世界的な知名度を誇るハンバーガーチェーンながらも、一度は日本市場から撤退したウェンディーズ。再上陸を果たした後、ファーストキッチンとコラボ―レーションしたダブルネーム店舗「ウェンディーズ・ファーストキッチン」として展開を拡大している。どのような戦略によって、華麗なる復活を遂げたのか。ウェンディーズ·ジャパン/ファーストキッチン(東京都)の紫関修社長に話を聞いた。 サントリーからファーストキッチンの全株式を取得 紫関修社長 米国発のウェンディーズが日本に初上陸したのは1980年。当時、流通業最大手として栄華を極めたダイエーの資本で出発した。しかしダイエーが経営危機に陥り、2002年に牛丼チェーン「すき家」などを展開する外食大手のゼンショーホールディングスが経営権を取得。一時は大都市圏を中心に100店舗超を展開していた。しかし業績が振るわず、2009年に日本市場から撤退した。 再上陸したのは2