新型コロナウイルスの感染予防策として、宇都宮市塙田1丁目の県立図書館では返却された本の消毒作業が行われている。 同館は緊急事態宣言を受け4月8日から臨時休館。12日に再開し、一部サービスを縮小して運営している。本は職員が手作業で1冊ずつ消毒。無水エタノールで表面を拭き取った後、24時間保管してから利用者が閲覧できる棚に戻しているという。 19日も職員2人が消毒作業を行った。返却された書籍や辞典などの表紙と背表紙を、無水エタノールを含ませたキッチンペーパーで丁寧に拭いた。同館の永島康治(ながしまやすはる)調査相談課長(55)は「皆さんが安心して利用できるよう、滞在時間は最小限に、家で読書を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
2024.07.18 本学学術情報課の布野真秀専門職員(附属図書館勤務)が取り組んだ「著者記号管理システムの開発」が、第59回国立大学図書館協会賞を受賞し、2024年7月9日(火)に行われた国立大学図書館協会総会の場にて表彰されました。 国立大学図書館協会賞は、協会の会員館に所属する者で図書館活動および図書館・情報学研究に顕著な業績をあげた者に対して贈られる賞です。 「著者記号管理システムの開発」は、本学附属図書館が採用している文学作品の独自分類において発生していた管理上の課題を解決し、業務の効率化を行ったものです。担当者が現場における課題に果敢に向き合い、業務のシステム化を実現した点が高く評価されました。 本学では第4期中期目標・中期計画において、業務効率化のためのシステム導入等、大学のDXを推進し、デジタル・キャンパスの実現を目指しています。今後もシステム導入等により、大学業務運営の効
『図書館の日本文化史』 図書館はもっとも身近な公共施設の一つだが、その実態はよく知られていないのではないか。高山正也『図書館の日本文化史』(ちくま新書・1012円)は、日本の図書館史を紐解(ひもと)きつつ現代の図書館と司書職が抱える問題点を析出する。 現代の図書館の役割は民主主義社会の主権者の育成にあるが、その多くは利用者のリクエストに応える「無料貸本屋」となり、司書職も書籍の貸し出し・返却手続きに従事する非専門職種と誤解されている現状を厳しく批判する。図書館員・利用者双方が図書館と司書職に対する認識を深めていくことが、現状の改善に不可欠と痛感させられる。 ★高山正也著 ちくま新書・1012円 『日本中世の民衆世界 西京神人(にしのきょうじにん)の千年』 民衆は歴史を創り出す主体だが、時代が遡(さかのぼ)るほどその実態に迫るのは容易ではない。三枝(みえだ)暁子『日本中世の民衆世界 西京神人
「書店・図書館等関係者における対話の場」は、出版文化産業振興財団(JPIC)、日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局の連携の事業。書店や出版社、公共図書館、学識経験者らで構成され、2023年10月から24年3月まで4回にわたって開催された。4月1日に発表された「まとめ」では、これまでの議論で得られた現状や課題に関する共通認識や書店と図書館の連携方策が提示されている。 興味深いのは「複本問題」について。公共図書館がベストセラーを大量に所蔵して貸し出し、書店の経営や作家の生活を圧迫しているという批判は、20年以上前から続く。一部の書店や出版社からは、複本制限や貸し出し猶予期間の設置などを求める声もあった。しかし「まとめ」ではベストセラー本の複本は平均1.46冊で、約6割の図書館の複本は「2冊未満」で過度とはいえない状況にあるとした上で、実証研究に基づいて「全体として図書館による新刊書籍市場の
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が、首都圏1都3県と北海道を除く地域で解除され、臨時休館していた図書館が徐々に再開している。ただ、一部施設では再開後、感染拡大に備えて来館者に個人情報の記入を求めており、市民から苦情が寄せられるケースも。一方で従来通り記入を求めない施設もあり、対応が分かれている。【杉山恵一、中山敦貴】 長崎県諫早市の諫早図書館は再開した12日以降、入館時に名前や連絡先などの個人情報を名刺大の「連絡票」に記入するよう職員が促している。万が一クラスター(感染者集団)が発生した場合に、図書館の利用者に連絡がとれるようにするためだ。ただ、連絡票の保存期間や保管方法などについて市民への具体的な説明はない。
