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デニソワ人の検索結果1 - 40 件 / 248件

  • 名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功

    名古屋大学(名大)は1月12日、旧人と新人というふたつの人類集団の空間分布動態を表現すると同時に、集団間の資源競争による人口密度の変化を示す数理モデル「生態文化分布拡大モデル」を用いた人類進化史の説明に成功したと発表した。 同成果は、名大博物館・大学院環境学研究科の門脇誠二講師、明治大学 総合数理学部の若野友一郞教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、科学誌「Quaternary International」にオンライン掲載された。 ここ最近10年間の人類進化史の研究における進展はめざましく、現在の中学校や高校の歴史や生物の教科書が追いつかない状況となっている。それら教科書では、我々ホモ・サピエンスこと新人は、ネアンデルタール人などのさまざまな旧人よりもあとに登場し、より発展した文化を最初から持っていたと説明されている。しかし、もはや大きな更新が必要だという。 まず新人の登場時期が、約3

      名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功
    • 約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー

      2023年現在、世界の人口は80億人を上回り、地球の環境や社会に対するプレッシャーが日増しに高まっています。 しかし、今でこそ増え続ける人類ですが、ニューヨーク市マウントサイナイ医科大学(Icahn School of Medicine at Mount Sinai:ISMMS)のワンジー・フー氏らの国際研究チームは、「約100万年前、人類は絶滅の危機に瀕し、10万年以上もの間、世界の人口はわずか約1300人程度で推移していた可能性がある」と指摘しています。 また、この絶滅危機は、私たち現生人類だけでなく、絶滅したネアンデルタール人やデニソワ人の進化にも影響を与えた可能性があるようです。 一体当時の人類に何があったのでしょうか。 今回の研究の詳細は、2023年8月31日付で科学誌『Science』に公開されています。

        約100万年前、人類は1300人まで減り「絶滅寸前」だった - ナゾロジー
      • 全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴

        理化学研究所(理研)生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームの寺尾 知可史 チームリーダー(静岡県立総合病院 臨床研究部 免疫研究部長、静岡県立大学 薬学部ゲノム病態解析講座 特任教授)、劉 暁渓 上級研究員(研究当時:ゲノム解析応用研究チーム 研究員; 静岡県立総合病院 臨床研究部 研究員)、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター シークエンス技術開発分野の松田 浩一 特任教授らの共同研究グループは、大規模な日本人の全ゲノムシークエンス(WGS)[1]情報を分析し、日本人集団の遺伝的構造、ネアンデルタール人[2]およびデニソワ人[3]由来のDNAと病気の関連性、そしてゲノムの自然選択が影響を及ぼしている領域を複数発見しました。 本研究成果は、日本人集団の遺伝的特徴や起源の理解、さらには個別化医療[4]や創薬研究への貢献が期待されます。 今回、共同研究グループは、バイオバン

          全ゲノム解析で明らかになる日本人の遺伝的起源と特徴
        • 日本人女が海外でモテたり、外人にモテたりする本当の理由 : 金融日記

          みなさん、こんにちは。 藤沢Kazuです。 今日は、「なぜ日本人女は外国でモテるのか?」と言う現象に対して科学的に迫って行きたいと思います。 海外に住んだことがある人なら分かると思いますが、日本人女は一見外人男にちやほやされているように見えます。 また、六本木のクラブなんかに遊びに行くと、外人男が日本人女を口説いている光景をいつも見ることが出来ます。 もちろん、たいていの日本人女は英語がしゃべれないのでニコニコ笑っているだけのことが多いのですが。 その点、日本人男が外人女を口説き落とすのは並大抵のことではありません。 さて、結論から言うと、日本人女がモテる理由は、日本の稚拙な英語教育にあります。 本来、言語と言うのは、人間の感情や行動に密接に結びついています。 例えば、Fuck you!と言われれば、アドレナリンがふつふつと湧き出してきますし、女性でしたら男性との会話の中で現れる微妙なセク

            日本人女が海外でモテたり、外人にモテたりする本当の理由 : 金融日記
          • 全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読

            理化学研究所、静岡県立大学、東京大学の研究で、大規模な日本人の全ゲノムシーケンスから日本人集団の遺伝的構造などが明らかとなった。 これらの結果は、日本人の祖先に関わる縄文系、関西系、東北系の三つの源流の起源を示唆し、「縄文人の祖先集団、北東アジアの祖先集団、東アジアの祖先集団の三集団の混血により日本人が形成された」という三重構造モデルを支持するものである。 次に、現生人類(ホモ・サピエンス)の最も近縁とされる古代型人類ネアンデルタール人やデニソワ人から受け継がれた遺伝子領域を調べた。ネアンデルタール人由来の領域が日本人集団における2型糖尿病、冠状動脈疾患、安定狭心症、アトピー性皮膚炎、グレーブス病、前立腺がん、関節リウマチなどの病気と関連すること、デニソワ人由来の領域も2型糖尿病と関連することを見出した。 最後に、日本人の遺伝子において進化的選択を受けた可能性のあるゲノム領域を特定したとこ

