戸籍上は男性でも女性だと自認しているトランスジェンダーの生徒を巡り、産経新聞が首都圏と近畿圏にある私立女子中学校・高校を対象に行ったアンケートで制服について尋ねたところ、7割超の学校が制服にスカートだけでなく、ズボン(スラックス)も選べると回答した。導入を検討しているケースもあり、ジェンダー(性差)に対する配慮は服装にも表れていることが分かった。 制服にズボンもあると回答した学校は46校(74%)。約7年前に導入したという捜真女学校中学部・高等学部(神奈川)は「適度にスカートと併用している生徒が多数」(校長)と説明し、ニーズがあることがうかがえる。 ズボンがない13校(21%)のうち7校は導入を検討中。1校が製作中で、4校は個別対応できるとした。戸籍上は男性でも女性だと自認するトランスジェンダー生徒の受け入れを「検討中」とした松蔭中学校・高校(兵庫)は「性自認が理由の場合、これにより登校で