混沌、ナイサロール帝国、暗黒帝国、EWF、中部海洋帝国、そして「大閉鎖」と、大帝国や世界的災害に翻弄されつづけている辺境地域なウェネリアですが、エルフやトロウルやドワーフや魚人やドラゴニュート、と古の種族は豊富ですし、未開、蛮族、封建、君主と社会体制もいろいろ多彩でひどく想像力を喚起してくれるステキ地域ですね。 以下は「Blood Over Gold」のp.5訳です。 先史時代 現在ウェネリアと呼ばれている土地が“大暗黒”以前にどうであったかということについては、ほとんど知られていない。“緑の時代”と“黄金の時代”の大半を通して、まずはじめに広大なエルフの森である“大森林”に覆われていた。アーストラの森はこの大森林のかすかに残る木霊にすぎない。そして数度にわたって水が陸を侵略した。エレンプローズが海の神々をこばんだため、報復にスロントスがはじめて水没して“嘆きの海”を形成したが、この町は深