この百年で先進国の女性は人類史上稀最高に生理が増えました。栄養状態が良くなって初潮が早まり、妊娠出産の回数が減ったためです。人生の月経回数が約50回から9倍に増えたとの試算も。そのせいで子宮内膜症や婦人科悪性腫瘍が増えました。ひた… https://t.co/X7nsGmmF3U
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
CancerWithでは、ピンクリボン月間に合わせて記事を公開しました。そこでは、「早期発見」「早期治療」の問題を腫瘍内科医の勝俣範之先生に詳しく伺いました。おかげさまで、SNSを通して多くの方に反応をいただき、患者の皆さまの熱量を感じることができました。 本記事では、以前より「過剰診断」の問題をブログやSNSで積極的に発信されている内科医名取宏(なとろむ)先生にインタビューを実施し、早期発見を訴え続けること、そして過剰診断の問題を深掘ります。 過剰診断って何? 患者にとっての不利益とは 検診したくなる医療者の視点 無下に断れない理由も 最もコスパがいいのは「規定の年齢になって検診を受ける」こと。自覚症状がない限り気にしない やり始めたらキリがない「がんの不確実性」 がん検診の「副作用」への理解が広まらない理由。ワクチンとの違い 次の記事 過剰診断って何? 患者にとっての不利益とは 二宮み
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
チラシを変えただけで受診者が1人から130人に14年前、私は「予防医療のマーケティング会社」を創業しました。 前回のnoteでもお伝えしましたが、まず取り組んだのが「乳がん検診の受診率を上げるプロジェクト」でした。 私たちは自治体が作成しているチラシを見直すことから始めました。 杉並区の乳がん検診のチラシは、もともとこんなデザインでした。 失礼ながら、情報が多すぎて何が言いたいのかわかりづらいものでした。 このチラシのコピーとデザインを、このように変えたのです。 やったことは大したことではありません。 メッセージを絞り、メリハリをつけ、情報量を大幅にカットしただけ。 ただ、結果は明らかでした。約1500人中「1人」だった受診者が「130人」に増えたのです。 1400人に無視されて悔しかった受診者が130人に増えた。 それはたしかによかったのですが、私が抱いたのは「悔しい」という思いでした。
福島における甲状腺がん検診の話。 被ばくによる流行vs過剰診断という図式は成り立たない 流行とは、ある地域において対象の疾病の罹患率が、通常より大きくなる事。過剰診断とは、症状発現しない疾病を発見する事。これらはそもそも文脈の異なる議論で用いられる概念だから、二項対立のように扱うものでは無い。 流行が起こっても過剰診断は否定されない 流行とは、平時よりも高い確率で疾病が発生する事しか指さないので、それが起こるのは、症状発現しない疾病が発生しないのを全く意味しない。当然、 過剰診断されるような疾病が流行する 症状発現するような疾病が流行する この両方があり得る。もちろんこれは、論理的に否定出来ないという意味であって、その蓋然性は知見によって評価・支持される必要がある。 転移や浸潤がある事は、過剰診断を否定しない 無症状時に発見したのであれば、その後の処置にて確認された転移・浸潤のある事は、過
母「子宮頸がん検診あるなら行けよ!ガンの家系だからな!」 私「確かに~」 健康診断の予約にある、乳がんと子宮頸がんの検診にチェックを入れた。 健康はメチャクチャ気を使っている。今までもオールA。何も問題なし!運動もして睡眠時間もたっぷりで食生活ばっちり! 健康診断当日、何事もなく検診を終わらせていく。乳がん検診がくそいてぇ!!!!!!なのが問題だっただけで特に止められることもない。そして子宮がん検診へと進んでいく。 個室には女性の看護師さんが私の情報を見て「血圧計りますね~」と。私は血圧のあれに腕を突っ込む。終わった後にいくつか質問をされた。 看「婚姻歴はなしだね。彼氏はいる?」 私「「は?」 突然すぎる言葉に猫ミームの猫みたいになる。 看「異性の恋人。今じゃなくても過去は?」 か、彼氏?か…………?普段聞かなさすぎる言葉だったが脳がフル回転して過去を検索し始める。 私「いないです」 顔色
