014/12/20
    ベテランブロガーをしてそんな「政治音痴」でどうする
  • きまぐれな日々 半田滋『日本は戦争をするのか』を半分読んだ

    2週間ぶりの更新になるが、その間、集団的自衛権をめぐって国論が二分された状況になっているようだ。 私は普段読売だの産経だのといった新聞をほとんど読まない。産経は、ネットでくだらない記事をたくさん読まされるが、読売にはその機会すらないので、たまに読売新聞の実物を手に取って眺めてみると、集団的自衛権の政府解釈変更のイケイケドンドンの主張には驚かされる。しかし、文化面や日曜日の読書面では、そのような偏りはあまり見られない。最近は、朝日の文化面も、高橋源一郎に論壇時評をやらせて好評とやらで悦に入っているていたらくである。 読売とは対照的なのが東京新聞で、朝日でもやらない思い切った記事が並ぶ。一時期、隣の芝生が青く見えた時期があったが、日未来の党を強烈に推した時の印象があまりにも悪く、それ以来、購読紙を東京新聞に代えようとは思わなくなった。 岩波新書の新刊『日戦争をするのか―集団的自衛権と自衛

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    maangie 2014/06/27
    なんとなく、「官邸崩壊」で名を馳せたアノ人を思い起こすのです。
  • きまぐれな日々 俗情に媚びファシズムを招き寄せるポピュリズム言論の害毒

    このところブログの更新が1日おきになっているが、仕事が忙しいという理由のほか、先日来繰り広げている陰謀論や擬似科学批判の根が結構深いことがわかってきて、これはうかつなエントリを上げられないなと思い始めているためでもある。 たとえば、このところ目立つようになったのが、地球温暖化に関して、大気中の二酸化炭素濃度の増加が地球温暖化をもたらしているという説には科学的根拠がないという言説である。この当否については、当ブログは何も言わない。CO2による地球温暖化の仮説は、それによって自然現象がかなりよく説明されるから議論の対象になっているのだと思うが、仮説は仮説であり、それに対する懐疑論があっても全然不思議ではない。しかし、次のような記述を目にすると、何じゃそれ、と思ってしまう。 http://dokuritsut.exblog.jp/d2008-01-18 定説であるかのごとく流布される、CO2排出

  • きまぐれな日々 橋下徹の「日本維新の会」、ついに国政に進出

    ついに「その日」がきてしまった。橋下徹の「大阪維新の会」が国政に進出することを発表したのだ。「橋下新党」の名称は、「日維新の会」になるらしい。 実は、昨年(2011年)2月、現在民主党代表選への出馬が取り沙汰されている原口一博が同名の政治集団を結成していた。昨年2月16日の毎日新聞記事(リンクは切れているが、『kojitakenの日記』に記録してある)は下記のように伝えている。 橋下・大阪府知事:河村・名古屋市長と会談 原口前総務相と連携へ 大阪府の橋下徹知事は15日夜、大阪都・中京都両構想で連携する河村たかし名古屋市長と大阪市内のホテルで会談した。地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下知事)が先月下旬、名古屋市長選で河村市長の応援に名古屋入りして以来の対面。2人は、民主党の原口一博前総務相が設立を打ち出した政治団体「日維新の会」と連携する方向で一致した。 2人は雑誌の企画で対談した。【

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    maangie 2013/10/10
    原口一博。ビートたけし。ミルトン・フリードマン。森永卓郎。松野頼久。松浪健太。小熊慎司。堺屋太一。大村秀章。松野頼三。石関貴史。
  • きまぐれな日々 ナベツネと靖国と安倍晋三と(その5)

