タグ

ブックマーク / nikubeta.hatenablog.com (27)

  • ジョン・ロックが記録したエキノコックス症手術 - オシテオサレテ

    「ジョン・ロックとアンソニー・アシュレイ・クーパーの症例」Peter R. Anstey and Lawrence M. Principe, "John Locke and the Case of Anthony Ashley Cooper," Early Science and Medicine 16 (2011): 379–503. http://www.ingentaconnect.com/content/brill/esm/2011/00000016/00000005/art00001 6月12日。午後6時、部位をあらかじめ焼灼薬で焼いて麻痺させたのちに、腫瘍をメスで切開する。膿が皮膚の断片、いやむしろ血の混じった嚢胞の断片とともに流れ出た。この嚢胞はそれがもともとあった嚢胞の一部が裂かれたもののように思われた。また他の排泄物も混じっており、これは血の塊、いやむしろ肉の塊(不完全な

    ジョン・ロックが記録したエキノコックス症手術 - オシテオサレテ
  • 2007-06-17

    滝山コミューン一九七四 作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19メディア: 単行購入: 12人 クリック: 287回この商品を含むブログ (175件) を見る この重要で、かつ慎重な評価が必要になる著作については、時間と力量があればいずれもう少し詳しく書きたいと思います。 私が見つけ出した限りでは、次のishigameさんによる記事が書の内容を一番的確にとらえています。すばらしい。 送信完了。 - 原武史『滝山コミューン一九七四』は侵略モノSFの傑作だった 書が独自なのは、「1972年以後、政治の季節は終わった」という見解に疑問を呈している点です。政治の季節が終焉し、台頭してきたのは団地に基盤を置く私生活主義、あるいは生活保守であったというのが、これまで多くの研究者が採用してきた時代把握でした。ウェブ上でよく取り上げれる名前としては、小熊英二、宮台真司、

    2007-06-17
  • 東浩紀 『ゲーム的リアリズムの誕生 - 動物化するポストモダン2』 - オシテオサレテ

    ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 34人 クリック: 461回この商品を含むブログ (467件) を見る このはほんとうに評価するのが難しい。少なくとも私にとっては難物でした。そもそもこの記事自体、出来があまりよくない上に、妄想が入っている気がします。でも、せっかく書いたのでアップしておきます。 『ゲーム的リアリズムの誕生』の概要 まず書の内容を簡単に紹介します。書で扱われるのは、東氏が「オタクたちの文学」と呼ぶ一連の作品です。「オタクたちの文学」とは、ライトノベルと美少女ゲームを指すと考えて差支えありません。 書での東氏の目標は、90年代後半から2000年代前半にかけて現れた一連の作品を素材として、オタクたちの文学の特徴、歴史的背景、そしてそれらの作

  • 太宰治の共産党入党 - 絓秀実 『1968年』から - オシテオサレテ

    絓秀実 『1968年』を読みました。 1968年 (ちくま新書) 作者: スガ秀実出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/10/01メディア: 新書 クリック: 32回この商品を含むブログ (74件) を見る 読んだとはいっても、書の内容について論評することは私にはできません。書に対する質の高い論評は、下記のブログで読むことができます。 すが秀美『1968年』 - 歴史家見習いの研究日記 絓秀実「1968年」 - 日々平安録 私が今日書きたいのは、太宰治(1909-1948)と共産党との関係を述べた以下の箇所についてです。これには驚かされました。 戦後共産党の幹部であり、その文化部門の責任の地位にあった増山太助の『戦後期左翼人士群像』(柘植書房新社、2000年)によれば、太宰治は戦後すぐに共産党に(再)入党している様子である。 (中略) 太宰が戦後に共産党に入党し

