都知事選の結果に対して、あらゆる人があらゆる意見をSNSに吐き出している。いつだってその人が信じる真実は多面的であり、どの角度から眺めるかで印象は大きく変わるものだ。 根本的にマイルドヤンキー現象に代表されるマジョリティ層、高齢者層には意見が届かない。大きな膜のような壁が立ちはだかっている。住む世界が違うといってもいい。 ずっと流れを見ていて思ったことは、かっこいいことだけでも、頭のよいことだけでも、おもしろいことだけでも、社会変化は望めないということ。少し前まではおもしろければなにか突破できる光が見えると信じていた節がある。 しかし、短いおもしろさはYouTube的なものに絡め取られたのだろう。短くてつまらないおもしろさが、人によっては脳を刺激するとてもおもしろいものとして映る。 では、いま流行りの教養が必要なのか。リベラルアーツを学ぶべきなのか。日経新聞なのか。NewsPicksなのか