              全ゲノム解析で日本人の遺伝的起源と特徴を解読
            • ネアンデルタール人の暮らし、なんと週単位で判明 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

              今回の研究で分析対象となった歯と同じように、写真のネアンデルタール人の歯にも、持ち主の生活や癖が刻み込まれている。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK) ターニャ・スミス氏は、まるで本を読むように歯を読む。 歯を構成する各層には、食べものから病気まで、さまざまな情報が刻まれている。オーストラリア、グリフィス大学の自然人類学者であるスミス氏は、15年以上をかけて歯の化学的性質と物理的構造を調べてきた。しかし、環境が変化したときに、それらがどうなるのかについては、長いこと取り組んでこなかった。 「人類の起源を研究している人々は、かなり前から、気候変動や気象が不安定になった期間が人類の進化に重要な役割を果たしていると考えています」とスミス氏は言う。しかし、氷床コアや花粉の記録など、当時の気候を知る手立てからは、個体にどんな影響があったかを検討するほど短期間の変動はわからない。 今、そ

                ネアンデルタール人の暮らし、なんと週単位で判明 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
              • チベット人の高地適応能力、絶滅人類系統から獲得か 国際研究

                中国のチベット(Tibet)自治区ラサ(Lhasa)近郊の山岳地域で撮影のチベット人の親子(2003年8月24日撮影)。(c)AFP/GOH CHAI HIN 【7月3日 AFP】チベット人が高地で暮らすことができるのは、現在は絶滅した謎の人類系統から受け継いだ特殊な遺伝子のおかげだとする研究論文が、2日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 中国、チベット、米国の国際研究チームによると、現在のチベット人の祖先は、血液中の酸素量を調整する重要な遺伝子変異を、デニソワ人(Denisovans)と呼ばれる人類種と交配した際に獲得したという。 ネアンデルタール人と同時代に生きていたデニソワ人の存在が明らかになったのは、わずか4年前のことだ。デニソワ人もネアンデルタール人と同様に、解剖学的現代人の現生人類(ホモサピエンス)によって絶滅に追い込まれた可能性がある。 デニソワ人の存在は、ロ

                  チベット人の高地適応能力、絶滅人類系統から獲得か 国際研究
                • トバ・カタストロフ理論 - Wikipedia

                  上空から見たトバ火山噴火時の想像図 トバ・カタストロフ理論(トバ・カタストロフりろん、Toba catastrophe theory)は、約7万年から7万5千年前に、インドネシアのスマトラ島にあるトバ火山が大噴火を起こして気候の寒冷化を引き起こし、その後の人類の進化に大きな影響を与えたという学説である。地質学・古人類学の分野では、火山の噴火とその後の気候変動を指してトバ事変 (Toba event) と呼ぶ[1][2]。人類の進化におけるボトルネック効果の例を示す学説として言及されることが多い。この学説は1998年にイリノイ大学教授のスタンリー=H.アンブロース(Stanley H. Ambrose)によって唱えられた。 学説の概要[編集] トバ火山の位置。 ランドサットの画像。湖中央の島はトバ・カルデラの中央火口丘である。 今から7万-7万5000年前、トバ火山が火山爆発指数最大のカテゴ

                    トバ・カタストロフ理論 - Wikipedia
                  • 人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明

                    2010年にデニソワ洞窟の発掘現場で見つかった臼歯の化石は、新しいヒト科ヒト属(ホモ属)であるデニソワ人の存在を示す重要な遺伝的証拠となった。この臼歯は、5万年以上前の女性のもの。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5年前の2010年に報告されたばかりの謎多き“第3の人類”デニソワ人。その歯の化石を分析したところ、彼らは現生人類やネアンデルタール人と数万年もの間共存していたことが、11月16日付けの科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」の論文で明らかになった。 我々ホモ・サピエンスの祖先が、かつて他のヒト科ヒト属(ホモ属)とユーラシア大陸を共有していたことを裏付ける研究結果である。約4万年前に姿を消したネアンデルタール人は、現生人類と数十万年もの間すぐそばで暮ら

                      人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明
                    • 論文、どうやって読んでますか?|umbell

                      論文の読み方。 若手研究者、特に修士課程や博士課程の学生にとっては結構深刻な問題だと思います。あと研究を始めたばかりの学生さんにも。 私自身も ・まず何を読んだらいいのかわからない... ・読むべきものがわかってきたけど、1本読むのにかなり時間がかかる... ・読んだはいいものの膨大な数の論文の内容を覚えてられへん... ・紙で読んでたけどかさばって仕方がない...と論文の読み方にはかなり悩んだ一人です。今でも絶賛試行錯誤中。 と言うことで、現状の論文の読み方をご紹介したいと思います。 みなさんがどうやって論文読んでるのか気になりますので、ゆるっと募集してみます。もしよければ #論文どう読んでますか とでもして投稿していただけたら幸いです。 1. デジタル派か紙派かかなり大きな論争が巻き起こるこの問題。 本音を言うと私は紙媒体で読むのが好きです。読書好きなのもあって、紙の上の文字を読みたい

