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古生物学の検索結果1 - 40 件 / 221件

  • 「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

    はいどーも あでのい です! いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ! この人類史上に残る一大事を目前にして、このブログ、直近記事が刃牙シリーズ、麻雀漫画、シン・ウルトラマンですよ? 一体何のためのブログだと思ってんすかね本当。忘れてる人のために言っときますが、このブログは元々Gレコ感想用ブログです。忘れないように! という訳で今日は漫画『チ。-地球の運動について-』の感想です。 チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス) 作者:魚豊 小学館 Amazon この度最終巻の発売に加えてアニメ化も決まったとのことでめでたい限りですね。全8巻できれいにまとまってるのもおすすめしやすいポイントです。 でまあ、なんですけど、今日はちょっとこの大人気漫画の『チ。』を、私の持てる限りの全身全霊をもってして可能な限りボコボコにしてやりたいと思います。 やー、遂に書いちゃったよ作品批判

      「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭
    • カニの生活を潜入捜査しようとしたカニロボット、本物のカニに解体されちゃって悲しい

      中島保寿(古生物学者) @japanfossil 中島保寿 Yasuhisa Nakajima Ph.D/paleontologist at Tokyo City University 古生物学者@東京都市大学准教授/理工学部自然科学科&大学院総合理工学研究科自然科学専攻で古生物学の研究室をつくっています。完成度今80% #TCUPaleoLab fossiljapan.com

        カニの生活を潜入捜査しようとしたカニロボット、本物のカニに解体されちゃって悲しい
      • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

        ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 本書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(本書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

          書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
        • 「コロナが収まったら博物館に行こうね」と恐竜が大好き『だった』息子と約束してから3年経って恐竜好きな息子はもういない

          むぴー📕「子どもが起きない!」発売中 @mupyyyyy 恐竜大好きだった息子と「コロナがおさまったらいつか福井恐竜博物館に行こうね!」と約束して早3年。もう恐竜大好きだった息子はいない。今はニンテンドーワールドに行きたいと言っている。今度こそ、大好きなものを大好きなうちに連れて行ってあげたい😭😭 2022-03-28 10:59:10 リンク www.dinosaur.pref.fukui.jp FPDM: 福井県立恐竜博物館 福井県にある恐竜を中心とする地質古生物学専門の博物館のWebサイト。館内には44体もの恐竜全身骨格をはじめ、化石やジオラマ、大迫力の復元模型等が数多く展示されており、大人も子供も夢中になれます。足跡化石を中心に発掘体験ができる野外恐竜博物館もあります。サイトでは利用案内やイベント情報、恐竜図鑑などが楽しめます。 5 users 625

            「コロナが収まったら博物館に行こうね」と恐竜が大好き『だった』息子と約束してから3年経って恐竜好きな息子はもういない
          • ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか

            このイラストに見られるように、ティラノサウルス・レックスなどの肉食恐竜には、鋭い歯を覆う軟組織があったようだ。唇は、獲物を狙う際に使う歯を守り、歯の水分を保つうえで役立つ。(ILLUSTRATION BY MARK P. WITTON) 白亜紀の肉食恐竜ティラノサウルスと言えば、恐ろしい歯と口がまず思い浮かぶだろう。ティラノサウルスは、博物館の展示や恐竜世界の復元図、そして『ジュラシック・パーク』などの映画で、バナナほどもある大きさの歯をのぞかせた姿で描かれてきた。しかし、古生物学者たちによると、実際のティラノサウルスや多くの肉食恐竜には、歯を覆う唇があったようだ。(参考記事:「ティラノサウルスは実は3種いた、新たな論文が物議、議論白熱」) 複数の団体の古生物学者の合同チームが、3月30日付けで学術誌「Science」に発表した論文で、ティラノサウルスやアロサウルスなどの肉食恐竜には、現在

              ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか
            • クローラー運用を楽にするためのクラウドサービス比較 - ZOZO TECH BLOG

              こんにちは!最近気になるニュースはスピノサウルスの尻尾の化石が発見されたこと1な、SRE部エンジニアの塩崎です。ZOZOテクノロジーズの前身となった会社の1つであるVASILYでは数多くのクローラーの開発・運用の担当をしてきました。 今回はその知見を生かして、クローラーを楽に運用するためのクラウドサービスを紹介します。 概要 データ解析を円滑に進めるためには、CSVやWeb APIなどの構造化されたデータが必要です。しかし全てのWebサイトにあるデータが構造化データを提供しているとは限りません。むしろ提供していないケースの方がはるかに多いです。そのため、Webクローラーを作成して構造化されていないWebページを解析し、構造化データを生成する必要があります。 しかし、Webクローラーの運用には数多くの「つらみ」があります。特に大量のWebページを1日1回などの頻度で定期的にクロールする際には

                クローラー運用を楽にするためのクラウドサービス比較 - ZOZO TECH BLOG
              • 研究者を親に持つ子供が多いつくば市の小学校では自由研究がガチすぎて先生が困るらしい「量子論を書いてくる児童がいて評価のしようがない」

                中島保寿(古生物学者) @japanfossil 中島保寿 Yasuhisa Nakajima Ph.D/paleontologist at Tokyo City University 古生物学者@東京都市大学准教授/理工学部自然科学科&大学院総合理工学研究科自然科学専攻で古生物学の研究室をつくっています。完成度今80% #TCUPaleoLab fossiljapan.com

