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教育・研究の検索結果81 - 120 件 / 201件

  • 帰ってきたバッタ博士[前篇]

    あのバッタ博士・前野ウルド浩太郎が帰ってきた。6月、連載《バッタ博士の「今週のひと工夫」》が始まったとき、博士は「33歳、無収入、職場はアフリカ」と名乗りを上げた。未来は何も約束されていなかった。 そして今、われわれの前に再び現れた博士は、32.2倍の超難関を突破して、自らの力で定期収入とベストの研究環境を見事手に入れていた。 その名は「京都大学白眉プロジェクト」。 バッタ博士はいかにして難関を突破し、無収入の苦境を脱したのか。 「これで、研究を続けることができます」 12月10日、日本出版倶楽部で開催された「第四回いける本大賞」授賞式にて。今回は3作品が受賞。左から『永続敗戦論』(太田出版)の白井聡さん、バッタ博士、『永山則夫――封印された鑑定記録』(岩波書店)の堀川惠子さん。堀川さんの受賞スピーチの前半は「バッタ博士に会いたくて今日はここに来た」という取材者魂と愛情にあふれる内容だった

      帰ってきたバッタ博士[前篇]
    • 社会学にとって理論とは何か - 社会学者の研究メモ

      「理論と実証」について考えるときに、しばしば忘れられてしまうのは、理論と実証以前に、その両者に意味を与えるもっと大事なことがある、ということです。それは「問題関心」です。そして多くの実証研究は、この問題関心から出発しています。階層研究であれは公平性、都市研究であればコミュニティの価値、などが一例になるでしょう。そういった(根本的には日常の社会生活に根ざしている)問題関心があるからこそ、それに関わる問を立て、答えていくという研究活動が成立するわけです。ほとんどの実証研究はこの枠組みに沿って行われているはずです。(そうではないものはちょっと想像しにくい。) 要するに、研究は実証するために行うものではありません。理論を構築するために行うものでもありません。理論を実証するために行うものでもありません。特定の問題関心から発する問いに、説得力をもって答えるために行うものです。(だから、日常的なコミュニ

        社会学にとって理論とは何か - 社会学者の研究メモ
      • 文系教授の恐ろしさ - 旧 はてブついでに覚書。

        お断り:えっと、100%主観の話をします。 大学に入ったとき、(文系の)教授たちの勉強量というのを 垣間見ることがちょくちょくあったけれど、 それを見て、ああ学問の世界に自分は無理、と 早速挫折した記憶がある。 理系は、他人に話を聞いてほしくばまず英語で書け、という 素晴らしい効率化がなされているけれど、 文系は、興味があるなら俺の母国語を勉強しろよ、 という世界である(わりと)。 で、その国の言葉を勉強すれば理解できるかというと、 んなこたーない。 行間というものがどの国の言葉にもあって、それを理解しないことには始まらない。 国際的に共通した術語の定義がされる理系と違って、 国ごとに概念の集合(たとえば”愛”が何を指すかとか)が違う自然言語を そのまま利用している、もしくはオリジナルに概念を製造しているので、 つまりはその国の文化や時代性を理解しないことには、「専門」として 語るまでにた

          文系教授の恐ろしさ - 旧 はてブついでに覚書。
        • 学校に大事な子供を預けている皆さんへ、元教師が贈る約十個の言葉 - 慣性のある生活

          顔に見える?最近「送水口」が気になるという話 「送水口」が気になる今日この頃 最近街中で気になる存在、それがこの「送水口」です。地上のフロアが7階以上あるビルなど、一定の条件を満たした建築物には設置が義務付けられているもので、火事が発生したフロアにただちに水を送るために使われるものです。ポンプ車…

            学校に大事な子供を預けている皆さんへ、元教師が贈る約十個の言葉 - 慣性のある生活
          • 役に立つ研究とは、みたいな話だがまとまらない - 山形浩生の「経済のトリセツ」

            昨日、『史記』の記述をもとに「知識人、昔から変わんねーなウププ」という小文を書いた。 cruel.hatenablog.com するとこれを見てツイッターで「昔の中国の儒学者は、いまの知識人とは役割ちがうんだよ、そんなことも知らないのかバーカ、いまの知識人は何も役にたたなくていいんだよクソが」という非常に建設的なコメントをしてくれた人がいる。えーと、これか。 当時の儒教は現代でいういわゆる「学問」ではないんだよね。役に立たないことに没頭する「学問」は余裕がある文化人にのみ許された行為であり、役に立たないからこそ価値があるの。役に立ったら学問としては邪道よ。 / “『史記』に学ぶべき知識人の役割とは - 山形浩生の「…” https://t.co/SjJeAf6dnj— でかいの (@dekaino) February 6, 2022 前半はその通り、というか、あそこに挙げた大室幹雄『滑稽』

