大阪大発の製薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市)は7日、新型コロナウイルスワクチンの開発を中止したと発表した。2020年3月から開発を進めてきたが、臨床試験で効果を確認できなかったという。山田英社長は「安全性に問題はなかったが、期待した水準に至らなかった」とコメントした。 ウイルスの遺伝情報をDNAによって体内…
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紫外線を当てると鮮やかに光る新たな鉱物が北海道で見つかり、「北海道石」として国際機関に登録されました。地層の中の生物の遺骸が火山の地熱を受けてできたものと推定され、石油ができるメカニズムの解明にもつながる可能性があるとしています。 新たに見つかった「北海道石」は、炭素や水素など生物が持つ元素でできた「有機鉱物」の一種で、自然光では淡い黄色ですが、紫外線を当てると鮮やかな黄色や黄緑色の蛍光を発するのが特徴です。 学名は「hokkaidoite」 ことし1月に国際機関に登録 相模中央化学研究所や大阪大学などの研究グループが、北海道鹿追町の山林で得た宝石の一種オパールの中に含まれていたほか、北海道愛別町でアマチュアの鉱物研究家が見つけた岩石にも含まれていました。 研究グループが詳しく分析したところ、石油などにごくわずかに含まれる「ベンゾペリレン」と呼ばれる物質で構成される新種の鉱物であることが分
Kenichi Mishima 5月16日 22:56 · 東大は軍事研究をしないという建前なので、ロシアの兵器体系に詳しいこのおっさんは、東大には居場所がないはず。東大七不思議のひとつか? ja.wikipedia.org 三島憲一氏「東大は軍事研究をしないという建前なので、ロシアの兵器体系に詳しいこのおっさん(小泉悠氏)は、東大には居場所がないはず。東大七不思議のひとつか?」 私の父に対して怪文書を流していると出版界で30年前に評判だった老名誉教授が、私の研究室の若手同僚を「軍事研究をしないはずの東大がなぜこのおっさんを雇うのか」とFacebookで謗っているのを発見してそっ閉じ…この人は誤って平和の使徒のように思われていた時代もあったが…地金は出るものだ— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) May 18, 2022 三島憲一氏…1990年代、ベルリン
国内のがん検診を受けた女性およそ1万5000人のデータを詳しく分析したところ、子宮頸がんのワクチンを接種した女性は、がんの前段階となる異常が起きるリスクが減っていたとする研究結果を大阪大学などのグループがまとめました。 これは、大阪大学などのグループがまとめたもので、協力が得られた全国の31の市町村で2013年から4年間にがん検診を受けた20歳から24歳の女性のうち、子宮頸がんやがんの前段階にあたる組織の異常と診断されたおよそ2500人全員と、異常がみられなかった1万2000人余りの、合わせておよそ1万5000人を対象にデータを分析しました。 このうち子宮頸がんのワクチンを接種していた女性はおよそ3000人で、分析の結果、ワクチンを接種した人は接種していない人に比べ、がんの前段階にあたる軽度の組織異常になるリスクがおよそ58%低くなっていたということです。 さらに、中程度の組織異常となるリ
国の研究プロジェクトで、人の分身、アバターの研究開発に取り組む大阪大学などのグループは、河野デジタル大臣をモデルにしたアバターロボットを開発しました。河野大臣は遠隔でのロボットの操作を体験しました。 このアバターロボットは21日、都内にある科学技術振興機構で公開されました。 河野大臣はロボットを遠隔で操作し、分身のアバターが会場に登場しました。 河野大臣はロボットを通じて「河野太郎でございます。遠隔で操作して、すごく変な感じがします。私自身が現地に行かなくても、いろんな所にアバターを派遣し、遠く離れたところで話をしたい」とあいさつしました。 ロボットは大阪大学の石黒浩教授などの研究グループが開発し、目や口、それに関節など52か所を遠隔で操作でき、まるでそこに人がいるかのように動かすことができるということです。 また、本人の声をそのまま伝えるだけでなく、別の人が話した声を合成するなどして、河
