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  • 20年間勤めた講談社を退職しました。|ムラマツ

    はじめまして、ムラマツと申します。2022年末をもちまして株式会社 講談社を退職することとなりました。 2002年に講談社に入社して、週マガ→ライバル→ヤンマガ→コミックDAYS立ち上げ→モーニング…とマンガ編集畑だけを20年にわたり歩んできましたが、2023年1月からはサイバーエージェント社に入社し、CyberZ社の「Studio ZOON」でWEBTOONをがんばろうと思います。 この記事はいわゆる「退職エントリ」です。これを機会にこれまでのことをちゃんと振り返り、これからのことなんかもちょっと触れられたらと思います。今後、マンガ〜コンテンツ業界への新卒入社や転職を検討されている方の一助になれば幸いです。 入社まで時計の針をめちゃくちゃ巻き戻して2001年。僕は第一志望である講談社の企業説明会的なものに参加し、講談社本館のでっかい体育館みたいな場所でリクルートスーツを着てパイプ椅子に座

      20年間勤めた講談社を退職しました。|ムラマツ
    • 本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

      哲学・思想プラトン『饗宴』 アリストテレス『詩学』 アウグスティヌス『告白』 レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』 マキァベッリ『君主論』 モア『ユートピア』 デカルト『方法序説』 ホッブズ『リヴァイアサン』 パスカル『パンセ』 スピノザ『エチカ』 ルソー『社会契約論』 カント『純粋理性批判』 ヘーゲル『精神現象学』 キルケゴール『死に至る病』 マルクス『資本論』 ニーチェ『道徳の系譜』 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ソシュール『一般言語学講義』 ヴァレリー『精神の危機』 フロイト『快感原則の彼岸』 シュミット『政治神学』 ブルトン『シュルレアリスム宣言』 ハイデッガー『存在と時間』 ガンジー『ガンジー自伝』 ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品』 ポランニー『大転換 市場社会の形成と崩壊』 アドルノ&ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』 ア

        本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100
      • 10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)

        先日、音楽家の坂本龍一さんが亡くなった時に、彼に関連する記事を何本か読んだ。心に引っ掛かった一節が見つかったのは、娘さんでミュージシャンの坂本美雨さんへの朝日新聞のインタビュー記事だった。美雨さんが、若い頃に「一流」を求める父に反発を感じたことがあったというエピソードの中のものだ。親子のやり取りは大半がメールだったという。 美雨さんが言う、 「同じころにもう一通。『僕が今、つくっているものの98%は、10代で吸収したもので成り立っている』と。彼には、私が大事な時期を有意義に使っていないように見えて、不満だったのでしょう。すごく焦りました。私の10代って、あと1年しかない。なんで今言うの!」。 (朝日新聞「【アーカイブ】(おやじのせなか)坂本美雨さん 『一流目指せ』に反発も」。朝日新聞デジタル2023年4月2日。【2008年6月1日朝刊34面】の記事との注釈がある) 「今、つくっているものの

          10代の頃、私を作った3冊の本|Hajime Yamazaki(山崎元)
        • 自己啓発本は読むな!人間を本当に成長させる本おすすめ20冊! - 生活百花

          おはようございます。最近、書店でもネット書評などでも「自己啓発本」や「ビジネス書」がおすすめされる場合があまりにも多すぎる気がします。 そういう本を読んでいる方を否定はしませんし、実際に良い本もあるので私も何冊かおすすめする場合があります。しかし、読書や学問の世界はそれだけじゃなくて、もっともっと広くて深いものです。そしてそれらの世界を泳いでいるうちに、単に自己啓発本を読むよりももっと自分が成長していることに気づくはずです。 そこで今回は「人間の価値観を根本から変えて、人を成長させる」ような本を紹介して行きたいと思います。 目次 ・本を読む時のコツ 小説・文学 ・戦争と平和 ・カラマーゾフの兄弟 ・旅のラゴス 基礎・思考法 ・入門!論理学 ・論理トレーニング101題 ・調査観察データの統計科学 ・FACT FULNESS 思想・哲学 ・デカルト『方法序説』を読む ・嘔吐 ・クリプキ ・知の

            自己啓発本は読むな!人間を本当に成長させる本おすすめ20冊! - 生活百花
          • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

            先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

              1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
            • ハッカーの呪いと共に生きる ~ The hacker is dead, long live the hacker! - An Epicurean

              私がWeb業界に入ったのは、ハッカーに対する憧れからです。その原体験を大事にしたいという気持ちを今でも強く持っています。 もう20年近く前になりますが、Web2.0の時代、私は傍観者でした。世界ではGoogleを筆頭として、日本でも、はてな社などが、エンジニアドリブンで個性的なサービスを生み出していました。他にもmiyagawaさんなど、個人で世界的に使われるようなOSSを開発している人もいました。書籍「ハッカーと画家」で描かれるような、ハッカーが個人技で大企業を出し抜く痛快さがありました。 そのように、WebサービスにせよOSSにせよ、同年代のハッカーが自分の技術でイノベーションを起こし、世の中に影響を及ぼしていることに羨望の眼差しを向けていたのです。 サブカル的な空気感も好ましく思っていました。西海岸のコンピュータ文化はヒッピーカルチャーの影響を受けていたのは間違いないでしょう。当時の

