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地質学の検索結果1 - 40 件 / 99件

  • 【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

    選抜条件自然科学、技術に対する信頼がある。宇宙の広大さ・希薄さに気が遠くなる。宇宙と比べた自分の一生や人類の歴史の短さに唖然となる。人類が地質学的時間の果てにヒトならざるものに進化・退化してしまう。何らかの形でエイリアン・地球外生命体と敵対する。政治的でない。あるいは、政治は扱われるがプロットの邪魔をしない、それどころか面白くしている。または、作者の主張が強くて作者の顔がはっきりと見えることがない。 上記の条件のうち、いくつかを満たしているものを作家ごとに紹介する。 作品のオチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。 記憶を頼りに書いているので誤っているかも。 グレッグ・イーガン思い入れが多い。ただ、近年のイーガンの長編は自然科学の素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇集

      【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編
    • 「湖水爆発」で数百万人が犠牲の恐れ、時限爆弾のようなキブ湖

      ルワンダとコンゴ民主共和国にまたがるキブ湖。そのユニークな地質的特徴により、湖深くに膨大な量の二酸化炭素とメタンガスが蓄積しており、湖岸に住む数百万人の命を危険にさらしている。(PHOTOGRAPH BY ROBIN HAMMOND, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ルワンダとコンゴ民主共和国にまたがる緑豊かな渓谷にあるキブ湖は、見事な崖に囲まれている。湖上では漁師たちが小舟を浮かべ、歌に合わせて櫂(かい)を揃えて漕ぎながら、その日の食料を捕っている。だが、湖の深部は、そんなのどかさとは無縁の世界だ。 キブ湖は地質学的に特異な多層湖で、深い層は蓄積した二酸化炭素とメタンで飽和状態にある。このような湖は世界に3つしかない。残りの2つはカメルーンのニオス湖とマヌン湖で、どちらも過去50年の間に湖水爆発を起こして致死的なガスの雲を噴き上げ、人間や動物を窒息死させた。 1986

        「湖水爆発」で数百万人が犠牲の恐れ、時限爆弾のようなキブ湖
      • 9.京都盆地と奈良盆地は湖だったのか? |関西高低差大学

        京都の古い資料を見ていると京都盆地はかつて湖だったといいう文言をよく目にします。奈良盆地に関しても、以前の関西高低差大学の講義終了後の質疑応答で、「奈良盆地には、万葉集が詠まれた時代に湖があったのですか?」という質問があり、「湖と呼べる規模のものがあったかは懐疑的だが、今度調べてみますね」とお答えし、私・新之介の宿題になっていました。地形のなりたちを遡っていくと京都や奈良にも海水が侵入した時期がありましたが、それらは何十万年も前の話で、インターネット上にはその痕跡として湖が残っていたというような記事が存在しているようです。今回は、学校では教えてくれなかった京都盆地や奈良盆地の湖のお話です。 まずは大阪層群の変遷のはなし大阪平野や京都盆地、奈良盆地などの地下には、「大阪層群」と呼ばれる地層が存在しています。礫・砂・粘土を主とする厚い地層で、その中に「海成粘土層」と呼ばれる地層が複数存在し、そ

          9.京都盆地と奈良盆地は湖だったのか? |関西高低差大学
        • 「しんかい6500」の老朽化問題をめぐる報道に寄せて、ほんとうに伝えたいこと – フカメディア

          「しんかい6500」の今後を報じた記事をめぐって昨夜、論争が巻き起こった。問題になったのは8月11日の夕方にデジタル版が公開され、翌12日の朝刊にも掲載された朝日新聞の記事だ。一体なにが起こったのか、事実はどうなのか、整理してみたい。 ことの発端は4月にさかのぼる 問題の記事は、「しんかい6500」を含む深海探査システムについて、文部科学省が8月1日に今後の方針を発表したことを受けて公開された。有識者の発言として名前を挙げて掲載されたコメントに対して、名前を挙げられたご本人が「発言を切り取って全く異なる文脈で使われたと理解している」と声を上げたのだ。その方の発言を過去に議事録で読み、大変な感銘を受けていたわたしは、記事に書かれている内容にそれはもう驚いた。 どうしてこんなことに……。本題に入る前に、そもそもの背景を振り返っておきたい。この話を進めるうえで避けては通れないのが、2024年4月

            「しんかい6500」の老朽化問題をめぐる報道に寄せて、ほんとうに伝えたいこと – フカメディア
          • 諏訪大社、伊勢神宮…有名神社が軒並み断層の上に鎮座しているのはなぜか──。『火山と断層から見えた神社のはじまり』蒲池明弘|注目の一冊|COLORFUL

            諏訪大社、伊勢神宮…有名神社が軒並み断層の上に鎮座しているのはなぜか──。『火山と断層から見えた神社のはじまり』蒲池明弘 各地で巨大噴火が起き、大地は生き物かのように動く。それが火山地帯に属する、太古の日本列島の姿。災害である一方、人類にとっての恩恵ももたらす地球の営み。NHK『ブラタモリ』でタモリさんも語った、有名神社が軒並み「断層」の上に鎮座しているフシギ。『火山と断層から見えた神社のはじまり』は、境内の由緒書きよりもずっと古い「スーパー聖地」誕生の秘密を「地面」から探求する、本邦初公開の〈神社の地質学〉です。 文=蒲池明弘 交通の便がよいわけでもなく、古代の都があった場所でもないところに存在する、由緒ある大規模神社。「パワースポット」としても人気ですが、誰かがそこに決めたわけでもありません。しかし、その地に誕生した確かな理由が必ずあるはずです。「なぜ? いつから?」そこにあるのか、キ