名古屋市会議員の塚本つよし氏が、子宮頸がん検診と乳がん検診の検診間隔が2年に1回の隔年であり、毎年がダメな理由についての説明を求めるツイートをしておられました。よい質問だと思います。ツイッターでもお答えしましたが、ブログでも解説いたします。 https://t.co/ChBE8Ph1fK 名古屋市の #がん検診 推進事業において #乳がん と #子宮がん は検診回数を「2年に1回」の隔年に制限されています。厚生労働省の委員会指針が根拠で職員の方と電話で話しましたが「毎年がダメな理由」が判然としない。 だれか説明できませんか?#塚本つよし#名古屋市中区— 塚本つよし 名古屋市会議員 (中区選出)立憲民主党 (@1192mizuho) July 29, 2022 端的に言えば現在の日本で行われている子宮頸がん検診と乳がん検診は、毎年の検診を行っても、隔年の検診と比べて、検診による害が大きくなる
日本人の死因のトップである「がん」。早期発見ができるよう「がん検診」に行く人もいるでしょう。ですが、必ずしもすべてのがん検診が効果的とは言えません。「がん検診のさまざまなデメリット」を、内科医の名取宏氏が新刊『医師が教える 最善の健康法』より解説します。 【トンデモ理論】ヒ素が薬になる「ホメオパシー」の弊害 日本人の死因のトップは悪性新生物、いわゆる「がん」です。ですから、健康で長生きするには、症状のない早期のうちに発見するため、なるべく多くのがん検診を受けたほうがいいと考える人もいるでしょう。ところが、がん検診もさまざまで、確かにがん死を減らすことが証明されているがん検診はあるものの、中には利益が明確でないものもあります。 ■がん検診は「無害」ではない それでも、「検診を受けるだけなら何も害はない。少なくとも損はしないのだから、たくさん受けたほうがいい」と思うかもしれません。しかし、「検
がん検診で、死亡率を下げるメリットが証明されていない方法を実施している市区町村が9割に上ることが日本経済新聞の調べで分かった。科学的根拠が乏しい検診は過剰診療や過剰治療を招きやすく、税金や医療費の無駄遣いにつながる。海外ではこうした集団検診を廃止する流れにある。専門家は「根拠がある検査の受診率向上に力を入れるべきだ」と指摘している。【関連記事】がん検診、22府県で指針順守ゼロ誤診断や被曝のリスクもがん検診は早期発見につながる一方、誤診断やエックス線検査による放射線被曝(ひばく)でがん発症のリスクが高まるなど受診者に不利益もある。集団検診では不利益を受ける人が多くなるため、国立がん研究センターなどは死亡率を下げるメリットが大きいことが証明された検診に限って推奨している。個人が自己負担で受ける場合と異なり、集団検診では税金が投入されており、
日本人の死因のトップは悪性新生物、いわゆる「がん」です。ですから、健康で長生きするには、症状のない早期のうちに発見するため、なるべく多くのがん検診を受けたほうがいいと考える人もいるでしょう。ところが、がん検診もさまざまで、確かにがん死を減らすことが証明されているがん検診はあるものの、中には利益が明確でないものもあります。 がん検診は「無害」ではない それでも、「検診を受けるだけなら何も害はない。少なくとも損はしないのだから、たくさん受けたほうがいい」と思うかもしれません。しかし、「検診には害がない」という考えは間違っています。薬やワクチンに害(副作用)があることはよく知られていますが、検診の害についてはあまり知られていません。医師でもよくわかっていない人もいます。 医師などの専門職向けに書かれた検診の教科書の序文には、「すべての検診には害がある」とあります(※1 Angela E. Raf
裁判と報道 私は、過剰診断で定期的に検索しているのですが、TBS『報道特集』で裁判(「原発事故で甲状腺がんに」6人が訴えた裁判始まる 東電は争う姿勢:朝日新聞デジタル)が採り上げられて以降、 福島で見つかった甲状腺がんが過剰診断だと言うのなら、他の地域でも検診をして比較すべきではないか といった意見が見られるようになりました。その主張そのものは前からありましたが、報道で多くの人に情報が流布される事によって、関心を持つ人の総量が増え、SNSで意見を言う人が一時的に増えている、のような現象かも知れません。 理由はともかく、そういう考えを持っている人がいるのは事実です。ここでは、その考えについて検討します。 過剰診断とは まず、この話で一番重要な過剰診断とは何でしょうか。 過剰診断とは、それによって症状を起こしたり、それによって死亡したりしないような病気を見つける事である これが過剰診断の定義で