                        論文、どうやって読んでますか?|umbell
                      • アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す

                        幅広いアフリカ人集団にネアンデルタール人由来のDNAがあることが明らかになり、これまでに調べられたすべての現代人集団で、過去にネアンデルタール人との交雑が起きていた痕跡が見つかった。今回の研究は、人類の歴史の複雑さとともに、共通の歴史の存在を強調する。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 約6万年前、現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカからの大移動を始め、世界のすみずみに散らばっていった。彼らは行く先々で、自分たちと異なる人類と出会った。 たとえば、ネアンデルタール人はヨーロッパと中東に広がっていた。ネアンデルタール人と近縁のデニソワ人はアジアに広がっていた。現生人類は、これらのグループと出会うたびに交雑したようだ。(参考記事:「人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明」) この交雑を示す証拠は、多くの現代人の遺伝

                          アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す
                        • 人類の免疫系を強くしたのは、ネアンデルタール人らとの性交渉

                          ニューヨークのアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)に展示された、チャールズ・ナイト(Charles R. Knight)作のネアンデルタール人の家族を描いた壁画(2008年6月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/Stan HONDA 【8月26日 AFP】現生人類が病気と闘う上で不可欠な遺伝子は、ネアンデルタール人やデニソワ人などの原始人類との性交渉を通じて継承されたとする米仏などの研究チームによる論文が、25日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 「交雑は決して行き当たりばったりの出来事だったのではなく、現生人類の遺伝子プールに有益な影響をもたらした」と、研究に参加した米スタンフォード大(Stanford University)のピーター・パーハム(Peter Parham)氏は言う。 ■共通の遺伝子を探せ 研究チ

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                          • 人類とネアンデルタール人が想定よりも古くからセックスしていたことが判明

                            現代のヒトの祖先であるホモ・サピエンスと、約2万年前に絶滅したと考えられているネアンデルタール人の交配は、従来の研究から考えられていたよりも5万年も早い約10万年前から始まっていたとする研究結果が科学誌「Nature」に発表されました。これは、ホモ・サピエンスが従来考えられていた時期よりも早い段階でアフリカから移動を開始し、ネアンデルタール人との交配(セックス)を行っていたことを示しています。 Ancient gene flow from early modern humans into Eastern Neanderthals : Nature : Nature Publishing Group http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature16544.html Humans and Neanderthals

                              人類とネアンデルタール人が想定よりも古くからセックスしていたことが判明
                            • ヨーロッパは旧世界ではなく新世界だった - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

                              Leica M7, F1.4, 50mm Summilux, RDPIII @Lake District, England, UK 昨夜、パラパラと見ているとNature発の目を疑うようなニュースが飛び込んできた。 "The earliest unequivocally modern humans in southern China" Nature (2015) doi:10.1038/nature15696 ヨーロッパには現生人類(ホモ・サピエンス、クロマニヨン人)は4万5千年年前までいなかったことが知られているが、アジア(今の中国南部)には少なくとも8万年前、もしかすると12万年前にすでに疑いようもなく現生人類といいきれる人間たちががいたというのだ。 ではなぜヨーロッパにいなかったのかというと、ヨーロッパにはネアンデルタールたちが大量に住んでいて入れなかったのではないかという。 え”っ

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                              • ナゾロジー - ふしぎな科学と最新ニュースを楽しく配信!

                                英ケンブリッジ大はホモ属の進化の道筋が、通常脊椎動物が辿る道筋と大きく異なることを発見。これはチンパンジーは残っているのにネアンデルタール人やデニソワ人は絶滅している謎を説明するかもしれません

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                                • 書評 「人間の本質にせまる科学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                  人間の本質にせまる科学: 自然人類学の挑戦 東京大学出版会Amazon 本書は若手研究者たちにより執筆された自然人類学の総説・入門書になる.内容的には東京大学の駒場の1,2年生向けのオムニバス講義がもとになっているようだ.自然人類学は「人間とは何か」という問いを自然科学的に探究する営みであり,時系列的にはチンパンジーとの分岐から未来まで,対象のスケールとしてはゲノムレベルから地球生態系までを視野に入れた広大な学問領域になる.本書ではそれぞれの専門家から人類進化の軌跡,ゲノム科学,ヒトの生物としての特徴,文化とのかかわりが解説されている. 第1部 人類進化の歩み 第1部は,霊長類の行動と社会,チンパンジーとの分岐から猿人*1まで,ホモ属,ネアンデルタールという4章構成になっていて,人類進化の最新の知見が要領良くまとめられている.各部において内容的に興味深かったところを紹介しておこう. 霊長類