                ハッカーの呪いと共に生きる ~ The hacker is dead, long live the hacker! - An Epicurean
              • 実存主義文学としての『無職転生』、公正世界信念としての「ざまぁ」小説

                テレビアニメ『無職転生』の第二期を見ている。 第一期はハイレベルの作画と何とも「わかっている」演出で「小説家になろう」発の異世界転生もののなかでも傑作と名高かったが、この第二期も面白い。 いや、フィッツ先輩、最初から正体を明かしてしまうのね。まあ、原作でもバレバレだったけれど……。 第0話 守護術師フィッツ 内山夕実 Amazon とにかくいわゆる「なろうアニメ」のなかでは出色の出来なので、原作を読んでおられない方もぜひ見てみてほしい。オススメ。 原作もマンガも読んでいるので一応は筋立てを知っているのだが、それにしても不思議なストーリーだよなあと思うのだ。 長いあいだ「なろう」でランキングトップを維持していたくらいで面白いことはまちがいないのだが、この作品の魅力がどこにあるのか、明確に言語化することはむずかしい。 ただ、何といっても興味深いのは主人公であるルーデウスのキャラクターだろう。ル

                  実存主義文学としての『無職転生』、公正世界信念としての「ざまぁ」小説
                • 「性的な漫画です」とツイートされた漫画の性的なレベルが高すぎて混乱してしまう人や刺さりすぎておかしくなる人が相次いでしまう

                  さのさくら @sacla07 「ただの飯フレです」連載中/「生真面目な夏目くんは告白ができない」/「JKさんちのサルトルさん」/「世界が終わったあとの漫画家と編集者」(kuragebunch.com/episode/139336…) linktr.ee/sacla07

                    「性的な漫画です」とツイートされた漫画の性的なレベルが高すぎて混乱してしまう人や刺さりすぎておかしくなる人が相次いでしまう
                  • 自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ

                    21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon著者のベンジャミン・クリッツァー氏(id:DavitRice)の論考については以前もこのブログで何度か取り上げたことがあります。 amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp 上記の記事を読めば分かるとおり、僕はクリッツァー氏の豊富な知識量についてはすごいと思っているんですが、そこから示される、社会問題や学問観・人生論にはどうしても同意できないところがあります。ただ、なんでそこで同意できないかはいまいちよく分からなかったんですね。 それは、この本を読んでも正直あまり変わらなかったんですが、ただこうやってまとまった形で論考を読むことによって、そもそもクリッツァー氏と僕には、根本的な考え方の違いがあるんだなと思うようになりました。 学問は「唯一無二の正解」を示す

                      自分がどう生きるかは、結局自分が決めるしかないのでは?―『21世紀の道徳』批判的書評 - あままこのブログ
                    • ログインできない - さのさくら / 【コミックDAYS読み切り】ログインできない | コミックDAYS

                      ログインできない さのさくら ログインできなくなったゲームの画面を眺めていた放課後、冬川は隣のクラスの委員長・春田に話しかけられた。ひょんなことからオンラインゲームでフレンドになった二人。親の離婚で、どこか他人と距離をおくようになっていた冬川は、距離感ゼロの春田に次第に惹かれていくが…。『JKさんちのサルトルさん』のさのさくらが描く特別読み切り!

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                      • 国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta

                        人類学篇が人気だったので、たぶん求められているだろう──いや、作成者自身が求めている──フランス現代思想版をつくりました。例により作成者は専門家ではありません。またおそらく漏れているひともたくさんいます(特に1900年以前に生まれたひとは適当)。なにとぞご了承ください。 2024年6月1日 植田将暉 (6月5日更新) アンソロジーJ.デリダ ほか著 ほか『現代フランス哲学12講』,青土社,1986.10. 〔レヴィ゠ストロース、フーコー、バルトとの対話〕レーモン・ベルール 著 ほか『構造主義との対話』,日本ブリタニカ,1980.2. ジャン=ルイ・ド・ランビュール 編 ほか『作家の仕事部屋』,中央公論社,1979.5. 1900年代以前の生まれガブリエル・タルド(1843–1904)タルド 著 ほか『タルドの社会学原理』,岩波書店,1923. ガブリエル・タルド 著 ほか『模倣の法則』,而

                          国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta
                        • 中国Z世代が傾倒する毛沢東 格差への怒り、政府も警戒:朝日新聞GLOBE+

                          彼らは、図書館や地下鉄で、彼の本を読んでいる。彼の著作に特化したオンライン読書クラブを立ち上げた。音声と映像を何時間分もアップロードし、彼の革命思想の教えを広めた。 毛沢東は、中国のZ世代(訳注=1995年以降の生まれで、高度経済成長期やデジタル時代の進行とともに成長した世代を指す)の間で復活を遂げつつある。数十年にわたる不断の政治キャンペーンで何百万もの人命を奪った中国共産党の最高指導者は、1976年の死去からずっと後の生まれで当時の影響を被っていない彼らを奮起させ、元気づけている。彼らにとって毛沢東は、もがき苦しむ名もなき存在の絶望的な自分たちに語りかけてくれる英雄なのだ。 社会的不平等の拡大問題に取り組む現代の中国にあって、搾取的なビジネス階級に向ける多くの若者たちの怒りの感情を毛沢東の言葉は正当化してくれる。彼らは、毛沢東の足跡をたどって中国社会を変えたいと望んでおり、中には、必要

