地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の執行部が加速させる国政進出への動きに対し、所属地方議員らが反発を強めている。 政党要件を満たすため、民主、自民両党の国会議員らと合流する新党構想など、執行部が進める隠密行動に、蚊帳の外に置かれた大阪府議らが「だれが何を決めているのかさっぱりわからない」と不満を募らせているからだ。8日には所属議員約100人が出席する全体会合を開き、国政進出の方針を正式決定する予定だが、紛糾は免れそうもない。 「会の意思決定過程を見直すべきだ」 「国政進出なんてやめればいい」 3日開かれた維新の府議団(58人)総会では、執行部批判が相次いだ。慌てた府議団幹部は5日夕に改めて会合を開き、収拾を図る。 維新府議の一人は「おごれる何とかは久しからず。執行部はひどすぎる。勝手に国政に行ってくれ」とぶちまける。 府議らの矛先は、国会議員が合流する新党構想だ。 執行部は、次