                                    書評 「人間の本質にせまる科学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                  • 現生人類、「出アフリカ」は一度だけではなかった 研究

                                    人類の進化をモチーフにしたマグカップ(2009年2月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/Carl de Souza 【12月8日 AFP】人類がアフリカを出て移住したのは約6万年前の一度だけという説はもはや正確な人類史とは考えられないとする研究報告が7日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 研究によると、現生人類の拡大をもたらしたのは、約12万年前から始まった複数回にわたる移住だ。 DNA分析や化石同定技術の発達、とりわけアジア地域における発見が、人類の起源についてのこれまでの認識を見直す一助となっている。 研究によると、現生人類ホモ・サピエンス (Homo sapiens)がアジアに到着したのはこれまで考えていたよりずっと前であることが、過去10年間の「大量の新発見」で明らかになったという。 中国の南部と中央部の複数の場所で、約7万~12万年前のホモ・サピエンスの化石が

                                      現生人類、「出アフリカ」は一度だけではなかった 研究
                                    • 4代前にネアンデルタール人の親、初期人類で判明

                                      槍を持つネアンデルタール人女性の模型。現生人類とネアンデルタール人はかつて欧州で一緒に暮らし、性交渉も行っていた。(Photograph by Joe McNally, National Geographic) 3万7000〜4万2000年前、現在のルーマニアがある地域に暮らしていたある現生人類の男性に、わずか4世代前にネアンデルタール人の祖先がいた。つまりこのネアンデルタール人は、男性の高祖父か高祖母(祖父母の祖父母)だ。 現代人にネアンデルタール人の血――より正確に言えば、ネアンデルタール人のDNAの痕跡――が見られることは、少なくとも5年ほど前からわかっていた。ただし絶滅してしまったネアンデルタール人と、我々の祖先がいつどこで交わったのかはこれまで謎だった。だが先日、ネアンデルタール人のDNAがかつてないほど高い割合で含まれる現生人類の骨が見つかったという論文が、科学誌『ネイチャー』

                                        4代前にネアンデルタール人の親、初期人類で判明
                                      • ネアンデルタール人の遺伝子、コロナ重症化に関与か 研究

                                        ネアンデルタール人がテーマの企画展で展示された頭蓋骨(2018年3月26日撮影、資料写真)。(c)STEPHANE DE SAKUTIN / AFP 【10月1日 AFP】約6万年前にヒトゲノムに挿入されたネアンデルタール人(Neanderthal)の遺伝子の断片が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクを高めることが分かったとする研究報告が9月30日、英科学誌ネイチャー(Nature)電子版に発表された。ネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子コードを保有する人が新型コロナに感染すると、人工呼吸器が必要となる可能性が3倍高くなるという。 【図解】現生人類とネアンデルタール人の分岐 新型コロナ患者は、集中治療室での治療が必要な人もいれば、軽症や無症状で済む人もいる。高齢者や男性、持病のある人が重症化しやすいことは分かっているが、今回新たに遺伝的要因も影響し得ることが明らか

                                          ネアンデルタール人の遺伝子、コロナ重症化に関与か 研究
                                        • 「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で

                                          昔々ロシアの洞窟で、異なる種の旧人類2人が出会った。5万年後、科学者らは2人には娘がいたことを突き止めた。

                                            「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で
                                          • 精神疾患を生み出す遺伝子とその進化 - Laborify

                                            東北大学大学院 生命科学研究科 博士後期課程2年の佐藤大気と申します。進化生物学の研究室に所属しており、精神疾患や個性の進化遺伝基盤を研究しています。 突然ですが、皆さんのまわりには「落ち込みやすい人」はいませんか? 同じように先生や上司に叱られたとして、深刻に落ち込んでしまい、時にはふさぎ込んでしまう人がいる一方で、次頑張ればいいや、とポジティブに考えられる人もいます。こうしたいわゆる「性格」や「個性」の違いはどこから生まれてくるのでしょうか? この記事では、これまでに私が行ってきた研究を踏まえて、こうした個性や、あるいは精神疾患の進化的背景について考えたいと思います。 はじめに あらゆる心の働きは遺伝の影響を受ける 皆さんの個性はどのような言葉で表されるでしょうか。 内向的、好奇心が強い、不安を感じやすい、楽観的、勇敢、共感能力が高い、向こう見ず、保守的、自尊心が高い…。性格を表す言葉

                                              精神疾患を生み出す遺伝子とその進化 - Laborify
                                            • 生物の寿命はDNAに書き込まれている。それによると人間の寿命は38年

