「まったく・・・。このおバカさんめ・・・。みんなこの宇宙ステーションからはすでに脱出、残されたのは私とスティーブ、君だけだ。カプセルはもうない。私と君はここで、残念ながら天に召される運命にある。我らは地球の為、様々な貴重な鉱物のデ―タを分析し届けまた、供給してきた。地獄へ行くことはあるまい。いつか天国でまた会おう。」 「隊長・・・。うう・・・、隊長・・・。私は本望であります!既に私はここが、天国のごとき心地・・・。隊長、今だから…、今だから申し上げますが、私は隊長をずっとお慕い申し上げておりました。この思いをお伝えできるチャンスがあたえられるだけでも・・・。」 「スティーブ、泣いているのか?悲しいのか?それとも・・・。」 「嬉しゅうございます。ずっとお慕い申し上げながらも、この恋慕を表に出すことなど出来ない・・・。私はこの熱い思いを・・・。滾る血潮を・・・。ずっと悟られまいと・・・。」 「