    30年前の今日、7月27日は、ロッキード事件に関与したとして、田中角栄元首相が逮捕された日だ。「蝉の鳴く頃高官逮捕だ」と稲葉法相が予告した通り、夏の暑い日、角栄は逮捕された。「総理大臣の犯罪」として話題になったものだ。この事件が元で自民党は支持を失い、年末の総選挙で三木赳夫内閣は退陣し、福田赳夫内閣が成立した。しかし、無所属で立候補した田中角栄は、地元新潟三区で圧倒的な得票を得て当選し、以後、闇将軍として政界に君臨することになった。 以上のことはあまりにも有名だが、このロッキード事件で、「編集高官」として疑惑が取り沙汰されたジャーナリストがいたことを知っている人は少ないだろう。そのジャーナリストとは、ナベツネこと渡邉恒雄その人である。ナベツネは、中曽根康弘や児玉誉士夫との関係で知られる、異色のジャーナリストだったのである。 フリージャーナリストの魚住昭氏は、こう書いている。 『ロッキード社

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    maangie 2013/06/12
    魚住昭「渡邊恒雄 メディアと権力」isbn:4062738112。天木直人。大谷昭宏。黒田清。丸山巌。靖国神社。「知のゆくえ」第14回→http://goo.gl/DyVMm
  • きまぐれな日々 安倍晋三を批判する言論が絶え果てた「崩壊の時代」に思う

    黄金週間の谷間に更新する今回は、記事番号が区切りの1300番(公開前または公開後に削除した記事が14件あるので1286番目の記事だが)になる。だが、気分は重く、記事を書く力がなかなか入らない。 連休直前、大量の国会議員(朝日、毎日、日経などは168人、読売は169人としている)が靖国神社の春季例大祭に合わせて参拝した。「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久自民党参院議員)とやらの行事だそうだが、副総理の麻生太郎も参拝した。総理大臣の安倍晋三は参拝しなかったが、靖国神社に真榊(まさかき)とかいう祭具を奉納した。これを中国韓国に強く咎められた。 能天気な安倍晋三は、中韓に配慮して節を曲げてまでも参拝しなかったから、まさか真榊を奉納したくらいで非難を浴びようとは全く思っていなかったらしく、ブチ切れて「脅かしには屈しない」と放言したが、靖国神社は単に戦犯を合祀しているのみなら

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    maangie 2013/05/08
    孫崎享「戦後史の正体」isbn:4422300512。岸信介。坂野潤治。近衛文麿。
  • きまぐれな日々 安倍晋三の「中道を僭称する民主党への批判」には一理ある

    11月7日、自民党総裁の安倍晋三が「中道」を自称する民主党を批判した。産経新聞記事から引用する。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121107/stt12110711070002-n1.htm 民主の「中道」は「大衆迎合の醜い姿」 自民・安倍総裁 自民党の安倍晋三総裁は7日午前、都内で講演し、政府・民主党が強調している「中道」路線について「自分の信念も哲学も政策もない人たちを中道の政治家という。堕落した精神、ひたすら大衆に迎合しようとする醜い姿がそこにある。つまり自分たちの考え方がない」と厳しく批判した。 野田佳彦首相が求める党首討論に関しては「首相にしか質問できず問題を明らかにすることはできない。予算委員会とは決定的に違う。これでお茶を濁そうというのはゆゆしき問題だ」と述べ、予算委開催を優先的に求める考えを示した。 一方で「政府・与党は何とし

  • きまぐれな日々 燃え広がれ、AbEndの炎!

    敵基地攻撃だのなんだのと、安倍晋三、額賀福志郎、麻生太郎の三馬鹿がアジ演説をやり出している。 オナジミの安倍、麻生はともかく、額賀なんて何で偉そうな発言をしてられるんだろうか? コイツってたしか二度ばかり大臣を辞職に追い込まれたんじゃなかったっけ、と思ったら、やっぱりそうだった。 額賀福志郎 ? Wikipedia 平成10年(1998年)小渕内閣の防衛庁長官に就任するが、防衛庁調達実施部における不祥事を理由として当時与党が少数であった参議院で問責決議案が可決され11月に辞任を余儀なくされる。 平成13年(2001年)1月の中央省庁再編で経済財政担当大臣となる。経世会、平成研究会では、橋龍太郎、小渕恵三の次を担うとして、鈴木宗男、藤井孝男とともに名が上がる。しかし、KSD事件に絡み、KSDから1500万円の献金を受けていたため、責任を取り経済財政相を辞任した。 (以上、Wikipedi