大雪の今冬 12月に乳がんと子宮頸がんの検診を受けました。 マンモグラフィーがちょっと痛いため、億劫。 でも、私より年の若い知人が乳がんで闘病中ということもあり、健診を受けました。 健康診断についてお伝えします。 スポンサーリンク 自治体の検診 卵巣嚢腫だった娘たち まとめ 自治体の検診 異状なしの所見 子宮頸がん 卵巣がん 乳がん 3つを受けました。 自治体から「検診の受診カード」が郵送されてきたので、それを使って予約。 私が住む市では、2年ごとに検診の受診カードが送られてきます。 今回、異常なしでホッとしました。 マンモグラフィー検査、今回はさほど痛くなかったです。 私の知人50代は乳がん、40代の知人は子宮頸がんで闘病中。 50代知人は胸にしこりがあると気づいていたけれど、検診に行かずに、がんが大きくなりました。 抗がん剤で治療してから、手術になるそうです。 www.tameyo.j
日本において、エビデンスに基づくがん検診がなぜ実現しにくい状況となっているかについて、政治学で発展したアイディア理論を用いて分析を行った。日本のがん検診は世界的に見ても早い時期に導入されたが、その後、死亡率減少のエビデンスがあるがん検診を行うべきという新たなアイディアが海外から輸入され、既存のがん検診を見直す政策変容が進められた。分析の結果、この政策変容が不徹底となっており、エビデンスが確立したがん検診に加え、エビデンスが不十分ながん検診が広く実施されている状況が明らかとなった。 その原因としては、死亡率減少という観点で有効性を評価すべきというアイディアが市町村レベルでは十分受容されていないこと、過去の政策が次の政策選択に影響を与える政策遺産が存在することが挙げられ、政策決定は必ずしもエビデンスのみに基づいて行われるわけではないという現実が浮き彫りとなった。 今後も、他の政策分野を含め、エ
ハマクラシー君!こんにつは~! じめじめして暑苦しいな~!こんな時は食欲も落ちるし体調を整えておくのが難しいよな~! そうだなぁ・・・。 七夕だな!! ハマクラシー君はなにかお願い事をしたかね? うちはちゃんと笹を用意して子供たちが短冊をつるしたぜ~! オイラもゲゲゲの虫たちと仲良くなりたいぜ~! 集団がん検診 オイラ2年前も受けた集団がん検診をまたまた受けてきたぜ~! www.xn--vcki8dycvf.jp 今回も胃・肺・大腸と検査してきたのだ。嫁もいっしょに検診したぜ! 問診の時に、係の人から 「ハマサンスさん、逆流性食道炎があるのですか!?」 「ハイ。あるんです。でも大丈夫です。」 「でもねぇ~。バリウムとか大丈夫ですかぁ?はかれて床とか汚されても困るんですけどね~?」 「え、いや。2年前も食道炎を患っていたのですが、できたのできっと大丈夫です。」 「じゃあ、吐いたら自分でかたず
こんにちは~。ハマクラシー君。 昨日から天気悪いねぇ。 最近調子はどうだい? 体の方は問題ないか? オイラ達ももう40代だからなぁ。 ちょっと興味本位(いや、ちゃんとまじめな姿勢で!)で市町村がやっている集団がん検診を申し込んでいたのだよ。 そして先日検診してきたぞ! 今回は胃・肺・大腸がんの検診を申し込んでおいたよ。 それぞれ問診票があるからあらかじめ記入しておくのだ~! 検便も準備して、当日町の公民館へレッツラゴー! 当日会場の写真などは取っていないが、口で説明するぜ。 割と大勢の人がいたが、来ている人の中ではオイラはかなり若い方だったな。 順番が来たら必要書類を医師(かな?)の人に渡して一通り目を通してもらう。 そして、医師がスタープラチナのように「オラオラオラ~」と書類にハンコを押していく。 そしてあっちへ行けと言われたのであっちへ行った。 今度はその書類をさらに医師(かな?)の人