                            中国Z世代が傾倒する毛沢東 格差への怒り、政府も警戒:朝日新聞GLOBE+
                          • 「米国発」の急進左翼にノン? フランスで大論争 ピケティ氏も参戦(1/2ページ)

                            哲学者サルトルとボーボワール、最近では経済学者のトマ・ピケティ氏など、フランス知識人は常に、新思想で世界をリードしてきた。目下、最先端の流行は「イスラム左翼」。これまでとは違う形で、仏学界が大論争を展開している。(パリ 三井美奈) イスラム左翼の特徴は、相手の言論の封殺。「植民地主義者」「差別論者」とみなした標的に、ネットやデモで猛烈な抗議を仕掛け、発言の場を奪う。米国では、少数派差別に少しでも加担するような発言をした著名人を糾弾し、公の場から排除する「キャンセル・カルチャー」が強まっているが、そのフランス版と言えば、近いだろう。 論議の始まりは、ビダル高等教育・研究相が2月半ば、テレビ番組で「イスラム左翼が社会を腐敗させている」と糾弾したこと。パリ・ソルボンヌ大の劇上演会が急進的左派のデモ隊乱入で中止された例を挙げ、大学の実態調査を行うと宣言した。専門家の調査機関を組織し、大学に被害の情

                              「米国発」の急進左翼にノン? フランスで大論争 ピケティ氏も参戦(1/2ページ)
                            • 人生で影響を受けた本100冊。英語(77) - Qiita

                              はじめに 下記には、typewriterまたはcomputerのkeyboardで全文写経した本は数冊(すべて英語)あります。 輪講で全部読んだ本、日本語と英語でも読んだ本などもそれぞれ10冊以上あります。 100回以上読んだ本が10冊以上あるような気がします。 影響を受けた本というよりは、愛読書かもしれません。 引用は、 https://bookmeter.com/users/121023 https://booklog.jp/users/kaizen https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AEZYBP27E36GZCMSST2PPBAVS3LQ/ref=cm_cr_dp_d_gw_tr に掲載している自分で書いたreviewです。 最初にあるところに記録し、それからamazonに転載し、10,000冊になった頃にNo.1 R

                                人生で影響を受けた本100冊。英語(77) - Qiita
                              • 生前は評価されず死後に評価された人物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                何がきっかけで死後に評価されるに至ったか 芸術家や学者の中には、大きな仕事を成し遂げるも生前はまったく評価をされず、当人が死亡した後にその業績の大きさが評価される場合があります。 特に画家など芸術家は、二束三文で売られた当時の作品が今は何億円という価格で取引されるようになるわけです。可哀想としかいいようがないですが、死後も全く知られずに忘れられた人の方が圧倒的に多いわけで、それに比べれば幸運と言えるかもしれません。 本記事では著名な「死後に有名になった人」を集めてみます。 1. エドガー・アラン・ポー 死後にフランスで紹介され人気に エドガー・アラン・ポーはアメリカの小説家・詩人・編集者。 死や恐怖、病といったダークなテーマの作風の小説・詩で知られ、「近代推理小説のパイオニア」と評されています。代表作は「アッシャー家の崩壊」「モルグ街の殺人」「黄金虫」「黒猫」など。 ポーは雑誌編集や文芸批

                                  生前は評価されず死後に評価された人物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                • 京都にあったオカルト?団体 謎の日本心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞

                                  京都にあったオカルト?団体 謎の日本心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去 2020年11月25日 16:00 およそ100年前の京都に、「日本心霊学会」という謎の霊術団体が存在した。いまは学術系出版社として知られる「人文書院」(京都市)の前身で、創業者の蔵から大量に関連資料が発見された。「オカルトまがいと誤解される」と硬派出版社がひた隠しにしてきた過去が、なぜいま明かされたのか。 ■開かずの蔵で大量資料発見 2013年の歳末。「開かずの蔵」の重い扉を、人文書院の3代目社長、渡辺博史さん(62)が開いた。 蔵の内部は昼間でも闇が覆う。2階部分に延長コードを使って明かりをともしながら進むと、段ボールがいくつも積まれていた。 その中に入っていたのが、大量の「日本心霊学会」に関する資料だった。 「直感的に、これは資料的価値があると思いました」。博史社長は振り返る。 発見された資料は、日本心霊学

                                    京都にあったオカルト?団体 謎の日本心霊学会 硬派出版社が開封した前身の過去|文化・ライフ|地域のニュース|京都新聞
                                  • 必読書コピペにマジレスしてみる・海外文学編(2)

