社説 オスプレイ情報戦 配備ありきで納得できない2012年8月25日 Tweet 米軍と海兵隊の幹部が最近、インタビューなどに応じ、10月に普天間飛行場での本格運用を目指している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの安全性を強調している。 デンプシー統合参謀本部議長は「人口の多い地域の近くでも安全運用できると保証したい」と強調し、エイモス米海兵隊総司令官は「事故率は他機種と比べても低い」と述べた。根拠をまともに示さず、何と厚かましい発言だろう。 さらにグラッグ在沖米四軍調整官は共同通信のインタビューに対し、死者や200万ドル以上の損害が出た「クラスA」の10万飛行時間当たりの事故率でオスプレイがほかの米軍機と比べて低い部類に入ると指摘し「最も安全な航空機を開発できた」と胸を張った。 しかし事故率が低いという主張はすでに破綻している。海兵隊が今月公表したMV22の2001年10月から1