こんにちは、総合南東北病院外科の中山祐次郎です。 私の住む福島では、猛暑は足早に過ぎ去り、もう涼しくなってきました。考えてみればセミの声もそれほどうるさいと感じることはありませんでしたね。みちのくの夏はやっぱり少し短いのかな、と感じます。昨年は灼熱(しゃくねつ)の京都で過ごしたので、その落差で勘違いしているのかもしれませんが。 さて、今回も前回までに引き続き2019年6月に出した著書「がん外科医の本音」から、日経ビジネス電子版読者の皆様の関心が特に高そうな「がん検診」の項から引用してお届けします。 ここを書くにあたり、私は非常に多くの論文と医療ガイドラインを読み情報をあらためて精査し、市販のがん検診について書かれた本10冊以上に目を通すことで今世に流布している意見を把握しました。さらには、京都大学大学院医学研究科の健康情報学の教授に意見を仰ぎ、ディスカッションをした上で監修をしていただき、
<blockquote class="hatena-bookmark-comment"><a class="comment-info" href="https://b.hatena.ne.jp/entry/4675078729024709474/comment/pmint" data-user-id="pmint" data-entry-url="https://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190928-00296832-toyo-soci" data-original-href="https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190928-00296832-toyo-soci" data-entry-favicon="https://cdn-ak2.favicon.
元首相の5人が欧州委員会に送った書簡をきっかけに、福島における甲状腺がん検診まわりの議論が起こりました。 www.sankei.com この議論、被ばくによって甲状腺がんが多く発生しているのかとか、検診は良い効果をもたらすのかとか、検診によって起こる害はどのくらいなのか、など様々の論点が含まれており、一筋縄ではいかないものです。そして、その理解には疫学という学問の知識を得る事が必須であり、それを疎かにしては、建設的な議論は望めません。 本記事では、これまで私が読んできた本の中で、これを読んでいれば幾らか議論の見通しが良くなるのではないか、と思われた数冊を紹介します。なんか歯切れの悪い言いかたですが、そもそも疫学は簡単では無い学問で、本を何冊か読んだ所で全体像が明らかにもなりませんので、そう書きました。 ────── 基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版 作者:中村 好一医学書院Amazon が
今日、会社の健康診断に行ってきた。 今日が来るのが、大変憂鬱だった。 なぜなら、3回目の子宮頸がん検診が含まれているからだ。 がん検診を社内や顧客へ推奨している立場としては、重要性は重々理解している。 しかし、いま私のハートと膣はヒッソリと痛んでいる。 何があって、どう憂鬱だったか、ここに記したいと思う。 ■■■ そもそも、子宮頸がん検診に恐怖感を持ったのは初回の印象が悪過ぎたからだ。 経験したり調べてもらうとわかるが、検査の部屋に入ると可動式の椅子に座らされて、自動的に股が開くようになっている。カーテンがかかってこちらからは姿が見えない医師に、オープンになった下半身を見せるのだ。 何の説明もなく股がオープンになる。向こうは年齢も性別もわからない医師がいる。恐怖でしかなかった。 当然のように「はい、入れますからね」と言われる。そこで中年の女性がいると初めてわかった。 冷たい器具が肌に触れて
photo AC 私は橋本病で、時々甲状腺機能低下症気味になる事があり 半年に1回ホルモン値のチェック等をしているのですが 血液検査では中性脂肪が高めな事がよくあります。 (機能が低下すると中性脂肪の数値が上がるらしい) そういえば、だいぶ前にOリングの漢方薬局で「脂肪(脂質?)の分解がされにくい体質で もしかすると胆のうの働きがあまりよくないのかも」と言われた事を思い出し、 主治医に相談してみました。 何年も身体の検査はしていなかったので、 ついでにお腹全体(胸から下)をエコーで診てもらう事に。 腹部エコー 取りあえず胆のうは問題なし。他は膵臓も腎臓も問題なし。 肝臓には小さな影?が。それはおそらく血管腫で、 大きさは極小さく問題ないようで経過観察との事。 最後は子宮。内部に2cmに満たないくらいの筋腫が3個、 左の卵巣は右側と大きさが違う、と。 専門外なので、一度婦人科で見てもらった方