図書館などの公的な施設を民間企業に運営委託するとコストが削減でき、サービスも向上するといいます。公共施設を民間企業に管理運営を任せる指定管理者制度は魔法の杖なのでしょうか。渡瀬裕哉氏が著書『無駄(規制)をやめたらいいことだらけ 令和の大減税と規制緩和』(ワニブックス)で解説します。 【関連記事】医療先進国・日本が「ワクチン開発競争」に勝てない納得の理由 図書館のポテンシャルを引き出す民間の力 学問の基本となるのは色々な本を読むことです。個人で何万冊もの蔵書を持つような人もいますが、多くの人は図書館などを利用して調べ物をしたり、あるいは趣味の読書をしたりするのではないでしょうか。 日本に初めて近代的な図書館ができたのは、明治5年(1872)のことです。それ以前にも、蔵書を管理し一般への貸出を行う人はありましたが、明治初期には公共の社会施設としての図書館が福澤諭吉のような知識人によって紹介され
仙台市は5日、緊急事態宣言の延長を踏まえ、幹部職員による対策会議を開いた。市立図書館や市博物館などの市有施設を順次再開する一方、大規模イベントは主催者に中止や延期を要請する方針を確認した。 佐々木洋教育長は「社会教育施設は開く方向にかじを切る」と明言した。図書館は資料の貸し出しや返却から始める。市博物館は感染防止策を講じ、入場制限する場合があることを前提に観覧事業を再開する。 市民センターやコミュニティ・センターは、県が集会施設を順次再開の対象外としたため、歩調を合わせる。民間を含め、各施設の管理者には基本的な感染対策の徹底、利用者が集中する恐れがある場合の入場者の制限などを依頼する。 県の休業・時短営業の要請に応じた事業者に給付する「地域産業協力金」は、来週中に申請の受け付けを開始する。協力金を受け取らない減収事業者への「地域産業支援金」も同様で、事務センターと専用の電話窓口を開設し、対
紹介 「デジタルアーカイブ」をより多くの人に使ってもらえる、よりよいものにしたい―― それを目指した世界中の人々が集まって創られ、広まってきている枠組み、IIIF(トリプルアイエフ : International Image Interoperability Framework)を紹介し、その概要、構築方法、活用例を紹介・解説する初の書。 第1部ではIIIFの概要の紹介、第2部ではIIIFに対応したデジタルアーカイブの構築手法、第3部では、具体的なIIIFの活用例を扱う。加えて、インタビューやいくつかのコラムも掲載。 コンテンツのよりよい在り方やさらなる利活用を考える方に。公共図書館、大学図書館、ほかデジタルアーカイブに関わる方必携の書。 執筆は、大向一輝、永崎研宣、西岡千文、橋本雄太、吉賀夏子、本間淳、鈴木親彦、三原鉄也、高橋洋成。 【IIIFの素晴らしいことの一つは、「自分の(ここでは
震度6弱の揺れを観測した高知県宿毛市の図書館では、およそ3万冊の本が棚から落ちて散乱し、職員が片づけ作業に追われています。 宿毛市中央にある宿毛市立坂本図書館では、17日夜の地震の影響で9万冊余りの蔵書のうち3分の1近くにあたるおよそ3万冊の本が棚から落ちて散乱したほか、郷土史料などを保管している書庫の本棚が傾くなどの被害が出ました。 18日午前10時ごろ、職員などおよそ20人が床に散乱した本を拾って棚に戻すなどの片づけ作業に追われていました。 図書館は18日臨時休館していて、20日までには再開できるよう作業を続けるということです。 坂本図書館の橋本幸枝館長は「地震のあとすぐに駆けつけたがこれだけ被害が出るとは思っていなかった。1日でも早く再開できるよう職員で力を合わせて作業を進めたい」と話していました。
〒113-0033 東京都文京区本郷3-31-1 盛和ビル40B TEL:03-6279-7103/FAX:03-6279-7104 (月・水・金曜日/11:00~17:00) e-mail:s h u p p a n k y o @ n e o . n i f t y . j p
コロナ禍でのレファレンスサービス体制再構築:Teamsの活用 立正大学図書館・吉水拓哉(よしみずたくや) 立正大学図書館(東京都・埼玉県)では,クラウド型サービスMicrosoft365のアプリケーションMicrosoft Teams(以下「Teams」)を活用してレファレンスサービス体制を見直した。コロナ禍において,既存のシステムを活用して時間や費用をかけずに実施した取り組みとして評価され,2021年11月8日に第7回図書館レファレンス大賞文部科学大臣賞を受賞した。本稿では,その内容を紹介する。なお,レファレンス大賞に応募した際の動画を一部編集し本学図書館ウェブサイトにて公開している。取り組みの詳細を説明しているほか,後述する調査票のフォーマットについて具体的な画面を示しているので興味を持った人はご参照願いたい。 ●体制見直しの経緯 2020年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策
