廊下の中央に机などで作られたバリケード。病棟の3階を感染の有無でゾーンに分け、防護服を着た職員がケアした=加古川市米田町平津、フェニックス加古川記念病院 入院患者と職員計25人が新型コロナウイルスに感染し、クラスター(感染者集団)が発生した兵庫県加古川市のフェニックス加古川記念病院で、最初の感染が分かった直後に全職員と、同じ病棟の全患者の計147人が受けたPCR検査で、陰性と判定された134人のうち、計12人の感染が後に判明したことが28日、同病院への取材で分かった。 【写真】「立入禁止」の張り紙、バリケードを反対側から見ると… コロナ対応病床が逼迫して感染者を転院させられない状況で、当初は陰性だった患者の陽性確認が後日、相次ぐ結果になった。検査後に感染した可能性もあるが、PCR検査は、実際は陽性なのに陰性と判定される「偽陰性」が3割程度あるとされ、検査をすり抜けたとみられる患者の存在が改