こう語るのは、ガートナージャパン ガートナーリサーチ バイスプレジデント兼最上級アナリストの亦賀(またが)忠明氏だ。同社が2017年4月26~28日に都内で開催した「ガートナーITインフラストラクチャ&データセンターサミット2017」で、同氏が日本のクラウド市場動向をテーマに行った講演のひとコマである。 本稿では、亦賀氏の講演から、筆者が興味深く感じた内容を幾つか取り上げたい。 まず、図1は、注目される技術の動向を示すガートナー独自の「ハイプサイクル」におけるクラウドの現状を表したものだ。この図によると、日本でのクラウドはここ数年「幻滅期」にあったが、いよいよ「普及活動期」へと移行する節目を迎えた。この節目が、冒頭の発言にある「本格利用前夜」を迎えたことを意味している。 なぜ、本格利用の「前夜」なのか。その根拠となるのが「16.9%」という数字だ。これは、ガートナーが2017年1月に調査し
前回エントリには大きな反響があった。 はてなブックマークの人気エントリ1位になったし、PVは10万を優に超えている。 保険会社が正当な(裁判をしたとすれば認められるべき)損害賠償額から大きくかけ離れた低額の提示をしてくるのが常であることは、弁護士には常識だ。 しかしこの反響の大きさを見ると、やはり一般の方にはあまり知られていなかったようだ。 そこで、なぜそんな無法が横行しているのかについて、ごく簡単に説明しておく。 保険会社がめいめい勝手に定めている、通称「任意保険基準」というのがある。保険会社はその都度のノリで適当に賠償金を提示するわけではなく、この基準に基づいて提示している。 これは裁判になった場合の、通称「裁判基準」よりも大幅に低い。 この基準に法的根拠はない。だから裁判になれば通るわけがない。そのことは保険会社も重々承知している。*1 でも大抵のケースではこの基準で丸め込んでしまえ
レモン市場(れもんしじょう、英: The Market for Lemons)は、市場における情報の非対称性の概念を探求した経済学分野の広く引用される画期的な論文である。この「レモン市場:品質の不確実性と市場メカニズム」[1]という論文は、1970年にジョージ・アカロフによって書かれ、Quarterly Journal of Economics(英語版)に掲載された。この論文の知見は、その後、他の多くの種類の市場にも適用されてきた。しかし、アカロフの研究は中古車市場のみに焦点を当てていた。 アカロフの論文では、品質の不確実性の問題の例として中古車の市場(英語版)を取り上げている。高品質の中古車の所有者は、自分の車を中古車市場に出さないという結論に達している。車の買い手は低品質の中古車しか買えず、良質な中古車の市場が存在しないため、それに応じた値段で買うことになる アカロフは、買い手と売り手
Raspberry PiとSoracom Airを利用してSMSを送る方法について紹介しています。 あとがきに書いた通り、SMSは普通に(インターネットを使わずに)送っています。 まず、これを作ってみた理由ですが、実をいうと今年のお盆に実家に居た時に、東京にある事務所のインターネット接続ができなくなるという問題が起きまして、その事務所にRaspberry Piを置いておき、定期的なインターネット通信の確認や、問題発生時にルーターの再起動をやらせよう、という考えが浮かびました。その通知や命令は手元の携帯でできるようにしたかったので、SMSを使ってみることにしたというわけです。 このRaspberry Piは、ネットが繋がらなくなるとSMSで「止まってるかもよ」と教えてくれて、「再起動して」とお願いするとしてくれます。あと「生きてる?」と聞くと「はい。生きてます。」と答えてくれるようにしました
※紛らわしいが、「Application Service」と「App Service」は別の意味の用語として使っているのに注意してほしい。 コンピューティング(Computing): Virtual Machines/Virtual Machine Scale Sets/Container Service/App Service/Web Apps/Mobile Apps/API Apps/Logic Apps/Functions/Cloud Services/Batch/RemoteApp/Service Fabric データサービス(Data Service): Storage/SQL Database/Redis Cache/DocumentDB/Search/SQL Data Warehouse/SQL Server Stretch Database/Azure Analysis S
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? TIS Engineer Advent Calendar 2015 4日目はExcelから予定を変更して証明書のお話です。 はじめに SSLサーバ証明書を用いたHTTPS通信は一般的になってきましたが、社員向けWebサービスなどにおいては自己署名証明書(通称:オレオレ証明書)が使われている例も少ないながら見受けられます。 これらのサーバの中には「暗号化できているから良いじゃないか」と、有料のSSL証明書を買ってもらえない例もあるかもしれません。 この記事ではこういった場合の説得に使える「オレオレ証明書は何故まずいのか」について、まずい例
こんにちは。ヨッピーです。自宅作業中に失礼します。 実は今、最近流行りの「Mastodon(マストドン)」の新しいサーバーを立ち上げようと悪戦苦闘中です。 そもそも、「マストドン?なんやそれ!」みたいな人もいらっしゃるかと思うので解説しておこうと思うのですが、ざっくり言えばマストドンは最近出たばかりの新しい、Twitterのような短文投稿SNSであって、操作方法や使用感なんかはTwitterを使い慣れてる人にとってはあまり違和感を覚えずにスッと受け入れられるかと思います。 ただし、Twitterが140文字までしか投稿出来ないのに対してマストドンでは500文字まで投稿出来たり、「閲覧注意」的に注意を促してから画像を開かせる事が出来る機能が実装されていたりと、Twitterとは異なる部分もあります。 その中でも一番大きな特徴が、マストドンを構築するソフトウェアはオープンソースとして公開されて
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