昭和の終わりの国鉄改革で廃線となった倉吉線の跡地が「日本一美しい廃線跡」と呼ばれ、人気ウオーキングコースとなっている。 昭和の終わりの国鉄改革で廃線となった倉吉線(鳥取県倉吉市)の跡地が「日本一美しい廃線跡」と呼ばれ、人気ウオーキングコースとなっている。竹林の中を2本のレールがまっすぐに延び幻想的な雰囲気を醸す区間は、鉄道ファンのみならず訪れる人たちを魅了する。近年相次いでテレビ番組で紹介されたことで人気に拍車がかかり来訪者が増加しており、倉吉市は9月、廃線跡近くに観光案内所を試験的に開設。観光客を呼び込み、地域の活性化に役立てたい考えだ。 竹林の中を延びるレール 旧倉吉線は現在のJR倉吉駅を始点に、倉吉市を貫いて流れる小鴨川に沿って南下し同市関金町の山あいにあった旧山守駅に至る延長20キロ(9駅)の路線。このうち終点側の約1.5キロが散策コースとなっている。ほとんどの場所にレールが残り、