                                              Lifespan of Animals Is Written in Their DNA: For Humans It's Just 38 Years 自然のままなら、人間の寿命は約38年──DNAの解析でさまざまな種の寿命を推測する新手法で導き出された数字だ。 すでにだいたいの寿命がわかっている種の遺伝子研究から推定したところ、絶滅したケナガマンモスの寿命はおそらく60年ほど、シロナガスクジラに次いで大きいホッキョククジラは2世紀半以上長生きできることが判明した。 12月12日付の科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された論文で、研究者たちは動物が年を取るにつれてDNAがどのように変化するかを調べた。そして、このDNAの変化は寿命と関連していることを突き止めた。 老化の謎 老化のプロセスは、生物医学や生態学の分野で非常に重要なテーマだ。動物は年と取るにつれ、生体機能が衰えていき、やが

                                                生物の寿命はDNAに書き込まれている。それによると人間の寿命は38年
                                              • ネアンデルタール人 - Wikipedia

                                                ネアンデルタール人(学名:Homo neanderthalensis〈※後述〉、英: Neanderthal(s)、独: Neandertaler)は、約4万年前までユーラシアに住んでいた旧人類の絶滅種または亜種である[1] [2] [3] [4]。彼らは、大規模な気候変動[5] [6] [7]、病気[8] [9]、またはこれらの要因の組み合わせによって絶滅した可能性が高い。彼らは完全にヨーロッパの初期の現生人類に取って代わられた。 名前は、1856年に初めて発見されたネアンデルタール1(英語版)の発見地、ドイツのネアンデル谷(ドイツ語で、谷はタール)にちなむ。 概要[編集] ネアンデルタール人がいつ登場したかは明らかではない[10]。ネアンデルタール人がその祖先であるホモ・ハイデルベルゲンシスから分岐した時期が明らかになっていない。諸研究では、31万5000年前から80万年以上前までの様

                                                  ネアンデルタール人 - Wikipedia
                                                • 人類の米大陸到達は「13万年前」 定説大幅にさかのぼる

                                                  衝撃によるひびが入ったマストドンの大腿骨。米サンディエゴ自然史博物館提供(2017年4月25日提供)。(c)AFP/San Diego Natural History Museum/Tom DEMERE 【4月27日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)で発掘されたマストドンの骨の年代を最新技術で測定したところ、人類が米大陸に移動した時代がこれまで考えられていた1万5000年前よりもはるかに古い13万年前だったことが分かったとの研究結果が26日、発表された。 研究チームは英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した研究論文で、マストドンの歯や骨に間違いなく人の手で加工された痕跡があったことに加え、石づちやたたき台も見つかったことから、原始人類がこのマストドンを食していたことに疑いの余地がないと結論している。 ゾウに似た動物であるマストドンの化

                                                    人類の米大陸到達は「13万年前」 定説大幅にさかのぼる
                                                  • 絶滅クマのDNA、ヒグマで発見、異種交配していた

                                                    ヒグマの亜種で、グリズリーと呼ばれるハイイログマ。食べ物や危険の兆候はないかと、風の匂いをかいでいる。グリズリーのDNAの一部も、数万年前に絶滅したホラアナグマに由来する可能性がある。(Photograph by PAUL NICKLEN、 National Geographic Creative) 10万年以上にわたって欧州とアジアを歩きまわっていたホラアナグマ(Ursus spelaeus)は、約2万5000年前に絶滅した。おそらくは狩り、気候変動、人類との生息地の奪い合いなどによって、長い時間をかけて徐々に消えていったものと思われる。 それ以降、この最後の冬眠から目覚めたホラアナグマは1頭もいない。だが、彼らのDNAは今も生きている。新たな研究によって、ヒグマ(Ursus arctos)のゲノムの約0.9~2.4パーセントが、ホラアナグマに由来するものであることがわかったのだ。 この

                                                      絶滅クマのDNA、ヒグマで発見、異種交配していた
                                                    • 【激撮!】“誘拐婚”なる慣習 | web R25

                                                      画像提供:ナショナル ジオグラフィック日本版(林 典子/National Geographic) 約540万人が暮らすキルギスで、人口の7割を占めるクルグズ人。その村社会では、女性を連れ去り、強引に結婚させる誘拐婚が「アラ・カチュー」と呼ばれ、慣習として受け入れられている。 女性の合意のない誘拐婚は違法だが、警察や裁判官は単なる家族間の問題とし、犯罪として扱うことはほとんどない。 女性はいったん男性の家に入ると、純潔が失われたとみなされ、そこから出るのは恥とされる。逃げたくても逃げられないのが現実だ。 2012年9月、友人とナルイン市内を散歩中に誘拐され、南部の小さな村に連れてこられた20歳の大学生ファリーダ・カナットベコワ。誘拐したトゥシュトンベック・クルマナクノブ(26歳)の自宅に到着すると、その親族に腕をつかまれ、家の中へ連れていかれた。 1カ月後に別の男性と結婚する予定だっ