              役に立つ研究とは、みたいな話だがまとまらない - 山形浩生の「経済のトリセツ」
            • いっそ東大と京大だけにしちゃったら? : 404 Blog Not Found

              2009年03月04日18:30 カテゴリArt いっそ東大と京大だけにしちゃったら? 案の定、[これはひどい]タグが付きまくりなのだけど、ちょっと待った! 国立大学の統廃合私案 - Chikirinの日記 で、ふたりで「国立大学って何校必要?」ってのを勝手に考えた。そもそも現時点で何校あるのかも知らなかったので文部科学省のサイトの一覧を一緒に見ながら考えた。もしこの提案が、 北海道大学=とりあえずここを中核大学として残す。 北海道教育大学=北大に統合 帯広畜産大学 =北大に統合(キャンパスは残す。畜産は北海道で研究する必要がありそう。) 旭川医科大学 =北大に統合。北大の医学部と何かが大きく違うなら抗弁してね。 室蘭工業大学 =廃校(名前が“時代の産業”を表しているよね。) 小樽商科大学 =廃校(名前が“時代の産業”を表しているよね。) 北見工業大学 =廃校(名前が“時代の産業”を表して

                いっそ東大と京大だけにしちゃったら? : 404 Blog Not Found
              • 松浦大悟議員が「有害サイト規制」「学校裏サイト」などについて質問 - 荻上式BLOG

                先日、参議院議員である松浦大悟さん(松浦大悟 - Wikipedia)から問い合わせのメールをいただきました。今国会で争点として取り上げられそうな「学校裏サイト」「出会い系サイト」「有害サイト規制」について質問するため、これらに関する情報を提供して欲しいとのことだったので、下記のようにお答えさせていただきました(文面はブログ用に若干修正しています)。 ========================= ■前提として 出会い系サイト規制の前提として、「出会い系サイトを利用した児童買春事件が急増している」というクローズアップがよくされているが、これだけをみて論じるのは間違い。まず統計的に見ても売春が「急増」しているわけではない。ネット・ケータイユーザーが単純に増加したことで、ネット・ケータイを通じてこれまで行われていたことが<可視化>されるようになったこと、およびこれまでであってもコミットしや

                  松浦大悟議員が「有害サイト規制」「学校裏サイト」などについて質問 - 荻上式BLOG
                • このネット授業に賛成する人の意見が聞きたい。

                  更新履歴 2013/9/3 18:15ごろ ブコメ等への返信を追加 2013/9/4 00:00ごろ ブコメ等への返信を追加。それ以降に面白そうなブコメついたのでまた来ます。すみません 2013/9/4 12:40ごろ ブコメ等への返信を追加。長くなったので投稿を分割(下の目次参照) 2013/9/4 22:00ごろ ブコメ等への返信を追加2013/9/5 13:30ごろ お知らせ→本件について岐阜聖徳学園大学附属小学校に問合せたところ返信をいただきました。日経記事と異なる点がありましたので日経にも問合せ中。双方出揃ったらまた更新しに来ます。2,3日待って日経の返事がない場合は小学校からの返信のみ記載します 2013/9/5 14:30ごろ いろいろ見づらくなったので見た目を修正2013/9/26 0:30ごろ 岐阜聖徳学園大学附属小学校からの返信を掲載。大変遅くなり申し訳ありませんでした

                    このネット授業に賛成する人の意見が聞きたい。
                  • ウォール街の発見、バンカーを過剰に働かせるこつは自己管理制 - Bloomberg

                    Connecting decision makers to a dynamic network of information, people and ideas, Bloomberg quickly and accurately delivers business and financial information, news and insight around the world.