  • オシテオサレテ 告発の切実さによって消されたもの:「『丸山眞男』をひっぱたきたい」を読んで

    各所で話題になっている「『丸山眞男』をひっぱたきたい」を読みました。 赤木智弘、「『丸山眞男』をひっぱたきたい:31歳フリーター。希望は、戦争。」、『論座』、140号、2007年、53-59頁。 私が思うに、この論考で赤木氏が主張しているのは、以下の引用文に現れている一点に尽きます。 私のような経済弱者は、窮状から脱し、社会的な地位を得て、家族を養い、一人前の人間としての尊厳を得られる可能性のある社会を求めているのだ。それはとても現実的な、そして人間として当然の要求だろう(58頁)。 赤木氏の認識に従えば、日の経済成長が著しかった時代に生まれた世代は、安定した職を得て、現在(比較的)豊かな生活を享受しています。それに対して、バブル崩壊以後に生まれた赤木氏の世代は不況下で就職はありませんでした。そして、バブル崩壊後10年以上が経った現在でもフリーターでいることを強いられ、経済的にも社会的に

    オシテオサレテ 告発の切実さによって消されたもの:「『丸山眞男』をひっぱたきたい」を読んで
  • 明治、大正、昭和時代の映像(YouTubeより) - オシテオサレテ

    YouTubeで見ることのできる動画の中から、日の明治、大正、昭和時代に関係する映像を集めました。興味のあるものがあればどうぞ。 明治 明治時代 1897年から1901年ごろの日の風景。東京、京都、名古屋、神戸港、新橋駅、銀座、横浜。人力車が走っています。音なし。 明治 - 外国人が見た日 イギリス駐日公使、ラザフォード・オールコック、『大君の都』より。 このよく耕された谷間の道で、人びとが、幸せに満ちた良い暮らしをしているのをみると、これが圧政に苦しみ、過酷な税金をとりたてられて苦しんでいる場所だとはとても信じられない。 ヨーロッパにはこんなに幸福で暮らし向きのよい農民はいないし、またこれほど穏やかで実りの多い土地もないと思う。 大正 即位の大礼(大正天皇) 24秒だけ。 大正8年(1919年)東京 こちらも19秒だけ。日橋の風景など。 大正10年、皇太子殿下訪英 プリンス裕仁の

    明治、大正、昭和時代の映像(YouTubeより) - オシテオサレテ
  • 家庭や地域での体験:ゆとり教育と教育再生会議が共有するもの - オシテオサレテ

    今日の記事は、オスト・ヘッコム(ost_heckom)さんによる▼りんごの皮やチョウやトンボが子どもに正義感や道徳観をもたらす - blog::青年の発達と未来を考えるという記事に触発されて書いたものです。 オスト・ヘッコムさんによる記事を読むと、ゆとり教育を推進する立場の人たちが、家庭や地域での体験の重要性を強調していたことがよく分かります。 私はゆとり教育についてはまったく知らなかったので、このことを知ったとき意外に思いました。というのも、家庭や地域での体験を重視するのは、規範意識の涵養を強調する教育再生会議の路線に親和的なもので、ゆとり教育とは相容れないものと考えていたからです。 しかし、実際に少し調べてみると、このような私の思い込みはまったく根拠のないものであることが明らかとなりました。なぜなら、ゆとり教育という理念の中では、家庭や地域での体験に重要な位置づけが与えられていたからで

    家庭や地域での体験:ゆとり教育と教育再生会議が共有するもの - オシテオサレテ
  • 啓蒙について:カント 「『啓蒙とは何か?』という問いへの答え」 - オシテオサレテ

    イマヌエル・カント(1724-1804)の「『啓蒙とは何か?』という問いへの答え」(1784)は以下のように始まります。 啓蒙とは人間が自ら招いた未成年状態から抜け出ることである。未成年状態とは、他人の指導なしには自分の悟性を用いる能力がないことである。 この未成年状態の原因が悟性の欠如にではなく、他人の指導がなくとも自分の悟性を用いる決意と勇気の欠如にあるなら、未成年状態の責任は人にある。 したがって啓蒙の標語は「あえて賢くあれ!」「自分自身の悟性を用いる勇気を持て!」である。 (中略) なぜ彼ら〔多くの人間〕は生涯をとおして未成年状態でいたいと思い、またなぜ他人が彼らの後見人を気取りやすいのか。 怠惰と臆病こそがその原因である。未成年状態でいるのはそれほど気楽なことだ。 (福田喜一郎訳、『カント全集 14』、岩波書店、2000年、25頁。強調原文。) 啓蒙という概念について述べられた