大腸ポリープは大腸がんではない 大腸ポリープ=大腸がんだと思い込んでいる人は案外多いのではないだろうか。 多くの日本人は未だに大腸がん検査には便潜血検査が有効だと信じて、「自分は毎年受けているし、陰性だったから安心」と喜んでいたりする。 本当はぜんぜん安心ではない事実について、大腸内視鏡検査の世界的権威である昭和大学横浜市北部病院消化器センター長の工藤進英医師に話を聞いた。 まずは「大腸ポリープ」の基礎知識。 大腸ポリープとは、大腸の粘膜から発生するイボ状のできもののことで、大きく分けて「腫瘍性」と「非腫瘍性」の2種類がある。 腫瘍性のうち、悪性のものがいわゆる「がん」。良性のものは「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれ、大腸ポリープの約8割を占めている。 一方、非腫陽性の大腸ポリープには、炎症を伴う病気に起因する炎症性ポリープや加齢とともにほとんどの人に見られるようになる過形成性ポリープなどがある
前回はがん予防が重要だということで、主ながんについて、現状わかっていることや検診内容について簡単まとめました。 誤解がないように追記しますが、がん検診は、 胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの5つが国が推奨するがん検診となります。 逆に言うと、この5つのがん検診はしっかりと受けることで、死亡率が低下することが科学的に証明されています。 それ以外のがん検診は、科学的に死亡率の低下が証明できていません。 (できていたら国が推奨するがん検診に入ってきます) ですので、この5つのがん以外の「がん検診」とされているものは、また次元の異なるものであるという認識を、いまのところは持つ必要があります。 がん検診は不要、という論調の方々の意見は、どうもこの5つのがん検診に対してではなく、腫瘍マーカーといって血液で採取する検査項目を使ったものをがん検診と定義していたり、甲状腺がん、卵巣がん、膵臓がん
「国も医療者もメディアも、『早期発見・早期治療が大切』と口をそろえて唱えますが、必ずしもそうとは言えません」 【図表】大腸がん検診の有益性を検証した「ファクトボックス」 こう語るのは、沖縄の群星臨床研修センター長として研修医を指導する、徳田安春医師だ。 徳田医師は、臨床上の効果が高く、副作用や合併症の少ない、エビデンスが確立した医療行為を行なうことを目指す「チュージング・ワイズリー(賢明な選択)」というキャンペーンに共鳴し、日本で活動を行う一人だ。 「患者さんに賢明な選択をしていただくためには、受けようとする医療行為によって得られうる効果と被りうるリスクを、わかりやすくお伝えする必要があります」と語る徳田医師が、その一助として紹介するのが、ファクト・ボックスだ。 ファクト・ボックスとは、検査や治療など様々な医療行為について、「もし1000人が受けたとしたら(受けなかったとしたら)どうなるか
こんばんは! 先日、乳がん検診へ行ってきました。 私、乳腺線維腺腫というものになってまして、半年に一度は検診を受けるようにしています。 乳腺線維腺腫というのは、良性のしこりで、大きさが変わらなければ特に放置していても問題ないとのこと。 atchanyuichan.hatenablog.com ですが、やはり体にしこりがあるというのは不安なので、通常なら年に1回程の検診ですが、半年に1回行っています! 乳がん検診を受けた方はお分かりだと思いますが、検診にはエコーとマンモグラフィーがあって、このマンモグラフィーが痛いですよね( ;∀;) マンモグラフィーは年に1回受けることになっているのですが、これがもう怖い怖い。 でも体のためと思い、気合いを入れて病院へ行っています(#^.^#) ところで皆さま、がん検診って不要不急の外出だと思われますか? 今症状があるわけでもない検診は、急ぐ必要がないとい