                      ウォール街の発見、バンカーを過剰に働かせるこつは自己管理制 - Bloomberg
                    • 長文日記

                      • POLAR BEAR BLOG 「答えがググれる世界」の教育

                        最近忙しくて、なかなかニュースがチェックできません。ので今日はニュースというわけではないのですが、日経の記事にあったちょっと気になる部分にコメント。 ■ ネットと文明 第6部 ヒトはどこへ(1) 30センチの世界(日本経済新聞 2006年8月17日朝刊 第1面) 日経新聞で以前から続いている「ネットと文明」の新シリーズ。今日が1回目で、いろいろと興味深い内容だったのですが、その中にこんな記述がありました: 最小の完全数は6、二番目は28。では三番目に小さい完全数は--。早大こどもメディア研究所客員研究員、戸塚滝登(53)は難題の宿題を小学五年生に出した。狙いは考える力の検証だ。 完全数はその数字を除いた約数の和がその数字に等しい自然数。「頭をどう悩ませたか見たかった」。ところがある児童が提出したノートに鉛筆の跡はない。「三番目は496」。ネットで検索したページのコピーがそのまま張ってあった

                        • 「ヘボい」が海を越えた日~ヘボコン・ベイエリア レポート

                          きっかけは、去年、山口でのイベントの打ち上げの席だった。 「石川さん、ベイエリアでヘボコンやりませんか?」 その時どう答えたかはあまり良く覚えていなくて、あまり深く考えずに「いきましょう!」と答えた気もするし、「うわー行きたいですねー」とあいまいに濁したような気もする。なんにしろ、あんまり深く考えていなかった。 そして9か月後、である。僕と、編集部の古賀、そしてMaker Faire Tokyo(以下、MFT)の浅原さん。3人はアメリカ西海岸の地に降り立った。 ほんとに来ちゃったよ!! インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:頭の悪いメカ発表会を

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                          • Twitter / 件の本屋: 知り合いの児童文学研究家の話によると、子供を漫画嫌いにさせる一番の方法は ...

                              Twitter / 件の本屋: 知り合いの児童文学研究家の話によると、子供を漫画嫌いにさせる一番の方法は ...
                            • なぜ私は研究者を辞めなかったのか - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

                              あけましておめでとうございます。今日は新年からちょっとウェットな内容というか、「私はなぜ研究者を辞めなかったのか」について書き留めておきたいと思いました。いや「誰得」な話なんですけれども。 端的にいうと「辞める勇気がなかった」 自分のここまでのキャリアをざっくり振り返ると、修士のときに同年代の同業者のトップ集団の水準から出遅れて、博士課程でもその差は埋まらずに、ポスドク時代にさらに引き離された、という冷たい感覚の中で研究を続けてきました*1。 なので、博士課程の末期からポスドク時代は常に「私は本来ならば研究者を辞めるべきだ」という思いをずっと抱えながら生きていました。研究者として生き残るための「勝ち目」がまったく見えない状態でずっと研究を続けてきたわけです。 それでもなぜ私は研究者を辞めなかったかというと、端的にいうと「辞める勇気がなかった」からです。 研究者を辞めることは怖い 研究者を辞

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                              • 学歴から資格へ - 池田信夫

                                藤沢数希氏が私のブログ記事を引用していうように、理科系のもっとも偏差値の高い学生が医学部に行くのは、科学技術の振興が必要な日本では深刻な社会的浪費である。もちろん先端医学の研究開発は重要だが、大部分の医師は開発された技術を使って診察・治療を行なうオペレーターであり、数学や物理のむずかしい勉強は必要ない。 弁護士も同じである。民事訴訟による賠償はゼロサムの所得移転で、弁護士費用は誰の得にもならない死荷重である。もちろん、これは弁護士が不要だという意味ではなく、法的な紛争解決を円滑に進めて法務コストを減らす制度設計は重要だ。そのためには弁護士免許を廃止して資格認定にし、ADR(法廷外紛争処理機関)によって「司法の民営化」を進めることが望ましい。 医師や弁護士の所得(および社会的地位)が高いのは、フリードマンが指摘したように、彼らのギルドの歴史が古く、その既得権が強固に守られているためだ。免許で

                                  学歴から資格へ - 池田信夫
                                • 東京ビデオフェスティバル|アーカイブ[歴代大賞作品]

                                  アーカイブ情報 1978年から2009年にわたり日本ビクター(株)主催で開催された「東京ビデオフェスティバル」の情報です。

                                  • こじらせ女王・北条かやに怒り心頭の作家・中村珍のツイートが熱すぎて涙ホロホロ

                                    中村珍 @nakamura_ching 被写体を傷つける覚悟してるとかセンシティブな顔使えばペンから下衆が洗い流せるってか。何か書きゃそりゃ誰か傷つくわ。こっちが覚悟するしねえ以前に人傷つけるのは間違いねーから覚悟くらいして当然だろーがよ特別な儀式みてーに語ってんじゃねえわ。書き手の覚悟なんざ価値はねえし何も償えねえわ 2016-03-29 01:08:30 中村珍 @nakamura_ching 私ら物書きが(或はどこぞの写真家が芸術家が)「ご覧ください我々の世界の隣にある別世界です!(壮絶でしょ?現実を見た!)」だけ示して引き揚げる時、命だけは奪わずに尊厳蹴散らして人殺してるだけなんだわ。過ちは覚悟と取り引きできねーし「贖罪としての覚悟」なんか作り手のファンタジーだバカ 2016-03-29 01:11:32