配架、地域資料収集など独自の工夫、指定管理料の制約を乗り越えられるか 神近 博三=ライター2019.12.04 第21回 図書館総合展(パシフィコ横浜)において2019年11月13日、指定管理者として公立図書館を運営・管理する4つの市民団体によるディスカッション、市民団体指定管理者フォーラム「各地からの現状報告と将来見通し」が開催された。それそれのユニークな取り組みの紹介のほか、運営資金調達の厳しい現状などへの言及もあった。 登壇者 ・NPO法人本途人舎 大林晃美氏(市立小諸図書館) ・NPO法人まちづくり津島 園田俊介氏(津島市立図書館) ・一般社団法人とらいあ 高橋一枝氏(新庄市立図書館) ・NPO法人本と人とをつなぐ「そらまめの会」 下吹越かおる氏(指宿市立図書館) 司会:図書館流通センター/図書館総合展運営協力委員 長田由美氏 コーディネーター:アカデミック・リソース・ガイド 岡本
2021年5月23日、長尾真・元国立国会図書館長が亡くなりました。84歳でした。 長尾氏は、京都大学総長、日本図書館協会会長を歴任後、2007年4月から2012年3月まで国立国会図書館長を務めました。国立国会図書館では、ウェブサイト上に「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」(5月26日付け)を掲載し、電子図書館事業などの諸事業における長尾氏の貢献を紹介するとともに、哀悼の意を表明しています。 長尾真 元国立国会図書館長が5月23日に逝去されました。(国立国会図書館, 2021/5/26) https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/210526_01.html ※吉永元信国立国会図書館長による「長尾真 元国立国会図書館長の訃報に接して」が掲載されています。 長尾真 元日本図書館協会会長が5月23日に逝去されました。(日本図書館協会, 2021/5/27)
「人生で最も悩み多き季節を生きる君たちへ」というナレーションから始まるEテレの「理想的本箱」。 静かな森のなかにあるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」を舞台に、漠然とした不安や悩みを抱える「あなた」のためにブックディレクター・幅允孝(はば・よしたか)さんが選書を行い、出演する吉岡里帆さん、太田緑ロランスさんと、その作品の魅力を語り合う番組です。 今年の6月~7月にはシリーズ第3弾が放送され、ご覧になった方も多いのではないでしょうか? 第1弾・第2弾の放送で取り上げた24冊に加え、「選書Others」として新たに32冊をセレクトした『NHK理想的本箱 君だけのブックガイド』が、NHK出版より7月22日に発売されました。 ブックディレクター・幅允孝さんに、番組やブックガイドのこと、ご自身の読書や図書館に対する思いについてお聞きしました。 幅允孝(はば・よしたか) 有限会社BACH(バッハ
This study clarified what university students want from libraries. First of all, it was noted that they recognize that the library was a place to study and read quietly before entering university.Then, through this study, it was revealed that what university students want from the library is as follows. “Communication with faculty members through books'', “Assigning homework that requires the use