                  研究者を親に持つ子供が多いつくば市の小学校では自由研究がガチすぎて先生が困るらしい「量子論を書いてくる児童がいて評価のしようがない」
                • 「人魚ミイラ」霊長類と魚類の特徴 倉敷芸科大が中間報告、うろこや針見つかる(山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

                  「人魚のミイラ」のエックス線CT画像。右腕(黄色の矢印)と下半身(青の矢印)で形の違ううろこが確認された(提供写真) 岡山県浅口市鴨方町六条院西の円珠院に保存されている「人魚のミイラ」(体長約30センチ)が、上半身は霊長類、下半身は魚類の特徴を持つことが、科学的分析に取り組んでいる倉敷芸術科学大(倉敷市連島町西之浦)の中間報告で明らかになった。今後はDNA分析や民俗学的調査を進め、来歴や正体に迫る。 研究は、同大教員や民俗学者らでつくるチームが2月にスタート。表面観察やエックス線CT検査などで外観や身体構造が判明した。 報告によると、上半身は正面を向く眼窩(がんか)や5本指の両腕、頭髪などがあり霊長類を、下半身は背びれや尾びれを持ち、うろこに覆われ魚類を思わせる外観。歯は円すい型で、臼歯に相当するものがないなど肉食性の魚類を想起させるという。 CTなどの調査では、内臓は確認できない▽抜け落

                    「人魚ミイラ」霊長類と魚類の特徴 倉敷芸科大が中間報告、うろこや針見つかる(山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
                  • ネアンデルタール人は冬眠していた?

                    クロアチアのクラピナ・ネアンデルタール博物館での展示...... REUTERS/Nikola Solic <スペイン北部の遺跡で見つかった化石骨の損傷状態を調べたところ、ネアンデルタール人が厳しい冬をやり過ごすために冬眠していた可能性が浮上した...... > 40万年以上前の化石骨に冬眠の痕跡らしきもの 現生人類と同種とされるネアンデルタール人は、厳しい冬をやり過ごすために冬眠していたのかもしれない──このほど行われた遺跡調査から、こんな可能性が浮上している。英ガーディアン紙などが報じた。 化石人類ネアンデルタール人は、数十万年前〜3万5000年前まで生存していたと考えられている。 古人類学専門の学術誌L'anthropologieに発表された論文によると、スペイン北部のアタプエルカにある有名な遺跡シマ・デ・ロス・ウエソス(スペイン語で「骨の穴」を意味する)という洞窟で見つかった化石骨

                      ネアンデルタール人は冬眠していた? 
                    • 地球がどれほど劇的な変化に見舞われてきたか、広範な科学の知見を動員し描写する地球史ノンフィクション――『素晴らしき別世界 地球と生命の5億年』 - 基本読書

                      素晴らしき別世界 地球と生命の5億年 作者:トーマス・ハリデイ山と渓谷社Amazon※山と渓谷社からの依頼で山と渓谷社のnote用に書いた書評ですが大変おもしろい本だったので自分のブログ用にちょこちょこと書き換え、許可を得て転載しています われわれは自分の周りの環境を「当たり前のもの」として受け止めがちだ。 何しろ先祖の時代から日本列島は日本列島だし、一日は24時間だし、気候変動や災害による水位の上昇、地形の変動こそあれど、世界の構成──大気中の酸素・二酸化炭素濃度、大陸数、生物の数──に大きな変化はない。しかし、5億年の物差しでみると、過去と現在の地球には、「別世界」と表現しても過言ではないほどの変化が起こってきた。今の六大陸もかつては繋がっていて、陸伝いに移動できたし、そうした世界では、当然植物や生物はわれわれの想像を遥かに超えた形態をみせる。 というわけで、本書『素晴らしき別世界』は

                        地球がどれほど劇的な変化に見舞われてきたか、広範な科学の知見を動員し描写する地球史ノンフィクション――『素晴らしき別世界 地球と生命の5億年』 - 基本読書
                      • 『エビOKでカニNG』という甲殻類アレルギーの人がいるけどタラバガニ(ヤドカリの仲間)を食べたらどうなるの?→実体験が寄せられる

                        中島保寿(古生物学者) @japanfossil 中島保寿 Yasuhisa Nakajima Ph.D/paleontologist at Tokyo City University 古生物学者@東京都市大学准教授/理工学部自然科学科&大学院総合理工学研究科自然科学専攻で古生物学の研究室をつくっています。完成度今80% #TCUPaleoLab fossiljapan.com 中島保寿(古生物学者) @japanfossil 詳しい人に教えて頂きたく…甲殻類アレルギーで『エビはOKカニはダメ』という人がいるのですが、どちらにも属さない(どちらかと言うとカニに近い)ヤドカリを食べたらどうなるのでしょうか?万が一ヤドカリの仲間であるタラバガニは食べても大丈夫だったりしないでしょうか?kagakubar.com/evolution/19.h… pic.twitter.com/KNehHwsR1