                                      こじらせ女王・北条かやに怒り心頭の作家・中村珍のツイートが熱すぎて涙ホロホロ
                                    • ポスドク(若手研究者)問題は「後継者難」問題として認識されるべき – 大「脳」洋航海記

                                      【ドクター・ポスドク問題】 For love and money – Nature (Careers: special report) 科学者満足度:明暗 デンマーク1位/日本最下位--主要国英誌調査 – 毎日 毎日 / 朝日の上記記事のbit.ly stat 【ドクター・ポスドク問題】カテゴリの記事一覧 – 当blog 以前Nature本誌が実施していた&twitter上で宣伝していたアンケートの集計結果が、6/24付で出ていたようです。本来的にはタイトルが示す通り、このアンケートはあくまでも研究者のgender biasを調べるためのものであり、国別での研究者の待遇そのものを調べることを目的にしたものではないのですが、それでも妙な結果が出たせいでメディアの注目を惹いたようです。 実際の本誌の記事を読んでみたらなかなかに面白かったので、うっかり読んでしまいました。興味のある方はぜひご一読

                                      • 僕の主張はいつも通じない

                                        大学受験は環境が大事で、膨大な時間と努力を有し、 進学校や予備校に入らなきゃ有名大学に行けないというのは、メディアが植え付けた偽りのイメージで、みんな騙されている。 大学受験は予備校に行く必要も、もっと言えば高校に行く必要もありません。 家で参考書の丸暗記、これだけでOKなのです。英語なら単語、熟語、構文、文法についての参考書を四冊丸暗記すれば偏差値60越えます。 四冊覚えるのにかかる時間は一ヶ月ほどで、これをこなせば自然に長文が読めるようになる。だから、予備校も高校も必要ないのです。 という主張を僕がすると、周りの友人は相手にしてくれない。みんな進学校や予備校に在籍してたからだ。 元引きこもりで大検を取って進学したのは僕だけなので、まぁ、通じなくてもしょうがないかなって思う。 ところが、大検出身のコミュニティに行っても通じない。 例えば僕が「大検は簡単だから一週間くらいの準備で受かるよ」

                                          僕の主張はいつも通じない
                                        • http://www.asahi.com/national/update/1105/TKY200711050079.html

                                          • 若手研究者育成事業の削減について - 内田樹の研究室

                                            「事業仕分け」によって、若手研究者への助成金に大鉈がふるわれた。 それについての記事が配信されてきたので、採録する。 「来年度予算の無駄を洗い出す行政刷新会議の事業仕分けで、文部科学省の若手研究者育成事業が「削減」と判定された。博士課程在籍者らに経済的不安を感じさせず、研究に専念させることを狙った事業だが、「成果目標が明確でない」などとみなされた。 このままでは研究が立ちゆかなくなる――。京都大大学院生らは、予算削減に反対する要望書を文科省に送る「メール作戦」に乗り出した。 3日夜。京都大のキャンパスの一室に、人文・社会科学系の院生ら7人が集まった。メンバーは「予算削減は若手研究者の意欲を喪失させ、科学の発展を損なう」などとする要望書を練り上げた。要望書に各自の主張を書き加えて、文科省にメール送信し、財務省に働き掛けてもらうことを決めた。 他大学院などの研究者らにも要望書を送り、メール作戦

                                            • ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                              ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』を勝手に翻訳している話をした。 cruel.hatenablog.com で、引き続きやっていて、第2講もいまのところ、なかなかおもしろい。まだ前半だけだけれど、言われていることはやはり単純だ。 頻出する観念として「異世界性」と「この世性」みたいなのがある。 異世界性は、来世の天国で処女が17人!とか、この世が気に食わんから異世界転生するなろう小説みたいなもの欲しげな話とはちがう。そういう異世界転生って、この世の価値観のまま自分の都合のいい世界になるってことで、「この世性」の権化。 本当の異世界性というのは、この現実は現実ではなく、永遠不変の絶対的な善の世界があるのよ〜みたいな話。 この手の論者はみんなインチキ。なんだけれど、西洋思想では圧倒的にこの異世界性が大きな影響を持つ。宗教なんてみんな神さまだのといったありもしないものを押しつけるという理屈で、この異

