去年、ことしと賃上げは、2年連続で高い水準となりましたが、このうち去年の賃金の動向を内閣府が世代別に分析した結果、男女とも20代の伸びが大きかった一方30代後半や40代では伸びが小さいなど、世代間で差が生じていたことが分かりました。 内閣府は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに、正社員の去年の賃金の動向を性別や年代別に分析しました。 それによりますと、時間外や休日手当を除く「所定内給与」は ▼大卒の男性では、前の年からの伸び率が ▽20代前半がプラス3.1%、▽20代後半がプラス3.4%だったのに対し ▽30代後半が0% ▽40代が1%台 ▽50代前半はマイナスでした。 また ▼大卒の女性でも ▽20代前半がプラス2.1% ▽20代後半がプラス1.9%だった一方 ▽30代後半がプラス0.3% ▽40代はマイナスでした。 人材獲得競争の激しい若い世代で高い水準となった一方で、中堅や