                                                      • ネアンデルタール人はもっとたくさんいた? 新たなDNA解析手法で新説

                                                        現在のスペインのエルシドロンに当たる地域に住んでいたネアンデルタール人の上顎骨の化石。一部に歯石を確認できる(2017年3月7日提供)。(c)AFP/Paleoanthropology Group MNCN-CSIC 【8月8日 AFP】新たなDNA解析手法により、はるか以前に絶滅したネアンデルタール人に関する通説が書き換えられつつあるとする研究論文が7日、発表された。 これまでの研究では、ネアンデルタール人が姿を消しつつあった約4万年前には、地球上に約1000人しか生存していなかったことが示唆されてきた。 だが、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文は、今回の研究によって、その数はそれよりもはるかに多い数万人に上っていた可能性があり、欧州各地に孤立した集団として生存していたことが明らかになったとしている。 遺伝的な手掛かりの一つは、ネアンデルタール人のDNAに、通常遺伝的多様性

                                                          ネアンデルタール人はもっとたくさんいた? 新たなDNA解析手法で新説
                                                        • 人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに

                                                          現在地球上で暮らす我々人間は「ホモ・サピエンス」と呼ばれる、約20万年~10万年前に誕生したヒト属の一種です。しかし現代から約90万年前に、人類の祖先となる種がわずか1280頭にまで激減し、絶滅の危機にひんしていた可能性があることが報告されています。 Genomic inference of a severe human bottleneck during the Early to Middle Pleistocene transition | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.abq7487 Human ancestors nearly went extinct 900,000 years ago https://www.nature.com/articles/d41586-023-02712-4 これまでの研究では、

                                                            人類の祖先は約90万年前に約98.7%減少し絶滅しかけていたことが明らかに
                                                          • 人類の祖先とネアンデルタール人、多くの子孫残していた

                                                            (CNN) ネアンデルタール人と人類の祖先の間には、これまで考えられていたよりも多くの子孫が誕生していたことが分かったとして、米ワシントン大学などの研究チームが科学誌サイエンスに研究結果を発表した。異種交流の痕跡はヒトゲノムに残され、免疫系や代謝系にも影響している可能性があるという。 研究チームは世界各国の1500人以上の遺伝子情報を分析し、人類の祖先がネアンデルタール人およびデニソワ人と交わった痕跡を調べた。 その結果、アフリカを除くすべての地域で人の遺伝子からネアンデルタール人の痕跡が見つかり、アジア人や欧州人、パプアニューギニアに住むメラネシア人などはネアンデルタール人やデニソワ人の祖先を持つことが分かった。 デニソワ人はネアンデルタール人と関連があるものの遺伝子的には異なる。デニソワ人の化石は2008年にシベリアの洞窟から発見された。 しかし今回デニソワ人のDNAの痕跡が見つかった

                                                              人類の祖先とネアンデルタール人、多くの子孫残していた
                                                            • 人類最古のDNA抽出…40万年前の人骨から : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                                              スペイン北部の洞窟で発見された古い人骨からDNAを取り出し、遺伝情報を解読することに成功したと、独マックスプランク研究所などのチームが5日の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。 分析の結果、約40万年前の人類とわかった。DNA分析はこれまで、猿人から原人、旧人、現代人へという進化段階のうち、旧人の段階にとどまっていたが、今回は原人の時代(200万~30万年前)までさかのぼり、最古の例になるという。 洞窟からは28体分の骨が見つかった。欧州最古の人類で原人と旧人の中間にあたるハイデルベルク人とみられる。研究チームは、保存状態のよい大腿(だいたい)骨から、細胞内の小器官「ミトコンドリア」のDNAを取り出して解読した。これを、旧人である欧州のネアンデルタール人(20万~3万年前)とシベリアのデニソワ人(5万~3万年前)のDNAと比較。長い年月の間に生じた変化の量などから、洞窟の人類は約40万年前

                                                                人類最古のDNA抽出…40万年前の人骨から : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
                                                              • いずれにせよ世界は悲しいんだ - 関内関外日記

                                                                「ド、ド、ド、ファ、ミ、ミ、ド、レ、レ、ド」 「こないだ夜おそくに牛丼屋に行ったんだ。店員が3人いて、客はおれひとりだった。おれが注文を待っていたら、客がひとり入ってきた。ところが、そいつは客じゃなかったんだ」 「ミ、ファ、レ、ファ、レ、ド、ド、シ、ド、シ」 「背中に正方体……正方体なんて言葉あったかな? ともかく、真四角の箱を背負ったやつがスタスタ厨房の方に行った。ウーバーイーツ? 違うかな。箱の色は真っ黒だったから、べつの業者だと思う。用意されていたビニール袋があって、それを箱に入れたのだっけ、そこは見てないんだ」 「ド、レ、ファ、ソ、ド、ファ、ド、ファ、レ、ミ、ミ」 「こんな真夜中に、自分で牛丼屋に行くのは面倒だけど、牛丼が食いたくて、それを携帯端末一つでだれかに運ばせる世の中ってわけだ。客と配達人と店で三方得……三方得なんて言葉あったかな? ともかく、世の中には潜在的に、真夜中に、

                                                                  いずれにせよ世界は悲しいんだ - 関内関外日記
                                                                • 超古代文明が実在した可能性はあるのか?