                                    (1)はこちら。anond:20210212080317 キャロル『不思議の国のアリス』好き。ただし、当時の人にしかわからないパロディやジョークが多く、というかこの本を通じてしか残っていないのもあるので、純粋に笑えるかどうかはわからない。とはいえ、わからないなりにナンセンスさは楽しく(「ぽっぺん先生」シリーズにも引き継がれている)、トーベ・ヤンソンなどいろいろな人の挿絵も楽しめるし、こじらせ文学少年・文学少女とも仲良くなれるかもしれない。大学時代の読書サークルは楽しかったなあ。 ドストエフスキー『悪霊』ドストエフスキーの小説は基本的に頭がおかしい。ドストエフスキー自身がギャンブル依存症でユダヤ人嫌いのヤバいやつだし。 登場人物は基本的に自己主張が激しくて感情に溺れやすく、数段落数ページにまたがって独白する。プライドが無駄に高くて空想癖がひどく、思い込みが激しくて人の話を聞いちゃおらず、愛さ

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                                    • 秋は読書で音楽を味わう、20世紀フランスジャズ史と「名器」を巡るミステリー 今月読みたい本(第6回) | JBpress autograph

                                      合衆国南部生まれのジャズがいかにして大西洋を渡り、フランスで受容され、フランスの音楽、映画、文学、美術などのシーンとどう共振しあったか。 この『パリの空の下ジャズは流れる』は、フランス20世紀カルチャー史にして、文化の磁場としてのカフェ史、ジャズミュージシャンや文学者達のきらびやかな人物伝でもある。題名は、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が群像劇の手法でパリの男女の24時間を描いた『巴里の空の下セーヌは流れる』(1951年)のもじりだろう。 合衆国南部はもともとフランスと関係が深い。ナポレオンが売却するまでフランス領だった。ニューオリンズという呼称はヌーヴェル・オルレアン(新オルレアン)から、ニューオリンズを首都としたルイジアナ州(現在のルイジアナ州よりずっと広大な領域を指し、本国の数倍あった)はルイ14世にちなんでのこと。同好の士(酒呑み)のためにつけ加えるなら、バーボン・ウィスキーのバー

                                        秋は読書で音楽を味わう、20世紀フランスジャズ史と「名器」を巡るミステリー 今月読みたい本(第6回) | JBpress autograph
                                      • 今週の本棚:三浦雅士・評 『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』=石井洋二郎・著 | 毎日新聞

                                        (藤原書店・2750円) 怒りを何に向けるべきか 問題提起の書である。 20世紀最後の4半世紀、フランスは2人の顕著な思想家を世界に送り出した。ブルデューとトッドである。前者は社会学者、後者は歴史人口学者。 フランスは20世紀中葉にもサルトルとレヴィ=ストロースを送り出して、実存主義と構造主義を世界に蔓延(まんえん)させた。ブルデューとトッドは、先輩のサルトル、レヴィ=ストロースには及ばないと思われがちだが、そうではない。トッドが家族制度の分析を通してソ連崩壊を予見したことは有名だが、ブルデューの代表作『ディスタンクシオン』、直訳すれば「差別」は、生きられた階級の生々しい体験を分析して世界的に注目された。たとえばアメリカで進められていた大統領選挙にしてもその分析対象に入る。 投票集計の状況は不正選挙を疑わせなくもないが、アメリカの主要日刊紙は認めない。選挙は民主主義の根幹。かりに大勢に影響

                                          今週の本棚:三浦雅士・評 『ブルデュー「ディスタンクシオン」講義』=石井洋二郎・著 | 毎日新聞
                                        • なぜ柄谷行人は賞金1億円超の哲学賞を受賞したのか─哲学誌「ノエマ・マガジン」編集長に聞いた | 「柄谷は、さまざまな境界を越える独創的な思想家」

                                          ──バーグルエン賞では、選考委員はどんな議論をして受賞者を決めるのですか。 選考委員はバーグルエン研究所から独立して受賞者の選考をしているので、選考委員ではない私は、今回の賞の選考の際にどんな議論があったのかは知りません。毎年、代わり番で6人の有識者に選考委員を務めてもらっています。2022年度の選考委員長は神経学者のアントニオ・ダマシオでした。 この哲学賞の目的の一つは、西洋の思想家だけでなく、西洋以外の地域、とくにアジアの思想家にも目を向けることです。それで選考委員会には、中国人哲学者の汪暉(ワン・フイ)と、香港出身で現在はドイツ在住の哲学者ユク・ホイの2人のアジア系の選考委員もいます。柄谷をノミネートしたのは、この2人でした。 柄谷の思想でとくに評価されたのは次の2点です。一つは、哲学が生まれたのはアテナイではなく、その前の古代イオニアの「イソノミア(無支配)」から生まれたという着想

                                            なぜ柄谷行人は賞金1億円超の哲学賞を受賞したのか─哲学誌「ノエマ・マガジン」編集長に聞いた | 「柄谷は、さまざまな境界を越える独創的な思想家」
                                          • 『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』人生がどうしようもないほど暗くむなしいときに悲観を楽しむ方法論 - HONZ

                                            『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』人生がどうしようもないほど暗くむなしいときに悲観を楽しむ方法論 告白しよう。評者はずっと、なるべく他人と関わりたくないと祈りながら生きてきた。楽しいことも悲しいことも何も経験したいと思わない。誰かと揉めたり争ったりするなどもってのほかだ。人生の糧になる? 知るか。全部ストレスだ。願いは一つ、社会的接点を一切放棄して、永遠に寝床で布団にくるまっていたい……。 こんな暗い感情を披瀝したところで会話が盛り上がるはずがなく、賛同が得られるわけでもなし、むしろメソメソうるさい奴だ、望みどおり早く消えればと思われておしまいだ。だから本書を読んだとき、やっとこの始末に負えない思いを打ち明けられる、と晴れやかな気分になった。助かった。自分の抱えてきた鬱屈はすべて思想家エミール・シオランが書いてくれていた。本書は、彼の人生とそのペシミズム

                                              『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』人生がどうしようもないほど暗くむなしいときに悲観を楽しむ方法論 - HONZ
                                            • 「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?