・大阪大学 文学部入試で地理の問題に誤り 新たに1人を合格に(NHK) ・大阪大で入試出題ミス、1人追加合格 地理歴史のグラフ数値に誤り(毎日新聞) 先日,大阪大学の今年の入試で,地理で今更出題ミスが発覚したというニュースがあった。調べてみたらこれがいろいろと興味深かったので紹介する。まず,その問題について。阪大自身が公開しているが,該当する問題だけここに書き写しておく。 大問1 問1 下の図1は,いくつかの地域の2018年における国際観光客到着数と伸び率(前年比)を散布図で表したものであり,図中の円の大きさと円内の数字は国際観光客出発数(単位:100万人)を示したものである。また,次ページの表1は同年における国際観光客の発地と着地との関係を示す資料である。図1と表1を参考にして,発着地の関係に言及しながら世界の国際観光客流動について説明しなさい(150字程度)。 このうち,誤りがあったの
免疫学の第一人者で、大阪大免疫学フロンティア研究センター招へい教授、宮坂昌之さん(75)=長野県上田市出身=が、感染後に体内に残存し続ける「ヘルペスウイルス」と新型コロナウイルスの類似性を指摘している。新型コロナに感染してから長期間経過しても抗原やRNAが検出される事例が海外で報告されているとし、回復後も体調不良が続く新型コロナの後遺症とみられる症状にはこうした「持続感染」が影響している可能性があるとみている。 宮坂さんによると、シンガポールでは2022年、新型コロナの後遺症を訴える患者を別の病気の治療で手術した際、コロナ発症から426日経過しているのにもかかわらず虫垂や皮膚組織から新型コロナに感染している目印となる抗原やRNAを検出したとの報告がある。 米国では23年、後遺症がある患者37例のうち約6割の血中に抗原が検出された。後遺症がない患者には検出されなかったという。欧州でも発症から
大阪大が「共生」をテーマに実施した大学院生対象の教育プログラムで、男性教員らが複数の女子学生にセクハラ行為などを繰り返していたことが19日、阪大への取材で分かった。関与したとされる助教4人はすでに退職。処分には至らなかったが、阪大は1月、教育プログラムのホームページに「多くのハラスメント事象が起き、対応しきれなかったことを深く謝罪いたします」とのコメントを掲載した。 ハラスメントが起きたのは、阪大大学院人間科学研究科を中心に運営する「未来共生イノベーター博士課程プログラム」。専攻分野での学位取得と並行し、多文化共生をテーマに東日本大震災の被災地でのフィールドワークや海外インターンに参加する内容で、平成24年度に文部科学省の「博士課程教育リーディングプログラム」に採択された。 大学側は昨年1月、プログラムを履修した女性から相談窓口に連絡があり、調査を実施。元履修生の女性ら8人に聞き取ったとこ
「遺伝子改変」「不妊」「成分が体内に残る」……あらゆる偽情報を検証する。/文・忽那賢志(大阪大教授) 忽那氏反ワクチン論者は不安につけこんでいるいま日本国内で新型コロナワクチン接種が急ピッチで進められています。8月末時点で2回接種を終えた人の割合は、総人口のうち約45%に達しました。 ワクチン接種が進む一方で、新型コロナワクチンの危険性を喧伝する「反ワクチン本」が多数出版されています。その内容を見ると、「遺伝子改変が起こる」「不妊になる」など、医学的に誤った情報があふれています。「よくこんなことを考えつくな」と驚くようなものもありました。 そうした書籍の中には、ネット通販で売れ行きランキングの上位に入っているものもありますし、本にある誤情報が、個人のSNSを通じてネット上にも出回っている状態で、さすがに看過できません。 10万部超えの書籍もある もともと日本は、ワクチンへの信頼性が低い国で
