ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は3日、新型コロナウイルス対策として公共の場でのマスク着用を義務付けた法案について、一部条項の削除を求めた。 ボルソナロ大統領は店舗や教会、学校でのマスク着用義務化に拒否権を行使。自宅でマスクをつけていないことを理由に罰金を科されかねないと、ソーシャルメディアで主張した。
世界有数の観光地ペトラ遺跡で有名なヨルダン。 ヨルダン滞在中のある日、僕は首都アンマン市内の貧困街に突然行くことになりました。そこで日本人の感覚との違いを感じるとともに、日本の貧困について学ぶきっかけにもなったので、そのお話したいと思います。 観光地ではないヨルダンの姿 厚生労働省のデータからみる日本の貧困率の推移 旅は新しい視点を与えてくれる 観光地ではないヨルダンの姿 首都アンマンに滞在している時、同じ宿に泊まっているアルゼンチン人エリックから「貧しいこども達におもちゃを寄付するから手伝って欲しい」と誘われ、ヨルダン中心部から少し外れたところにある貧困街に行きました。 人形・サッカーボール・おもちゃなどを買い込み、サンタクロースのように大きな袋を担いで貧困街に向かいました。 そこの子ども達は、僕らがおもちゃをあげることがわかった途端に凄まじい勢いで僕らを囲み、そして袋を引き裂いてモノを
貧困割合が一番高いのは60代一人暮らしの女性という日本の闇 貧困割合が一番高いのは60代一人暮らしの女性という日本の闇 一人暮らし60代女性の貧困確率が一番高いって? なぜ60歳で貧困? コロナも直撃 生活保護も受けにくい 景気も悪いまま? もっとヤバいのは40代女性? 【公式】ケアマネ介護福祉士的にいつからこんなつらい状況になったのだろう… 新型コロナウイルス感染症が悪いのか?少子化が悪いのか? ココからはブログのお知らせ⇓⇓ 全世代で最も貧困率が高いのは65歳以上の高齢単身女性だ。 女性活躍や少子化対策の陰に埋もれ、貧困にあえぐ中高年単身女性は存在しないかのごとく扱われている。 一人暮らし世帯が4割に迫ろうとする今、頼れる人はいない孤立状態に誰もが陥りうる。 「店も厳しいから、少し休んでもらえないか?」 2020年3月、Aさん(69歳)が7年近く勤めてきたレストランはコロナ禍にあえいで
現代の日本において、深刻な社会問題の1つとなっている「貧困」は、子どもたちにも影響を及ぼしているという。 厚生労働省が発表した2019年の国民生活基礎調査では、2018年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は127万円で、「相対的貧困」(貧困線に満たない世帯員の割合)は15.4%だった。 「子どもの貧困」(17歳以下)の場合は13.5%にのぼり、7人に1人が貧困状態にあるという事実が見えてきた。なぜ、日本はこのような状況に陥っているのか、東京都立大学子ども・若者貧困研究センターの阿部彩教授に聞いた。 世界で3番目に高い「ひとり親世帯の貧困率」 image この記事の画像(8枚) 「この国民生活基礎調査で出されている子どもの貧困率とは、『相対的貧困』の状態にある17歳以下の子どもの割合を指しています。『相対的貧困』とは、国民を可処分所得の順に並べ、その中央値(2018年のデータでは4人世
■ツイッターより 生活保護には補足性の原理というルールがあり、稼働能力があれば活用する必要があります。 しかし、当事者によっては「大丈夫」「働ける」「何とかします」と頼れない人もいます。 働くことを制限した方が自立助長に繋がる理由を伝えることはしばしばあります。不正でも何でもありません。 https://t.co/Kz2tSu0jNV — 藤田孝典 (@fujitatakanori) December 31, 2022 人に投げてないでお前がやれ https://t.co/tCgjVnyBOH — 暇空茜 (@himasoraakane) December 31, 2022 はあああ? 俺はお前に「他人に命令する権利はねえだろ、お前が気になるならお前が自分でやれ」って言ったんだよ なんでお前が俺に命令できるんだボケ https://t.co/IiplDHtdNQ — 暇空茜 (@himas
ウクライナに外国人義勇兵が次々と集まり、戦闘に従事していると報じられるが、ウクライナで戦うために集まる外国人は白人だけではない。特に目立つのは、ロシアがシリアなどから集める志願兵など、戦闘に従事することを希望する貧困国の人々だ。 シリアから集められるロシア傭兵 イスラエル紙「ハアレツ」によると、ロシアの国防大臣セルゲイ・ショイグは3月に、「中東からの1万6000人のボランティアが戦争に参加する用意ができている」と述べ、ロシアが他国から戦闘要員を募っていることを示唆していた。 この数の正確性は定かではないが、3月初めから複数の徴兵所と仲介人産業が実際にシリアで立ち上がり、志願兵が徴兵されてきたようだ。なお、シリアからは、北に国境を接するトルコとその先の黒海を越えればウクライナに到達でき、地理的にもそれほど大きく離れているわけではない。 シリア人の勧誘に利用されているソーシャルメディア上では、