    啓蒙について:カント 「『啓蒙とは何か?』という問いへの答え」 - オシテオサレテ
  • オシテオサレテ - 軽すぎる大臣答弁:柳沢伯夫厚生労働大臣の「パート労働者のうち待遇改善されるのは4-5%」という答弁について

    昨日(2月21日)の衆議院厚生労働委員会で、山井和則議員(民主党)の質問に厚生労働省側が答弁できなくなりました。すったもんだの末に議事進行をつかさどる時計が止まり、それにともなって速記も止まります。最終的には次回まで答弁を延期させてくださいと厚労省の側から山井議員にお願いして審議が終了するという奇妙な光景が繰り広げられることになりました。 紛糾の原因となった山井議員の質問は、パート労働法改正に関して柳沢大臣が行った答弁について問いただしたものでした。結論から言うと、まず柳沢大臣がパート労働法改正に関係する数字を予算委員会で答弁した。しかし、その数字が実態とかけ離れている可能性がある。こういうことのようです。 上で記したような審議展開について興味があって、なおかつ暇だなぁ、という方はぜひ下記のリンク先から見ることができる中継映像をご覧になってください。山井議員の当該質問は4分53秒ごろからは

    オシテオサレテ - 軽すぎる大臣答弁:柳沢伯夫厚生労働大臣の「パート労働者のうち待遇改善されるのは4-5%」という答弁について
  • 2007-02-06

    先日、田由紀「教育再生会議を批判する」をめぐって:学力は低下しているのか?という記事を掲載したところ、多くの方が当ブログを訪問してくれました。 とはいえ、たくさんの人に見てもらえたのはよかったのですが、実際の内容は田由紀氏の議論を一方的に紹介するものであり、内容に公平性に欠けるところがありました。 というのも、田氏が学力低下は起こっていないという立場に立つのに対して、学力は低下していると主張している人もまた存在するからです。そのような人の中には、「ゆとり教育が原因で学力低下が起こった」と速断している人ももちろんいます。でも、一定規模の調査を行った結果として、学力は低下していると結論づけている人たちもまたいるのです。というか、調べたらいました。 そこで今日の記事では、学力低下を結論づけている2つの調査内容を紹介することで、田氏の議論を紹介した先日の記事に対して、一応のバランスを取ろう

    2007-02-06
  • 2007-01-29

    2007年1月29日付けの朝日新聞オピニオン面に、田由紀氏(東京大学助教授)が、「教育再生会議を批判する」という記事を寄せられています。 この記事の中で田氏が取り上げ批判しているのは、教育再生会議が先日打ち出したゆとり教育からの決別と、学力向上を目的とした授業時間数の増加です。批判の中で田氏が示している興味深い論点として、以下の2つを挙げることができます。すなわち 授業時間の増加は学力向上と必ずしも結びつかない 学力の低下が現実に生じていると論じる根拠が薄い というものです。 授業数の増加には効果があるのか まず田氏は、2003年に出された調査結果によると、授業時間数と成績とのあいだに相関関係は認められないと論じます。特に初等教育では、成績上位国である日、フィンランド、韓国、イギリスは授業時間数が短い国に分類されるとのこと。 ここから田氏は「この結果は、『学力向上』のために授業

    2007-01-29
  • 「女性のストレス夫の手を握ることで解消」について(たぶんこれで最後) - オシテオサレテ

    山口智美氏による、「女性のストレス夫の手を握ることで解消」研究と心理学の問題に対するid:leoさんの応答がアップされました。 別腹 betsubara 私の考えでは、leoさんの応答の核心は以下の2点です。 知覚、脳神経などを扱う実験では、少人数で取ったデータを一般化する傾向があり、その傾向に問題はない。 人間が日ごろ感じるストレスと電気ショックによるストレスが異なるかどうかは自明ではない。また、かりに異なっていたとしても、コーン博士が実験を通じて明らかにしたことがくつがえるわけではない。 1番目の点について私なりに読解すると、leoさんは次のように考えているように思われます。 人間の脳のメカニズムは収入や居住地域といった要因と関係なく同一である。したがって、知覚や脳神経を扱う実験では、サンプル数を増やしたり、被験対象の条件を変えたりすることはさほど重要ではない(実際、サンプルを増やした

