世界中のWebサイトに影響する可能性があるものの、利用者の多いWebサイトでは対応も進む。今回の問題に限らず、インターネットでは常にセキュリティへの意識を高めておくことが肝心だ。 オープンソースの暗号化ソフトウェアライブラリのOpenSSLに脆弱性が見つかった問題は、一般のニュースでも広く取り上げられるほど大きな話題になっている。問題発覚から1週間が経過し、利用者の多いWebサイトでは脆弱性対応が進んでいる。話題性に左右されず、冷静な対応が必要との意見も出ている。 この脆弱性は、OpenSSLのTSL拡張機能「Heartbeat」に起因するもので、脆弱性を悪用された場合に、通信の暗号化に必要な秘密鍵が盗まれ、第三者に情報が漏えいする可能性がある。基本的な対策はHeartbeatを使用しないか、脆弱性を修正したバージョン(OpenSSL 1.0.1g)への更新となる。 OpenSSLは特に暗