                          『エビOKでカニNG』という甲殻類アレルギーの人がいるけどタラバガニ(ヤドカリの仲間)を食べたらどうなるの?→実体験が寄せられる
                        • Daily Life:生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか

                          July 16, 2020 生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか 最近発表された人間行動進化学会の声明の中で、「自然主義的誤謬」という哲学由来の概念が使われていた。 そこでは、自然主義的誤謬が、「「自然の状態」を「あるべき状態だ」もしくは「望ましい状態だ」とする自然主義的誤謬と呼ばれる「間違い」」という言い方で紹介されている。これを倫理学者が聞いたなら「いや、自然主義的誤謬はそういう意味じゃないんだけどなあ」と言いたくなるところであろう。しかし、進化生物学者と「自然主義的誤謬」という概念の付き合いはかなり長く、それなりの経緯がある。本稿の目的はとりあえずその経緯を追うことで、「自然主義的誤謬」という概念の適切な用法とはなんだろうかということを考えることである。 最初に断っておくが、本稿はいかなる意味でも体系的なサーベイとはなっていない。どちらかといえば、目立つ事例いくつかをつ

                          • 巡回展「ポケモン化石博物館」Pokémon Fossil Museum - 国立科学博物館

                            2024年3月26日山口県 防府市青少年科学館ソラールの開催決定!(2024年11月9日~2025年2月24日) ※詳細については、決まり次第、防府市青少年科学館ソラールホームページでご案内いたします。 2024年3月22日岐阜県 岐阜県博物館のチケット情報が発表されました。 2024年3月20日熊本県 御船町恐竜博物館で、2024年6月23日(日)まで開催中です! 2024年3月6日 「グッズ・図録」を更新しました。 2024年3月4日岩手県 岩手県立博物館の会期が終了しました。沢山の方にお越しいただきありがとうございました。 2024年2月15日岐阜県 岐阜県博物館の開催決定!(2024年7月19日~ 2024年10月27日) ※詳細については、決まり次第、岐阜県博物館ホームページでご案内いたします。 2024年2月1日熊本県 御船町恐竜博物館で、入館予約を開始しました。 2023年1

                              巡回展「ポケモン化石博物館」Pokémon Fossil Museum - 国立科学博物館
                            • 国立科学博物館で化石のレプリカを作り続けて50年、研究者が惚れ込んだレジェンド職人がついに引退 しかし後継者が…|あなたの静岡新聞

                              円尾博美さん(90)。本業は彫刻家で、主に国立科学博物館の研究者から依頼を受けて標本のレプリカを作ってきた。訪れた人の視線を釘付けにする迫力のある首長竜「フタバスズキリュウ」の全身骨格をはじめ、東京・上野にある同博物館の日本館で展示するレプリカの大半の製作に関わったという。博物館の展示と古生物研究を長きにわたって支えてきた円尾さんの足跡と功績を取材した。(共同通信=岩村賢人) ▽展示だけじゃないレプリカの価値 展示されているのが実物の化石ではないと知ってがっかりした人がいるかもしれない。だが、レプリカを軽んじてはいけない。展示だけでなく、学術的にも非常に重要な役割があるのだ。 貴重な実物の標本を末永く維持していくには、劣化や破損の原因となる光や湿気、移動を極力避けなければならない。そのため博物館の外への持ち出しはもちろん、展示すらも制限される場合が多い。一方、レプリカは保存や運搬が比較的容

                                国立科学博物館で化石のレプリカを作り続けて50年、研究者が惚れ込んだレジェンド職人がついに引退 しかし後継者が…|あなたの静岡新聞
                              • おっぱいに(科学的に)興味がある人必読 『哺乳類誕生』

                                おっぱいとは何か? この問いに対し、人文科学からたどったのが『乳房論』だ。絵画、文学、宗教、政治、ファッション、医療、ポルノの斬り口から、[乳房をめぐる欲望の歴史]を描き出している。 いっぽう、自然科学からたどったのが本書『哺乳類誕生』だ。遺伝学、分子生物学、獣医学、生物工学、古生物学の斬り口から、乳房に至る進化の歴史を描き出している。 おっぱいで子どもを育てる哺乳類は、どのようにおっぱいを獲得したのか。乳はどのように発達し、どういったメカニズムで出て、生命維持にどのような役割があるのかなど、おっぱいの本質を学ぶことができる。 ワクワクしながらページを開く。第一章は「生命誕生」。 そこからか! おっぱいまでの進化 遺伝子と有性生殖の仕組みを語り、アミノ酸から原生動物、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類に至るまでの進化を丹念に振り返る。これが半分以上を占めており、なかなかおっぱいにたどり着け

                                  おっぱいに(科学的に)興味がある人必読 『哺乳類誕生』
                                • 14年間隠されていた「決闘する恐竜」化石、ついに表舞台へ

                                  2006年に、民間の化石ハンターが発見したティラノサウルスとトリケラトプスの化石。最近になって米国ノースカロライナ州の博物館に買い取られたことにより、研究が進むと期待されている。(PHOTOGRAPH BY MATT ZEHER) 10年以上、古生物学者たちが行方を気にしていた化石がある。有名な2つの恐竜ティラノサウルスとトリケラトプスが一緒に保存されている貴重な化石だ。しかも、2頭はしっかりと組み合い、まるで戦っているかのように見える。 化石には、「決闘する恐竜」というニックネームがつけられた。どちらの個体もそれぞれ優れたサンプルであるうえに、2頭の恐竜がひとつの化石に収まっているというのは極めて珍しい。死後にたまたま同じ川の砂州に流れ着いて重なり合ってしまったのか、それとも、本当に格闘したまま一緒に息絶えたのか。その答えを知りたくても、これまで科学者がその化石を研究する機会はなかった。