                                              「異邦人」「シーシュポスの神話」などの作品で知られ、ノーベル文学賞を受賞したアルベール・カミュは、「不条理」の哲学を打ち出して注目されたフランスの小説家です。カミュが作品で提示した不条理の考え方とはどういうものなのかについて、さまざまな物事を解説するYouTubeチャンネル「TED-Ed」がムービーで説明しています。 Is life meaningless? And other absurd questions - Nina Medvinskaya - YouTube カミュの生まれたフランス領アルジェリアは、フランスからの入植者と原住民の間で起きた紛争で混乱した情勢にありました。カミュの周りには日常的に暴力が存在していました。 カミュの父親は第一次世界大戦で戦死。カミュが20代後半の時に第二次世界大戦が勃発しましたが、結核を持病として患うカミュは兵士として不適格とされ、アルジェリアでジャ

                                                「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?
                                              • 20世紀の倫理-ニーチェ、オルテガ、カミュ - 内田樹の研究室

                                                『ペスト』がいきなり売れ出したということで、集英社の伊藤さんからカミュ論の旧稿をウェブに上げたいという提案を頂いたけれど、これがとてもそのままではお目にかけられるようなクオリティではない。その時にHDの筐底から「こんなもの」が出て来た。たぶん1995年くらいに大学のリレー講義の一部で、「20世紀の倫理」というのを3回くらい担当したことがあって、その時に作ったノートである。そのあと大学の紀要に載せたのだけれど、単行本には採録されていないと思う。カミュ論の部分はのちに改稿して『ためらいの倫理学』という論文になって、同名の論集に収録されている。前半の「倫理についての思想史的概説」は学生向けに書いたので、たいへんにわかりやすい。 1・倫理なき時代の倫理 神戸の小学生殺人事件のあと、あるトーク番組で「なぜ人を殺してはいけないんですか?」と発言した中学生がいて、物議をかもしたことがあった。おそらく、彼

                                                • 細田守『竜とそばかすの姫』(の、寓喩と演出についてのメモ)|yatte

                                                  とかく細田守は誤解されやすい作家だとおもう。前作『未来のミライ』など顕著な例だったが、映像的な技巧によって観客の解読を惹起する側面がこと細田作品については「なぜかいつも」おしなべて閑却され、おおむねリアリティや蓋然性の側からのみ評価されがちなのだ。これには徴候的なものさえ感じられてしまう――とはいえ実際のところ、この作り手がいつも寓話性とリアリティとの折衷に苦心しているようにみえるのもまた事実で、正味この夏の新作『竜とそばかすの姫』についてもその印象はまったく変わらない。あまつさえ現実と対照されるヴァーチャル空間の映像がどこまでも茫漠とした印象をしかあたえず、そこへ物語の立ちあがりの遅滞や諸要素の不活性がかさなりあうと、なるほどこと本作に関しては蓋然性の問題ばかり指弾されてもむべなるかなという気はする。反面、細田のもくろみがあくまで寓話の構築にあった点をつよく意識して画面をおもいおこしてい

                                                    細田守『竜とそばかすの姫』(の、寓喩と演出についてのメモ)|yatte
                                                  • 現代でニーチェが刺さる要素ある?マジレス希望

                                                    なんJネタ(深淵を〜)以外で2020年の現代においてなにか刺さる要素ある?敬虔なクリスチャンでも無いのに? もちろん、子どもの頃ハマったものに深い思い入れがあるのはわかる ワイもチョコカステラが好きだしきな粉棒が好きだし長編ドラえもんが好きだしムーミン好きだ それっぽいものをあげるなら子どもの頃に読んだサルトルとアドラーは好きと言えば好きだ 古いマンガ(たとえば奥瀬サキとか)だけでなく最近のマンガ(ニーチェ先生 など。なお未読)やエンタメや個人創作でも 未だにニーチェ推す人々を見るのですが いったい、なにがそんなに刺さるの?キャッチーだから?あるいは厨二心をくすぐるし学校習うから?(太宰治的な)

                                                      現代でニーチェが刺さる要素ある?マジレス希望
                                                    • 「毎日が同じことの繰り返し」そんな退屈な人生が激変する"ニーチェの画期的なメソッド" "永遠に繰り返したい一瞬"をどれくらいもてているか

                                                      単純な日々の繰り返しで感動が足りない。ニーチェは、そんな退屈な毎日を充実させる画期的なメソッドを提唱している。フランスで高校生が学ぶニーチェの哲学の基本を紹介しよう――。 ※本稿は、シャルル・ぺパン(著)永田千奈(翻訳)『フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者』(草思社)の一部を再編集したものです。 一八七〇年に最初の本を出してから、精神に異常をきたして一八八八年に活動を終えるまでのあいだ、ニーチェは非常に精力的に執筆し、次々と多様な本を執筆したなかには矛盾する内容の作品もあり、その活動をひとことで言い表すのは難しい。 そこでまずは、年代別ではなく、その主題によって彼の作品を三つのグループに分けてみる。ほかの哲学者と異なり、ニーチェを三つの側面から語るのはある意味、当然とも言えるだろう。 ニーチェは、人格や性質について各人の奥底には常に変わらない確固たる核があるという考え、つまりアイデ