新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が長野県でも解除されたのを受け、16日に再開した県立長野図書館(長野市)は来館者に利用カードの番号や氏名、連絡先の記入を求める対応を取った。日本図書館協会(東京都)の感染予防ガイドラインに基づく対応だが、来館者のプライバシー保護との兼ね合いに、職員は複雑な心境だ。 同館は約1カ月ぶりの再開に合わせて1階入り口近くに机を並べ、「連絡票」と投函(とうかん)箱を設置。氏名や住所などが登録された利用カード所持者にはカード番号、カードを持っていない人には氏名や連絡先の記入を任意で求めることにした。 政府は緊急事態宣言解除に当たり業種ごとにガイドライン作成を要望し、同協会は図書館としてのガイドラインを作成。利用者から感染者が出た場合に他の利用者への連絡などのために、「氏名及び緊急連絡先を把握し、来館者名簿を作成する」との指針を示した。これを受け、県立図書
10月19日公示、31日投開票の衆議院議員選挙に際し 図友連は10月11日付で現在国会に議席を有する 8政党に公開質問状を提出いたしました。回答を10月24日までとしています。 各政党からの回答は届いた順に、本活動報告でお知らせいたします。 公開質問状提出政党 自由民主党 立憲民主党 公明党 日本共産党 日本維新の会 国民民主党 社会民主党 れいわ新選組 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で 令和3年10月11日 (各会派名)御中 図書館友の会全国連絡会 代表 阿曾千代子 「公立図書館の振興・発展に関する政策」についての 公開質問状 私たち「図書館友の会全国連絡会」は、全国各地で公立図書館の振興・発展のために活動を行っております。毎年、文部科学大臣と総務大臣へ要望書を提出するとともに、主として文部科学委員会、文教科学委員会議員の皆様のもとへお伺いし、提出した要望書の概要をお話させて頂き
図書館業界の新人さん交流イベントを開催します。 イベント前半では図書館業界の第一線で活躍している先輩方をお招きし、それぞれの活動についてお話をしていただきます。 普段働いているだけでは知ることのできない、図書館業界の新たな一面について知ることができるかもしれません。 後半には少人数での新人・先輩ごちゃまぜ交流会も予定しております。不安なことや知りたいこと、雑談などなど。気楽にお話ししましょう。 司書さん、業者さん、図書館に関わるお仕事をしている方、どなた様でも大歓迎です。 オンライン開催のため、お好きな場所からご参加いただけます。 自己研鑽のため。仲間づくりのため。参加目的はなんでもOK! ゆる~く楽しく繋がってみませんか? 全国のみなさまのご参加をお待ちしております。 このイベントがお仕事をする上での「何かのきっかけ」となれば嬉しいです。 「ベテラン」の皆様の参加も歓迎します。 図書館業
目次 参加メモの前提 はじめに 開講式 | 9:30-9:45 | 15分 あいさつ / 久保田 壮活(東京大学附属図書館総務課長) 事務連絡 大学図書館の現状と課題 / 大山 努(東京大学附属図書館事務部長) | 9:45-11:00 | 75分(うち質疑15分) 大学図書館職員のスキルアップ法 / 中村 健(大阪公立大学学術情報課図書情報担当係長) | 11:15-12:30 | 75分(うち質疑15分) 効果的なグループワークのデザインとファシリテーション / 栗田 佳代子(東京大学大学総合教育研究センター副センター長・教授) | 13:30-16:20 | 170分 海外研修経験から見えた大学図書館 / 冨田 千夏(琉球大学附属図書館情報サービス課保存公開係長) | 16:30-17:15 | 45分(うち質疑10分) 関連記事 関連リンク 参加メモの前提 全体のバランスや文脈は考
■前に件名でやりました 前著『調べる技術』第5講で、件名を使って〈見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ〉を紹介した。「NDLオンライン」(国会図書館――NDL――の蔵書データベース)を検索する場合、戦後のまじめな本には、本の主題を代表する特殊なキーワード「件名」が付与されているので、それで検索すると、未知の本(未知文献)を見つけることができる、というものだった。 今回は「分類」を使うワザをお教えする。 ■前提 ■分類に何種類かあるけれど、とりあえずNDCで 近代的な図書分類に何種類かある。世界的にはデューイ十進分類法(DDC)がデファクトなのだけれど、その形式をマネて昭和始めに開発されたのが日本十進分類法(NDC)。国会図書館独自のNDLCというものもあるけれど、NDCが国内ではデファクトを取っているので、NDCで説明する。 さらに言うと、NDLオンラインで、戦前・前後を通じて引け