    「女性のストレス夫の手を握ることで解消」について(たぶんこれで最後) - オシテオサレテ
  • 伊吹文明文部科学大臣の問題について整理してみた - オシテオサレテ

    伊吹文明文部科学大臣の事務所費に関する問題についてまとめてみました。 1. 基礎的な情報 1.1. 問題となっている伊吹氏の政治団体 名風会(政治資金管理団体) 構造改革研究会(政治団体) 1.2. 名風会の事務所費 2002年 4267万1421円*1 2003年 4770万811円 2004年 4786万4960円 2005年 4146万1322円 合計 1億7969万8514円 1.3. 構造改革研究会の事務所費 2003年 0円 2004年 285万2千円 2005年 590万4830円 合計 875万6830円*2 1.4. 事務所の所在地 両団体とも議員会館(家賃はかからない) 1.5. 事務所費の用途(伊吹大臣側の説明) 名風会の事務所費 伊吹氏の事務所は、明風会について「収支報告書には事務所を議員会館と報告しているが、実際の活動は京都市や東京都千代田区にある事務所でも行って

    伊吹文明文部科学大臣の問題について整理してみた - オシテオサレテ
  • 松浪健四郎議員の日記を見て驚いた - オシテオサレテ

    すでに古い話なのですが、きっこの日記に引用されている松浪健四郎議員の日記を見て驚きました。 http://www.kenshirou.com/top.htm 12月22日付けの「師走」と題された日記の一節です。 自民党大阪府連所属議員と知事および市長との懇談会も行なわれた。 19年度予算は、比較的自治体に歓迎されるものとなっている関係でか、全員ともにニコニコ顔。 交付金にしても各事業につけられる補助金も満額。 財政難に苦しむ首長にとっては、安倍内閣サマサマであろう。これも好景気のおかげだ。 くわえて、来年は参院選挙、各自治体も与党を応援せねばならないように追い込む予算。 民主党や野党を応援するとなると、しっぺ返しがあると理解せねばならない・・・。 うーん。すごい。 そりゃそういうことを与党がしているかもしれないっていうのはみんな分かってますけど、公の場で代議士が書いちゃったらまずいんじゃな

    松浪健四郎議員の日記を見て驚いた - オシテオサレテ
    microtesto
    microtesto 2007/01/11
    これは面白い。共産党あたり頑張らないかな。
  • ホワイトカラー・エグゼンプション:朝日は信じられるのかということ、及び安倍首相の脳内図式について - オシテオサレテ

    http://www.asahi.com/politics/update/0105/007.html 各所で話題沸騰のこの記事。すでにid:kamo_negitoroさんも指摘しているように、同じ記者団とのやり取りの内容が、毎日新聞と日経新聞では、首相が労働時間規制除外制度に慎重な態度を示したという形でまとめられています。 朝日の記事の中の 「日人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」 「(労働時間短縮の結果で増えることになる)家で過ごす時間は、例えば少子化(対策)にとっても必要。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を見直していくべきだ」 という首相の発言はおそらく事実なのでしょう(首相官邸からの抗議もないようですし)。 ただやり取り全体のニュアンスについて、朝日新聞が毎日や日経と正反対の書き方をしているというのは気になります。記者と首相とのやり取り

    ホワイトカラー・エグゼンプション:朝日は信じられるのかということ、及び安倍首相の脳内図式について - オシテオサレテ
  • アリストテレスというイカ - オシテオサレテ

    Mercer, Christia. 「初期近代のアリストテレス主義の活力と重要性」``The Vitality and Importance of Early Modern Aristotelianism.'' In The Rise of Modern Philosophy. Edited by Tom Sorell, 1993. 33--70. ISBN 0198236050 The Rise of Modern Philosophy: The Tension Between the New and Traditional Philosophies from Machiavelli to Leibniz 作者: Tom Sorell出版社/メーカー: Oxford University Press発売日: 1995/12/28メディア: ペーパーバック クリック: 7回この商品を含むブ