                                                        「毎日が同じことの繰り返し」そんな退屈な人生が激変する"ニーチェの画期的なメソッド" "永遠に繰り返したい一瞬"をどれくらいもてているか
                                                      • 黒人差別問題から省みる日本人の「普通」地獄

                                                        今回は感情の赴くままに書く。なので、読んだ方も感情の赴くままに考えて欲しい。 「まず、俺は誰も責める気はない。文句を言うつもりもない。これが差別だとかどうとかそんなの本当にどうでもいい話」 これは6月15日に、東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ瑠偉選手が「自分のものすごく嫌だった過去」を、ツイッターでさらけだした際に、冒頭に書かれていた言葉だ。 オコエ選手が「周りと違うと初めて認識させられた」のは、保育園で先生が「みにくいアヒルの子」を読んでくれたときの周りの子供たちのまなざしだった。うつむき耳をふさぎ、孤独を感じたオコエ選手は、その後も“心が無くなる瞬間”をたびたび経験する。 「親の似顔絵を書くとき、顔は肌色で描きなさいと言われた」 「おまえの家で虫とか食うんだろうと罵られた」 「甲子園に黒人は出るなとか聞こえてきた」……etc.etc 「ここから飛び降りて生まれ変わって、普通の日本人

                                                          黒人差別問題から省みる日本人の「普通」地獄
                                                        • 【新型コロナウイルス 2020.04.第 3~4 週】緊急事態宣言を全国に拡大、土壇場で所得制限なしの給付を表明した政府 と 感染者増で医療崩壊が始まり、同時に治療薬候補が登場し時間との戦いへ | Φ-GRID

                                                          Home / Blog / 【新型コロナウイルス 2020.04.第 3~4 週】緊急事態宣言を全国に拡大、土壇場で所得制限なしの給付を表明した政府 と 感染者増で医療崩壊が始まり、同時に治療薬候補が登場し時間との戦いへ 【新型コロナウイルス 2020.04.第 3~4 週】緊急事態宣言を全国に拡大、土壇場で所得制限なしの給付を表明した政府 と 感染者増で医療崩壊が始まり、同時に治療薬候補が登場し時間との戦いへ 磯守 航史郎 7日 ago Blog, Lifehack, Review 【新型コロナウイルス 2020.04.第 3~4 週】緊急事態宣言を全国に拡大、土壇場で所得制限なしの給付を表明した政府 と 感染者増で医療崩壊が始まり、同時に治療薬候補が登場し時間との戦いへ はコメントを受け付けていません。 5,333 Views 新型コロナウイルス が世界を席巻中である。非常事態宣言後、

                                                            【新型コロナウイルス 2020.04.第 3~4 週】緊急事態宣言を全国に拡大、土壇場で所得制限なしの給付を表明した政府 と 感染者増で医療崩壊が始まり、同時に治療薬候補が登場し時間との戦いへ | Φ-GRID
                                                          • 大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第6回)私はバンギャになりたい

                                                            入院にしている母の90歳の誕生プレゼントに、白と黒のうわっぱりをあげたら「意外に地味な色だね」と言って笑った。でも気に入ったようで「退院したら家で着れるよ」とベッドの脇にちょこんと座ってうわっぱりをなでていた。 僕はロックを生業としているけれど、その日常が他の一般的なお仕事の方々とさして変わらない面が多いことにたまに茫然とする。母の年齢的に言って、退院後に自宅ではなく、介護施設的なところに入ってもらう可能性もあり、その事を告げる役どころは、兄はもう死んでいるから、次男の僕になるのだ。今まで何度も大規模会場で何千人の前で「もう一回、行ってみるかぁ!!」なんて平気で話しかけてきたけれど、病院の大部屋の隅でたった一人に「あ……お母さん、実は……」と声をかけることがこんなにもためらわれる。 ……挫・人間の下川リヲ君には青い革ジャンをプレゼントした。7月2日に僕のバンド・特撮と、下川君のバンド・挫・

                                                              大槻ケンヂ「今のことしか書かないで」(第6回)私はバンギャになりたい
                                                            • [書評] 戦後フランス思想(伊藤直): 極東ブログ

                                                              私は66歳にもなって自分を大人気なく思う。本書『戦後フランス思想』を読んで、ああ、こういう解説は簡素によくまとまっているけど、あの時代の日本の空気が感じられないなあ、と思ってしまった。ということを書くのも、大人げないが、本書はそんな郷愁をもたらした。と、いうのも、あまり正確ではない。後で触れるが、本書は実はとても現代的でもある。 もう少し、大人げない話をしたい。本書を読みながら、十代の自分が今も自分の中にいることに気がつく。アルベール・カミュは私の少年期そのものだったからだ。なんかもう自殺しようかなと思っていた中二の私は、確か、白井浩司の書いた、フランス哲学風人生論で、カミュを知った。曰く、『シーシポスの神話』を読みなさい、というのだった。読んだ。哲学の問題は今、自殺するかしないかだとする、本書にも引かれているが、その基調は、中二の心を掴んだ。不条理(なんですかコレという笑っちゃうね状況)