              諏訪大社、伊勢神宮…有名神社が軒並み断層の上に鎮座しているのはなぜか──。『火山と断層から見えた神社のはじまり』蒲池明弘|注目の一冊|COLORFUL
            • なぜ地球の風景だけこんなに美しいのか、ユニークな地質のひみつ

              中国雲南省の「石林」のような石灰岩の風景は、太陽系の他の惑星では見るのが難しいだろう。なぜなら、地球の生命体が石灰岩を大量に生み出しているからだ。(PHOTOGRAPH BY CHAD COPELAND, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2023年9月25日付けで科学誌「ネイチャー」に発表された論文によると、科学者たちは最近、月の裏側で驚くべきものを発見した。衰えて長い間活動を停止していた火山性カルデラの地下に、異常に熱い場所があったのだ。 このホットスポットは、花崗岩(かこうがん)に含まれる放射性元素によって温められていた。そして、驚きだったのは、花崗岩の放射線ではない。地球の花崗岩からも少しは放射線が出ている。衝撃的だったのは花崗岩の存在自体だ。 御影石とも呼ばれる花崗岩が地球に大量にあるのは、地球に水が存在し、プレートテクトニクスが活発なおかげだ。だが、月にはこの

                なぜ地球の風景だけこんなに美しいのか、ユニークな地質のひみつ
              • 大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?

                米ノースカロライナ州沿岸部のLiDAR(光による検知と測距)画像。地中から漏れ出している水素ガスによって、明るく円形に色づいて見える。地中から水素を回収できれば、温室効果ガスを排出せずに発電できるため、水素が大量に蓄えられた場所を探す取り組みが続けられている。(PHOTOGRAPH BY VIACHESLAV ZGONNIK AND MICHAEL DAVIAS) 地質学の実地調査は、噴火する火山の斜面や極寒の南極の谷底など、ときに過酷な場所で行われる。とはいえ、何度も爆発した鉱山の中で調査されることはあまりない。ところが、南欧アルバニアにあるクロム鉄鉱の鉱山で、まさにそれが行われた。科学者たちの目当ては、ほぼ純粋な水素ガス。爆発のもとであると同時に、世界を変えるクリーンなエネルギー源になりうるものだ。 その水素が漏れ出ているところが見つかったと、2024年2月8日付けで学術誌「Scien

                  大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?
                • 化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio

                  生命の化学的起源に関係のある分子が、火山や地熱系に見られる岩の割れ目を通る熱流によって精製され得ることが実験室実験で明らかになった。このことを報告する論文が、Natureに掲載される。今回の研究から、生命の最初の構成要素が複雑な化学混合物からどのように形成されたかについての説明が得られた。 生体高分子とその成分の形成は、初期地球における生命の起源の重要な瞬間だった。しかし、そうした経路を実験室内で再現するのは困難で、多くの場合、これらの複雑な反応から数多くの副産物が生じる。このことは、生物を構成する生体関連物質が無視できる程度に少ないことを意味する。こうした要素を精製する方法を考案しようとするこれまでの試みでは、一度に広範囲の分子を単離することができず、方法の特異性に限界があった。 今回、Christof Mastらは、地質学的な発想によって作られた、微小な亀裂(厚さ170マイクロメートル

                    化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio
                  • 地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は

                    人類の活動は確実に地球環境を変えてきました。これを踏まえ、新しい地質年代として「人新世」を創設することが提唱され、2009年から国際地質科学連合の作業部会で議論が行われてきました。正式に地質年代として登録されるには、全部で3段階の議論が必要です。 国際地質科学連合の下部組織である第四紀層序小委員会にて2024年2月1日から6週間かけて審議と投票が行われた結果、人新世の創設は過半数の反対票で否決されました。ただし、この決定は人類が地球環境を変えたことを否定するものではなく、むしろ人新世という地質年代の重要性を鑑み、人類による環境改変を過小評価しないための否決であると言えます。 【▲図1: カナダ東部にあるクロフォード湖の湖底堆積物は、今回の案で人新世の基準となる地層として選ばれていました(Credit: Whpq (WikiMedia Commons / CC BY-SA 4.0) )】 ■

                      地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は
                    • 火星に“エベレスト級の火山”を発見。人が住める希望の兆しも

                      火星に“エベレスト級の火山”を発見。人が住める希望の兆しも2024.03.20 22:3024,698 Isaac Schultz -Gizmodo US- [原文] ( R.Mitsubori ) Graphic: Background image: NASA Mars Global Surveyor (MGS) Mars Orbiter Laser Altimeter (MOLA) digital elevation model. Geologic interpretation & annotations by Pascal Lee and Sourabh Shubham 2024).) via Gizmodo US この目で見て、この足で歩いてみたい。 火星のタルシス地域で、巨大火山と、生き物が暮らせる可能性を感じさせる氷河の氷が発見されました。火星で火山が発見されたのは今回で4つめ