                                                ラヴジョイは「冷笑系」:非ビリーバーの優位性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                              • 中岡望の目からウロコのアメリカ - ハーバード大の教育改革:日本の大学改革とどこが違うのか

                                                今、日本の大学は必死になって“改革”を行なっています。確かに今までの大学は経営的にも、教育的にも、研究においても、決して褒められたものではありませんでした。しかし、本当に日本の大学が自己改革できるのかどうか、やや疑問な面もあります。今回は、ハーバード大学の改革を見ながら、日本の大学改革について書いてみたいと思います。私は、81年~82年にフルブライト奨学金でハーバード大学のケネディ政治大学院で学ぶ機会がありました。また、93年にジェファーソン奨学金でハワイの大学院大学イースト・ウエスト・センターで学ぶチャンスを得ました。また02年にセントルイスのワシントン大学で学生を教える機会を得ました。今年度、国際基督教大学、日本女子大学、武蔵大学、大阪外国語大学で合計9コースを教えています。そうした経験を元に『週刊東洋経済』(10月14日号)に原稿を寄稿しましたが、この記事は同寄稿のオリジナ原稿です。

                                                • おきさやか(Sayaka OKI) on Twitter: "ダークサイドに落ちているという自覚のある人だけが反応するかも?と思いながらつぶやきましたので、東さんが真っ先に(?)反応されたのは意外でしたね。ダークサイドで意図したのは憎悪扇動とかそのあたりです。 https://t.co/vr68BQS7JQ"

                                                  ダークサイドに落ちているという自覚のある人だけが反応するかも?と思いながらつぶやきましたので、東さんが真っ先に(?)反応されたのは意外でしたね。ダークサイドで意図したのは憎悪扇動とかそのあたりです。 https://t.co/vr68BQS7JQ

                                                    おきさやか(Sayaka OKI) on Twitter: "ダークサイドに落ちているという自覚のある人だけが反応するかも?と思いながらつぶやきましたので、東さんが真っ先に(?)反応されたのは意外でしたね。ダークサイドで意図したのは憎悪扇動とかそのあたりです。 https://t.co/vr68BQS7JQ"
                                                  • 母国語へ訳し、文法を学ぶ勉強法は学習速度を遅くする――米Rosetta Stone CEOインタビュー

                                                    母国語へ訳し、文法を学ぶ勉強法は学習速度を遅くする――米Rosetta Stone CEOインタビュー(1/3 ページ) インターネットの一般化や、グローバル化の進行で、外国語に接する機会が増加している。TOEICの点数が昇進の条件として課せられる企業もあるなど、ビジネスパーソンにとって語学学習は避けられないテーマとなりつつある。 かつてはテキストやグループワークを通じた語学学習が中心だったが、テクノロジーの進歩にともない、コンピュータを利用した学習法も広まりつつある。そうしたコンピュータを通じた語学学習の分野で急成長しているのが、米Rosetta Stoneだ。リーマン・ショック後の厳しい状況下でも2009年の売り上げは前年比20%増の2億5230万ドル(約227億700万円)と好調で、2009年4月にはニューヨーク証券取引所への上場も果たした。 「The American Busine

                                                      母国語へ訳し、文法を学ぶ勉強法は学習速度を遅くする――米Rosetta Stone CEOインタビュー
                                                    • ノーベル賞受賞者の顔ぶれでわかる、「米国への頭脳流出」

                                                      スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)の王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)で発表された、2009年ノーベル物理学賞(Physics Nobel Prize)受賞者の(左から)チャールズ・カオ(Charles Kao)氏、ウイラード・ボイル(Willard Boyle)氏、ジョージ・スミス(George Smith)氏(2009年10月6日撮影)。(c)AFP/SCANPIX-SWEDEN/BERTIL ERICSON 【10月14日 AFP】(一部訂正)2009年のノーベル賞受賞者13人のうち、米国籍の研究者は11人。資金豊富な米国がまたもや、受賞者数で他国を圧倒した。全6賞のうち5賞を独占してもいる。だが、受賞者の国籍というのはあまり意味がないものかもしれない。 第二次大戦後に米国人が獲得したノーベル賞は、医学生理学賞が8

                                                        ノーベル賞受賞者の顔ぶれでわかる、「米国への頭脳流出」
                                                      • 乙武洋匡 公式サイト: ゲームとの付き合い方

