三重大学医学部付属病院の臨床麻酔部長だった元教授が、医療機器の調達をめぐってメーカー側から200万円をみずからが代表理事を務める団体の口座に振り込ませたとして、第三者供賄の疑いで逮捕されました。警察は、メーカーの支店の営業部長なども贈賄の疑いで逮捕し、どのようないきさつで機器が選定されたのかなど解明を進める方針です。 逮捕されたのは、収賄側が、三重大学医学部付属病院の臨床麻酔部長だった元教授、亀井政孝容疑者(54)ら2人、贈賄側が、医療機器メーカー「日本光電工業」の中部支店医療圏営業部長の下村篤司容疑者(48)ら3人です。 警察によりますと亀井元教授らは、手術室などに設置する患者の呼吸や血液の状態などを把握するための機器を調達する際、日本光電工業の製品を選定する見返りに、おととし8月、200万円を賄賂としてみずからが代表理事を務める団体の口座に振り込ませたとして第三者供賄の疑いが持たれてい