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  • ツングースカ級の小天体衝突で滅びた? ヨルダン渓谷の3600年前の遺跡で発見、ソドム伝承の由来にも(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    1908年6月30日、シベリア上空に小天体が飛来し空中で爆発し、一帯の針葉樹林をなぎ倒し70キロメートル離れた農村でも死者が出るなどの被害があった。毎年6月に開催される、小惑星衝突のリスクを考える国際天文イベント「アステロイド・デイ」はこの「ツングースカ爆発」にちなんでいる。 直径50メートル程度の小天体(小惑星または彗星)が爆発したツングースカ爆発は、人の住んでいない地域で発生したため人的被害があったとはいえそこまで大きくなかった。だがこれが都市の上空であればどのようなことが起きるのか、約3600年前の遺跡の発掘から明らかになりつつある。 トール・エル・ハマムと死海の位置。出典:Scientific Reports volume 11, Article number: 18632 (2021) 米カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校の研究者らは、ヨルダン渓谷南部の都市「トール・エル・ハ

      ツングースカ級の小天体衝突で滅びた? ヨルダン渓谷の3600年前の遺跡で発見、ソドム伝承の由来にも(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 小惑星リュウグウのアミノ酸は左右同数 生命誕生「宇宙起源」言えず | 毎日新聞

      探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料に、左手型のアミノ酸と右手型のアミノ酸がほぼ同数含まれていたと、九州大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが23日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。 地球の生命の起源はリュウグウのような小天体が宇宙から運んだとする「宇宙起源説」がある。もしリュウグウの試料に左手型のアミノ酸が多ければ、宇宙起源説の根拠となっていた可能性があった。チームは「今回の成果からは結論は言えないが、宇宙起源説を否定するものではない」としている。 有機物には、同じ化学式だが鏡に映したように構造が反転しているものがある。それを左右の手に例えて左手型、右手型と呼ぶ。数百種類あるアミノ酸の一部もこの性質を持つ。

        小惑星リュウグウのアミノ酸は左右同数 生命誕生「宇宙起源」言えず | 毎日新聞
      • 木星で「火球」を観測 今世紀最大か、京大チーム | 共同通信

        Published 2022/09/13 00:38 (JST) Updated 2022/09/13 00:55 (JST) 京都大の有松亘特定助教(太陽系天文学)らのチームは12日、直径20~30m程度の小天体が木星の大気圏に突入した際の巨大な閃光現象「火球」を観測することに成功したと発表した。チームによると、地球を含む太陽系の惑星表面で観測された火球の中で今世紀最大規模という。 小天体の推定質量は約4千トン。2021年10月中旬の夜、京都市左京区の京大キャンパス構内に設置した観測装置が自動撮影した。分析すると、小天体は衝突の際に約8千度の熱を放ち、5.5秒発光した。 有松特定助教は「今回の火球観測は予想外。木星にどの程度の頻度で天体が衝突しているのか解明したい」と話した。

          木星で「火球」を観測 今世紀最大か、京大チーム | 共同通信
        • はやぶさ2、次の任務は「地球防衛」…JAXAが小惑星にぶつける技術を実験

          【読売新聞】 宇宙航空研究開発機構( JAXA ( ジャクサ ) )が、小惑星探査機「はやぶさ2」を使い、地球に衝突しそうな小天体に探査機をぶつけて軌道を変える「プラネタリー・ディフェンス(地球防衛)」技術の獲得に向け、準備を本格化

            はやぶさ2、次の任務は「地球防衛」…JAXAが小惑星にぶつける技術を実験
          • 天王星は巨大衝突で横倒しになり、大蒸発の果てに小さな衛星群が残る – 新たな理論モデルの発見

            太陽系の形成と惑星の自転 太陽系では、内側の軌道に岩石を主成分とした小型の地球型惑星(水星、金星、地球、火星)があり、その外側に水素・ヘリウムガスを主成分にした巨大な木星型惑星(木星、土星)、さらにその外側に氷を主成分にした中型の海王星型惑星(天王星、海王星)があります。地球は「水の惑星」のように見えますが、海の総質量は地球全体の0.01%に過ぎず、内部に染み込んだ水を含めても0.1%を超えることはないと考えられています。地球は、中心の鉄の芯に岩石層が取り巻く、からからに乾いた惑星です。海王星型惑星も表面を取り巻くガスは全体の10%ほどです。 太陽は、銀河系に漂う水素・ヘリウムガスの密度の濃い部分が収縮して形成され、原始の太陽のまわりには収縮しきれなかったガスが円盤状に取り巻き、その円盤に微量に含まれる岩石や固体成分が凝縮して無数の小天体(微惑星)が形成されます。地球型惑星は岩石微惑星が集

              天王星は巨大衝突で横倒しになり、大蒸発の果てに小さな衛星群が残る – 新たな理論モデルの発見
            • 「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」() @gendai_biz

              「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」 「『サイエンスZERO』20周年スペシャル」取材班             サイエンス激動の時代を捉えるため、日本のサイエンス各分野の著名な研究者に「サイエンスZERO」の20周年(3月26日(日)夜11:30~ NHK Eテレ)を記念し、この20年の研究を振り返ってもらうインタビューを行いました。そこでどの研究者からも飛び出してくる驚きの言葉や知見、未来への警鐘とは―。 前編『「日本で最も有名な天文学者」にここ20年の「宇宙の大発見」について聞いたら驚きのニュースが多すぎた件…「アインシュタインからの宿題『重力波の発見』」「『中性子星合体』で金と銀が生まれる」「惑星誕生の瞬間」「ブラックホール・シャドウが見えた!」』から、「日本で

