梅毒の感染者数が去年1年間でおよそ1万3000人に上るなど性感染症の拡大が懸念される中、NHKは性感染症に対する意識を尋ねるアンケートをインターネット上で行いました。 性行為の際気をつけることに性感染症の予防をあげた人は3人に1人程度となり、専門家は「性感染症に対する意識の低さの現れではないか」と話しています。 NHKは、日本大学医学部の川名敬主任教授と共同で先月22日から26日にかけて、インターネットの調査会社に登録している18歳から59歳の男女、およそ1万人を対象に性感染症に関するアンケート調査を行い、性行為の経験のある4650人から回答を得て、国勢調査のデータをもとに統計的な補正を行ったうえで分析しました。 このうち「性行為をするときに気をつけていることをすべて選んでください」という質問では、複数回答で ▽「避妊」が66.2% ▽「相手との関係性」が46% ▽「性感染症予防」が35.