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    maangie 2012/11/25
    額賀福志郎。小渕恵三。橋本龍太郎。鈴木宗男。藤井孝男。
  • きまぐれな日々 メルトダウンする日本の政治/『戦後史の正体』その後

    思えば、大阪維新の会が国政進出を決め、安倍晋三に党首就任を要請して以来、それまでにも崩壊、あるいは溶解を始めていた日政治が、一気にメルトダウンしてしまったように思う。果たして当ブログを運営し続ける気力がどこまで続くかは心許ない限りである。 昨日は、それまで小沢一郎を呼びつけるなどでかい態度を取っていた橋下徹が、東京に出向いて石原慎太郎と平沼赳夫との三者で会談したというニュースが流れていた。私は「石原新党」などできっこないと思っていたが、「大阪維新の会」が国政に進出して結成した新党「日維新の会」も含めて、現在ある14の政党をすべて合わせても支持者が有権者の3分の1にしかならない現実に、ついに石原が気で国政復帰を視野に入れ始めたのではないかとぞっとした。 時事通信の世論調査によると、各党の支持率は、民主党7.3%、自民党16.8%、公明党4.4%、みんなの党1.2%、日維新の会1.2

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    maangie 2012/10/16
    孫崎享「戦後史の正体」。佐々木俊尚。郷原信郎。山口二郎。酒井啓子。森達也。岸信介。佐藤栄作。
  • きまぐれな日々 安倍晋三「長期政権」の悪寒/左派内から崩れる「護憲論」

    産経新聞とFNNの世論調査で、安倍晋三新総裁が就任したばかりの自民党の政党支持率が大きく伸び、橋下徹の「日維新の会」の支持率が大きく低下したとの結果が報じられた。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121008/stt12100811450000-n2.htm (リンク切れの場合、『kojitakenの日記』を参照) この世論調査結果によると、自民党の支持率は9月1,2日調査時の21.7%から、10月6,7日調査時には実に10.4ポイントも上げて32.1%になった。一方、橋下「維新の会」の支持率は、同じ期間に23.8%から9.6ポイント下げて14.2%となった。 要するに橋下「維新の会」の支持率低下分をまるごと安倍自民党が持って行った形である。「維新の会」の高支持率がどういう人たちに支えられているかがよくわかる話だ。 読売新聞の世論調査でも、ど

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    maangie 2012/10/11
    岸信介。孫崎享「戦後史の正体」isbn:4422300512。
  • きまぐれな日々 安倍晋三は5年前と変わらない。しかし世間が右翼化した

    今回は趣向を変えて、まず安倍晋三・自民党新総裁の激励から始めたい(笑)。 自民党総裁選直後にこんな報道があった。 http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120928-1024232.html 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼に高級カツカレーべていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。ツイッターなどでは「(値段が)高すぎる」「既に庶民感覚を失っている」などと安倍氏への非難が出ている。過去にも麻生太郎元首相の都内一流ホテルでの高級バー通いが非難されたことがあり、安倍氏にとっては早速、痛い船出となった。 安倍氏は26日、東京・ホテルニューオータニで行われた決起集会に出席。支持者を前に、総裁選に「勝つ」ための験担ぎとしてカ

