ケンダル・ジェンナーが出演するペプシの最新CMが大炎上し、放送中止となった。どんなCMかといえば、写真撮影で忙しいケンダル・ジェンナーが繁華街を賑わすデモ行進にインスパイアされて、仕事を放棄してデモ行進に参加し、デモ行進を睨みつける警察にペプシブランドのコーラを手渡して、それを飲んだ警察官が笑顔になって一気にみんなパーティムードで大騒ぎ。そんな一見ポジティブなCMはどうしてこんなに批判されているのだろうか。 このCMはきっと政治的に敏感な今時の若者をターゲットしようとしたのだろう。今の北米で問題になっている警察による黒人コミュニティへの暴力行為やイスラム系移民に対する入国拒否などの深刻な課題と、それに対して立ち上がる数々のデモ行進を反映させようとしたものの、あまりに的外れな内容になってしまった。CMの制作を担当した人たちの知識やリサーチが足りなかったのか、このCMに登場するデモ行進は現実離