                                                        乙武洋匡公式サイトは@niftyのウェブログ(blog)サービス「ココログ」で運営しています。 【ココログって何?】 【ココログ使い方ガイド】 「最近は、子どもたちが公園で集まって無言でゲームをしている」 というツイートに端を発して、Twitterでゲームに関する熱い議論が。 じつは僕、「ゲーム世代」です。 爆発的な人気を誇ったファミコンが発売されたのは、1983年。 つまり、僕が小学校一年生の時。 「ドラクエ3」は相当やりこんだし、「信長の野望」や「三国志」など、 歴史モノのシミュレーションゲームにもずいぶんハマったものです。 ゲームは楽しい。 そのことは、僕自身、十分に経験してきたつもりです。 だから、テレビがなかった世代が、「だからテレビ世代は…」と嘆き、 ゲームのなかった世代が、「こんなもので遊んで…」と批判する、 不毛な「世代間論争」をするつもりはありません。

                                                        • ゲームデザイナー・桝田省治氏の英才教育

                                                          桝田省治 まとめサイト無断転載お断り @ShojiMasuda 小5の娘が「来年の年賀状のイラストを書きたい」というので、「面白ければ採用する」と応えた。持ってきたのが雪原に小さな足跡が続いていてその先にウサギがいるという絵。「この趣向ならウサギを描いた時点で負けだ」と突き返したら、泣いた 2010-10-29 04:00:59 桝田省治 まとめサイト無断転載お断り @ShojiMasuda 逆だ。娘は雪原に残る足跡の面白さを書きたいわけだ。だったらそれを描けばいい。わかりやすさで妥協する方法論は、大人になれば身につくよ RT @akseruf: @ShojiMasuda ~略~子供には夢を見させてやりましょうよ、そんである程度したら現実を見せてやるんです 2010-10-29 11:52:37

                                                            ゲームデザイナー・桝田省治氏の英才教育
                                                          • 政府に頼らず、社会から隔絶したモルモン教原理主義者の世界観から、いかにして抜け出したのか──『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』 - 基本読書

                                                            エデュケーション 大学は私の人生を変えた 作者:タラ ウェストーバー発売日: 2020/11/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この『エデュケーション』(原題:Educated A Memoir)は、モルモン教原理主義者で、政府や病院といった公的な機関に一切頼らない父と母に育てられた一人の少女が、いかにして出生届を取得し(出生届すら出してなかったのだ)、大学に行き、自分がそれまで暮らしてきた世界と決別するのかを描き出していく、回想録である。 この本、アメリカで400万部だとか、ゲイツやオバマ絶賛、さらに本邦でもゲラ段階で各所の絶賛を浴びていて、とにかく凄まじい本らしいのはわかっていた。ただ、「大学は私の人生を変えた」と言われても、大学が人生を変えるのは当たり前だとしか思わず、いったい女の人が大学に行った話の何がそんなに凄いんだろう? 凄くなりようがなくない? と訝しみながら手にとったん

                                                              政府に頼らず、社会から隔絶したモルモン教原理主義者の世界観から、いかにして抜け出したのか──『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』 - 基本読書
                                                            • OD問題に憶う ---土方克法

                                                              未就職博士 (OD) の問題がついに新聞紙上に姿をあらわした。昨年秋の札幌の学会で、当地の若い人達がOD問題のビラを配っていたが、内容は”われわれをどうしてくれるのだ”ということであった。筆者の大学では、1967年物理系の学科ができたが、教官定員はアッという間に優秀な人達で埋められてしまい、もう空き定員はない。その後いろいろな方面から就職の照会があるが、ない袖は振れず、如何ともし難い。このようにして、われわれも事の重大さを数年来感じてきたが、何等の有効な対策も講ぜられぬまま今日に至ったのであろう。素粒子関係では未就職者の数は600名とか1000名とか聞く。この人達は本職ならざるアルバイトをしたり、周囲の庇護のもとに生活しているのであろう。現在のわが国は数千名のODを養う経済的余裕があるのかも知れない。しかし、たいていの人はODとなって何年か後には”おれをどうしてくれるのだ”という不満をもつ

                                                                OD問題に憶う ---土方克法
                                                              • 大学院進学のすすめ 橋本努

                                                                以下の内容は、大学生との会話の中から生まれたものです。 ご批判・ご意見・ご感想・アドバイスなどをお寄せいただければ幸いです。 皆様の意見を取入れて、よりよいものにしていきたいと思っています。 ・大学院進学のすすめ 「彼は門を通る人ではなかった。また門を通らないで済む人でもなかった。要するに、彼は門の下に立ちすくんで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった。」(夏目漱石『門』岩波文庫) ・【大学院進学という甘いすすめ】 現在、文科省の方針によって、大学院生の人数は毎年一万人以上も増加している。大学院生数は日本全体で約20万人。これは研究者の総数と同じくらいの人数だ。博士課程に在籍する学生は、1970年において1万3000人、1996年において4万8000人である。 これほど大学院生を増やしても、研究者になれる人数は以前と変わらないのだから、多くの大学院生は、途中で進路変更を迫られることになる