    アリストテレスというイカ - オシテオサレテ
  • 宗教的情操の涵養について追記 - オシテオサレテ

    宗教的情操の涵養について系統的に調べた先行研究があることが分かりました。 山口 和孝   「国際国家日」ナショナリズムの道徳構造――天皇制イデオロギーと宗教的情操教育登場の社会的背景 教育.39(6)  78-90  1989  (ISSN:03869938) 山口 和孝   「宗教的情操」教育の概念と史的展開 季刊科学と思想.35  520-535  1980  (ISSN:02877384) 山口 和孝   文部省訓令第十二号(1899年)と「宗教的情操教育ノ涵養ニ関スル」文部次官通牒(1935年)の歴史的意義について 教育研究 国際基督教大学学報 1-A.22  41-69  1979  (ISSN:04523318) 1989年に出された臨教審の答申を批判するための分析に焦点が当てられており、宗教的情操という考えが歴史的にたどった過程については検証されていません。 更に次のような

    宗教的情操の涵養について追記 - オシテオサレテ
  • 宗教的情操の涵養 - オシテオサレテ

    わが国が戦争に突入していった昭和10年(1935年)に文部次官から「宗教的情操ノ涵養ニ関スル留意事項」が通牒された。 それによると、まずたてまえとしての信教の自由が説かれている。 宗教教育は家庭および宗教団体が行うものであって、学校教育は一切の教派教育に対してそれが公序良俗を害さないかぎり軽視または侮蔑の態度をとってならないという。 もちろん信教は自由であるから学校は宗教教育を行うことはできないが、宗教的情操の涵養を図ることは必要であって、その場合、一宗一宗派に偏しないようにすることが大切だというのがこの通達の趣旨であった*1。 このような通達が1935年に出されているようです。たぶんこの通達が1946年の「宗教的情操教育に関する決議」の背景にあるのだと思います。 [継続記事] 宗教的情操の涵養について追記 *1:吉田昇、「教育法第9条と教育」、『政治教育・宗教教育』、「教育法 文

    宗教的情操の涵養 - オシテオサレテ
    microtesto
    microtesto 2007/01/05
    非常に興味深い。
  • 2007-01-02

    先日、強姦と強制わいせつの被害件数が増加しているという記事を書きました。 オシテオサレテ:強姦、強制わいせつの被害件数について とはいえ、この点に関してはかなりのひっかかりがありました。なぜなら、90年代の半ばに、あるいは2000年ごろに急激に治安が悪化するというような要因が考え付かなかったからです。 そこで今日はてな内部をうろうろしていて、ちょうど問題関心に応えてくれる書籍が出ていることを知りました。 犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書) 作者: 浜井浩一,芹沢一也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/13メディア: 新書購入: 7人 クリック: 167回この商品を含むブログ (94件) を見る 目次 はじめに 浜井浩一 1章 犯罪統計はどのように読むべきか 浜井浩一 2章 凶悪犯罪の語られ方 芹沢一也 3章 地域防犯活動の行き着く先 芹沢一也 4章 厳罰化がつ

    2007-01-02
  • 2006-12-27

    はてな以外から。 見出し - 警察庁の『漫画・アニメ・ゲーム表現規制法』検討会問題まとめ @Wik - アットウィキ 弁護士山口貴士大いに語る:【バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会】コミック・PCゲーム・アニメ 児童ポルノ対策強化 警視庁要請へ【最終報告書】 チラシの裏(3周目):警告:例のヴァーチャル表現規制委員会が牙を剥きました 匿名希望の時事ブログ:警察庁最終報告書 これを子供に見せられるのか 藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ:警察庁研究会、最終報告書を発表 最後のブログは、研究会の構成員の一人である藤川大祐氏(千葉大学教育学部助教授)によるものです。 はてなダイアリーにおける反応。 おたく鍋:彼らのアタマの中にこそ「バーチャル」の落とし穴はあったのだて。 なぜか数学者にはワイン好きが多い:留まることを知らない「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会

    2006-12-27