「パナマ文書」という言葉をポツポツとメディアでお見かけするようになりました。これは何、と思われる方も多いと思います。一言で言ってしまえば南米パナマの法律事務所から漏れたかつてない規模の情報リーク事件であります。その情報量は2.6テラバイト、ファイル数1150万件であり、過去最大級だったアメリカ外交公電流出事件、エドワードスノーデン氏のアメリカ国家安全保障局の個人情報流出事件と比べても比較にならないほどメガ級の規模であります。 この流出は世界を代表するオフショア法人設立のエキスパートであるモサック フォンセカ法律事務所から匿名者によりリークされたもので流失の時期は2015年8月とされています。それが南ドイツ新聞にもたらされ、ジャーナリストの調査機関に流れ、世界中のジャーナリスト数百名がその解明を進めているという事件です。 現在、その解明された一部が報道されつつあり世界を代表する国家元首、著名