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                                  • 「ロボットにロボットを作らせてはならない」ただ1つの理由(更科 功)

                                    大学の数学 私は大学を卒業してから民間企業に入り、そこを退社してから大学に戻って大学院に入った。生物学(というか古生物学)を始めたのは大学院に入ってからで、最初に大学に入ったときは、4年生まで数学の授業がある学科にいた。 私は真面目な学生ではなかったし、もともと才能もなかったので、偉そうなことは言えないけれど、大学の数学は高校までの数学とは大きく違う。授業の多くの時間は、定理の証明に費やされる。問題を解いたり計算をしたりすることはほとんどない。というか、少なくとも私に関するかぎり、大学の数学の時間に計算をした記憶はまったくない(とはいえ最近の大学の教科書には、計算問題も載っているみたいです)。 半分冗談かもしれないが、ある友人がこんなことを言っていた。「大学の生物は化学みたいで、化学は物理みたいで、物理は数学みたいで、数学は何をしているんだかわからない」 大学の生物は化学みたいで、化学は物

                                      「ロボットにロボットを作らせてはならない」ただ1つの理由(更科 功)
                                    • きのこたけのこ戦争を終わらせるため、X線を浴びせて中身を解析した結果→「これでむしろ加速してしまうだろ」「争いは終わっても戦いは終わらない…」

                                      有限会社ホワイトラビット @XRayCT X線CTなどの3D画像が専門の会社です。 3D画像解析/CT再構成/自動検査ソフトウェアの開発、博物館向け3Dコンテンツや3Dプリント模型の作成、CTデータの公開が事業内容。 X線CT装置の開発も始めました。 代表は、地質古生物学で博士号を取得後、起業。 GPUによる高速計算が得意で、多変量解析や機械学習も手掛けます。 white-rabbit.jp リンク 有限会社ホワイトラビット 有限会社ホワイトラビット | 3D画像解析ソフトウェアの開発・販売/CT再構成による3Dデータの作成/3Dデータの加工・解析/3Dデータの展示コンテンツやサイトの作成/3Dデータの3Dプリンタによる出力/DICOM STL 変換 ソフトウェア開発会社です。CTスキャンデータ作成とその再構成、3Dデータ作成、データからの模型作成などを行います。3D画像解析ソフトウェア

                                        きのこたけのこ戦争を終わらせるため、X線を浴びせて中身を解析した結果→「これでむしろ加速してしまうだろ」「争いは終わっても戦いは終わらない…」
                                      • 【肛門はすごい】動物が肛門を持つようになったことで生物圏にもたらされた「革命」とは?

                                        「ネイチャー」シニアエディター。元カリフォルニア大学指導教授。一九六二年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学にて博士号取得。専門は古生物学および進化生物学。一九八七年より科学雑誌「ネイチャー」の編集に参加し、現在は生物学シニアエディター。ただし、仕事のスタイルは監督というより参加者の立場に近く、羽毛恐竜や最初期の魚類など多数の古生物学的発見に貢献している。テレビやラジオなどに専門家として登場、BBC World Science Serviceという番組も制作。本書の原書“A(Very)Short History of Life on Earth”は優れた科学書に贈られる、王立協会科学図書賞(royal society science book prize 2022)を受賞した。 超圧縮 地球生物全史 絶賛の書評、続々! 売れています! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。

                                          【肛門はすごい】動物が肛門を持つようになったことで生物圏にもたらされた「革命」とは?
                                        • 【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                          2019年12月〜2020年3月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で外出を控え自宅にいがちな方も多いのではないでしょうか。 本屋に行くのもためらわれるという方もいるかもしれません。 世界史関連の新刊の最新の情報をまとめましたのでぜひご参考にしてください。 1. 「シリーズ中国の歴史②江南の発展:南宋まで」 丸橋充拓 著 岩波書店 2020/1/21 江南の発展: 南宋まで (岩波新書) 作者:丸橋 充拓 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2020/01/23 メディア: 新書 ユーラシアを見わたせば、中国は、北は遊牧世界、南は海域世界へと開かれている。第二巻は、長江流域に諸文化が展開する先秦から、モンゴルによる大統一を迎える南宋末までの長いスパンで「海の中国」を通観。中原と対峙・統合を重ねながら、この地域が経済・文化の中心として栄えゆく姿を、社会の重層性にも着目しつつダイナミ

                                            【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                          • 2022年ノーベル生理学医学賞解説『絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して』 - Lab BRAINS

