ウクライナ・チェルニヒウ州の畑での小麦の収穫(2019年7月5日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO /FAO/ANATOLII STEPANOV 【4月1日 AFP】ウクライナのミコラ・ソリスキー(Mykola Solsky)農業食料相は3月30日、AFPとの書面インタビューで、ロシアによる侵攻の影響により、ウクライナの穀物生産量が半減する恐れがあるとの見通しを示した。農作地への攻撃、農業従事者の従軍による人手不足、サプライチェーン(供給網)の破壊を理由に挙げた。 欧州の穀倉地帯として知られるウクライナの昨年の穀物生産量は、過去最多となる1億600万トンだった。ソリスキー氏は、今年の生産量は25~50%落ち込む可能性があるが、「この数字は楽観的なものだ」と指摘した。 同氏は、作付け可能な畑の面積が例年の50~75%にとどまると推定している。 国民防衛隊に参加する農業従事者も多く、人