                                                              • 霊術からサルトルへ 京の土蔵に封印された老舗出版社の“裏歴史” | 毎日新聞

                                                                1966年、人文書院と慶応大の共同招へいで来日したサルトル(中央左)とボーボワール(中央右)。奈良の観光に、人文書院2代目社長、渡辺睦久(左端)と翻訳者の朝吹登水子(右端)が同行している=人文書院提供 戦後、日本に実存主義ブームを巻き起こした出版社の源流は霊術団体だった――。フランスの哲学者サルトルの全集刊行を1950年、国内でいち早く始めた「人文書院」。その前身である「日本心霊学会」の実態が近年の調査で明らかになってきた。22年に京都で同学会の出版部として出発し、今年で創業100年。社員の間でもうわさ程度にささやかれ、長く封印されていたという“裏歴史”をひもときたい。 事の始まりは2013年、京都市内にある創業者、渡辺久吉(1885~1975年)旧宅の土蔵から機関紙「日本心霊」の束など大量の関係資料が見つかったことだった。「これは絶対に歴史的な価値があると思いました」。久吉の孫で、発見し

                                                                  霊術からサルトルへ 京の土蔵に封印された老舗出版社の“裏歴史” | 毎日新聞
                                                                • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                                                  2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                                                    ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                                                  • ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)

                                                                    「黒いノート」の衝撃 今年の4月から1年間の予定でドイツ・ミュンヘンに滞在している。もっともその目的は一昔前のように、単純にこちらで何か最新の研究動向を仕入れて日本で紹介するといったものではない。 そもそも私の研究対象のハイデガーは日本のほうがよほど研究は盛んで、逆にドイツではほとんど関心の対象から外されているので、こちらで何かを学ぶという感じにはまったくならない。それでは留学の意味がないじゃないかと思われるかもしれないが、さすがに図書館の文献資料はこちらのほうが豊富だし、またドイツ社会におけるハイデガー受容のあり方を実感できるのも自分の研究にとっては非常に貴重な経験だ。 こちらでは夏学期以降、ミュンヘン大学で私を受け入れてくれたブフハイム教授のセミナーに毎週、参加してきた。その授業は学部、修士課程、博士課程の学生が論文のプランを発表して、指導教授や参加者のコメントを受けるといったものであ

                                                                      ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)
                                                                    • また始めた、頭を抱えて伏せる「訓練」。こんな滑稽な「訓練」に何の意味がある。市民に戦争の危機意識を植え付けたいという権力の意思が透けて見えるが、戦時中のバケツリレーより無意味。こんな愚劣極まりない「訓練」に唯々諾々と参加しないでなぜ拒否しない。

                                                                      リンク Yahoo!ニュース 弾道ミサイル想定、緊急避難施設で都の初訓練(産経新聞) - Yahoo!ニュース 東京都と国などは6日、海外からの弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練を練馬区の都営地下鉄練馬駅周辺で実施した。北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、緊急時に住民が取るべき行動の周知が目的だとい 64 Holmes#世論の理性 @Holms6 「泥棒と人殺しが権力についている下劣な社会」(サルトル)を少しでもましな方向に持って行きたい。これが私の望みです。差別は絶対に許しません。権力批判とメディア批判を中心に論じます。字数の関係で基本的に敬称は略させていただきます。「九条の会」会員ですが、私のTweetは「九条の会」を代表するものではありません。 page.is/holms Holmes#世論の理性 @Holms6 また始めた、頭を抱えて伏せる「訓練」。こんな滑稽な「訓練」に

                                                                        また始めた、頭を抱えて伏せる「訓練」。こんな滑稽な「訓練」に何の意味がある。市民に戦争の危機意識を植え付けたいという権力の意思が透けて見えるが、戦時中のバケツリレーより無意味。こんな愚劣極まりない「訓練」に唯々諾々と参加しないでなぜ拒否しない。
                                                                      • 『ジョーカー』をアウトサイダー文学の歴史から辿り考察しよう

                                                                        惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj ジョーカーで描かれた主人公・アーサー・フレックの人物像とその転換はアウトサイダーの典型だった。 そもそもアウトサイダーとは何か? 「社会の既成の枠組みにとらわれず、独自の思想・信念の元に行動する人」 インサイダー(組織人)の対義語である。 2019-12-18 17:51:59 惣流・ドルフ・ラングレン弐号機 @YZNlfuMP8Vbaaoj 1956年に評論家のコリン・ウィルソンが発表した著作に『アウトサイダー』という文学集をまとめた評論本がある。 その内容はバルビュスの『地獄』から始まりドストエフスキーの『地下室の手記』サルトルの『嘔吐』ニーチェの作品集等多岐に渡り共通項を比較し述べていくものだ。 pic.twitter.com/jXj6JqrGtX 2019-12-18 17:58:21

                                                                          『ジョーカー』をアウトサイダー文学の歴史から辿り考察しよう
                                                                        • 人間の実存を描く傑作ーー社会学者・宮台真司が読み解く『ベルセルク』