                                            みなさんこんにちは!サイエンス妖精の彩恵りりだよ! 今回は、みんな大注目!2022年ノーベル生理学医学賞解説だよ! まず、今回の受賞者と授賞理由は以下の通りだよ! 2022年10月3日、カロリンスカ研究所ノーベル賞会議は、本日、2022年のノーベル医学生理学賞を以下の者に授与する事を決定しました。 スヴァンテ・ペーボ (Svante Pääbo) 「絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して」 Svante Pääbo (スヴァンテ・ペーボ) スウェーデン王国、ストックホルム出身。1955年4月20日生まれの67歳。ドイツ連邦共和国、マックス・プランク進化人類学研究所、および日本国、沖縄科学技術大学院大学所属。 選考委員: Gunilla Karlsson Hedestam & Anna Wedell 人類史をざっくり振り返り! 人類の起源と広がりという疑問は多くの人々の興味を引

                                              2022年ノーベル生理学医学賞解説『絶滅した人類のゲノムと人類の進化に関する発見に対して』 - Lab BRAINS
                                            • 皮膚が残る2億8000万年前の化石がねつ造された偽物だったことが判明

                                              うろこ状の皮膚などの軟組織の痕跡を残し、恐竜出現前の初期の爬虫(はちゅう)類の姿を現代に伝える大変貴重な標本とされてきた古生物の化石が、「岩を掘ってから焼いた骨で作った塗料を塗ったねつ造品」だということが判明しました。保存状態はよくないものの、塗料の下の骨格の一部は本物の可能性があることから、科学者らは最新技術を使った化石の分析に望みをかけています。 Forged soft tissues revealed in the oldest fossil reptile from the early Permian of the Alps - Rossi - 2024 - Palaeontology - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/pala.12690 Latest News and Views

                                                皮膚が残る2億8000万年前の化石がねつ造された偽物だったことが判明
                                              • 【珍味】ラクダのコブの脂は人間の体温では融解しないので、口に入れると固まるという面白い食感らしい「売っていたら食べてみたい」

                                                中島保寿(古生物学者) @japanfossil 中島保寿 Yasuhisa Nakajima Ph.D/paleontologist at Tokyo City University 古生物学者@東京都市大学准教授/理工学部自然科学科&大学院総合理工学研究科自然科学専攻で古生物学の研究室をつくっています。完成度今80% #TCUPaleoLab fossiljapan.com 中島保寿(古生物学者) @japanfossil ラクダのコブが売っていたらぜひご賞味あれ。ふつう肉の脂肪は「口溶け」を楽しむものだが、ヒトコブラクダのコブの脂肪は灼熱の砂漠でも固体でいられるよう人間の体温程度では融解しないようになっている。その結果、焼いて溶け出したラクダ肉の脂は口に入れると「固まる」、砂漠の珍味とされている。 twitter.com/romans_et_cafe… 2020-11-23 16:3

                                                  【珍味】ラクダのコブの脂は人間の体温では融解しないので、口に入れると固まるという面白い食感らしい「売っていたら食べてみたい」
                                                • 新種のティラノサウルスが発見され「死神」と命名される

                                                  ティラノサウルス属の種として知られている恐竜は、「Tyrannosaurus rex(ティラノサウルス・レックス)」のみですが、2020年2月10日にティラノサウルス科に属する新種として、「Thanatotheristes degrootorum」という学名の恐竜の化石が発見されました。この新種の恐竜は、同時期に生態ピラミッドの頂点に君臨していたと思われることから、ギリシャ神話の死神「タナトス」と呼ばれています。 Announcing a New Meat-eating Dinosaur from Alberta | Inside the Royal Tyrrell Museum https://royaltyrrellmuseum.wpcomstaging.com/2020/02/10/announcing-a-new-meat-eating-dinosaur-from-alberta/

                                                    新種のティラノサウルスが発見され「死神」と命名される
                                                  • 書評 「恐竜研究の最前線」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                    恐竜研究の最前線: 謎はいかにして解き明かされたのか 作者:マイケル・J・ベントン創元社Amazon 本書はマイケル・ベントンによる一般向けの恐竜本である.ベントンは様々な業績のある恐竜学者であり,最近では恐竜化石にメラノソームの痕跡を見いだし,それまで不可能だろうと思われていた証拠に基づくある程度確かな恐竜の色彩復元に成功したことで有名だ.本書では自身の研究も含めて,様々な新しい研究手法や次々に発見される化石が恐竜の姿の理解をどのように変革してきたかを扱っている.原題は「The Dinosaurs Rediscovered: How a Scientific Revolution is Rewriting History」 はじめに 冒頭で恐竜化石におけるメラノソーム発見エピソードが紹介されている.発見時すぐにでも全世界に発表したいという気持ちが湧き上がったが,科学的精査にたえる論証を行

                                                      書評 「恐竜研究の最前線」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                    • Daily Life:佐藤直樹『科学哲学へのいざない』

                                                      June 07, 2021 佐藤直樹『科学哲学へのいざない』 佐藤直樹さんの『科学哲学へのいざない』について少し書きたい。 佐藤さん(以下「著者」とする)は実験生物学者でありながらも、哲学系の学会のワークショップに登壇されたり、マラテール『生命起源論の科学哲学』の翻訳を手掛けられるなど、科学哲学的な問題意識を強く持ち、科学哲学と関わりを作ってこられた研究者である。その著者による科学哲学へのいざないということで、科学哲学の側からも注目すべき書籍であると思う。 本書は少し変わった成り立ちの本である。著者はサミール・オカーシャの『科学哲学』を教材としつつ、独自の資料で補足しながら授業を行っていたとのことである。そうした授業の内容に、さらに加筆して書籍としてまとめたのが本書である。そのため、全体としてオカーシャの教科書に対するコメンタリのようにも読める本となっている。 本全体のトーンはオカーシャの

