新型コロナウイルスの影響で、広島のソウルフード・お好み焼きを提供する飲食店が苦境に立たされている。広島経済大地域経済研究所(安佐南区)の調査では業績が落ち込んだ店が約9割に達し、所長の細井謙一教授(経営学)は「お好み焼きは宮島と並ぶ広島の重要な観光資源の一つ。支援策がなければ相当数が倒産してしまう」と警鐘を鳴らす。 専門店以外を含む広島市内の868店舗を対象に、郵送・ウェブ回答方式で調査した。売り上げや経営状態、感染防止策など11点を尋ねる質問状を4月21~30日に送付し、205店から回答を得た。