                                                                  「未知の文明」と言われると広大な宇宙空間に思いをはせたくなりますが、非常に高度な科学技術を有する文明が有史以前の地球にに存在していたかもしれないという「超古代文明」説も魅力にあふれたアイデアです。超古代文明が実際に存在した可能性はあるのかという点について、サイエンス系YouTubeチャンネルのKurzgesagtが色彩豊かなアニメーションムービーで解説しています。 Are There Lost Alien Civilizations in Our Past? - YouTube 地球に生命が誕生したのはおよそ40億年前とされていますが、この40億年で生命は一様なスピードで進化を遂げたわけではありません。今日見られる動物の「門」が突如として出そろったとされるカンブリア爆発が5億4000万年前に生じるまでの約35億年間は、単細胞生物しか存在しなかった時代が続いたと考えられています。 解剖学的な

                                                                    超古代文明が実在した可能性はあるのか?
                                                                  • 『交雑する人類』 古代DNAが世界史を書き換える! - HONZ

                                                                    ゲノム革命は我々の想像を超える速度で進行している。ワトソンとクリックが生命のセントラルドグマを解き明かしてからわずか半世紀と少しの間に、PCRやCRISPR−Cas9などの革新的な技術が次々と開発され、SFの世界にしか存在しないと思われたような成果を次々と現実のものとしている。遺伝子共有サイトのデータが迷宮入りしていた凶悪犯罪の犯人を追い詰めたという事例にも見られるように、その影響は多岐にわたり、私たちの生活のあらゆる面を大きく変える力を持つ。 中でも2009年以降に急速に発展した古代DNAの全ゲノム研究の発展は特筆に値する。この分野はマックス・プランク進化人類学研究所のスヴァンテ・ペーボによって確立され、ネアンデルタール人と現生人類の直接の祖先が交配していたことを明らかにした。だが、古代DNA解析が明らかにするのは、単に各種旧人類とホモ・サピエンスとの交雑の有無だけではない。古代DNA革

                                                                      『交雑する人類』 古代DNAが世界史を書き換える! - HONZ
                                                                    • 少女の両親は、ネアンデルタール人とデニソワ人

                                                                      ネアンデルタール人女性の復元像。2008年に公開されたこの像は、古代のDNAの解析結果を利用して作成された最初の復元像だった。(PHOTOGRAPHY BY JOE MCNALLY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 「ありえない」――古遺伝学者のビビアン・スロン氏は、当初、骨のDNAの分析結果を信じられなかった。その骨は、ネアンデルタール人のDNAとデニソワ人のDNAを、ほぼ等量もっていたのだ。彼女は何かの間違いだろうと考えた。スロン氏は、ドイツにあるマックス・プランク進化人類学研究所の博士研究員だ。 分析結果によると、約9万年前の骨片は、10代の少女のもので、母はネアンデルタール人、父はデニソワ人だということだった。科学者たちは、数種のヒト族がいた時代、交雑があったと考えている。古代や現代のヒトゲノムの中に、彼らの遺伝子を痕跡が見つかっているからだ。ただ、交雑

                                                                        少女の両親は、ネアンデルタール人とデニソワ人
                                                                      • 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

                                                                        1分  · プライバシー設定: 公開 あけましておめでとうございます。年末以来、30属についての分子系統解析の結果を一挙に報告する超大作論文の原稿を書き続けています。さきほど10属目の原稿を書き上げました。これで30属のうち3分の1についての原稿が完成しました。このペースなら、あと一週間あれば超大作1の原稿が完成しそうです。明日から他の仕事に割く時間を増やすので、ペースはおちますが、1月中には完成できるでしょう。現時点で図が32枚。全編で100枚をこえる超大作になります。ちなみに、これまで書いた原稿は、Acer, Aegopodium (Chamaele), Allium, Angelica, Anemone, Artemisia, Arundinella, Boehmeria, Chloranthus, Clinopodium,  Corydalisの10属です。CardamineやCh

                                                                          空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
                                                                        • 2022年ノーベル生理学医学賞解説『絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して』 - Lab BRAINS

                                                                          みなさんこんにちは!サイエンス妖精の彩恵りりだよ! 今回は、みんな大注目!2022年ノーベル生理学医学賞解説だよ! まず、今回の受賞者と授賞理由は以下の通りだよ! 2022年10月3日、カロリンスカ研究所ノーベル賞会議は、本日、2022年のノーベル医学生理学賞を以下の者に授与する事を決定しました。 スヴァンテ・ペーボ (Svante Pääbo) 「絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して」 Svante Pääbo (スヴァンテ・ペーボ) スウェーデン王国、ストックホルム出身。1955年4月20日生まれの67歳。ドイツ連邦共和国、マックス・プランク進化人類学研究所、および日本国、沖縄科学技術大学院大学所属。 選考委員: Gunilla Karlsson Hedestam & Anna Wedell 人類史をざっくり振り返り! 人類の起源と広がりという疑問は多くの人々の興味を引