                「冥王星」が「惑星」ではなくなってしまったことによって「激怒」してしまった人たち…最新天文学が明らかにした衝撃的な太陽系の真の姿とやがて見つかる「第2の地球」() @gendai_biz
              • 最後の金星着陸から39年。NASAは煮えたぎる金星の環境に耐えるコンピュータを半導体から開発している(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                2021年6月3日、NASAはディスカバリー計画の太陽系探査計画として、2つの金星探査機「DAVINCI+(ダヴィンチ・プラス)」と「VERITAS(ヴェリタス)」を選定したと発表した。米ソが競って金星を探査していた1980年代から30年以上が経過し、これまで「見過ごされてきた」と言われる金星探査。これをNASAが再開した背景には、摂氏460度、90気圧という、熱く煮えたぎる深海底のような金星の環境に耐えるコンピュータを、半導体から開発してきたNASAの奮闘があった。 NASAのディスカバリー計画は、1992年に始まった太陽系探査計画。コンパクトかつ低コストに太陽系内の天体を探査する計画で、現在も月面の画像を取得している「ルナ・リコネッサンス・オービター」や火星の地震を調査する「インサイト」、今年10月打ち上げ予定の木星トロヤ群小惑星探査「ルーシー」などがある。月、火星、水星など惑星から小

                  最後の金星着陸から39年。NASAは煮えたぎる金星の環境に耐えるコンピュータを半導体から開発している(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • 冥王星に「巨大な氷火山群」 探査機からの画像分析

                  冥王星の氷火山地帯を斜め上空から撮影した画像。表層と大気のもやがグレースケールで表示されている。過去の火山活動がどのように作用した可能性があるかが、青色で重ね合わせて描かれている(2022年3月29日公開)。(c)AFP PHOTO /NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute/Isaac Herrera/Kelsi Singer 【4月2日 AFP】冥王星には、太陽系内でこれまで観測されたことのない波状の奇妙な地形があり、これは巨大な氷火山群が比較的最近まで活動していたことを示すものだとする研究論文が3月29日、発表された。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された最新の研究論文によると、米航空宇宙局(N

                    冥王星に「巨大な氷火山群」 探査機からの画像分析
                  • 2020/02/03 新着情報

                    イギリスのロックバンド、クイーンのギタリストであり、 また天体物理学の博士でもあるブライアン・メイさんが、日本でのコンサートツアー(1月25日〜30日)で来日されましたが、 その機会にお会いすることができました。 ブライアン・メイさんには、これまで「はやぶさ2」に非常に大きな関心を寄せていただいており、 小惑星リュウグウの立体視画像を作っていただいたり、応援メッセージを送っていただいたりしています。 これまでにいただきました画像やメッセージは、次のリンクをご覧ください。 ■リュウグウの立体視の画像: リュウグウ全体: http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180704je/index.html リュウグウ拡大: http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180731/index.html リュウグウ全体: http:/

                      2020/02/03 新着情報
                    • 木星で今世紀最大の巨大閃光現象を観測 - アストロアーツ

                      2021年10月に小型観測システム「PONCOTS」で観測された木星の巨大閃光現象の解析から、この現象が過去約30年間に太陽系内で観測された火球の中で最大規模のものであったことが判明した。 【2022年9月16日 京都大学】 2021年10月15日、京都大学の有松亘さんたち中心とする観測チームが、小型観測システム「PONCOTS」によって木星の巨大閃光現象を観測した(参照:「史上9例目、木星表面の衝突閃光をとらえた」)。木星の閃光現象は極めて短い時間しか発生しない稀な現象のため、「狙って」撮影することは極めて難しく、これまでの現象はアマチュア天文家の観測中に偶然とらえられたものだった。専用の観測装置によって詳細な観測がされたのは、今回が初の成功例となる。 (左)PONCOTSシステムによってとらえられた、2021年10月15日の木星衝突閃光(擬似カラー)。中央やや右上に閃光現象が写っている

                        木星で今世紀最大の巨大閃光現象を観測 - アストロアーツ
                      • 宇宙と科学の世界🌎 on Twitter: "【守護神】木星は地球を守り続けている、彼がいなければ今の地球は存在しない 太陽系最大の惑星である木星が、たくさんの小天体を引きつけていることが分かる映像。木星が存在しているおかげで、隕石衝突確率が木星の8000分の1まで少なくな… https://t.co/5VxqbkMNO2"

                        【守護神】木星は地球を守り続けている、彼がいなければ今の地球は存在しない 太陽系最大の惑星である木星が、たくさんの小天体を引きつけていることが分かる映像。木星が存在しているおかげで、隕石衝突確率が木星の8000分の1まで少なくな… https://t.co/5VxqbkMNO2

                          宇宙と科学の世界🌎 on Twitter: "【守護神】木星は地球を守り続けている、彼がいなければ今の地球は存在しない 太陽系最大の惑星である木星が、たくさんの小天体を引きつけていることが分かる映像。木星が存在しているおかげで、隕石衝突確率が木星の8000分の1まで少なくな… https://t.co/5VxqbkMNO2"
                        • 1万年に1度の好機? 太陽系外縁天体「セドナ」に向けて探査機を打ち上げるなら2029年が最適か