                                                                • left over junk

                                                                  2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

                                                                  • 「ポスドク」3分の1が35歳超 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                                                    博士課程修了後、任期付きの不安定な立場で研究を続ける「ポストドクター(ポスドク)」が2008年度は1万7945人(前年度比1%増)に上り、04年度から4年連続で増えたことが、文部科学省の調査でわかった。 34歳以下の若手が初めて減少に転じる一方、民間などへの就職が難しくなるとされる35歳以上の「高齢ポスドク」は07年度より約7%増えて5825人に上り、全体の3人に1人を占めた。文科省は、ポスドクの企業実習を支援して民間就職につなげる施策などを展開しているが、厳しい現状が改めて浮き彫りになった。 調査は全国の大学など1176機関を対象に行った。高齢ポスドクの増加について、筑波大学の小林信一教授(科学技術政策)は「深刻な状況だ。ポスドク自身が視野を広げて進路を探すとともに、大学側でもポスドクの将来を考えた指導をすべきだ」と話す。

                                                                    • 岡潔 - Wikipedia

                                                                      岡 潔(おか きよし、1901年〈明治34年〉4月19日 - 1978年〈昭和53年〉3月1日)は、日本の数学者。理学博士(京都帝国大学、・論文博士・1940年)。奈良女子大学名誉教授。奈良市名誉市民。従三位勲一等瑞宝章。 生涯[編集] 通史[編集] 1901年(明治34年)4月19日に大阪府大阪市で生まれた[1]。父祖の地は和歌山県伊都郡紀見村である。1925年(大正14年)、京都帝国大学講師、1929年(昭和4年)、同大学助教授。1929年(昭和4年)、フランス留学。中谷宇吉郎と中谷治宇二郎に出会い、妻の岡ミチも合流する。1932年(昭和7年)、広島文理科大学助教授。1938年(昭和13年)、病気で郷里に戻り、孤高の研究生活に身を投じた。1941年(昭和16年)、北海道帝国大学研究補助。札幌市在住の、終生に亘る心腹の友だった中谷宇吉郎と旧交を温めた。再び帰郷し、郷里で終戦を迎えた。19

                                                                        岡潔 - Wikipedia
                                                                      • 研究とエンターテインメントの相互作用|アイヌ語研究者 中川裕|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

                                                                        おもしろい作品が生まれて、読者のもとに届き、ヒットするまで、尽力しているのは物書きだけではない。作家と併走する編集者、デザイナー、校正者、書店員など、多くの人の手を経て初めて、作品はわたしたちの手元にやってくる。なかには、創作者とはまったく違った角度から、しかし同じくらいの熱量で作品と向き合っている併走者も多いだろう。 新連載「物書きの隣人」では、そんな作品作りに欠かせない、しかし表からは見えにくい職種の人々に話を聞き、創作の多様な側面を探っていきたい。 記念すべき初回に登場するのは、人気コミック『ゴールデンカムイ』の「アイヌ語監修」として、奥付のトップに名前が掲載されているアイヌ語研究者の中川裕氏。アイヌ文化を一気に身近なものに押し上げた同作に参加した経緯にはじまり、映像作品への関わりまで、「監修者」の役割について広くお話を聞いた。 ここまで忠実に当時のアイヌを再現できるのか ――『ゴー

                                                                          研究とエンターテインメントの相互作用|アイヌ語研究者 中川裕|monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
                                                                        • 大学教員の日常・非日常:微妙なんですけど

                                                                          クビにされそうだった大学教員です。現役大学生とか、これから大学生になる人とか、大学生の親になる人向けのつもりで。 面白かったときにブログランキング【ココ】を押してもらうと、中の人が喜びます。 歯切れのいい発言でお馴染みのM女史と話していましたら、学生さんが訪問してきました。 「先生よろしいですか?」 「来客中ですから、よろしくありません」 が、ここで来客がフラスコであることを確認した学生さん。 ちょっとだけねばります。なめられてるな、俺。 まあ、こっちも大事な要件ってわけじゃないんでいいですけどね。 「あの、ほんのちょっとなんですけれど」 「よろしいですか、フラスコ先生?」 水を向けられたのでうなづくだけで許可してみました。 「で、あなたのほんのちょっとは、何分ぐらいですか?」 軽くツボにはいる俺。 こういう物言いの教員が目の前にいるよ!すてき! なんかネギを買い物かごから出している人みた