24日、奈良県内の山に向かったあと行方が分からなくなっていた、文化功労者で免疫学を研究する大阪大学の審良静男特任教授が26日午後、山の中で無事、見つかりました。右膝の骨を折るなど大けがをしているものの、命に別状はないということです。 大阪大学で免疫学を研究する審良静男特任教授(68)は、24日、奈良県天川村にある観音峰に向かうと家族にメールを送ったあと、行方が分からなくなっていて、警察や消防などは審良特任教授が山で遭難した可能性が高いとみて25日から捜索を続けていました。 26日はおよそ40人態勢で午前7時ごろから捜索を行ったところ、午後2時すぎに観音峰の登山道から800メートルほど離れた山の中で審良特任教授を見つけたということです。 警察によりますと、審良特任教授は右膝の骨を折るなど大けがをしているものの、命に別状はなく、県の防災ヘリコプターで救助され、奈良県内の病院で手当てを受けている
インタビュー 2021年1月21日 (木) 星野桃代(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長) HPVワクチンの定期接種を逃した2000~2003年度生まれの女子の中で、子宮頸がんの罹患増加は約1万7000人、死亡者の増加は約4000人になる可能性がある――。 大阪大学大学院医学系研究科のグループが2020年9月、オンラインジャーナル「Scientific Reports」で公開した論文の推計結果だ。タイトルは「Potential for cervical cancer incidence and death resulting from Japan’s current policy of prolonged suspension of its governmental recommendation of the HPV vaccine」。論文では、今も定期接種の最終年齢である
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糸谷哲郎八段が棋王戦(渡辺明棋王)に初挑戦する。圧倒的な早指しで竜王を獲得するなど将棋ファンに強烈なインパクトを残すとともに、将棋界で初となる“プロ入り後、国立大に進学した棋士”となり、大学院にも在籍した異色の棋士だが、その父・康宏氏に愛息のこれまでの歩みや教育法を、中・高校時代の同級生だった筆者に語らい合ってもらった(全3回の3回/第1回、第2回はこちら) 糸谷八段は中国地方有数の進学校で学びながら、奨励会で将棋の修行を続け、高校2年で四段に昇段。高校3年でプロ棋士になった。それ以降の活躍ぶりについて聞いてみた(広島学院のことを「学院」、康宏氏のことを「糸谷」と記す)。 「将棋界は斜陽産業」発言で伝えたかったはずのこと ――高校3年の10月、若手棋士の登竜門である新人王戦で優勝。その表彰式で、「将棋界は斜陽産業。僕たちの代で立て直さなければ」と言ったのが物議を醸した。 「あのコメントの前
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大阪大の中島清一特任教授(消化器外科学)らのチームは3日、3Dプリンターと文房具のクリアファイルを使い、飛沫(ひまつ)から顔を守る医療関係者用の防護具を作製したと発表した。フェースシールドと呼ばれる用具で、新型コロナウイルスの感染拡大で不足が懸念されているため、誰でも利用できるようデータをホームページで公開した。 中島氏は「欧米などで防護具が不足し始めており、途上国に感染が広がる可能性もある。安く、簡単に作れるものが必要だと考えた」と話した。 3Dプリンターで樹脂製のフレームを作製。両端にクリアファイルを挟み、眼鏡のように顔に着けることで、ウイルスを含んだ飛沫が目などに入るのを防ぐ。顔にフィットするフレーム作りには、福井県鯖江市の眼鏡フレームメーカー「シャルマン」の協力を得た。費用は1個100~300円。 データはhttp://www.project―engine.orgで公開した。(共同
地域に開かれた公立図書館と学術研究を支える大学図書館。二つの機能を兼ね備えた施設が大阪府箕面市に2021年5月、開館した。大阪大が指定管理者となり、大学の蔵書も収めた全国的にも珍しい箕面市立船場図書館だ。大学の知で市民の好奇心を刺激する試みに注目が集まる。 北大阪急行の延伸に伴い23年度に開業予定の箕面船場阪大前駅。駅周辺の再開発の中核が、船場図書館が入る複合施設と、市の誘致で移転してきた阪大外国語学部だ。図書館には市の蔵書約11万冊に加え、阪大外国学図書館の蔵書約60万冊が収まる。 4階までの吹き抜け空間が開放的なキッズコーナーが図書館の“顔”。巨大な三角の窓から柔らかい光が差し込む中、赤いクッションマットに座り込んだ家族連れが子どもに絵本を読んでいた。