                          【▲ 2004年に公開された太陽系外縁天体「セドナ」(左)の想像図。遥か彼方で輝く太陽(右)も描かれている(Credit: NASA/JPL-Caltech)】ロシア宇宙科学研究所のVladislav Zubkoさんを筆頭とする研究グループは、無人探査機による太陽系外縁天体「セドナ」(90377 Sedna)の接近探査に関する研究成果を発表しました。セドナは太陽から最も遠ざかる時は約1000天文単位(※)、最も近付く時でさえ約76天文単位も離れているとされる、地球から遠く離れた天体です。研究グループによると、そんなセドナへ探査機を送り込むのに条件の良いタイミングが、今から7年後の2029年に訪れるのだといいます。 ※…1天文単位(au)=約1億5000万km、地球から太陽までの平均距離に由来 ■セドナ接近探査、最良条件下の打ち上げタイミングは2029年太陽系外縁天体とは、太陽系の天体のうち

                            1万年に1度の好機? 太陽系外縁天体「セドナ」に向けて探査機を打ち上げるなら2029年が最適か
                          • 探査機ルーシーが木星トロヤ群へと旅立つ、何がわかる?

                            NASAの探査機による12年間のミッションでは、パトロクルスとメノエティウスの連星系など、木星軌道で7つの小惑星の探査が実施される。これにより人類は謎に包まれた木星トロヤ群の姿を初めて垣間見ることができる。(MONICA SERRANO AND RONALD PANIAGUA) 木星の軌道に、まだだれも近くで観測したことがない小惑星の大集団がある。そこには、太陽系誕生の貴重な秘密が隠されているという。 米国時間10月16日に打ち上げられたNASAの新たな探査機「ルーシー」は、木星トロヤ群と呼ばれるこれらの小惑星群の観測を目指している。12年間、64億キロにおよぶ旅のなかで、木星を先導する位置と追随する位置にある2つのトロヤ群に順に向かい、7つの小惑星を接近通過(フライバイ)する(木星軌道に達する前に、トロヤ群でない小惑星1つにも接近する)。 「ルーシーはこれまで探査されたことのない太陽系内

                              探査機ルーシーが木星トロヤ群へと旅立つ、何がわかる?
                            • 1100万年前の天体衝突の痕跡発見 生物大量絶滅の原因か 南鳥島沖深海底で | 毎日新聞

                              筒状の装置で採取された深海底の地層の断面写真。海底から約350センチの深さの地層(Sec.4の中央付近)で天体衝突の痕跡が見つかった=海洋研究開発機構提供 海洋研究開発機構などのチームは20日、約1100万年前に巨大な小天体が地球に衝突したとみられる痕跡を小笠原諸島・南鳥島沖の深海の底で発見したと発表した。衝突したとみられる時期は多くの種類の生物が絶滅したと言われているが、原因は特定されておらず、この衝突が絶滅を引き起こした可能性があるという。 チームは2014年、レアアース(希土類)の調査のため、南鳥島の南約150キロの海域で筒状の装置を海底に突き刺して地層の泥を採取。分析したところ、オスミウムやイリジウムといった希少金属の濃度が異常に高い層を偶然発見した。 さらに詳しく調べると、その層ができた年代は約1100万年前で、天体が衝突した時に作られる特有の鉱物の構造を見つけた。

                                1100万年前の天体衝突の痕跡発見 生物大量絶滅の原因か 南鳥島沖深海底で | 毎日新聞
                              • 長周期彗星が作るもう一つの黄道面|国立天文台(NAOJ)

                                黄道面(黄色)と空黄道面(青色)を示した概念図。オールトの雲からやって来る長周期彗星の軌道の向きは、黄道面、空黄道面の二つの面に集中していることを示しています。また、二つの面は天の川銀河の円盤の面に対して互いに正反対の向きに約60度傾いています。(クレジット:国立天文台) 画像(7.3MB) 彗星(すいせい)のうち公転周期が長い長周期彗星は、あらゆる方向からまんべんなくやって来るのではなく、その軌道の向きは特定の二つの面に集中しているようです。この特徴が解析的手法を用いた研究で予測され、さらに数値計算と彗星カタログからも確認されました。今後の太陽系小天体の観測的研究を大きく飛躍させる可能性のある成果です。 ハレー彗星のように歴史上何度も回帰が観測された彗星がある一方で、次の回帰が数万年以上先と予測され再び観測できない彗星もあります。後者のような軌道長半径が大きく公転周期が長い彗星は長周期彗

                                  長周期彗星が作るもう一つの黄道面|国立天文台(NAOJ)
                                • 太陽系外から飛来して海に沈んだ「恒星間天体」を磁石で回収する計画が立案される

                                  ハーバード大学の研究チームが、2014年に太陽系外から飛来した隕石(いんせき)「CNEOS 2014-01-08」の回収計画「Galileo Project(ガリレオ計画)」を立案しました。ガリレオ計画は巨大な磁石でCNEOS 2014-01-08を海中から回収することを目的としており、160万ドル(約2億1600万円)の費用がかかると見積もられています。 [2208.00092] An Ocean Expedition by the Galileo Project to Retrieve Fragments of the First Large Interstellar Meteor CNEOS 2014-01-08 https://doi.org/10.48550/arXiv.2208.00092 Astronomers plan to fish an interstellar met

