13日、大阪で90歳の夫が87歳の寝たきりの妻を絞殺するという痛ましい事件があった。 このニュース報道を聞いたとき、容疑者として逮捕された夫のことを「90歳・無職」と言っていた。 「90歳、無職? 当たり前やないか」と思わずテレビに向かって突っ込んでしまう。 日野原ドクターのような方もいらっしゃるだろうが、90歳ならたいていは「無職」でしょ。 それをことさら「無職」という肩書きをつけるのはなぜなのか。 この逮捕された男性が、どんな収入によって生活を成り立たせていたのか、ニュースでは分からなかった。 「年金生活」だったのか、「生活保護」だったのか、それとも「資産家」だったのか…。 いずれにしても、「これといった仕事をしていなかった」ということを言うために「無職」とレッテルを貼ったのだろう。 この「無職」という言葉は、しばしば「住所不定・無職」というステレオタイプで犯罪容疑者の胡散