キャベツなどを食い荒らす害虫のガに、レーザー光を照射し「撃墜」できる急所を、大阪大レーザー科学研究所の研究グループが見つけた。実用化すれば、殺虫剤が効きにくい害虫を無農薬で駆除できる可能性があるという。研究成果が19日、学会で発表された。 【図解】レーザーによる害虫駆除システム プロジェクターなどに使われるレーザー光を当て、熱で撃ち落とす技術は、米国で小さな蚊で実現している。ただ、ガのような大きな虫では難しかった。 研究グループは、農林水産省の「指定有害動物」となっているガの「ハスモンヨトウ」の各部位にレーザー光を照射。分析した結果、胸や「顔部」に照射した場合、損傷が大きいことを発見した。 飛んでいるハスモンヨトウを追尾し、レーザーを胸や顔部に照射して撃ち落とすことに成功した。同様の方法で、バッタの急所が胸であることも判明した。 早ければ農業分野で2025年の実用化を目指す。急所が見つかれ
大阪大学の大学院生が、高知市にある2つの大学を爆破するとネットに書き込み、大学に休講などの対応をとらせたとして、逮捕されました。全国の大学や企業に対して爆破予告が130件以上相次いでいて、警視庁が関連を調べています。調べに対して容疑を否認しているということです。 警視庁によりますと、ことし7月、インターネットの掲示板に「高知大学と高知県立大学を爆破する」などと書き込み、大学に休講などの対応をとらせたとして、威力業務妨害の疑いが持たれています。 福山容疑者の自宅を捜索したところ、ネット上に匿名で書き込みができるパソコンのソフトなどが見つかったということです。 警視庁によりますと、調べに対して「自分はネットに書き込みをするグループのメンバーだ」と説明しているということですが、今回の容疑については否認しているということです。 ことしに入って全国の学校や企業などに、同じような爆破予告が130件以上
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新型コロナウイルス、体内から追い出せず後遺症? 感染後に潜伏するヘルペスと類似 大阪大教授が指摘(2023年6月20日掲載) 免疫学の第一人者で、大阪大免疫学フロンティア研究センター招へい教授、宮坂昌之さん(75)=上田市出身=が、感染後に体内に残存し続ける「ヘルペスウイルス」と新型コロナウイルスの類似性を指摘している。新型コロナに感染してから長期間経過しても抗原やRNAが検出される事例が海外で報告されているとし、回復後も体調不良が続く新型コロナの後遺症とみられる症状にはこうした「持続感染」が影響している可能性があるとみている。 宮坂さんによると、シンガポールでは2022年、新型コロナの後遺症を訴える患者を別の病気の治療で手術した際…
衆議院選挙が終わった。好むと好まざるとに拘(かか)わらず、その結果に基づく政治に次回総選挙まで従ってゆくのが、民主主義国家のありかたである。ここが独裁国家、例えば中国との決定的相違だ。 その日本だからこそ、言論の自由が認められている。ただし個人に対しての誹謗(ひぼう)中傷を許しているわけではない。 ところが、ネットの世界ではそうした誹謗中傷が横行している。老生は時代遅れであり、スマートフォンをはじめ、IT関連の世界とは全く無縁であるので、その実態について知らなかったが、友人にネット上の一例を見せてもらって驚いた。 いやもう最低の悪口の羅列。聞けば、そのような罵声を浴び、気の毒にも自殺した人がいたという。しかも、その罵声発言は無署名で姿は見えない。 おかしい。言論の自由が認められている日本なればこそ、国民的いや国家的問題であれば堂々と署名し批判すべきだ。 他者を批判するときは署名し、論理的に