                                    太陽系外から飛来して海に沈んだ「恒星間天体」を磁石で回収する計画が立案される
                                  • 北大など、「カオス軌道」を用いた探査機の月までの高効率軌道設計に成功

                                    北海道大学(北大)と九州大学(九大)は5月30日、三体問題に由来する「カオス軌道」をいくつも渡り歩いていく手法を考案し、地球-月の「円制限三体問題」の最小モデルである「ヒル方程式系」において、地球周回軌道から月周回軌道へ宇宙機が向かう場合、従来の軌道を上回る、高効率で短時間、なおかつ頑健な軌道を設計することに成功したと共同で発表した。 同成果は、北大 電子科学研究所の佐藤讓准教授、九大大学院 工学研究院 航空宇宙工学部門の坂東麻衣教授、同・大学 工学府 航空宇宙工学専攻の平岩尚樹大学院生、ブラジル・リオデジャネイロ連邦大学 数学研究所のイザイア・ニゾリ博士らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する物理とその関連分野を扱う学際的な学術誌「Physical Review Research」に掲載された。 今回設計された、地球から月までのカオス軌道を渡り歩いていく宇宙機の軌

                                      北大など、「カオス軌道」を用いた探査機の月までの高効率軌道設計に成功
                                    • フォーマルハウトb消失、系外惑星ではなかった可能性

                                      世界で初めて直接撮像により発見された系外惑星は、実在しなかったかもしれない。みなみのうお座の1等星フォーマルハウトを撮影したハッブル宇宙望遠鏡の画像に写っていた光の点は10年の時を経て消失しており、小天体同士の衝突で生じた一時的な輝きだった可能性があるという。 【2020年4月23日 HubbleSite】 太陽以外の恒星の周りを回る系外惑星は、ほぼ全てが間接的な証拠、つまり惑星が存在することで恒星の光に生じるわずかな変化をとらえることで発見されている。そのため、2008年に、みなみのうお座の方向25光年彼方にある1等星フォーマルハウトに惑星「フォーマルハウトb」が直接観測によって見つかったという発表は画期的な成果だった(参照:「ハッブル宇宙望遠鏡、系外惑星を初めて撮影」)。これはハッブル宇宙望遠鏡(HST)が2004年と2006年にフォーマルハウトの周囲を撮影した画像に小さな点が写ってお

                                        フォーマルハウトb消失、系外惑星ではなかった可能性
                                      • 「エイリアンの宇宙船」とも言われた、ナゾ多き「恒星間天体」の正体がようやく見えてきた…!(コズミックフロント) @gendai_biz

                                        コロナ禍でも着実に進む宇宙研究の最前線を、NHKコズミックフロント取材班は追い続けています。今回注目したのは恒星間天体(interstellar object)。1つめが4年前(2017年)、2つめが2年前(2019年)と、2年に1つのペースで見つかっています。今後も続々と見つかるだろうと、恒星間天体をターゲットにした新望遠鏡や宇宙探査ミッションの計画も進行中です。 史上2つめの恒星間天体・ボリソフ。太陽系の彗(すい)星にそっくりな姿をしていた・Credit:NASA,/ESA/D. Jewitt/J. DePasquale 拡大画像表示 そんな中、2021年3月に恒星間天体に関する注目の研究が発表されました。研究チームの1人、アリゾナ州立大学のスティーブン・デッシュさんは「恒星間天体は小惑星とも彗(すい)星とも似ていない、全く新しいタイプの天体だろう」と熱く語ってくれました。天文学者が興

                                          「エイリアンの宇宙船」とも言われた、ナゾ多き「恒星間天体」の正体がようやく見えてきた…!(コズミックフロント) @gendai_biz
                                        • リュウグウ試料から「多量の水」 海の起源、謎解明の手がかりか | 毎日新聞

                                          探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料に多量の水が含まれていたとの分析結果を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や北海道大などの分析チームが9日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。地球の水は太古に小天体が衝突してもたらされたという説があり、海の起源の謎を解く鍵になる可能性がある。 チームは、採取された砂や石の化学組成を精密に測定。主な成分は水を含む粘土鉱物で、他に炭酸塩鉱物や硫化鉄なども含んでいた。水は質量比で全体の約7%を占めた。液体の水ではなく、ほとんどが酸素と水素の原子が結合した水酸基(OH)の状態で存在していたが、水分子(H2O)も確認された。 リュウグウは、約46億年前の太陽系の誕生から間もないころにできた小天体が壊れてできたと考えられている。小天体に約40度の水があったとすると、これらの鉱物ができた理由がうまく説明できるという。

                                            リュウグウ試料から「多量の水」 海の起源、謎解明の手がかりか | 毎日新聞
                                          • 今世紀最大の“火球”観測! 木星に小天体が衝突する瞬間 研究のきっかけは「暇だったから」【新潟発】|FNNプライムオンライン