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会社に「権利行使」をする女性非正規たち コロナ禍により、非正規の雇い止めや派遣切りが拡大している。4月から3ヶ月の有期雇用の契約を締結・更新した労働者が6月末で不更新となるケースが多いとみられ、厚労省によれば、5月25日から6月19日までの1ヶ月弱の集計で、非正規の解雇や雇い止めの相談は約8000人に達し、6月中には1万人に達する勢いだ。 こうした中、個人加盟の労働組合・総合サポートユニオンによれば、コロナ関連の労働相談において、会社に対して権利を行使するまでに至る労働者には、女性の労働者が多い傾向があるという。同組合では、コロナ禍で組合に加入した新規組合員のうち女性は7割にのぼる。そのほとんどが非正規雇用だ。 なぜ彼女たちは立ち上がったのだろうか。本記事ではその理由を考察しながら、実際に組合でたたかっている女性の背景を紹介していきたい。 女性非正規たちが立ち上がる背景とは 非正規雇用には
こんばんわ、わん吉です。 最近、コロナショックもあって、 正社員も気が気でない時代になってきましたね(;´・ω・) わん吉もなんとか踏みとどまってますが、 自分の会社もいつどうなるのやら・・・ そもそも、コロナが来る前から正規社員を減らして 非正規社員を増やしている時点でそりゃー貧困層も 増えるわけですよ(・_・;) そんな中でもわん吉たち30代よりさらに しんどい思いすることになる可能性があるのが 今の10~20代の若者です。 まず、正規社員が減っているんだから、 溢れた人は非正規社員になりますよね。 それになんとか、正社員でハマれたとしても もはや貧困層になる可能性もあるのだからたまったもんじゃない。 ほぼ半分が貧困層?? もはや、格差社会のせいで半分近くの人が 貧困層に陥ってると言っても過言ではなないんですよね。 っていうか中間層が3割 全然中間じゃねー、上位層じゃん!! この辺が格
近い将来、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」「病気になったときに頼る人がいなかったら」「自分の亡きあとペットはどうなるのか」……。「これから先」を考えるだけで目の前が暗くなる人は多いだろう。 そんな悩みに、具体的に解決の糸口を示してくれる本が話題となっている。現代の貧困問題に20年近く取り組んできた雨宮処凛さんの『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』だ。 なぜ今、先の不安が尽きない人が増えているのか? <日本で「普通に生きる」は、もはや無理ゲーです…将来を《搾取》されないために知るべき『死なないノウハウ』>に引き続き、雨宮処凛さんに、人生の荒波の中で「死なない」ために知っておくべきことを伺った。
サイモン・レン=ルイス「貧困層が取り残されない景気回復をうみだすよう予算を組むべきときに赤字が懸念されてしまう」(2021年3月2日) [Simon Wren-Lewis, “The budget should create a balanced recovery, but instead it will be about the deficit,” Mainly Macro, March 2, 2021] まずは,明白な論点から述べておこう.私たちはいまなおパンデミック下にある.そのため,被雇用者・自営業者・企業の支援策を継続すべきだ.また,遅ればせとはいえ,財務大臣は疾病手当も大幅に増額すべきだ.政府の対コロナウイルス戦略の成否は,そうした支援がなければ自宅にこもることもかなわない人たちに自宅にこもってもらうようはからえるかどうかにかかっている. 以下に述べることは,「政府の戦略がうま
参院決算委員会で持続化給付金業務の委託問題に関する野党議員の質問を聞く安倍晋三首相(手前左)と梶山弘志経済産業相(奥右)=国会内で2020年6月15日、竹内幹撮影 緊急事態宣言が解除され1カ月が過ぎたが、新型コロナウイルスの影響による暮らしへの打撃は今なお深刻だ。一方で中小企業などを支援する「持続化給付金事業」で不透明な実態があらわになったのに代表されるように、政府の支援策の有効性や目的への疑念は深まるばかり。生活困窮者支援などの現場では「本当に困っている人を助ける政策を」との声が上がっている。 朝から強い雨が降った6月13日、東京・新宿の都庁前には、路上生活者らの長い列ができていた。生活困窮者支援団体や有志でつくるネットワーク「新宿ごはんプラス」と認定NPO法人・自立生活サポートセンター「もやい」による食料提供・生活相談会を待つ人たちだ。従来は月2回だったが、コロナ禍で職や住居を失う人が