                                                      • 92歳の長生き貝、津波を生き延びていた! – 日本最長寿の二枚貝殻が明らかにする地球環境変動

                                                        生活に大きく影響する長周期気候変動 地球の気候はさまざまな周期で変動しています。特に、太平洋においては数十年規模の周期で自然に変動する太平洋十年規模変動などが知られています。太平洋十年規模変動は海流や気圧などさまざまな要素が複雑に影響しているのですが、そのメカニズムはよくわかっていません。そのため、地球温暖化によってどのように変動特性が変化するかを理解することはとても重要です。また、北西太平洋は世界でも有数の豊かな漁場ですが、その漁業資源は太平洋十年規模変動などの気候変動に応答して大きく変動することが知られており、水産資源の変動メカニズムの理解と持続的な資源利用という観点からも重要です。しかし、観測機器による気温などの環境記録は古くても1850年代以降に限られており、さらに海洋の観測データは1950年以降に限られているという問題があります。 観測記録の無い時代の環境を調べる方法として、環境

                                                          92歳の長生き貝、津波を生き延びていた! – 日本最長寿の二枚貝殻が明らかにする地球環境変動
                                                        • かつてはオスの蚊も吸血していたことが化石から判明

                                                          蚊が人や動物の血を吸うのは食事のためではなく、産卵期のメスがエネルギーを得たり卵巣を発達させたりするためだと知られています。そのため、「血を吸うのはメスの蚊だけ」というのが常識ですが、レバノンで発見された古い蚊の化石を分析したところ、かつてはオスの蚊も吸血していた可能性が明らかになりました。 The earliest fossil mosquito: Current Biology https://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(23)01448-3 Earliest-known fossil mosquito suggests males were bloodsuckers too https://phys.org/news/2023-12-earliest-known-fossil-mosquito-males-bloo

                                                            かつてはオスの蚊も吸血していたことが化石から判明
                                                          • 『ダーウィンが来た!』のロケ中に新たな翼竜化石を発見!発掘した研究者が語る発見→発掘までの一部始終

                                                            中島保寿(古生物学者) @japanfossil 中島保寿 Yasuhisa Nakajima Ph.D/paleontologist at Tokyo City University 古生物学者@東京都市大学准教授/理工学部自然科学科&大学院総合理工学研究科自然科学専攻で古生物学の研究室をつくっています。完成度今80% #TCUPaleoLab fossiljapan.com 中島保寿(古生物学者) @japanfossil おそらくもう二度とできない体験をしました。NHK「ダーウィンが来た!」のロケ中に、翼竜の化石を発見。 鹿児島ニュースKTS Kagoshima Television for Smile kts-tv.co.jp/news/7675/7675… pic.twitter.com/f7RGFxtD6z 2021-08-26 20:37:06

                                                              『ダーウィンが来た!』のロケ中に新たな翼竜化石を発見!発掘した研究者が語る発見→発掘までの一部始終
                                                            • 9300万年前の「翼が生えたサメ」の化石が発見される

                                                              体よりも大きな「翼のような胸びれ」を持つサメの化石がメキシコで発見されました。発見された化石は、約9300万年前に生息していたサメの1種だと考えられています。 Manta-like planktivorous sharks in Late Cretaceous oceans | Science https://science.sciencemag.org/content/371/6535/1253 This eagle shark once soared through ancient seas near Mexico | Science | AAAS https://www.sciencemag.org/news/2021/03/eagle-shark-once-soared-through-ancient-seas-near-mexico [VIDÉO] Un "requin aigl

                                                                9300万年前の「翼が生えたサメ」の化石が発見される
                                                              • 疑惑の化石で論文が撤回された恐竜「槍の神」 ブラジルに返還へ

                                                                白亜紀のブラジルに暮らしていた小さな羽毛恐竜が、原産国から持ち出された重要な化石を返還するキャンペーンの主役になっている。(ILLUSTRATION BY BOB NICHOLLS, PALEOCREATIONS.COM) これは古生物学にとって画期的な決定になるかもしれない。ドイツ当局が他に類を見ない羽毛恐竜の化石をブラジルに返還すると発表した。 この恐竜は1億年以上前のブラジルに暮らし、「ウビラジャラ・ジュバトゥス(Ubirajara jubatus)」と名付けられた。先史時代に存在したどの生物とも異なり、肩から槍のような長い羽毛が突き出ていた。現代の鳥と同じように、社会的地位を争うため、あるいは求愛行動のために使われていた可能性が高い。このよく目立つ羽毛が名前の由来だ。ウビラジャラはブラジルの先住民トゥピ族の言葉で「槍の神」を意味する。 この発見は2020年末に学術誌に発表され、高く

                                                                  疑惑の化石で論文が撤回された恐竜「槍の神」 ブラジルに返還へ
                                                                • 【大発見】恐竜のミイラから皮膚や臓器を確認!「ほぼ完全な状態」「これまでに見たことのないもの」 | 情報速報ドットコム