                        火星に“エベレスト級の火山”を発見。人が住める希望の兆しも
                      • 中国の都市の大半が地盤沈下しつつあるとの調査結果、東京と大阪に見習うべしと専門家

                        中国の主要都市の半数近くが、地下水のくみ上げと都市の建物やインフラの重さのために沈下していることが、イースト・アングリア大学ティンダル気候変動研究センターのロバート・ニコルス教授とバージニア工科大学のマヌチェール・シルザエイ教授らの研究で明らかになりました。 A national-scale assessment of land subsidence in China’s major cities | Science https://www.science.org/doi/10.1126/science.adl4366 A third of China’s urban population at risk of city sinking, new satellite data shows | UEA https://www.uea.ac.uk/about/news/article/a-th

                          中国の都市の大半が地盤沈下しつつあるとの調査結果、東京と大阪に見習うべしと専門家
                        • さまよえる琵琶湖、北進を続けるか 誕生から400万年 掘り下げ!関西白書 - 日本経済新聞

                          琵琶湖はおよそ400万年前、いまの三重県で生まれ、断続的に北進を続けてきたとみられている。滋賀県中央部の「現住所」に落ち着いて43万年。だが、ここを終の棲家(ついのすみか)にする可能性は低いようだ。さまよえるわが国最大の湖はどこに向かうのか。「琵琶湖が将来も現在地にあり続けるとは考えにくい」。滋賀県立琵琶湖博物館の上席総括学芸員で地質学の観点から湖の歴史を調べてきた里口保文さんは推測する。「あ

                            さまよえる琵琶湖、北進を続けるか 誕生から400万年 掘り下げ!関西白書 - 日本経済新聞
                          • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                            2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                              ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                            • 幾何学で世界の複雑さを理解する、異才数学者の型破りな方法論

                              どんな置かれ方をしても起き上がる3次元凸形状「ゴムボック」の共同発見者として知られているハンガリーの数学者、ガボール・ドモコスは、可能な限り単純な幾何学で物理世界を理解しようとしている。 by Elise Cutts2023.11.15 29 13 ガボール・ドモコスは、ブダペストにそびえる丘陵地帯への道のりを、1時間ほどかけて進む。途中、彼は立ち止まり、トカゲを探したり、仰向けにひっくり返って動けなくなったカブトムシを助けたりする。そのまま進めば、すぐにドナウ川とその流れを一望できる塔にたどり着くだろう。しかし彼は、灰褐色の岩が露出し、ひび割れ、そして石の破片が散乱した一帯を土の道が横切っているところで立ち止まる。 「ほら、このモザイクを見てください!」。ドモコスは地面に腰を下ろし、岩の割れ目をほじくり、緩んでいるかけらを探す。「これがまず私の関心を引きました。実に絶対的な美しさがありま

                                幾何学で世界の複雑さを理解する、異才数学者の型破りな方法論
                              • 「スノーボールアース」、小惑星の衝突が引き金だった、新説

                                6億5000万年前、雪と氷が惑星表面と海の大半を覆っていた時代の地球の復元図。新たな研究は、この「スノーボール」状態は小惑星によって引き起こされたのではないかと提案している。(ILLUSTRATION BY SPENCER SUTTON, SCIENCE PHOTO LIBRARY) もし何億年も前の時代にタイムトラベルしたなら、地球はまるで映画『スター・ウォーズ』に出てくる惑星ホスのような姿をしていることだろう。凍りつくように寒く、陸地と海をほぼ隙間なく覆う果てしない氷の世界を、乾いた空気が吹き抜けていくのだ。 「スノーボールアース」として知られるこうした全地球規模の凍結状態は、少なくとも2回、どちらも6億年以上前に発生している。世界が巨大な氷の球に変わってしまうなど、何か重大な問題が起こっていたに違いない。しかしその問題とは、一体なんだろうか? 異常な火山活動から超大陸の破壊までさまざ

                                  「スノーボールアース」、小惑星の衝突が引き金だった、新説
                                • №1,742 韓流セレクション “ 白頭山大噴火( 原題:白頭山 백두산 英題:ASHFALL )” - 糸屯 ち ゃ ん の エ ン タ メ 通 信

                                  まずは3ポチっと   を押して 貰えたら、やる気は ✖ 100倍  ポパイのほうれん草です ❢ は じ め に ご  挨  拶 本   編 白頭山大噴火( 原題:白頭山 백두산 英題:ASHFALL ) 概  要 お わ り に ご  挨  拶 糸屯ちゃんの掲示板 主催サークルのご案内 趣味のブログを楽しむ会 映画バンザイ!! NO MUSIC NO LIFE 洋楽好きのためのサークル 関西サークル ビバ!海外生活 食べるは楽し会 2016年にブログを創めた人のサークル ブログサークルコメント #ハッシュタグ(IN POINT) ランキングバナー、拍手、はてなスター、B!ブックマーク は じ め に ご  挨  拶 おばんです 🍺 _ _))ペコリン  白石です 本日のテーマも、 韓流セレクション です おばんです 🍺 _ _))ペコリン  真行寺です それでは、わたくしの方

