行者ニンニクやタケノコなど本格的なシーズンを迎えつつある山菜採りだが、滑落や道に迷うなどして遭難するケースが多く注意が必要だ。過去5年に山菜採り中に遭難した454人のうち、8割超に当たる385人が4~6月。死者・行方不明者(計48人)もこの時期(40人)に集中しており、北海道警は注意を呼び掛ける。 今年は既に2人が死亡、1人が行方不明となっている。いずれも、この時期が旬の行者ニンニクの採取中に起きた。行者ニンニクは日当たりの良い山の斜…
(左から)飯野和広署長から感謝状を受け取る片外瑞恵さんと絢子さん=茨城県警の石岡署で2021年4月6日、長屋美乃里撮影 石岡署は6日、行方不明になっていた80代男性を保護したとして、かすみがうら市のパート従業員、片外(かたそと)瑞恵さん(45)と、その長女で石岡一高2年の絢子(あこ)さん(16)に感謝状を贈った。 同署などによると、片外さん親子は1日午後7時半ごろ、友人宅から車で帰宅中に、かすみがうら市下稲吉の市道で、高齢男性が縁石に座り込んでいるのを発…
斎藤健一署長(左端)から感謝状を贈られた山崎自治会の会員ら=埼玉県警の浦和東署で2021年3月10日、平本絢子撮影 行方不明者の早期発見に貢献したとして、浦和東署は、さいたま市緑区三室の山崎自治会に感謝状を贈呈した。 2020年12月29日午後8時45分ごろ、自治会会員ら6人が防犯パトロールをしていたところ、薄着で道に迷った80代女性を発見。女性は右手をけがしており、受け答えが不確かだった。会員らは自宅の連絡先…
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町出身で、法政大ラグビー部の石母田(いしもだ)健太さん(20)=国学院栃木高卒=は中学卒業後、競技に打ち込める環境を求め、町を離れた。街並みはこの10年で復興を遂げたが、自分の知らない町に変わってしまうようで寂しさも感じてきた。そんなとき故郷のぬくもりを思い出させてくれたのは、女川で暮らす家族や友人たちだった。地元の応援を背に大学ラグビーの舞台で活躍を誓う。【李舜】 「津波の前から残っているのは、この交番跡だけかもしれませんね」。震災から10年を迎えた11日夕方、海岸近くの旧女川交番前で立ち止まった石母田さんは、ぽつりと言った。津波で建物が全て流されたJR女川駅前も復興が進み、木目調の真新しい飲食店や土産物屋が並ぶ。当時の面影を感じられるのは震災遺構として保存されたこの交番くらいだ。古い民家と店舗が入り組んだ、かつての景色を思い浮かべたのか、ふとつ
県によると、東日本大震災では22人が死亡、旭市の2人が行方不明となっている。死者は65歳以上の高齢者が9割を占め、市町村別では旭市14人、船橋▽野田▽習志野▽山武▽八千代▽柏▽東庄▽白子――の各市町で1人ずつ。うち災害関連死が3人で、14人は津波で死亡した。地震の揺れによる転倒や転落による死者もいた。 県の4日時点の集計で、ガラスや瓦の落下、家具の転倒、避難時の転落などにより、270人(重傷32人)が負傷した。建物被害は全壊807棟、半壊1万311棟、一部損壊5万7443棟となっている。浸水被害のほか、15件の火災が発生している。
6日午後4時40分ごろ、広島県呉市の倉橋島沖に船で釣りに出た知人が帰らないとの通報が第6管区海上保安本部にあり、南約3キロの沖合でプレジャーボートが転覆しているのが見つかった。乗船していた2人のうち、7日朝に山口県岩国市の沖合で発見された呉市の70代男性の死亡が確認され、呉海上保安部が残る広島市の…
祭壇に置く写真が1枚増えた。2月3日。福島県南相馬市の病院で、門馬麻野(まや)さん(42)の夫の祖母、大久(だいひさ)セツエさんが亡くなった。93歳だった。夫とその両親は今も行方不明のままだが、セツエさんの遺骨は戻ってきた。花の水を替える時、夫の写真のそばの花瓶にも、自然と手を伸ばせるようになった。 「どこかで生きているのでは」。しばらくは、そんな気持ちを捨てきれなかった。東京電力福島第1原発が爆発し、夫の孝文さん(当時35歳)らの安否が分からないまま、福島市の避難所に逃げた。その年の夏に葬儀は済ませたが、「お線香上げてもいい?」と人に聞かれるのが苦しかった。「誰とも話したくない」。心に壁を作り、閉じこもった。夢に出てくる孝文さんはいつも車に乗り、こちらには気付かずに無表情で通り過ぎてしまう…
第3管区海上保安本部は、2020年に管内(関東や静岡県の沿岸)であった海難事故の発生状況をまとめた。新型コロナウイルスの影響で海上の交通量が減り、船舶海難は減少。一方、人身海難事故の件数は増加した。3管は「『密』を避けるためにマリンレジャーが活発になったことが要因では」と分析している。 3管によると、船舶海難は403隻で、前年から53隻減少。事故に伴う死者・…
苅田町の自宅を出たまま行方がわからなくなっていた70代の女性に声をかけ保護したとして、行橋署は5日、同町の勢川(せがわ)ふき子さん(46)に感謝状を贈った。機転を利かせた対応が女性の無事保護につながった。【松本昌樹】 同署などによると、勢川さんは1月25日午後6時ごろ、自宅前を足早に歩く女性を見て「様子がおかしい」と感じ、「こんばんわ」と声をかけた。女性がそのまま通り過ぎたため心配になり、車で付近を捜したところ、約700メート…
行方不明者の捜索後に山中で逃げ、3カ月の訓練を経て4日に現場復帰を果たしたばかりの県警の警察犬「クレバ」(シェパードの雄、2歳)が7日、神戸市内で行方不明になった高齢女性を発見する早速の「お手柄」を挙げた。捜索を要請した葺合署長から12日に表彰を受ける。 葺合署によると、7日午後0時半ごろ、神戸市中央区に住む80代女性の家族から「(女性が)家を出たまま行方不明になった」と通報があった。同署は午後3時ごろに警察犬の派遣を要請し、クレバが出動することに。 クレバは女性宅で、女性が使っている枕の匂いをかぎ、午後4時半ごろに追跡を開始。地面に鼻をつけたまま約1・7キロの道のりを歩き続け、午後5時20分ごろ、中央区内の住宅街で路上にいた女性を見つけたという。女性にけがはなく、無事家族の元に帰った。
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