                                                                          • How to go to U.S. graduate schools in mathematics

                                                                            河東のホームページに戻る. アメリカ大学院(数学)への留学について [情報が古くなっていた部分について,加筆・修正しました. 本質的には変わっていません.(6/9/2012)] 私は履歴書のページにもあるとおり,昔アメリカ(UCLA)の大学院に留学して博士(Ph.D.)を取っていて,うちの卒業生もこれまでに何人もアメリカの大学院に正規の大学院生として留学しているので,けっこう留学の方法について聞かれることがあります. そこで一般的な情報についてここにまとめておくことにしました. 別にアメリカがすべてにわたって一番すぐれているとか,全員こぞってアメリカに行くべきだとかまでは思いませんが,一般的に言って日本の数学の学生でアメリカに留学する人はあまりに少な過ぎで,もっとたくさん行った方が本人のためにも日本の数学のためにもいいと思います. (中国人や韓国人の留学生はものすごくたくさんいるのに日本人

                                                                            • 論文を書く前に知ってほしい「言葉」の大切さ

                                                                              以前のエントリ「知性が失われてはじめて言語が「亡びる」」では敢えて「知性」とは何かを定義しないで話をしています。「丁寧な文体」が「知性」と同一だとは言っておりませんので、あしからず。それゆえ、リンク先での「知性」とは何かという議論に反論する理由はなくて、実際、そのとおりだと思います。 少なくとも、僕ら研究者は「知性」を育て「知性」を見出す仕事をしています。つまりは現場の人間です。言葉がつたなくても、対話的にその人の持っている可能性などの「知性」を見出すのが大学という場であり教師の仕事なら、「知性」を持っていることを自らが外に伝えるのが論文です。論文の場合、表現やプレゼンテーションなど、「知性」を伝える力も含めて「知性」と考えます。 もちろん、中身がからっぽでいいかげんなら、きれいな文章でいくら取り繕ってもだめです。 論文を書くということは、自分の知性を他に認めてもらう行為です。but, b

                                                                              • 子どもが、笑わなくなった。 - 琥珀色の戯言

                                                                                一昨日の夜、妻の実家から帰ってきた妻と息子。遅い夕食のあと、妻がこんな話をしてくれた。 「あのね、今日気づいたんだけど、うちの子、なんだかここ数日、笑わなくなってたんだよ。おばあちゃんが『○○く〜ん!』って近づいてきたときにはニコニコしてるのに、私が抱っこして話しかけたり、絵本を読んだり、歌をうたったりしても、なんだか全然笑ってくれなくて。 それで、どうしてなんだろう?って、ずっと考えていたんだけど、どうも、先週末から赤ちゃん向けの教材をはじめてから、ちょっと違うような気がする。たぶん、山のような教材を見て、私が「いろんなことを早く教えなきゃ、追いつかない」って焦っていたのが伝わったんじゃないかなあ。 いろんなものに興味を持って、じっと見つめていることが多いから、いままでも、身の回りのものの名前を指差して教えたり、好きな絵本を読んであげたりしていたんだけど、同じ絵本でも、「教材」であること

                                                                                  子どもが、笑わなくなった。 - 琥珀色の戯言
                                                                                • 子供の「何で勉強するの?」に答えるのは、本当に難しい。 - いつか電池がきれるまで

                                                                                  参考リンク(1):子供に「何で勉強するの?」と聞かれたら、どう答えますか? | シンプルライフ 参考リンク(2):なぜ勉強した方がよいのか - 指揮者だって人間だ こういう「問い」に答えるのは、本当に難しい。 正直、万人向けの答えなんてありはしないと思うのです。 でも、僕だって、「なんで勉強しなきゃいけないの? 遊びたいよ〜」と子供に言われることはあるわけで。 そのときは確か「お前の大好きなカッコいいトミカをつくっている人たちは、面白いおもちゃをつくるためにたくさん勉強しているんだよ。だから、大人になって楽しいことをやりたいと思うのなら、勉強しておいたほうがいいよ」とかなんとか言ってお茶を濁したのですが、どうもね、しっくりこない。 それで、「なぜ僕は子供の頃、勉強しようと思ったのだろう?」と記憶を掘り起こしてみたのです。 実際は「言うほど勉強してないだろ、自分……」って感じなんですけどね。

                                                                                    子供の「何で勉強するの?」に答えるのは、本当に難しい。 - いつか電池がきれるまで