                                    №1,742 韓流セレクション “ 白頭山大噴火( 原題:白頭山 백두산 英題:ASHFALL )” - 糸屯 ち ゃ ん の エ ン タ メ 通 信
                                  • 地質学から考える大量絶滅と気候変動。寒冷化の可能性。東京大学名誉教授 磯﨑行雄氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation

                                    地質学の研究は、地球が歴史上何度もの大量絶滅を繰り返してきたことを明らかにしている。 近年、気候変動によって私たちの生活は変わり続けている。この時代、私たちが何をするべきなのか、磯﨑行雄氏にお聞きした。取材時は、非常に繊細な温暖化のお話をファクトと仮説を丁寧により分けながら、時にデータを元に丁寧に語っていただけた。ぜひ、最後までお読みになっていただきたい。 磯﨑行雄:理学博士。1978年大阪市立大学理学部卒業。山口大学助手、東京工業大学助教授を経て、2000-2021年 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻教授。2007年アメリカ地質学会フェロー、日本地質学会賞。2019年日本地球惑星科学連合フェロー。現在:東京大学名誉教授、大学院総合文化研究科特任研究員。磯﨑:チバニアンってご存知ですか? -チバニアン? 磯﨑:「国際標準模式地」と呼ばれる、ある地質時代を代表する模式的な地層が観察で

                                      地質学から考える大量絶滅と気候変動。寒冷化の可能性。東京大学名誉教授 磯﨑行雄氏インタビュー。|Less is More.by info Mart Corporation
                                    • 解決策ない辺野古の軟弱地盤 できもせぬ基地建設で翻弄する一方、日本全土の基地化が進行 | 長周新聞

                                      沖縄県名護市の辺野古新基地建設予定地について、防衛省は地盤改良工事のための設計変更を沖縄県に提出したが、沖縄県の玉城デニー知事は11月25日、不承認とした。今後、国側は法廷闘争に持ち込む構えを見せているが、沖縄県が不承認とした背景には「新たな米軍基地は沖縄に必要ない」という県民世論だけでなく、建設予定地に横たわる物理的な問題がある。埋め立てに着工できていない大浦湾側の予定海域は「マヨネーズ状」ともいわれる軟弱地盤が大半を占めており、技術的問題も含めて不確実性が高く、見通しの立たない膨大な時間と公費を投入した新基地建設は無意味な工事になる可能性が高い。一方、何十年も人々の視線を辺野古に釘付けにするなかで、それを上回る規模で南西諸島のミサイル基地配備や自衛隊や民間施設の米軍使用など日本全土の前線基地化がノンストップで進んでおり、そのなかでの辺野古基地建設の位置づけについても改めて検証する必要が

                                        解決策ない辺野古の軟弱地盤 できもせぬ基地建設で翻弄する一方、日本全土の基地化が進行 | 長周新聞
                                      • 古代メソポタミアの煉瓦が明らかにした「地球磁場の年代変化」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                        古代メソポタミアの粘土煉瓦に含まれる酸化鉄粒子に保存されている地球磁場(地磁気)の痕跡を利用して、過去3000年にわたる地球磁場の変化を復元することに、国際研究チームが成功した。 研究チームは、考古学的な遺物に残る地球磁場の痕跡を探す「考古地磁気学」を利用して、地球磁場の(地質学的に見て)短期間の変化に関する理解を深めるたけでなく、これまでは年代測定が不可能だった遺物の年代を決定できるようにしたいと考えている。 論文の共同執筆者で、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の考古学研究所の教授を務めるマーク・アルタウィールは「古代メソポタミアの年代決定を行うには、放射性炭素年代などの年代測定法に頼ることが多い。だが、煉瓦や陶器のような最も一般的な文化的遺物の一部は通常、有機物を含まないため、容易に年代測定ができない可能性がある。今回の研究は、重要な年代測定の基準を作成する助けになる

                                          古代メソポタミアの煉瓦が明らかにした「地球磁場の年代変化」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                        • 新たな地質時代「人新世」の創設案を否決、時期尚早か 国際学会

                                          新たに提案された地質時代「人新世」の対象地に選定されたカナダ東部のクロフォード湖/Peter Power/AFP/Getty Images (CNN) 人類の活動がいかに深く地球を変えたかを反映するため、「人新世」と呼ばれる新たな地質時代を設ける提案について、研究者でつくる組織が否決したことが分かった。 CNNが5日に投票権を持つ委員3人に接触したところによると、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織「第四紀層序小委員会」が提案を否決した。 今回の投票は、人類の地球への影響を最も鮮明にとらえた地質学的な場所を選出する15年来のプロセスを踏まえて行われた。この取り組みを主導した「人新世作業部会」は2023年7月、カナダ東部オンタリオ州のクロフォード湖を対象地に選定したと発表。理由として、湖底のたい積物から1950年以降の原爆実験が残した地球化学的な痕跡、とくにプルトニウムの痕跡を見て取ること

                                            新たな地質時代「人新世」の創設案を否決、時期尚早か 国際学会
                                          • 火星の地下に大量の水、太古の海を満たす量 米NASA探査機で判明