がん検診の目的は何か知っていますか? 「がんを早く見つけること」だと思っている方が多いのではないでしょうか? もちろん、がん検診が早期発見のために重要なのは間違いありません。 しかし実は「早期発見」そのものが目的というわけではないのです。 「えっ?早く見つけた方がいいに決まっているのでは?」 と思った方は、この記事をぜひ最後まで読んでください。 市町村が主体となり、公共の対策として行うがん検診を対策型検診と呼びます。 対象となるがんは、胃がん、子宮頸がん、肺がん、乳がん、大腸がんの5種類です。 それぞれ対象年齢と頻度が決まっており、数百円から数千円で受けられるよう、国費が投入されています。 それに対し、人間ドックのような、自費で受ける検診を任意型検診と呼びます。 一般に「がん検診」と呼ぶときは、前者の対策型検診を指します。 この目的は何でしょうか? それは、そのがんの「死亡率を減少させるこ
もう何度も、題に書いたような事は論じていますが、少しずつ表現を変えたりしながら説明していくのも重要なのだろうと思います。 さて、甲状腺がん検診の話です。これまで言ってきたように、 甲状腺がん検診をおこなうべきで無い理由 は、 甲状腺がん検診の有効性が認められていない からです。もちろんここで、おこなうべきで無いというのは、公的に推奨するとか、医療者側が積極的に実施するとか、それを否定しており、受けさせない事を強制するものであってはなりません。 有効性が認められていないから甲状腺がん検診をおこなうべきで無い、と書きましたが、これをもっと正確にすれば、 正味の便益が認められていないからおこなうべきで無い となります。ここで正味の便益(net benefit)とは、有効性と害とを比較し、有効性が害を上回る分を指しています。net benefitは純利益とも訳されるでしょうが、これは経済方面を連想
こんにちは、風子です。 メリークリスマス! と言ってはみたものの、完全なる通常運転の我が家です(^^;) 子供でもいれば、さすがにずぼらな私でも、サンタさんが来るよ~とか、ご馳走を用意したよ~とかしたのでしょうかねぇ。うーん、想像つかないけど。 まぁクリスマスはキリストさんの誕生日のお祝いなので、キリストさん誕生日おめでとう!と言っておきます。私は一応仏教徒なので、クリスマスのお祝いをするならお釈迦様の誕生日である4月8日もお祝いしないと不公平なんじゃないかと思うのですが、毎年4月8日に思い出すことはないという・・・。来年も思い出す自信はないので、今から前倒しでお釈迦様にもお誕生日おめでとう!と言っておきます。 どうでもいい前置きはさておき、今日、嫌々ながら、市の子宮がん検診に行ってきました。 先日泣き言を言ったのはこちら。 www.huuko.work 婦人科の内診を受けたことのある人は
Published 2024/03/28 00:05 (JST) Updated 2024/03/28 10:07 (JST) 国立がん研究センターは28日、日本人の教育歴ごとの死亡率推計を国際専門誌に発表した。大学以上卒業者に比べ、中学卒業者は1.4倍程度、高校卒業者は1.2倍程度、死亡率が高い。喫煙率の高さや、がん検診受診率の低さなどが影響した可能性がある。日本全体で、最も長く教育を受けた群と、最も短い群の死亡率格差を示す「格差指標」は約1.5倍。2倍前後とされる欧米などと比べ健康格差は小さかった。 同センターの片野田耕太データサイエンス研究部長は「教育歴が死亡率に直接影響しているわけではない」と強調した上で「環境によらず健康的な生活を送れるよう対策を考えるきっかけにしてほしい」と話した。 チームは2010年の国勢調査と10~15年の人口動態調査を使用。全人口の約10%にあたる30~7
がん検診にはどんな効果があるのか。元厚生労働省医系技官で医師の木村盛世さんは「がん検診を受けても死亡率が下がるという信頼性の高いエビデンスは存在しない。がん検診は心理的・経済的な負担を増やすだけだ」という――。 【図表】胸部X線検査による肺がん検診の受診者・非受診者の肺がんによる死亡について ※本稿は、木村盛世『わるい医者から命を守る65の知恵』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。 ■早期発見しても生存確率が上がるわけではない ---------- Q. がん検診は、外国でも日本のように行われているのですか? A. 企業が使用者責任の名のもとにがん検診を半強制的に行うような国は、日本だけでしょう。 ---------- がんの早期発見、早期治療に関しては、議論の分かれるところです。というのは、早く見つけたからといって生存確率が延びる、という信頼性の高いエビデンス(科学的根拠)は得られ