図書館等の目録担当者向けに、日本目録規則2018年版(NCR2018)の意義と特徴を、図書の書誌データを例に、日本目録規則1987年版(NCR1987)と比較しながら解説します。
レファレンスと研究の関係性:『近代出版研究』創刊 近代出版研究所・小林昌樹(こばやしまさき) 筆者の主宰する近代出版研究所は,2022年3月に近代の日本書籍についての論集『近代出版研究』を創刊した。その経緯については既に『日本の古本屋』メールマガジン2022年4月25日号で読書人向けに述べたが,ここでは研究所設立や『近代出版研究』創刊の経緯について図書館情報学的に説明する。 ●それはレファレンス・カウンターで始まった 筆者は1992年に国立国会図書館(NDL)へ「入館」――NDLでは他省で「入省」という場面をこう呼ぶ――したが,奇禍により入館15年目にしてようやく志望だった一般向けレファレンス部門に異動できた。そこでカウンターに出てわかったのだが,ある種の質問は「答えがないのが答え」ということがある(もちろんベテランがきちんと調べたうえでの話)。その手の質問に,特定タイトルの逐次刊行物や単
2021年11月29日、米国図書館協会(ALA)が、米国の学校や図書館における書籍の検閲の実施に反対する声明を発表しました。 声明の中では、ここ数か月の間に、周縁化された人々に関する書籍を図書館に置くべきではないという意見の下、LGBTQIA+に関する資料や、黒人・先住民・有色人種(BIPOC)についての書籍の検閲を要求する活動を行っている団体があることを指摘しています。こういった、検閲・信念の強制・言論の抑圧等を、ALAは非難するという姿勢が示されています。 自由な意見交換は自由で民主的な社会の維持のために不可欠であり、ALAは、米国憲法修正第1条で保障されている言論・出版・読書の自由を擁護し守るとあります。また、図書館は、幅広い観点・意見・アイデアをアクセス可能とし、内容や著者の視点によらず自由に情報やアイデアに触れ、検討する機会を持てるようにしていること等が述べられています。 The
那覇市役所(資料写真) 昨年10月に那覇市立図書館・図書室がサイバー攻撃を受け、貸し出しや検索ができないなどのシステム障害が発覚した件で、同館のシステムを不正な通信から守り、同館のネットワークを保護する二つの装置がコンピュータウイルス「ランサムウエア」の感染経路になった可能性が高いことが8日までに分かった。同館によると、感染経路になった可能性がある二つの装置は2019年に運用を開始して以来、更新(アップデート)が行われず、脆弱(ぜいじゃく)な状態が続いていた。更新されていなかった装置は「ファイヤーウオール」と「VPN(仮想専用線)」。両装置は更新することで不具合の修正やセキュリティーを強化できるが、19年に運用を始め、一度も更新した記録はないという。 ▼ご先祖さまにサービスしすぎた? あの世のお金「ウチカビ」の煙で消防車両10台が出動 島袋元治館長は「最終的な調査報告がないので詳細は分から
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">
下野新聞の前身となる「栃木新聞」の創刊号を含む1878(明治11)~90(明治23)年の新聞1777号分が25日、栃木県立図書館から下野新聞社に返還された。県立図書館に資料として委託していたもので、社内に戻るのは45年ぶり。 栃木新聞は1878年6月1日に栃木市で創刊した。その後、第2次、第3次栃木新聞を経て、84年3月7日から下野新聞として発行されている。第2次時代には、田中正造(たなかしょうぞう)が編集長を務めていた。返還された新聞には、第1~3次栃木新聞の各創刊号や題字が下野新聞となった最初の紙面などが含まれている。 第1次栃木新聞創刊号の1面には、初代県令鍋島幹(なべしまみき)が勅任官に昇進したことに伴う増給の通達や、入れ墨禁止など軽犯罪の罰則を定めた条例の施行が官令として掲載されている。 蔵を建てた正直者の男性が泥棒のうわさを立てられたことに腹を立て自殺する、といった地域のニュー
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