                                            米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「インサイト」が火星内部の調査を行っているイメージ図/NASA/JPL-Caltech (CNN) 火星の地下の奥深い場所に大量の水が存在していることが、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機のデータ解析で裏付けられたとする研究結果を、米カリフォルニア大学の研究チームが発表した。 火星の地核の中層にある岩盤の小さな亀裂や気孔の中には、太古の火星にあったとされる海を満たすのに十分な量の水が閉じ込められていると研究チームは推定。水は地下に幅1.6キロの層で存在していて、火星全体を覆っている可能性があるとしている。 研究チームはNASAの探査機「インサイト」が2018年~22年にかけ、地震計を使って火星の内部を調査した際のデータを分析し、米科学アカデミー紀要に研究結果を発表した。 ただし、もし将来的に利用しようとすれば、地下11.5~20キロの深さに存在している

                                              火星の地下に大量の水、太古の海を満たす量 米NASA探査機で判明
                                            • 核のごみの場所と危険性、1万年後にどうやって伝えるのか

                                              2011年、ウクライナ、ブリャコフカ村のチェルノブイリ立入禁止区域内にある放射線を警告する古い標識。(PHOTOGRAPH BY GERD LUDWIG, NAT GEO IMAGE COLLECTION) およそ50年間にわたり、人間は核廃棄物を地下深くに埋め続けてきた。放射線を放つその遺産は、今後数千年から数万年にわたって危険な状態を保ち続ける。現在、世界中で20カ所以上の核廃棄物貯蔵施設が計画または建設されているが、たとえば今から500世代先のわたしたちの子孫は、そういった施設がある場所やそこを避けるべき理由について、どうやって認識すればよいのだろうか。 この問題に対してはこれまでに、「核の聖職者」や恐ろしげなモニュメントから光るネコまで、さまざまな提案がなされているが、未来の人類に危険を知らせるというのはどうやら、想像よりも難しい作業のようだ。 たとえば日本の東北地方では、人々は何

                                                核のごみの場所と危険性、1万年後にどうやって伝えるのか
                                              • 「恐竜絶滅」の隕石の正体判明、レアタイプだった、火山説も除外

                                                約6600万年前、現在のユカタン半島付近に隕石が衝突し、恐竜時代を終わらせた大量絶滅が起きた。今回の研究で、その隕石が木星より外側からやってきたものであることが明らかになった。(Illustration by Nicolle R. Fuller / Science Photo Library) ティラノサウルスやトリケラトプスをはじめとして、鳥類を除く恐竜、翼竜や海竜などの爬虫類を絶滅させ、白亜紀を終わらせた直径10キロを超える隕石は、木星の向こう側からやってきたことが明らかになった。8月16日付けの学術誌「Science」で発表された論文によると、この巨大な岩の塊は地球の近くを周回していたのではなく、太陽系をはるばると旅してきたあと、地球に衝突したという。 6600万年前の衝突でできた巨大クレーターは、現在のメキシコ沿岸の海底にあり、チクシュルーブと呼ばれている。衝撃時には大規模な灼熱の

                                                  「恐竜絶滅」の隕石の正体判明、レアタイプだった、火山説も除外
                                                • 【業界研究】鉱業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】 | 異業種転職なら異業種転生

                                                  転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。 とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。 そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。 とはいえ、自分一人で調べていては時間がかかってしまうというもの。 そこで、今回は鉱業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。 鉱業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。 鉱業界の業界構造について 構造としては、以下の通り。 ▼役割の概要 ・鉱物資源を調査・採掘する「鉱業界」 ・製錬・精錬・加工を専業で行う「鉄鋼業界」 ・加工した金属素材をメーカーへ卸す「金属卸売業者」 鉱業界が抱える課題とは? 現状抱えている課題としては、大きく分けて3つ。 優良鉱山の減少 特定国へ依存している鉱物資源の供給網の拡大 ク

                                                    【業界研究】鉱業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】 | 異業種転職なら異業種転生
                                                  • トルコで発見された870万年前の類人猿の化石がヒト亜科の起源について疑問を投げかける : カラパイア

                                                    ヒト亜科はどこで誕生したのか? 今回のテーマは「ヒト亜科」だ。 その定義は必ずしも一定ではないが、ここでは私たちも属する「ヒト族」と、ゴリラ・チンパンジー・ボノボといった「アフリカ類人猿」で構成される大きなグループを指す。 最初のヒト亜科の祖先は一体どこで誕生したのか?これまで、最も有力とされてきた説は「アフリカ起源説」だ。 だが最近では、ヨーロッパと中央アナトリア(トルコ中央の地域)で発見された後期中新世(約1100万年〜500万年前)の化石にもとづき、「ヨーロッパ起源説」も提唱されている。 その根拠の一つとされるのが、「アナドルビウス属(Anadoluvius)」だ。 ヨーロッパとアナトリアでしか見つかっていない最初期の化石類人猿で、地中海東部では少なくとも230万年前からさまざまな仲間がいたことが知られている。 だが、『Communications Biology』(2023年8月2

                                                      トルコで発見された870万年前の類人猿の化石がヒト亜科の起源について疑問を投げかける : カラパイア
                                                    • 人類が月面の環境を変える時代が来たことで月の新たな地質学的時代「月人新世」に突入したと研究者が主張