ダイヤモンド社書籍編集局が、話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや、本のメッセージなどを深掘りして紹介する。 だから、この本。 ダイヤモンド社の話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや執筆動機、読んでほしい理由を深掘りするインタビュー連載。著者・訳者・デザイナー・編集者など、本に関わるさまざまな人たちの「だから、この本を書きました」「作りました」をお届けします。連載の詳細・記事一覧はこちら。 バックナンバー一覧 『世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療』が、いまがん関係者の間で大きな話題になっている。「医療データに精通した疫学研究者、日々患者を診る腫瘍内科医、がん新薬の開発者の組み合わせは、さながらがん情報のドリームチームの感がある」(2020/4/11 毎日新聞朝刊)、「がんの専門医の間ですこぶる評判が良かった」(2020/5/11 下野新聞)とメディアも絶賛
福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか 作者:髙野徹,緑川早苗,大津留晶,菊池誠,児玉一八あけび書房Amazon 読みました。 タイトルから解るように、福島でおこなわれている甲状腺がん検診の現状について、発見されている甲状腺がんが過剰診断である事を指摘し、検診の見直しを提言する論調の本です。 第4章、第5章が参考になりました。実際に福島の検診に携わっていた緑川・大津留の両氏によって、現場の様子や事業としての検査体制のあらましと変化などについて書かれています。ある種の内部批判にもなっており、当事者としてこのような文章を書くのは勇気が要ったろうと思います(書かれた経緯は、下にリンクを張るあとがきで説明してあります)。 もちろん、こういう、いわゆる述懐も含む文は、忘却や記憶の再構成、あるいは後から振り返る事による評価が入ってくるので、その分は差し引いておく必要はあると思います
「この仕事って、意味があるんだろうか?」 「もっと世の中に貢献できる仕事があるんじゃないか?」 そう思ったことはないでしょうか? 私にはあります。 それはちょうど、P&Gに入社して3年目。どんどん仕事を任せてもらえるようになったころでした。 私は毎日、徹夜も厭わず、がむしゃらに働いていました。「どうすれば競合他社に勝てるのか?」「どうすればこの洗剤がより売れるのか?」……そればかり考えていました。 ところがある日「待てよ、これって世の中にどれだけ貢献しているのだろうか?」という疑問が浮かんでしまったのです。 今になって考えれば、どんな仕事にだって意義はあります。まわりまわって世の中に貢献しているはずです。しかしそのときは、そこまで視野は広くありませんでした。いわゆる「若気の至り」もあったと思います。 「会社のため」「競合に勝つため」というよりも「もっと人の役に立たなくてはいけない」という強
いつも当ブログにご訪問いただきまして、ありがとうございます! 皆さんからのブクマやコメントに励まされ、毎日投稿を始めてから2ヶ月強が経過しました。 また、リアクションをしてくださる方はもちろんのこと、そういうのはなしで当ブログに頻繁に訪れてくださっている皆さんにも心からお礼を申し上げます。 今日は、いくつかの点についてご報告させていただきたいと思います。 子宮がん検診の結果 スマートニュースに掲載されました! 今後のブログ運営について 子宮がん検診の結果 さて、先日このような記事を書きました。 mabelle.life 病院へ行ってからの1週間、不安な時間を過ごしていましたが、結果としては「問題なし」とのことでした。 大変お騒がせいたしました。 ただ、卵巣が腫れているのは確かなので、3ヶ月後にまた来るように言われました。 今回検診に行ったことで「病院に行くと、無駄に不安な気持ちにさせられる
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く