  • きまぐれな日々 「安倍晋三への宣戦布告」再び/橋下徹の読みは狂った

    当ブログは月曜日(24日)に更新するつもりだったが、文章を書いているうちに々とした気分になって書き進められなくなった。それで、自民党総裁選の結果が出てから改めて書こうと思い直した。今回で9月の当ブログの更新は最後になるが、当に悪いことばかりが重なった月だった。後世の人々が振り返って、2012年9月を日歴史が暗転した分岐点と位置づけるのではないかとさえ思える。 日中関係あるいは日韓関係の悪化に絡んで、アメリカの保守系新聞『ワシントン・ポスト』が「日が右傾化している」と論評する記事を掲載した。まずはこれを報じる時事通信の記事を紹介する。 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2012092200016 右傾化する日=米紙 【ワシントン時事】21日付の米有力紙ワシントン・ポストは1面で、沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国との領有権争いなどで、日が右傾化している

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    maangie 2012/09/27
    古賀誠。高村正彦。村山談話。立花隆。
  • きまぐれな日々 「谷垣降ろし」の軽挙妄動が招いた悪夢の「安倍晋三浮上」

    前回の記事を公開したその日(9月10日)、自民党総裁の谷垣禎一が総裁選出馬断念を明らかにした。森喜朗のみならず出身派閥のオーナー・古賀誠が谷垣を推さず、石原伸晃を推す意向を示したために「勝ち目なし」と見た谷垣が撤退を決めたのだった。 これで、石原伸晃が総裁選最有力とも見られたが、思わぬ落とし穴があった。石原伸晃は、「次期自民党総裁は俺」と思って浮かれたのか、テレビで軽率な発言を連発したのである。 中でも、石原の「失言3点セット」というべきは「ナマポ」、「尊厳死」それに「サティアン」だ。まずは9月11日に『報道ステーション』に出演した時の「ナマポ」発言。 「ナマポ」、古館さんもご存知だと思いますけど、「ゲットしちゃった」「簡単よ」「どこどこにいけば簡単にもらえるわよ」こういうものを是正することが私はできると思う。 (2012年9月11日放送 テレビ朝日『報道ステーション』にて) また同じ番組

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    maangie 2012/09/22
    ↓いや安倍は右だろ!アレが中央なら、右薄杉。古舘伊知郎。岸信介。高村正彦。古賀誠。小渕恵三。加藤紘一。
  • きまぐれな日々 マスメディアが作る「橋下ファシズム」&片山さつき批判

    昨年秋以来週1回更新を原則としている当ブログで取り上げる題材は、専ら大阪市長の橋下徹をめぐるものばかりになっているが、橋下に関する状況で私が「気持ちが悪くてたまらない」と思うことがある。 それは、多くの人々の「沈黙」である。人々は橋下について何も語ろうとしないのだ。人一倍関心を持っていながら。なぜそう断定的に書くかというと、ほぼ毎日更新している『kojitakenの日記』において、他のいかなる話題を取り上げた記事と比較しても、橋下について書いた記事のアクセス数が多くなるからだ。えっ、こんなつまらない記事がアクセスされるの、と驚いたことも数知れない。 今では小沢一郎関連の記事は典型的な「不人気記事」だし、原発問題について書いた記事もアクセス数は頭打ちだ。それなのに橋下について書いた記事ばかりアクセス数が伸びる。それくらい、みんな橋下に注目しているのだ。 そのくせ、橋下についてなかなか旗幟を鮮

  • きまぐれな日々 東電原発事故や白血病を「娯楽」として消費する人々の醜態

    「TPP」と「橋下徹」が話題をさらった11月が終わり、師走の12月となったが、今年の大きな出来事というと東日大震災とそれに伴う東電原発事故に尽きるだろう。しかし震災と原発事故の議論は先月はTPPと橋下の陰に隠れた形となった。 このあとは消費税増税が政治の焦点になって、TPPも橋下も人々の関心の外に去るのではないかと私は思っているが、それ以上に気になることがある。それは、東電原発事故が他ならぬ「反原発派」の間で「娯楽」として「消費」されるようになってきていることだ。 具体的に言えば、急性白血病に関する話だ。誰それが急性白血病で亡くなった、その人は東電原発事故後に福島入りしていた、などという話がネットで広まる。しかし、東電原発事故が起きてから9か月も経たない現在、不運にして白血病で亡くなられた方が罹患した原因が東電原発事故であることなど断じてあり得ないのだ。それらは「根も葉もないデマ」である