                                                      by NASA's Marshall Space Flight Center 1959年、ソビエト連邦が打ち上げた宇宙船であるルナ2号が、人類の作った物体として初めて月面に到達しました。それ以降、人類は100機を超える月面探査機や有人宇宙船を月に送り込み、アポロ計画では宇宙飛行士が実際に月面へ降り立つなど、人類は月面の環境を大きく変えてきました。こうした状況を受けてアメリカ・カンザス大学の地質学者であるジャスティン・ホルコム氏らは、月が新たな地質学的時代「Lunar Anthropocene(月人新世)」に突入したと、査読付き学術誌のNature Geoscienceに掲載された論文で主張しています。 The case for a lunar anthropocene | Nature Geoscience https://www.nature.com/articles/s41561-02

                                                        人類が月面の環境を変える時代が来たことで月の新たな地質学的時代「月人新世」に突入したと研究者が主張
                                                      • 「75年前の手紙」を頼りに世界で最も希少な鉱物の一種が発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                        ドイツ・バイエルン州環境局(LfU)に現在保管されている古い鉱物の収集品を調査していた専門家チームが、地球で見つかる最も希少な鉱物の一種であるフンボルチン(Humboldtine)のかけらを複数発見した。 フンボルチンは、鉄と炭素と酸素からなる含水鉱物で、産出地は世界でわずか30カ所しか知られておらず、ドイツ、ブラジル、英国、カナダ、米国、ハンガリー、チェコ、イタリアにある採石場や鉱山などに限られている。まれに微小な結晶を形成するが、黄色い非晶質の塊として見つかることが最も多い。炭素化合物と酸化鉄が水と反応して形成され、結晶構造内で炭素と他の元素が結合する数少ない有機鉱物の1つだ。 フンボルチンは、ドイツ人鉱物学者のアウグスト・ブライトハウプトが、チェコのモスト郡コロズルキ村近郊の風化亜炭鉱で最初に発見した。1821年にペルー人地質学者のマリアーノ・エドゥアルド・デ・リベロ・イ・ウスタリス

                                                          「75年前の手紙」を頼りに世界で最も希少な鉱物の一種が発見 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                        • 天然水素「5万年分使用量」の5兆トンが足元に…新しいゴールドラッシュ来るか(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース

                                                          史上最大の天然水素の鉱床がアルバニアの鉱山で発見されたという研究報告に続き、全世界の地中に埋蔵されている天然水素が5兆トンに達するという米国地質調査局(USGS)の未発表報告書の内容が公開され、注目を集めている。水素は温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギー源だ。 5兆トンとは、現在全世界で年間消費される水素1億トンを基準にした場合には5万年、今後予想される年間5億トンを基準にした場合には1万年にわたって使える量だ。 研究責任者である地質調査局のジェフリー・エリス博士(石油地質学)は、最近デンバーで開かれた米国科学振興協会(AAAS)の年次学術会議で、研究内容の一部を紹介し、「大部分の水素は接近不可能な可能性が高いが、数%だけ抽出しても年間5億トンに達するとみられ、天然水素の予想需要量を数百年にわたって充足できるだろう」と話した。英フィナンシャルタイムズは学術会議に参加した地質学者の話を

                                                            天然水素「5万年分使用量」の5兆トンが足元に…新しいゴールドラッシュ来るか(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース
                                                          • リニアの有識者会議、JR東海が環境対応説明 議論前進 - 日本経済新聞

                                                            リニア中央新幹線の静岡工区のトンネル工事に関して、環境への影響を議論する国の有識者会議が30日、東京都内で開かれた。JR東海は前回の会議で大まかな環境保全措置などを初めて提示。今回は委員の意見を踏まえて詳細な対応方法などを説明した。これまで沢や地下水など環境分析がメインだった会議は、今後具体的な方策に向けて科学的な議論が前進する見通しだ。地質学や生物学に詳しい大学教授らを委員として、JR東海が

                                                              リニアの有識者会議、JR東海が環境対応説明 議論前進 - 日本経済新聞
                                                            • 奈良南部で相次ぐ土砂崩れと通行止め 「全国の先駆けとして捉えて」:朝日新聞デジタル

                                                              奈良県南部で土砂崩れと道路の通行止めが相次いでいます。現状や背景について、朝日新聞奈良総局の公式キャラクター「はなくいどり」(オシドリ)とともに、Q&A形式で解説します。 はなくいどり 奈良県の南部で土砂崩れと道路の通行止めが相次いでいるね。 A 昨年12月23日に下北山村上池原で国道169号沿いの斜面が崩れ、2人が死傷した。 この日以降、一般の車両は現場を通行できなくなっている(現在は緊急車両など許可を受けた車のみ通行可)。県北部から同村に行くには、三重県や和歌山県を経由するなどの必要がある。 は かなりの大回りになるね。 A そして今年4月1日、現場から16キロメートル北の上北山村西原でも169号沿いで土砂崩れが起き、通行止めになった。 は 通行止めで挟まれた地域ができてしまったの? A そう。同村役場がある河合などが含まれ、一時は村外に出るため険しい県道や林道を通らざるを得なくなった

                                                                奈良南部で相次ぐ土砂崩れと通行止め 「全国の先駆けとして捉えて」:朝日新聞デジタル
                                                              • 世界初の高解像度な「月の地図」を中国科学院が公開、将来の月面探査ミッション必携の書

