北朝鮮国営メディアは5月24日、金正恩委員長出席の下で党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議を開催したと報じた(開催日は不明)。 報道によると、会議では「敵対勢力の持続的な大小の軍事的脅迫をけん制できる」ために、「重要な軍事的対策と組織政治的対策が研究、討議された」とのことである。 幹部人事では、李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央委副委員長と、朴正天(パク・チョンチョン)軍総参謀長がそれぞれ昇格を果たしたことが注目される。 李炳哲党副委員長はこれまで核・ミサイル開発を統括する軍需工業部で第1副部長などを歴任してきたが、今回、党中央軍事委員会の副委員長に選出された(軍事委委員長は金正恩党委員長が務める)。 この副委員長ポストは、かつて党序列第3位であった黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏が務めていた。同人が解任されて以降は副委員長ポストが廃止されていたが、今回の選出で復活した形である。李炳哲党副委員長