オートポイエーシスっていうよね。自己生産のことだよ。それも、なんでも自己生産ってことで、だから構造の自己生産しか考えていなかった自己組織化理論より強力で、ターボチャージャー付いてるってルーマン先生も言ってるよ。 なんでもっていうのは、あるシステムに属するものはなんでもってことで、構造以外に、そのシステムそのものも、要素も、なんであれ一単位(Einheit)として数えられるものはなんでもってことだよ。「あるシステムで一単位として扱われるものは、そのシステムによって一単位として構成されないといけない」っていうよ。 で、このオートポイエーシス的な社会的システムの要素は、コミュニケイションなんだって。ルーマン先生がいうには、コミュニケイションていうのは、情報と、その情報を発信する行為と、その行為の理解の3つの選択的な出来事の綜合なんだって。綜合っていうのは別々のものが合わさって一つになるってことだ