                                            新潟市の大学で京都大学の研究者などが木星で観測された今世紀最大の火球について発表した。研究のきっかけは、新型コロナウイルス禍によってできた「時間」だった。 観測装置も自作!「暇」から始めた研究で大きな成果 丸い惑星の中に映る白い光。これは2021年10月、木星に小天体が衝突する瞬間を捉えた映像だ。 この記事の画像(10枚) 9月13日から新潟大学で開かれている日本天文学会の研究発表を前に12日、この映像を撮影した京都大学の有松亘特定助教が報道陣に観測の成果を説明した。 京都大学 有松亘 特定助教: 木星表面で発生した天体衝突閃光。地球における火球に相当する現象に関して偶然ではなく意図してねらった発見・観測に史上初めて成功した これまで木星への小天体の衝突などは8例確認されているが、どれも偶然発見されたもので、研究目的として詳細な観測データが得られたのは今回が史上初めて。 そして、研究のきっ

                                              今世紀最大の“火球”観測! 木星に小天体が衝突する瞬間 研究のきっかけは「暇だったから」【新潟発】|FNNプライムオンライン
                                            • MMX探査機は火星微生物の“死骸”を持ち帰られるか? JAXAが可能性を検討

                                              宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月19日、2024年度の打ち上げを予定している「火星衛星探査計画」(MMX)に関するオンライン記者説明会を開催した。MMXは、火星衛星・フォボスからのサンプルリターンを目指す計画である。地球への帰還は2029年度を予定しており、火星圏からのサンプル採取は、実現すれば世界初となる。 フォボス表面でサンプルを採取するMMX探査機のイメージ (C)JAXA フォボスの起源については、「捕獲小惑星説」と「巨大衝突説」があり、まだ結論は出ていない。もし前者であれば、D型小惑星に多く含まれる有機物など始原物質の採取が期待できるし、後者であれば、太古の火星物質を獲得できる。どちらでも意義は大きく、さらにこの2説の論争に決着を付けることもできるはずだ。 また現在、火星探査は世界的に注目されており、各国が探査機を送り出している。MMXが着陸するのは衛星ではあるが、フォボス

                                                MMX探査機は火星微生物の“死骸”を持ち帰られるか? JAXAが可能性を検討
                                              • 夏休みと言えばペルセウス座流星群でしょ!そこで流星群と彗星の話を - sora’s おいしいノート

                                                【2021年用に情報を更新しました】 今年もペルセウス座流星群が見頃を迎える時期になりました。今年は8月13日4時頃に極大を迎えると予想されています。 今年は月明かりの影響もなく、絶好の条件で観察できそうです。流星がより多く見られるのは11日から13日の夜にかけてと思われます。 ところで流星群が発生する原因となっているのは彗星なんですよね。 ということで今日は流星群と彗星の話を少ししたいと思います。 流星群とは何か 彗星とは何か 三大流星群 しぶんぎ座流星群 ペルセウス座流星群 ふたご座流星群 まとめ 流星群とは何か 流星(流れ星)とは、宇宙に漂っていた塵が地球に降ってくるときに大気圏で発光する現象です。 塵が集まっている宇宙空間を地球が通過すると、流星群となって無数の塵粒が地球に降り注ぐことになります。 この塵が集まっている宇宙空間は、主に彗星が通過したあとに広がっています。 流星群の元

                                                  夏休みと言えばペルセウス座流星群でしょ!そこで流星群と彗星の話を - sora’s おいしいノート
                                                • 京都大学OASES/PONCOTS project on Twitter: "10月15日22:24(JST)に発生した、木星表面へ小天体が衝突した瞬間の閃光について、PONCOTS観測システムを用いて可視500-750nm及び889nmメタンバンドによる同時観測に史上初めて成功しました。2色同時に得られた… https://t.co/RjIkaa8E6Q"

                                                  10月15日22:24(JST)に発生した、木星表面へ小天体が衝突した瞬間の閃光について、PONCOTS観測システムを用いて可視500-750nm及び889nmメタンバンドによる同時観測に史上初めて成功しました。2色同時に得られた… https://t.co/RjIkaa8E6Q

                                                    京都大学OASES/PONCOTS project on Twitter: "10月15日22:24(JST)に発生した、木星表面へ小天体が衝突した瞬間の閃光について、PONCOTS観測システムを用いて可視500-750nm及び889nmメタンバンドによる同時観測に史上初めて成功しました。2色同時に得られた… https://t.co/RjIkaa8E6Q"
                                                  • 世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成。32億画素、25km先のゴルフボールも捉える高解像度 | テクノエッジ TechnoEdge

                                                    ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 米国のNSF国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)が、20年にわたる期間をかけて開発してきた世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成したと発表しました。 LSSTは「Legacy Survey of Space and Time」の略で、日本語では「時空間レガシーサーベイ」と呼ばれ、その開発は米エネルギー省SLAC国立加速器研究所の科学者と技術者、共同研究者らがあたりました。 LSSTカメラの大きさは小型乗用車ほどで、重さは約3トンにのぼります。レンズには最大1.5m超の直径を持ち、天文学用途としては過去最大のものを採用。さらにもうひとつ、カメラの巨大な焦点面を収納する真空チャンバーを密閉

                                                      世界最大の天文学用デジタルカメラ「LSSTカメラ」が完成。32億画素、25km先のゴルフボールも捉える高解像度 | テクノエッジ TechnoEdge
                                                    • 地球の水は彗星や小惑星が起源ではない可能性。星間分子雲中の塵から?