                                                                中国科学院(CAS)の地球化学研究所が、縮尺1:250万の月の地質地図帳を発表しました。この地図は、完全な高精度月地質地図帳としては世界初で、将来の月の研究や探査の基礎となる地図データとして役立てられるとのことです。 China Publishes World's First High-definition Lunar Geologic Atlas----Chinese Academy of Sciences https://english.cas.cn/newsroom/cas_media/202404/t20240422_660730.shtml China's Moon atlas is the most detailed ever made https://www.nature.com/articles/d41586-024-01223-0 CASが2024年4月21日に発表した「

                                                                  世界初の高解像度な「月の地図」を中国科学院が公開、将来の月面探査ミッション必携の書
                                                                • 中学生が習う6つの岩石「覚えられない」のは暗記教育のせい…?学者も反対した「過去のモデル論」のほうが圧倒的にわかる「納得の理由」(藤岡 換太郎)

                                                                  中学生が習う6つの岩石「覚えられない」のは暗記教育のせい…?学者も反対した「過去のモデル論」のほうが圧倒的にわかる「納得の理由」 私たちが暮らす地球、その大地の性質を「地質」といい、これを研究する学問が「地質学」です。地球はおもに、マントルなど基礎をなす部分に多い「橄欖岩(かんらんがん)」、海洋の近くで多く見られる「玄武岩」、大陸をなす「花崗岩」の三つの石でできているといいます。 中学校の理科では、6種類の代表的な鉱物を習います。テスト前にこの6種の岩石の名前を覚えるの苦労した方もいるのではないでしょうか。今回は、この中学校で習う「六つの代表的な石」を取り上げ、石の成り立ちにまつわるお話をお届けします。 *本稿は、ブルーバックス『三つの石で地球がわかる』の内容を再構成してお送りします。 中学校の理科で習う六つの石 中学校の理科では、少なくとも次の六つの石の名前を覚えることになっているようで

                                                                    中学生が習う6つの岩石「覚えられない」のは暗記教育のせい…?学者も反対した「過去のモデル論」のほうが圧倒的にわかる「納得の理由」(藤岡 換太郎)
                                                                  • 「火星の生命」の証拠かもしれない岩石を「パーサヴィアランス」が発見

                                                                    多くの科学者は、大昔の「火星」の環境は地球と似ており、独自の生命が発生していたと考えています。火星の探査が進めば進むほど、生命の存在を肯定する証拠が数多く見つかっています。しかし今のところ、生命の存在を直接的に証明する証拠は見つかっていません。 アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサヴィアランス(Perseverance)」の科学チームは、2024年7月25日付の記事で、数十億年前の生命の直接的証拠であるかもしれない、潜在的に重要な岩石の発見を報告しました。多くの謎が未解決のままであるため、現時点では火星独自の生命の証拠であると確定させることはできませんが、このサンプルを地球で調べることができれば、より多くのことが分かるでしょう。 【▲ 図1: 今回分析された岩石「チェヤヴァ・フォールズ」にあるヒョウ柄の斑点は、数十億年前にいた火星の生命の痕跡である可能性があります。(Cred

                                                                      「火星の生命」の証拠かもしれない岩石を「パーサヴィアランス」が発見
                                                                    • 1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 港の復興「東日本の時以上に大変」 (2024/01/16 01:12)

                                                                      能登半島地震は、石川県の漁業にも大きな影響を与えています。輪島市の鹿磯(かいそ)漁港で行われた、専門家の現地調査に同行しました。 金沢大学 地域創造学類の青木賢人准教授: 「僕らもほとんど目にすることのない地殻変動量なので。白いところが元々水面だった高さ。こういう仕事をしていますけど見たことがない風景です。正直言葉がない」 今回の地震で、能登半島の北岸およそ90キロで地盤が隆起し、輪島市の鹿磯漁港では、港全体が干上がりました。 青木准教授: 「覗くだけでもすさまじい」 稲垣真一アナウンサー: 「ここは今、海の底ですよね」 青木准教授: 「はい、そうです。」 稲垣アナウンサー: 「海水がここにきていて、つまりこの陸地自体は全部上に上がっているんですよね」 青木准教授: 「はい、海底も含めて一緒に全部地面が上がってきた。なので船が干上がった

                                                                        1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 港の復興「東日本の時以上に大変」 (2024/01/16 01:12)
                                                                      • 人新世のデザイン|藤崎圭一郎

                                                                        デザインとは近代産業社会の所産であると言われます。そして資本主義の発展とともに、生産と消費、技術と人間、社会と個人などつなぐ手段として、デザインの重要性は広く認められるようになりました。 しかし、産業社会や資本主義の進展は、地球規模の大きな環境変化をもたらし、「人新世」(じんしんせい)という地質学的に新たな時代に入ったと言われるようになりました。産業社会も資本主義も大きく変わっていかねば、経済的な格差はますます拡大し、政治的な分断が広がり、気候変動や生物多様性を減衰などによって環境が激変し、破滅のシナリオが免れないような状態となっています。デザインが産業社会の所産であるということは、見方を変えれば、デザインは人新世とともに生まれた人類の創造活動ということです。 人新世という見方が生まれたのは21世紀になってからです。新しい時代になってきたことがはっきりと見えてきた今、デザインも変わらねばな