                                                                  【大発見】恐竜のミイラから皮膚や臓器を確認!「ほぼ完全な状態」「これまでに見たことのないもの」 2020年5月24日 エンタメ&トレンド(話題系), ニュース 18494view 7件 恐竜のミイラからほぼ完璧な状態で皮膚や臓器を確認しました。 これは数年前にカナダ・アルバータ州の鉱山作業員が発見した物で、ロイヤル・ティレル古生物学博物館が貴重な化石として一般公開。 その後に専門家チームが化石の状態を確認したところ、皮膚や臓器が完璧に近い形で残っていることが判明し、調査報告をメディアが取り上げた形です。 このミイラを調べた研究者は「皮膚、鎧、腸の一部でさえ無傷で、これまでに見たことのないものだ」とコメントしており、草食恐竜ノドサウルスの貴重な資料になると強調していました。 ノドサウルスは1億1000万年前に生きていたと推測される恐竜で、分厚い鎧のような硬い甲羅を背中に持っています。今回のミ

                                                                    【大発見】恐竜のミイラから皮膚や臓器を確認!「ほぼ完全な状態」「これまでに見たことのないもの」 | 情報速報ドットコム
                                                                  • 中英の研究者、大量絶滅後1000万年かけて陸地生態系が回復したことを解明

                                                                    今回の研究の代表的な化石。A〜C:魚糞、DとE:魚糞の切片、FとG:甲虫、H:魚、Ⅰ:貝虫、J:カブトエビ類(撮影日不明)。(c)Xinhua News 【4月6日 Xinhua News】中国と英国の古生物学者は、地球史上最大規模の生物絶滅事件について、10年にわたる研究の末、大量絶滅から湖や森林などの陸地の生態系が回復するまでに1千万年かかったことを解明した。 地球の歴史上、5回の生物大量絶滅が起きたことがわかっている。中でも2億5200万年前のペルム紀末に起きた大量絶滅が最大規模で、これにより海洋生物の80%以上と陸上生物の75%以上が急速に絶滅。その後、現在まで続く生物群が地球上に現れた。 今回、中国科学院南京地質古生物研究所率いる国際チームが、中国オルドス盆地におけるペルム紀末大量絶滅後の堆積層について、体系的な調査研究を実施。高精度の年代測定と、一連の地質学や古生物学の研究を通

                                                                      中英の研究者、大量絶滅後1000万年かけて陸地生態系が回復したことを解明
                                                                    • 最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後

                                                                      新種として報告された初期霊長類の復元図。恐竜が絶滅した直後、この新種を含むごく初期の霊長類は、木になっている果物を食べる点で、ほかの哺乳類とは一線を画した。(ILLUSTRATION BY ANDREY ATUCHIN) これまでで最古の霊長類の化石が発見された。2月24日付けで学術誌「Royal Society Open Science」に掲載された論文によると、調査した歯のいくつかは新種と判明、「プルガトリウス・マッキーベリ(Purgatorius mckeeveri)」と名付けられた。 この動物は、現在の霊長類の先駆者となる小型の哺乳類で、今から6590万年前に生息していた。小惑星の衝突により、恐竜など地球上の生物の約4分の3が死滅した大量絶滅から、わずか10万年後のことだ。こうした初期の霊長類の仲間が、ゴリラ、チンパンジーなどの大型類人猿や、最終的にはヒトへとつながる最初のサルの系

                                                                        最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後
                                                                      • 知られざる「モロッコ産贋化石」の世界 | tayo magazine

                                                                        化石の聖地・モロッコ 北アフリカの西側・スペインの対岸に位置するモロッコでは、三葉虫・アンモナイト・恐竜などなど、様々な化石が大量に産出することで世界的に有名で、沢山の重要な標本が発見され続けています。 近年話題になったモロッコでの発見として、スピノサウルス(Ibrahim et al, 2020)や、オルドビス紀の大型アノマロカリス類( Van Roy et al., 2015)などが挙げられます。また、身近なところでは、日本の博物館のミュージアムショップにならぶ三葉虫・アンモナイト・サメの歯などの化石の多くは、モロッコから輸入されたものです。読者のみなさんの中にも、恐竜展のお土産で購入したモロッコ産の化石をお持ちの方もいるのではないでしょうか。 私は最近、調査のために化石の聖地・モロッコを訪れる機会がありました。今回は、その際に見かけた「贋化石」について語っていきたいと思います。 マラ

                                                                          知られざる「モロッコ産贋化石」の世界 | tayo magazine
                                                                        • 監修者が解説、特別展「化石ハンター展」の見どころ、100年前の“史上最大級”の探検

                                                                          10月10日(月・祝)まで、東京の国立科学博物館(上野)で特別展「化石ハンター展−ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣−」が開催中です。ゴビ砂漠を恐竜化石の一大産地に押し上げた化石ハンターからヒマラヤの超大型獣まで、特別展の主な見どころについて、監修者である国立科学博物館名誉研究員の冨田幸光氏に語っていただきます。 ゴビ砂漠が有名な恐竜化石産地だということは、今では誰もがよく知っている事実である。しかし、今から100年前には、偶然見つかった一片の歯化石以外には、化石はまったく知られていない、ほとんど人跡未踏の秘境だったことはご存知だろうか。その人跡未踏の地へ、哺乳類や人類の起源を求めて大探検隊が入ったのが、ちょうど100年前の1922年のことなのだ。 この探検隊を率いたのが、ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館のロイ・チャップマン・アンドリュースである。1922年から1930年にかけて、合

