コールセンターへの電話がつながらなくてイライラ。そんな経験がある人は多いはず。これは企業にとっても大きな悩みの種だ。人工知能など、コールセンターへのIT導入を進める三井住友海上火災保険は、オペレーターの応答率を高める新システムを導入したという。 コールセンターに問い合わせてみたものの、電話が集中しているためか、まったくつながらなかった――そんなイライラを経験したことがある人は多いのでは。しかし、“電話がつながらない”という状態は早晩なくなるかもしれない。実は今、人工知能やBIツール、ビッグデータ分析など、コールセンターがITの力で大きく変わろうとしているのだ。 三井住友海上火災保険は、コールセンターへのIT導入を積極的に進める1社だ。文章や音声をはじめとする自然言語で応対履歴を分析するため、IBMのスーパーコンピュータシステム「Watson Explorer」の試験導入を始めたほか、応答率