年末に、matsuiismさんのこちらのエントリーを読み、ブックマークした。 http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20061230 それぞれ東京のコミュニティーセンターに集まる10代の若者たちと、福岡の朝鮮歌舞団の女性たちと朝鮮学校の生徒たちをとりあげた二本のテレビ・ドキュメンタリーを詳細に紹介し、感想と、両者の関連についての考えが書かれたエントリーである。 たいへん興味深かったので、読んで考えたことを少し書いてみたい。 matsuiismさんは、エントリーの最後にこう書かれている。 2つの番組を見て思ったのは、西東京の若者たちの「家庭」に対する複雑な屈折した思いが遠心的な方向へ、「街」への彷徨に向かっているとすれば、在日朝鮮人の若者たちの「祖国」に対する複雑な屈折した思いは求心的な方向へ、「民族的アイデンティティ」の確立へと向かっているのではないかということだ