                                                      地球の水は小天体の衝突ではなく、星間分子雲に含まれる有機物から生成されたのかもしれない(Credit: NASA)「水の惑星」とも呼ばれる地球の水をもたらしたのは、これまで彗星や小惑星だったのではないかと考えられてきました。今回、実験結果や近年の研究をもとに、星間空間に存在していた有機物から地球の水がもたらされた可能性を指摘する研究成果が発表されています。 ■星間分子雲中の塵に含まれる有機物が加熱されて水が生じた可能性香内晃氏(北海道大学)らの研究チームは、水素分子や塵でできている星間分子雲に含まれている有機物を再現し、太陽からおよそ2.5天文単位のところにある雪線(※)の内側を模した環境でどのように変化するかを実験で確かめました。再現された有機物を加熱した結果、温度が摂氏350度になると有機物から水が、摂氏400度では水に加えて石油が生成されることが明らかになったとしています。 ※…水が

                                                        地球の水は彗星や小惑星が起源ではない可能性。星間分子雲中の塵から?
                                                      • 木星で今世紀最大の「火球」 30メートルの天体衝突―京大など:時事ドットコム

                                                        木星で今世紀最大の「火球」 30メートルの天体衝突―京大など 2022年09月13日00時22分 京都大などの研究チームが撮影に成功した、木星に衝突した小天体が大気突入時に光を放つ「火球」=2021年10月15日(京都大・有松亘特定助教提供) 京都大などの研究チームは、木星に突入した小天体が光を放つ「火球」現象の動画撮影に成功した。木星への天体衝突は、1994年のシューメーカー・レビー第9彗星(すいせい)などの例があるが、今回の小天体は推定直径が最大30メートルで、今世紀最大という。成果は、13日から新潟大(新潟市西区)で開かれる日本天文学会秋季年会で発表される。 〔写真特集〕宇宙から見た地球 京都大白眉センターの有松亘特定助教らは昨年9月、市販の望遠鏡にビデオカメラを装着した観測装置「PONCOTS(ポンコツ)」で木星の継続観測を開始。約1カ月後の10月15日に、約5.5秒間の閃光(せん

                                                          木星で今世紀最大の「火球」 30メートルの天体衝突―京大など:時事ドットコム
                                                        • リュウグウ試料から「多量の水」 海の起源、謎解明の手がかりか(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

                                                          探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料に多量の水が含まれていたとの分析結果を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や北海道大などの分析チームが9日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。地球の水は太古に小天体が衝突してもたらされたという説があり、海の起源の謎を解く鍵になる可能性がある。 【天の川銀河の巨大ブラックホール撮影】 チームは、採取された砂や石の化学組成を精密に測定。主な成分は水を含む粘土鉱物で、他に炭酸塩鉱物や硫化鉄なども含んでいた。水は質量比で全体の約7%を占めた。液体の水ではなく、ほとんどが酸素と水素の原子が結合した水酸基(OH)の状態で存在していたが、水分子(H2O)も確認された。 リュウグウは、約46億年前の太陽系の誕生から間もないころにできた小天体が壊れてできたと考えられている。小天体に約40度の水があったとすると、これらの鉱物ができた理由がうまく説明できると

                                                            リュウグウ試料から「多量の水」 海の起源、謎解明の手がかりか(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
                                                          • 11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......

                                                            <2020年11月13日、地球に最も近づいていたことが明らかとなった。これまでの記録を大幅に更新して地球に接近していた......> ある小惑星が、2020年11月13日、地球に最も近づいていたことが明らかとなった。5〜10メートルの小さな地球近傍小惑星(NEA)「2020 VT4」は、同日17時21分(協定世界時)、南太平洋ピトケアン諸島近くの上空240マイル(約386キロ)を通過した。 これまでに最も地球に接近した小惑星は、約3000キロだった これまでに最も地球に接近した小惑星は、2020年8月16日にインド洋南部の上空1830マイル(約2945キロ)を通過した「2020 QG」であり、「2020 VT4」は、この記録を大幅に更新したことになる。 「2020 VT4」は、地球に最接近した15時間後の11月14日早朝、ハワイ島のマウナロア観測所に設置されたATLAS(小惑星地球衝突最終

                                                              11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......
                                                            • JAXAの火星衛星探査計画「MMX」、サンプル採取の目標がフォボスに決定

                                                              火星に到着したMMX探査機の想像図(Credit: JAXA)宇宙航空研究開発機構(JAXA)で現在進められている「火星衛星探査計画(MMX:Mars Moons eXploration)」では、火星に2つある衛星「フォボス」と「ダイモス」どちらか一方からのサンプル採取が予定されています。今回、MMXの探査目標がフォボスに決定したことがJAXAから発表されました。 ■世界初の火星圏往復ミッション、2029年にサンプルを持って帰還の予定MMXでは探査機を2024年9月に打ち上げ、2025年8月に火星圏(火星とその周辺)へ到着させることが予定されています。MMXでは「はやぶさ」「はやぶさ2」で培われた技術が活かされていて、火星圏到着後は探査機をフォボス表面に着陸させてサンプルの採取などを実施します。サンプル採取などを実施した探査機は2028年8月に火星圏を出発し、打ち上げから5年後の2029年

                                                                JAXAの火星衛星探査計画「MMX」、サンプル採取の目標がフォボスに決定
                                                              • 地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ

                                                                12月6日に地球に帰還する「はやぶさ2」が、カプセル分離後に別の小惑星「1998 KY26」に向かうことが決まった。到着は2031年の予定だ。 【2020年9月15日 JAXA はやぶさ2プロジェクト/文部科学省】 JAXA宇宙科学研究所の小惑星探査機「はやぶさ2」は、9月15日から地球帰還に向けた最終誘導の段階に入った。「はやぶさ2」は12月6日に地球に帰還し、小惑星リュウグウのサンプルを格納したカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に向けて分離することになっている。カプセルを分離した後の「はやぶさ2」は軌道修正を行い、地球から離脱する。 地球圏を離れた「はやぶさ2」にはまだイオンエンジンの燃料が半分ほど残っているため、プロジェクトチームは「はやぶさ2」をさらに別の天体の探査に向かわせる「拡張ミッション」を行うことを検討し、目標天体の候補として2個の小惑星「2001 AV43」と「199

                                                                  地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へ
                                                                • 小惑星リュウグウ着陸機の最新画像、惑星形成解明への手掛かりに

                                                                  小型探査機「マスコット(MASCOT)」が撮影した地球近傍小惑星「リュウグウ」の表面(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Jaumann et. al., Science 2019 【8月23日 AFP】地球近傍小惑星「リュウグウ(Ryugu)」の組成に関する新たな手掛かりを得たとする研究論文が、23日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。着陸探査機によって撮影された写真が手掛かりをもたらしたという。今回の研究で得られた知識は、太陽系の形成について理解するための助けとなる。 リュウグウ表面の写真を撮影したのは、ドイツとフランスが開発した小型探査機「マスコット(MASCOT)」。靴箱ほどの大きさだというマスコットは2018年10月3日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2(Hayabusa2)」から分離され、地球と火星の間の軌道上にある直径約900

                                                                    小惑星リュウグウ着陸機の最新画像、惑星形成解明への手掛かりに
                                                                  • 史上初の太陽系外から飛来した恒星間天体で地球外生命体の宇宙船説まで飛び出した「オウムアムア」の不自然に長細い形状の理由が判明

                                                                    2017年10月19日に発見された「オウムアムア」は、史上初の太陽系外から飛来したことが確認された恒星間天体です。これまでの観測データから葉巻のような細長い異様な形状をしていることが明らかになっており、太陽系の小惑星や彗星では見られない形状であることから、「地球外生命体の宇宙船なのでは?」という意見まで飛び出していました。そんなオウムアムアの不自然に細長い形状を説明する新しい説が発表されています。 Tidal fragmentation as the origin of 1I/2017 U1 (‘Oumuamua) | Nature Astronomy https://www.nature.com/articles/s41550-020-1065-8 New formation theory explains the mysterious interstellar object 'Oumu

                                                                      史上初の太陽系外から飛来した恒星間天体で地球外生命体の宇宙船説まで飛び出した「オウムアムア」の不自然に長細い形状の理由が判明
                                                                    • 準惑星ケレスに今も地質活動がある、有力な証拠

                                                                      NASAのドーン探査機が、最後の周回でケレスに最接近して撮影した写真。(IMAGE BY NASA/JPL-CALTECH/UCLA/MPS/DLR/IDA) 火星と木星の間の小惑星帯にある準惑星ケレスは、その小さな天体の中に大きな秘密を隠し持っていた。NASAの無人探査機「ドーン」がもたらした数々のデータを分析した結果、ケレスには氷の火山と古代の海があり、今も地質活動が続いていることを示唆するさらなる証拠が見つかった。(参考記事:「準惑星ケレスで見つかった「氷の火山」、謎を解明」) ドーン探査機が2017年末から2018年末までケレスを周回して得た約1年分のデータは、ケレスの地表に塩水が浸出していることを示していた。また、約2000万年前にケレスに天体が衝突した後、氷が解けて再び凍りついたときにできた小さな山や丘も発見された。 直径が月の3分の1もないケレスには、これまで液体の水は存在し

                                                                        準惑星ケレスに今も地質活動がある、有力な証拠
                                                                      • 木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える

                                                                        【▲ 観測された木星の閃光(Credit: OASES)】10月15日(金)、小天体が木星に衝突したことが原因と思われる閃光を木星の北半球で日本の天体観測家らが観測しました。この出来事は米国のニュースサイト「Space.com」や「Newsweek」、国内では「NHK」などが報じています。 この衝突現象は、京都大学附属天文台の有松亘特定助教が率いる「OASES(Organized Autotelescopes for Serendipitous Event Survey)」によって観測されています。 京大のプロジェクトチームがTwitterに投稿した内容によると、沖縄県の宮古島に設置したPONCOTS観測システムを用いて可視光500-750nm及び889nmメタンバンドの2種類の波長域による同時観測に成功。これは世界で初めての事と言います。 また、投稿された木星の画像はメタンバンドで撮影さ

                                                                          木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える
                                                                        • はやぶさ2が8つの世界初を達成。さらなる世界初を目指し、再び深宇宙へ

                                                                          はやぶさ2が8つの世界初を達成。さらなる世界初を目指し、再び深宇宙へ2020.12.18 12:0025,345 山田ちとら 計画が立ち上げられてから10年以上、地球から打ち上げられてから6年以上。 日本が誇るJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が深宇宙からのおみやげを送り届けてくれたのは2020年12月6日のことでした。 Image: JAXAまるで火球のように輝きながら大気圏を突破し、南オーストラリア州の赤土の上に無事到着した再突入カプセルの中には、幅40cmほどの小さな銀色の装置が収まっていました。 Image: JAXAそしてその装置の中には、科学者が夢にまで見た小惑星リュウグウのサンプルが大切に保管されていたのです。 太陽系のひみつ小惑星からサンプルを採取し、地球に持ち帰るという偉業を成し遂げたのはこれが人類史上2回目。世界で初めて小惑星からのサンプルリターンミッションを完遂させ