                                                                            2022年ノーベル生理学医学賞解説『絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して』 - Lab BRAINS
                                                                          • アボリジニ - Wikipedia

                                                                            アボリジニ(英: Aborigine)は、オーストラリア大陸と周辺島嶼(タスマニア島等。ニューギニアやニュージーランド等は含まない)の先住民である。イギリスを中心とするヨーロッパ人達による植民地化の以前からオーストラリア大陸やその周辺諸島に居住していた先住民の子孫達である。 トレス海峡諸島民もオーストラリアの先住民族であるが、「アボリジニ」には通常含まれない。 「アボリジニー」に差別的な響きが強いうえ、言語集団が分かれていたオーストラリア先住民の多様性への配慮から、近年のオーストラリアでは呼称としてほとんど使われなくなった[1]。代わりに現在ではアボリジナル、アボリジナル・ピープル、アボリジナル・オーストラリアン(Aboriginal Australians)という表現が一般化しつつある。 また、トレス海峡諸島民を含めて、オーストラリア先住民(オーストラリアせんじゅうみん、英語: Indi

                                                                              アボリジニ - Wikipedia
                                                                            • 「石器時代の人はどうやって話をしていたの?」に専門家が本気で答えたら… | こどもの疑問に“マジ回答” ツバメイ8歳の疑問

                                                                              石器時代は、遠い昔に存在したある時期のことです。だいたい300万年前から始まって、4万年ほど前まで続きました。 「石器時代」と名づけられたのは、私たちの遠いご先祖さまが石で道具を作っていたからです。私たちと同じような人間、つまりホモ・サピエンスが出現したのはほんの20万年くらい前。石器時代が始まってかなり長い時間が経ったころでした。 サルから進化した「原人」と呼ばれる原始的なヒト科のご先祖さまの一部が、大きめの石を砕いたかけらを尖らせて、簡単な石器を作るようになりました。これが石器時代のはじまりです。彼らは後ろ足でなかば立つようにして歩いていたので、前足はそのまま手となって自由に使えました。直立歩行をはじめたばかりの彼らの脳は小さく、チンパンジーの脳とさほど変わりありません。彼らには、言葉を使った会話はなかったと考えられます。 石器時代後期になると、これとは別のタイプのご先祖さまが現れまし

                                                                                「石器時代の人はどうやって話をしていたの?」に専門家が本気で答えたら… | こどもの疑問に“マジ回答” ツバメイ8歳の疑問
                                                                              • asahi.com(朝日新聞社):未知の系統の人類、4万年前シベリアに DNA調べ判明 - サイエンス

                                                                                約4万年前のロシア・シベリア南部に、これまで知られていなかった系統の人類が生存していたことを、ドイツなどの国際研究チームが突きとめた。いまの人類と、絶滅したネアンデルタール人は約47万年前に枝分かれしたとされるが、DNAの解読結果からさらに古い、いまより104万年前に共通の祖先から分かれていることがわかった。  英科学誌ネイチャー電子版に発表する。  カザフスタンとの国境に近いロシアのアルタイ山脈にある「デニソワ洞穴」から2008年に発掘された人の小指の骨の化石を分析した。4万8千年〜3万年前の地層にあった。研究チームはこの骨の粉末30ミリグラムから細胞内の小器官であるミトコンドリアのDNAを抽出し、塩基配列を解読した。  その結果、この指の主は、いまの人類やネアンデルタール人と異なる未知の人類とわかり、「デニソワ人」と名づけた。  デニソワ洞穴には12万5千年前から人類がすんでいたことが

                                                                                • 【解説】驚きの発見、チベットにデニソワ人化石

                                                                                  中国ゴロク・チベット族自治州のアムネマチン山上空にきらめく星々。空気が薄く厳しい気候のチベット高原に初期人類が住んでいたとは、これまで到底考えられていなかった。(PHOTOGRAPH BY KIERAN DODDS, PANOS PICTURES, REDUX) チベット高原の外れにそそり立つ険しい岩山。そのふもとにぽっかりと口を開けた白石崖溶洞は、チベットの人々が昔から祈祷と病気療養のためにやってくる聖なる洞窟だ。入り口には色とりどりの祈りの旗が掲げられ、風にはためいている。1980年、その洞窟のなかで、近くに住む僧侶が奇妙なものを発見した。2本の大きな歯がついた人の顎(あご)だった。だが人といっても、現代の人間のものでないことは明らかだった。 最近になって中国の研究チームがその特徴を詳細に分析し、さらにタンパク質を抽出して調べたところ、これは16万年前の謎の旧人デニソワ人の下顎と判明し

                                                                                    【解説】驚きの発見、チベットにデニソワ人化石