                                                                          人新世のデザイン|藤崎圭一郎
                                                                        • 『未知なる地球 〔無知の歴史18-19世紀〕』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:築山 和也 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                          「無知」から描き出す、人間の想像力の歴史。「人間が『何を知らなかったのか』を見極めなければ、過去の人間を知ることなど不可能である」――人間は自らの足元の大地(地球)について何を知ら… 「無知」から描き出す、人間の想像力の歴史。「人間が『何を知らなかったのか』を見極めなければ、過去の人間を知ることなど不可能である」――人間は自らの足元の大地(地球)について何を知らず、どのような世界像を抱いていたのか。18世紀以来の南北両極・氷河・火山・深海など「人間の知の及ばない場所」に焦点を当て、科学・文学・詩を自在に結びつけながら、「知らないこと」の陰画としての人間の想像力の歴史をたどる、「感性の歴史」第一人者のスリリングな意欲作。 【目次】 本書関連地図 序 包括的な歴史は、無知の歴史を前提とする 第Ⅰ部 啓蒙時代における地球知識の乏しさ 第一章 リスボンの「大惨事」(1755年) 第二章 地球の年齢

                                                                            『未知なる地球 〔無知の歴史18-19世紀〕』(藤原書店) - 著者:アラン・コルバン 翻訳:築山 和也 - 中村 桂子による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                          • 上がる噴煙「連続的な噴火に移行」 硫黄島沖に軽石の丘が誕生:朝日新聞デジタル

                                                                            小笠原諸島の硫黄島の沖で始まった噴火でできた島について、火口を中心に軽石が積もった丘ができていることを、3日の朝日新聞社機「あすか」での取材で確認した。 同乗した中田節也・東京大学名誉教授(火山地質学)は「連続的な噴火に移行した。今後、溶岩を噴出する噴火に変わっていくだろう」と話した。 今回の噴火は、硫黄島の南岸数百メートルの沖合で10月下旬に始まった。 この日は、連続的に噴煙を上げながら、1分ほどの間隔で激しい噴火を繰り返していた。時折、火山弾が100メートルを超える高さまで噴き上げていた。 上空に流れた火山灰は、硫黄…

                                                                              上がる噴煙「連続的な噴火に移行」 硫黄島沖に軽石の丘が誕生:朝日新聞デジタル
                                                                            • 『種の起源』と科学の独立 - デマこい!

                                                                              ⑤チャールズ・ダーウィン『種の起源』(1859年) 科学と宗教が未分化だった時代 17世紀、ニュートンもハレーも自分たちが(現代的な意味での)「科学」を研究しているという自覚はありませんでした。なぜなら、当時は科学と他の諸分野が分離していなかったからです。たとえば「Scientia est potentia」というラテン語の格言は、「知識は力なり」と和訳されます。ラテン語の「scientia」は英語の「science」の語源ですが、もともとは「知識」全般を意味する単語だったのです。現代的な「科学」の概念が確立したのは19世紀です。 ニュートンもハレーも、天地創造のときに神が定めた天体の運行規則を解き明かしたのだと考えていました[36]。当時、自然科学の研究と宗教的な信仰心は、深く結びついていたのです。 科学が宗教から分離する上で無視できない影響を与えた1冊が、1859年に出版されたチャール

                                                                                『種の起源』と科学の独立 - デマこい!
                                                                              • Googleが検索結果の「AIオーバービュー」の内容がむちゃくちゃになる要因について解説

                                                                                2024年5月からGoogleが広く展開している、検索結果をAIがまとめて概要を表示してくれる機能「AIオーバービュー」で、「ピザにチーズをくっつけるために接着剤を使用する」などの奇妙な回答を行っていたことをGoogleが認め、なぜこのような回答を行うに至ったのかについて説明しています。 What happened with AI Overviews and next steps https://blog.google/products/search/ai-overviews-update-may-2024/ Google explains AI Overviews' viral mistakes, defends accuracy https://9to5google.com/2024/05/30/google-ai-overviews-accuracy/ Google is putti

                                                                                  Googleが検索結果の「AIオーバービュー」の内容がむちゃくちゃになる要因について解説
                                                                                • Raspberry Pi搭載の地震計「Raspberry Shake」——世界各地で地震動を測定|fabcross

                                                                                  Raspberry Piと地震計を組み合わせたデバイス「Raspberry Shake」をRaspberry Pi公式ブログが紹介した。 Raspberry Shakeは、パナマを拠点に活動する地震学者や地球物理学者のチームによって開発された。Raspberry Shakeを使用することで、地震動に加えて、人間の耳には聞こえない超低周波音(インフラサウンド)、火山の噴火などさまざまな現象を観測できる。 エントリーモデルに相当する「Raspberry Shake 1D(RS1D)」では縦揺れ(上下動)のみを検出できるが、縦揺れと横揺れ(水平動)を測定できる「Raspberry Shake 3D(RS3D)」に、以前fabcrossで紹介した「Raspberry Shake 4D」、地震波に加えて大気中の超低周波音も観測できる「Raspberry Shake & Boom(RS&BOOM)」な

                                                                                    Raspberry Pi搭載の地震計「Raspberry Shake」——世界各地で地震動を測定|fabcross