                                                                            はやぶさ2が8つの世界初を達成。さらなる世界初を目指し、再び深宇宙へ
                                                                          • 7万年前に大接近した『ショルツ星』とは? - X-note

                                                                            X-noteです。 師走になりました。2021年も今月いっぱいですね。。 お坊さんが走るほど忙しいなら、きんちゃ君だって走りたいし、忙しくしたい!というのでご紹介しまーす。 あれ?きんちゃ君やっぱり太った(^^;)?ピンクのエプロンしてま~す。 師走なきんちゃ君 まさきりお さて今日は7万年前に太陽系内に接近、侵入し、そして去っていったショルツ星のお話をします。 天の川銀河の中を太陽系はもちろん、他の恒星なども公転して移動しているのですが、その軌道やスピードはまちまちなんだそうです。 私たちが生きている時間内ではほとんどわかりませんが、特に近場の星の位置は変化していて、大昔と今とでは見てる星空が違うんだそうですよ~ 2013年にショルツさん(ドイツのRalf-Dieter Scholz氏)が、いっかくじゅう座の方向17~23光年ほど離れた所に星を発見しました。 この星は太陽から遠ざかってい

                                                                              7万年前に大接近した『ショルツ星』とは? - X-note
                                                                            • 火星の衛星から「生命の痕跡」狙う。2024年打上げのJAXA探査機「MMX」が目指す、世界初の偉業

                                                                              2024年に打上げられたあと、1年かけて火星に到達し、その後3年の探査を経て2029年に地球へと帰還を果たす計画だ。 出典:宇宙航空研究開発機構 火星衛星探査機MMXは、JAXA宇宙科学研究所が2024年の打ち上げを目指す探査機で、はやぶさ、はやぶさ2に続く、JAXAの小天体探査戦略の中核を担うミッションだ。 2024年9月に種子島宇宙センターから現在開発中のH3ロケットで打ち上げられ、約1年かけて火星圏に到達する。その後、およそ3年かけて火星の衛星「フォボス」を観測、着陸しサンプルを採取する計画だ。 着陸地点の決定にあたっては、初めて深宇宙でスーパーハイビジョンカメラによる火星の衛星を撮影する見込みとなっている。「はやぶさ2」が撮影した小惑星「リュウグウ」の様子が衝撃的であったように、見たこともない景色を見せてくれる期待が高い。 フォボスからサンプルを採取する方法は、はやぶさや、はやぶさ

                                                                                火星の衛星から「生命の痕跡」狙う。2024年打上げのJAXA探査機「MMX」が目指す、世界初の偉業
                                                                              • 木星のガリレオ衛星の動きを観測しました【2022年12月27日〜2023年1月12日】 - sunsun fineな日々

                                                                                はじめに:ガリレオ衛星を観測しよう 冬になると,関東地方は毎日のようによく晴れた日が続きます。 この期間を利用して,何か観察できることはないかなあ…。 「自由研究っぽい観察」をやってみたい… こんな「冬休みの自由研究」的な発想に基づいて,木星のガリレオ衛星の動きをカメラを使って観測してみました。 その結果,2022年12月27日から2023年1月12日まで 17日間にわたって,連続して木星の写真を撮ることができました。 その結果をまとめてみようと思います。 はじめに:ガリレオ衛星を観測しよう ガリレオ衛星について 観測方法 木星とガリレオ衛星はこんな風に写ります ガリレオ衛星の動きをまとめてみよう まとめ ガリレオ衛星について 「ガリレオ衛星」とは,木星の衛星のうち特に明るく,17世紀にガリレオ・ガリレイによって発見された4個の衛星を指します。その名前は,内側からイオ,エウロパ,ガニメデ,

                                                                                  木星のガリレオ衛星の動きを観測しました【2022年12月27日〜2023年1月12日】 - sunsun fineな日々
                                                                                • NASAの地球防衛実験、小天体に体当たりする探査機を打ち上げ

                                                                                  小惑星ディモルフォス(左)に衝突しようとするNASAのDART探査機と、それを見守るイタリア宇宙機関のLICIAキューブ(右下)。この衝突により、ディディモス(右上)を周回するディモルフォスの軌道を変化させる予定だ。(IMAGE BY NASA/JOHNS HOPKINS, APL/STEVE GRIBBEN) 11月24日(米国時間の23日)、米国カリフォルニア州にあるバンデンバーグ宇宙軍基地から、NASA(米航空宇宙局)のDART(Double Asteroid Redirection Test:二重小惑星方向転換試験)探査機が打ち上げられた。全てがうまく行けば、DARTは太陽の周りを10カ月間旅した後、2022年9月27日(米国時間の26日)に、ディモルフォスという小さな天体に衝突することになっている。 直径160メートルのディモルフォスは、ディディモスという一回り大きな小惑星の周囲

                                                                                    NASAの地球防衛実験、小天体に体当たりする探査機を打ち上げ