水素回収の新技術開発 既存の精製過程不要―大阪大 2022年10月28日07時13分 天然ガスなどから水素を製造する際、不純物として生じる一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO2)などを簡単に除去し、水素だけ高純度で回収する基礎的な技術が開発された。大阪大大学院工学研究科の星本陽一准教授らが27日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表した。 東芝、水電解装置用電極で新技術 イリジウム量10分の1に 水素製造は精製過程がネックになっており、実用化されればコストが大幅に下がり、自動車の燃料電池などへの利用が加速すると期待される。 この技術は、水素を一時的に取り込ませ、貯蔵する液体の有機化合物「2―メチルキノリン」とホウ素などから成る触媒「B1」の組み合わせ。 耐圧反応容器内で有機化合物に触媒を混合した上で、COやCO2を含む水素ガスを加えて100度で2時間加熱すると、水素だけ有機化合物に取り込
病気で弱った心臓の表面に新たな血管を作り出す働きのある細胞をスプレーで吹きつけて、重い心臓病の患者の機能回復を目指す治療法を大阪大学などの研究グループが開発しました。一般的な治療法になることを目指して2年かけて安全性や効果を確かめる治験を行うとしています。 大阪大学の澤芳樹教授らは29日、記者会見を開き、新たに開発した心臓病の治療法について説明しました。 それによりますと、新たな治療法の対象となるのは血管が詰まるなどして心臓の筋肉の細胞が失われる「重症心不全」の患者です。 こうした患者が手術を受ける際に、新たな血管を作り出す働きのある「間葉系幹細胞」を特殊な医薬品に混ぜて、心臓の表面にスプレーで吹きつけるということです。 細胞をスプレーで吹きつけることで、心臓の血流が失われた部分に細い血管が新たに作られ、ブタを使った実験では全身に血液を送り出す心臓の機能が改善したとしています。 研究グルー
大阪大が「共生」をテーマに実施した大学院生対象の教育プログラムで、男性教員らが複数の女子学生にセクハラ行為などを繰り返していたことが19日、阪大への取材で分かった。関与したとされる助教4人はすでに退職。処分には至らなかったが、阪大は1月、教育プログラムのホームページに「多くのハラスメント事象が起き、対応しきれなかったことを深く謝罪いたします」とのコメントを掲載した。 【画像】大阪大のハラスメントで指摘された問題点 ハラスメントが起きたのは、阪大大学院人間科学研究科を中心に運営する「未来共生イノベーター博士課程プログラム」。専攻分野での学位取得と並行し、多文化共生をテーマに東日本大震災の被災地でのフィールドワークや海外インターンに参加する内容で、平成24年度に文部科学省の「博士課程教育リーディングプログラム」に採択された。 大学側は昨年1月、プログラムを履修した女性から相談窓口に連絡があり、
東京・代々木署から送検される福山容疑者。容疑を否認しているが押収したパソコンに爆破予告の書き込みをした痕跡が残されていた 「天文学と生物学を融合させ、生命の起源を探りたい」 そう夢を語っていたエリートがなぜ爆破予告を繰り返したのか――。 11月4日、警視庁はネット上の掲示板に高知大学と高知県立大学を爆破すると書き込み、両大学の授業を休講させたなどとして、福山紘基容疑者(22)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。福山容疑者は大阪大学の大学院理学研究科に通う秀才。大学3年生のときには全国の学生が自主研究を発表し競い合う『サイエンス・インカレ』でトップの成績をおさめ、「文部科学大臣表彰」を受賞している。 奈良県奈良市の高級住宅街で生まれ育った彼の素顔を知る中学時代の同級生はこう明かす。 「中学時代の成績は学年トップでした。数学のテストで満点を叩き出し、クラスのみんなから拍手されていたのを覚えています
iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作ってシート状にした「心筋細胞シート」を心臓病の患者に移植する手術を行ったと、九州大学と大阪大学のグループが発表しました。 シートを開発した大阪大学以外で手術が行われるのは2か所目で、安全性と有効性を確認し、保険が適用される治療法としての承認を目指すとしています。 これは14日、九州大学と大阪大学が記者会見で発表しました。 それによりますと、九州大学では先月中旬、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作りシート状に培養した「心筋細胞シート」を、虚血性心筋症という重い心臓病の50代の男性の心臓の表面に貼り付けて移植する手術を行ったということです。 心筋細胞シートは大阪大学などのグループが開発したもので、大阪にある施設で作り、九州大学に運んだということです。 患者の手術後の経過は順調で、14日退院したということです。 大阪大学などは、シートの移植についてこれまでに大阪
米誌タイムが選ぶ今年の「世界で最も影響力のある100人」に、映画監督の宮崎駿さんらとともに名を連ねたのが、大阪大の林克彦教授(生殖遺伝学)だ。いったいどんな人なのか。 林さんの大きな成果の一つが「雄同士で子どもをつくった」ことだ。雄と雌から子どもができるという生物の常識を打ち破った。 林さんは、体のさまざまな部位の細胞になる能力を持たせたiPS細胞を使った。雄マウスのiPS細胞から卵子を作り、別の雄マウスの精子と受精させて子マウスを誕生させ、2023年に英科学誌ネイチャーに発表した。生まれてきたマウスに異常はなく、生殖能力もあった。 林さんはこの年、優れた業績を打ち立てた研究者をネイチャーが選出する「今年の10人」にも選ばれた。ネイチャーの特集記事では、オーストラリアの生殖生物学者、ロバート・ギルクリスト氏が「椅子から落ちた。驚くべき成果だ」とたたえた。
ロシアのウクライナ侵略は長期になりそうな気配である。もちろん、ロシアは核兵器を使えない。もし使うとすれば、世界中が非難し、プーチンは自滅する。ウクライナの抵抗の成功を祈るばかりである。 この侵略は他人事(ひとごと)ではない。わが国に対してロシアがその機会を窺(うかが)っている可能性はある。 となると、日本は好むと好まざるとにかかわらず、国防問題に取り組まなくてはなるまい。 老生、現代の戦争について知識は皆無である。そういう者が、現代の戦争について論じることができるのか。 できる―とまず述べておこう。というのは、例えば、現代の武器について無知ではあっても、長い人類の歴史において、<戦争における勝利>の原則はほぼ一定であろう。その原則に沿って議論をすることは、だれにでも可能だからである。 では、その原則とはどのようなものなのか。 まずは地形の特徴。今回のロシアのウクライナ侵略は基本的には日本に
愛知県豊田市で開催された「橋の下大盆踊 SOUL BEAT ASIA 2023=2023年8月(photo by Kanji Furukawa、同実行委員会提供) 2024年の大衆音楽における未来予測、というより願望といったほうがよいのだが、それは「民謡」の再解釈と復興だ。もちろんそれは、歌と踊りが演じられ楽しまれる場、つまり盆踊りや祭りの再編成とも関わっている。保存の対象として固定的に捉えられていた「日本的伝統」という通念を揺さぶって、より柔軟でさまざまに活用可能な資源として「民謡」や「盆踊り」を捉えるさまざまな実践が生まれている。2024年はそうした動きがより活発になることを期待している。 象徴的な“民クル”の存在 東京・福生発の民謡クルセイダーズ=映画『ブリング・ミンヨー・バック!』より(C)Yuji Moriwaki All rights reserved とはいえ、民謡と盆踊りの
大阪大学は12月9日、学内の宿泊施設予約システムのサーバへ不正アクセスを受け、利用者4万3213人の氏名、生年月日など個人情報が流出した可能性があると発表した。原因など詳細は調査中。現時点で二次被害は確認していないという。 大阪大によると1日に不正アクセスを受け、同日にサーバへの通信を遮断し、システムの使用を停止。漏えいした可能性があるのは、システムの運用を始めた2017年4月から20年12月1日までにシステムを利用した4万3213人の氏名、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号など。 同システムは吹田、豊中キャンパスに4カ所ある宿泊施設への予約を受け付け、海外や他大学の研究者などが利用していたという。 原因などの調査が完了し次第、再発防止策を講じるとしている。 関連記事 慶応SFC、3万件以上の個人情報流出か 学生の顔写真など被害に 10月発表の不正アクセスで 慶応義塾大学が、湘南藤沢