                                                                            監修者が解説、特別展「化石ハンター展」の見どころ、100年前の“史上最大級”の探検
                                                                          • 「2億8000万年前の爬虫類の化石」、実は作り物だった

                                                                            (CNN) 良好な保存状態で見つかった2億8000万年前の古代爬虫(はちゅう)類の化石とされる標本は、実は作り物だったとする調査結果がこのほど発表された。 問題の化石はイタリアのアルプスで1931年に発見されて「トリデンティノサウルス・アンティクウス」と命名され、イタリアのパドバ大学自然人類博物館が収蔵している。岩の上に残された黒っぽいトカゲのような痕跡は皮膚や組織と考えられ、初期の爬虫類の進化を探る手がかりになると考えられた。 この化石は長年にわたって文献にも引用されたが、これまで詳しい調査が行われたことはなかった。同じような標本がほかには見つかっていないことから、この生物の生態をめぐって多くの疑問が浮上していた。 そこで研究チームが詳しく調べた結果、化石の黒っぽい色は保全された遺伝物質ではなく、数本の骨と、刻んだ岩の上に塗られた単なる塗料だったことが分かった。この研究は、15日に古生物

                                                                              「2億8000万年前の爬虫類の化石」、実は作り物だった
                                                                            • 『肥料争奪戦の時代:希少資源リンの枯渇に脅える世界』(原書房) - 著者:ダン・イーガン 翻訳:阿部 将大 - 阿部 将大による後書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                              著者:ダン・イーガン翻訳:阿部 将大出版社:原書房装丁:単行本(288ページ)発売日:2023-07-19 ISBN-10:4562072962 ISBN-13:978-4562072965 内容紹介: 肥料として農業を支え、人類に不可欠な希少資源リン。そのリンの世界的な枯渇、争奪戦、海洋流出、食料ショックのリスクーーいま知っておかないと怖いリン問題について、ピューリッツァー賞ファイナリストが警鐘を鳴らす。 異常気象が連日ニュースで騒がれるなか、この気候変動よりも「リスクが高い」と評価されている地球環境問題が存在するのをご存じだろうか? いわゆる「リン問題」だ。今や肥料としても欠かせない元素のリンが、人類による濫用のせいで枯渇しかけ、いっぽうで海や川に垂れ流すことで水質汚染や健康被害の原因にもなっているという。世界は過去どのようにリンと向き合ってきたのか、近い将来、食糧危機を回避するには何

                                                                                『肥料争奪戦の時代:希少資源リンの枯渇に脅える世界』(原書房) - 著者:ダン・イーガン 翻訳:阿部 将大 - 阿部 将大による後書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                              • 過去の大量絶滅は5回でなく6回、研究者が提唱

                                                                                中国四川省の峨眉山の山頂にある寺院。周囲にはペルム紀グアダルピアン世の区切りとなる峨眉山トラップと呼ばれる溶岩の地形が広がっている。(PHOTOGRAPH BY DBIMAGES, ALAMY STOCK PHOTO) 現代の生物多様性の危機は、しばしば「第6の大量絶滅」と呼ばれる。だが、これからは第7の大量絶滅と呼ぶべきかもしれない。過去にもう一つ大量絶滅があったとする研究成果が発表された。(参考記事:「6度目の大絶滅。人類は生き延びられるか?」) 従来、大規模な大量絶滅は過去に5度あったと考えられてきた。1982年に米シカゴ大学の古生物学者ジャック・セプコスキー氏とデビッド・ラウプ氏が提唱した、いわゆる「ビッグ・ファイブ」だ。なかでも最大だったのが、約2億5200万年前のペルム紀末に起きた大量絶滅で、海洋生物の95%が絶滅したとされる。 ペルム紀末の大量絶滅は、そのわずか800万年前の

                                                                                  過去の大量絶滅は5回でなく6回、研究者が提唱
                                                                                • 書評 「哺乳類前史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                                  哺乳類前史: 起源と進化をめぐる語られざる物語 作者:エルサ・パンチローリ青土社Amazon 本書は古生物学者エルサ・パンチローリによる哺乳類の祖先たちを語る本だ.哺乳類については恐竜絶滅後の大放散の物語が有名だが,それ以前の古生代,中生代の祖先たち(単弓類,盤竜類,獣弓類,キノドン類)の歴史は同時代の恐竜の物語に比べて一般的にはそれほど知られていない.彼等は時に様々なニッチに進出して栄え,時に衰退する歴史を刻んでいる.著者は発掘物語などを横軸に絡めながらこの大いなる歴史を語ってくれている.原題は「Beasts Before Us: The Untold Story of Mammal Origins and Evolution」. 序章 序章では,化石が過去の進化のパターンや絶滅した動物の様々な特徴を教えてくれること,古生物学がビッグデータ解析とCTスキャンにより大きく変容していることが

                                                                                    書評 「哺乳類前史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など