  • きまぐれな日々 「安倍晋三はKY」の仕掛人は明治学院大の川上和久教授

    今年の「流行語大賞」でもっとも下馬評の高かったのは「KY」(空気読めないの略語)だったが、いざフタをあけてみたら、聞いたこともなかった「どげんかせんといかん」なんかが大賞を獲り、「KY」はトップ10にも入らなかった。 この結果を知った時、多くの方にはその理由が想像がついたと思う。これについて取り上げたブログはあったが、マスコミは黙して語らなかった。 そのタブーを破って記事にしたのが「サンデー毎日」である。大新聞社が発行しているにもかかわらず、マスコミといえるかどうかも怪しい発行部数にまで零落してしまった同誌であるが、注目すべき記事が多く載っているので、私はしばしばこの雑誌を買い求めている。 「サンデー毎日」 12月23日号の記事 "2007年 「KYグランプリ」" の末尾を紹介する。 ところで、ことほどさように列島を席巻している観のあるKYだが、年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」では

  • きまぐれな日々 自民党の「年金問題の切り札」・大村秀章の醜態

    あの悪夢のような一昨年の「郵政総選挙」は、自民党のメディア戦略がズバリ当たった選挙だった。 自民党の「コミュニケーション戦略」は、「コミ戦」という略称が定着したほど有名になったが、実は「郵政総選挙」に先立つ二つの国政選挙、すなわち03年の総選挙と04年の参院選では、コミュニケーション戦略では民主党が先行していた。コイズミ人気の高い中で行われた選挙であったにもかかわらず、この二度の選挙で民主党は党勢を伸ばしたのである。 コミ戦で出遅れたことを悟った自民党は、04年参院選敗北のあと、コミ戦に力を入れるようになる。安倍晋三は、「党改革検証・推進委員会」の委員長として、PR会社を集めてコンペを行い、自民党はプラップジャパンとコンサルタント契約を結んだ。この時、意外にも電通の関連会社・電通パブリックリレーションズは選に漏れている。 PR会社を使う意図について、安倍は、「小選挙区制になって大きく変わっ

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    maangie 2011/08/29
    長妻昭。財部誠一。※塩崎恭久。安倍寛。安倍晋太郎。岸信介。佐藤栄作。西村正雄。中川秀直。山崎拓。香山リカ。鈴木宗男。松岡利勝。赤城徳彦。飯島勲。佐藤優。片山さつき。高市早苗。佐藤ゆかり。
  • きまぐれな日々 よりにもよって与謝野馨と平沼赳夫が「たそがれ新党」を結成

    以前から新党を結成する、結成すると言いながら全然実現できなかった平沼赳夫だが、結局与謝野馨と野合して新党を結成する運びとなった。 財政再建至上論者である与謝野馨と極右イデオロギストの平沼赳夫という、およそ水と油としか思えない組み合わせである。それ以前に鳩山邦夫あたりが暗躍していた頃には、自民党内の保守派、否、極右イデオロギストたちと平沼赳夫、城内実ら平沼一派が、鳩山邦夫をブリッジにして極右新党を結成するのではないかとの観測がなされていたし、私もひそかにそれを期待していた。『日がアブナイ!』のmewさんも同様だったようだ。自民党には、安倍晋三を筆頭に、稲田朋美、下村博文らのトンデモ極右政治家たちがおり、昨年までは故中川昭一という大物もいた(麻生太郎も表向き彼らと同調していたが、私はそれが麻生の心だとは考えていない)。彼らが、平沼赳夫や城内実と組めば、極右政治家が結集した政党となって、わか

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    maangie 2010/04/06
    中川秀直。鳩山邦夫。下村博文。渡邉恒雄。中曽根康弘。関西学院大学神野直彦教授。小此木潔。園田博之。村山富市。岩下俊三。森喜朗。河野談話。