新型コロナウイルスのワクチン開発で「有効性が9割を超えた」とする、米製薬大手企業のファイザーやモデルナによる臨床試験(治験)の結果について、17日あった衆院厚生労働委員会で参考人の宮坂昌之・大阪大名誉教授(免疫学)が見解を示した。宮坂氏は「(発表された)初期データを見る限り、インフルエンザワクチンよりも効果が高い可能性は十分ある。ただ、問題は安全性だ」と指摘。現在の治験の規模では「副反応リスクがどのぐらいあるのか分からない」とし、過度な期待の高まりに警鐘を鳴らした。 ファイザーは9日、約4万4000人を対象としたワクチンの最終段階(第3相)の治験で、有効性が90%超だったと発表。モデルナも16日、3万人以上の第3相治験で有効性が94・5%に上ったとした。インフルエンザのワクチンの有効性が3~5割程度とされ、「90%超」に関係者の間では驚きが広がっている。
インタビュー 2021年1月21日 (木) 星野桃代(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長) HPVワクチンの定期接種を逃した2000~2003年度生まれの女子の中で、子宮頸がんの罹患増加は約1万7000人、死亡者の増加は約4000人になる可能性がある――。 大阪大学大学院医学系研究科のグループが2020年9月、オンラインジャーナル「Scientific Reports」で公開した論文の推計結果だ。タイトルは「Potential for cervical cancer incidence and death resulting from Japan’s current policy of prolonged suspension of its governmental recommendation of the HPV vaccine」。論文では、今も定期接種の最終年齢である
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食中毒の原因として知られるサバなどの寄生虫「アニサキス」に薄いゲル状の〝スーツ〟を着せる手法を大阪大の境慎司教授のグループが開発した。スーツに混ぜた物質でがん細胞を死滅させる実験にも成功。アニサキスにはがん細胞に誘引される性質があるといい、境氏は「嫌われ者のアニサキスを医療に活用できるかもしれない」と期待を寄せる。 「スーツ」は厚さ0・01ミリほどで柔らかく、体長2~3センチのアニサキスの動きを邪魔しない。研究グループは、アニサキスの体の表面に西洋わさび由来の酵素を付着させた上で化学反応を起こすことで、体表を覆うように薄い膜を形成する手法を開発。さらに、スーツに化合物や酵素を混ぜ込み、さまざまな機能を持たせることにも成功した。 がん細胞にダメージを与える過酸化水素を作り出す酵素を混ぜ込んだスーツをアニサキスに着せ、1平方センチあたり千個のがん細胞を含む培養液に入れたところ、24時間後には大
Published 2024/02/26 12:38 (JST) Updated 2024/02/26 15:20 (JST) 大阪大で25日に行われた法学部の入学試験で、監督を務めた教授らが談笑して試験を妨害したと複数の受験生から苦情が出ていたことが26日、大阪大などへの取材で分かった。大学は「談笑の事実はない」として、再試験は実施しないという。 阪大などによると25日午後の国語の試験中、受験生から「長い時間談笑しているが試験に必要な会話なのか」と質問が出た。終了後には10人程度の受験生から同様の苦情があったという。受験生の一人は「ばかばかしいという言葉が聞こえ、大声で笑っていた。将来がかかった試験だったのに」と憤る。 試験会場には約120人の受験生と、法学部の教授ら7人の監督者がいた。
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