                                                                          世界中で愛読されるダークファンタジーの傑作漫画『ベルセルク』。作者の三浦建太郎が2021年5月6日逝去したことで未完となっていたが、かつて三浦を支えた「スタジオ我画」の作画スタッフと、三浦の盟友・森恒二の監修によって、2022年6月24日より連載が再開したことでも話題となっている。 後世に何を伝えたのか? 9人の論者が独自の視点から『ベルセルク』の魅力を読み解い た本格評論集『ベルセルク精読』が、8月12日に株式会社blueprintより刊行される。 社会学者・宮台真司は、同作を「最終的帰結がすべて決まっていることを自覚する人々が、どう生き得るか」を描いた類まれな傑作と評す。今回は一部内容を抜粋してお届けする。(編集部) 宇宙が終わることは決まっている どんな理想的な生き方をしても、どんな理想的な社会を作っても、世界は必ず終わる。そのことは20世紀を通じて科学者の間で完全な合意事項になった

                                                                            人間の実存を描く傑作ーー社会学者・宮台真司が読み解く『ベルセルク』
                                                                          • さのさくら先生の「ひとりごはん行けないOLが●フレを作る話」にむしろ癒される

                                                                            さのさくら @sacla07 「ただの飯フレです」連載中/「生真面目な夏目くんは告白ができない」/「JKさんちのサルトルさん」/「世界が終わったあとの漫画家と編集者」(kuragebunch.com/episode/139336…) linktr.ee/sacla07

                                                                              さのさくら先生の「ひとりごはん行けないOLが●フレを作る話」にむしろ癒される
                                                                            • 左翼が宗教も科学も尊重しない理由

                                                                              2019年12月15日、仏パリのクリスマスマーケットに飾られたサンタクロースの人形。参考写真(Getty Images) クリスマスが近づいているが、最近米国の左翼が公的な場所で「メリー・クリスマスと言うな」と主張しているのは、聞いたことがある人も多いだろう。キリスト教の押し付けで、信教の自由に反するというのが彼らの理屈だ。代わりに「ハッピー・ホリデイズ」という言葉を使うよう圧力をかけている。 初回のコラム<なぜ人は共産主義に騙され続けるのか>で書いた通り、欧米の左翼はキリスト教を基盤とした西洋文明を敵視し、それを破壊することを目指している。もともと、共産主義が宗教を忌み嫌っていることは既に良く知られた事実だ。「宗教は民衆のアヘンである」というカール・マルクスの言葉は有名である。 宗教は迷信であり、自分たちは合理的、科学的思考の持ち主であることを左翼は自負している。「科学的社会主義」という

                                                                                左翼が宗教も科学も尊重しない理由
                                                                              • ロリータの反撃 芸術文化賞受賞作家マツネフ氏 その栄光と転落(プラド夏樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                正月早々から、フランスの文学界が揺れている。そのもととなっているのは、14歳の時に、当時50歳だった流行作家ガブリエル・マツネフ氏から1年間に渡る性的虐待にあったヴァネッサ・スプリンゴラ氏(現在47歳)が出版した『(性的)同意』(Le Consentement ,Vanessa Springora, 2020, Edition Grasset)である。日本でも今年は性犯罪の刑法改正が待たれる年で、特に性的同意については様々な議論がなされていると思うので紹介したい。 「14歳の少女が中学校の校門の前で、50歳の男と待ち合わせするなんて、ホテルで一緒に暮らしたり、ベッドを共にするなんてあり得ない」(拙訳)とあるように、スプリンゴラ氏はこの本の中で、当時は本当に36歳年上のマツネフ氏を愛していたと明言すると同時に、それでもやはり、彼の行為は14歳の少女に対してするべきことではなかったと語っている

                                                                                  ロリータの反撃 芸術文化賞受賞作家マツネフ氏 その栄光と転落(プラド夏樹) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 4時間後「店閉めろ」 突然の営業禁止で大騒ぎ「カフェのないパリなんて…」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

                                                                                  【パリ=三井美奈】新型コロナウイルス対策で、フランス政府は14日、店舗の営業禁止を突然発表し、週末のパリは大騒ぎになった。 フィリップ首相がテレビで「15日零時から営業を禁止する」と発表したのは、14日午後7時半。実施のわずか約4時間前だ。 パリ中心部のカフェでは同日夜、店員が満員の客に向けて「もうすぐ閉店です」と怒鳴った。だが、外食できる「最後の夜」とあって客は続々押しかける。客のロバン・シュドビルさん(25)は「友人の誕生祝いで集まったのに、なんてことだ! やむを得ない措置と思うが、カフェのないパリなんて信じられない」と話した。「最後の酒だ」とグラスを掲げ、キスを交わす酔客もいた。 15日、パリの観光名所、シャンゼリゼ通りはガラガラ。高級ブティックや飲食店はシャッターを閉め、営業しているのは新聞販売店だけだ。セーヌ左岸の有名カフェ「フロール」も閉店した。同店は哲学者サルトルやボーボワー

                                                                                    4時間後「店閉めろ」 突然の営業禁止で大騒ぎ「カフェのないパリなんて…」(産経新聞) - Yahoo!ニュース