「新型コロナで風俗店に行けない」[ロンドン発]お笑い芸人の岡村隆史さんがニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」で「新型コロナウイルスの影響で風俗店にも行けない」というリスナーの投稿に「コロナが終息したら絶対おもしろいことあるんです。短期間ですけれども、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」と答えて大炎上、岡村さんだけでなく所属する吉本興業やニッポン放送も謝罪する事態になりました。 炎上した背景にはジェンダーと貧困、そして貧困を悪化させるコロナ危機の問題があります。 新型コロナ流行による外出自粛、「3つの密(密閉・密集・密接)」に「濃密」が加わる風俗業は感染リスクが非常に高いため休業を余儀なくされています。国家緊急事態宣言は1カ月ほど延長される見通しですが、1人当たり10万円の給付だけで生きていくのは難しいでしょう。 国税庁HPを見ると、風俗業は事業所得を有する者の最近10年間の1件当
地方銀行3行を傘下に抱える金融持ち株会社で、山口県下関市に本社を置く山口フィナンシャルグループ(FG)が揺れている。 株主総会で再任されたばかりの会長兼グループCEO(最高経営責任者)を取締役会が「解任」し、取締役の辞任も勧告した。前会長が計画していたえげつないビジネスまで明らかになり、地銀の経営の先行きが、いかに厳しいかを映し出した。 「個人金融専門の銀行」設立といえば聞こえはいいかも...... 解任劇が起きたのは2021年6月25日。定時株主総会で会長兼グループCEOの続投を前提に取締役に再び選任された吉村猛氏が、続いて開かれた臨時取締役会で会長兼グループCEOの再任を、他の取締役全員の反対によって認められなかった。 総会で選任された取締役の解任は、取締役会にはできないので、吉村氏は取締役にとどまっている。 吉村氏に代わって山口FGのトップに立った椋梨敬介(むくなし・けいすけ)社長兼
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コロナ禍により若者が経済的な苦境に立たされている。その一方で若者に特化した政策はなかなか進んでいない。なぜ日本では現役世代への再分配が進まないのか? 「もうアコムにブッ込んで前払いするしかない。10万ケチって指に後遺症出たらめんどくさいし、負の財政に陥っても仕方ねーな、って」 複数のバイトを掛け持ちして働いているタクトさん(30、仮名)は、11月に事故で手の指を骨折した時の危機感をこう語る。 9月、コロナ禍の煽りを受けて、それまで週5で入っていた英語講師のバイトを週4に減らした。20万円程度だった月収は一気に2割減となったが、食費を切り詰めることでなんとか帳尻を合わせた。 そこをけがが襲う。真っ先に頭に浮かんだことは「手術代が払えないかも」。慌てて高額医療控除について調べると、タクトさんのように月収が26万円以下だと、自己負担限度額は5万7600円。それ以上の負担金は3カ月後に払い戻しが受
宮本コーチも称えるほどの練習熱心さ シーズン終了後、巨人の宮本和知投手チーフコーチは「若手にとって、お手本となる投手はビエイラ。本当に練習熱心だし、練習姿勢は学ぶべきものがある」と褒めたという。 外国人選手が日本の指導者からこのような賛辞を受けるのは、かなり珍しいのではないか。 チアゴ・ビエイラは、野球が盛んなキューバやドミニカの出身ではない。生まれも育ちもブラジル。世界に冠たるフットボール王国で、バレーボールやビーチバレーでも国際大会で金メダルを量産するが、野球に関してはほとんど語られることのない国だ。 一体、彼はどのような境遇で育ち、どのようにして野球を始めたのか――ブラジル野球が日本人、日系人と縁が深いのは第2回で説明した通りだが、彼も日本人や日系人から指導を受けたのだろうか。 両親が離婚、決して裕福ではなかった ビエイラは、1993年1月7日、サンパウロの北西にある小都市タトゥイで
ブラジル政府は7日、新型コロナウイルスの影響で収入が減った貧困層に対して、ネット上で名前や納税者番号などを入力するだけで政府から助成金を受け取ることができるサービスを始めると発表しました。 サンパウロなど大都市ではレストランなどが先月24日から閉鎖され、経済にも深刻な影響が出始めています。 このためブラジル政府は貧しい人たちへの助成金の支給を決めたもので、対象となるのは月収が日本円で1万円程度のおよそ2000万人です。 希望者は納税者番号や名前、住所などを携帯電話のアプリなどを通じて打ち込むと政府の銀行に自動的に口座が作られ、毎月その口座に収入と同じ額が振り込まれます。 支給するかどうかは政府が納税の状況などに基づいて判断するとしています。 ブラジル政府は条件を満たさない人が不正に助成金を受け取ろうとした場合は厳しく罰するとしています。
生理用品を満足に買えない「生理の貧困」が、若者の間に広がっています。学生らの団体による調査では、2割の学生が購入に苦労していました。一方、緊急事態宣言の延長方針で、卒業旅行を諦めた人も。コロナがもたらすそれぞれの実態を、高校生に聞きました。 ■卒業旅行「中止」…宣言“延長”で4日夜、東京・渋谷で、卒業を間近に控えた高校3年生(18)に話を聞きました。 「友達と卒業旅行に行こうと(思っていました)。卒業が3月中旬なので、そこから1週間以内で出かけられれば(と考えていました)」 4か月前から、友人6人と石川県への卒業旅行を計画。旅行雑誌も買って、プランを考えていましたが、中止になりました。高校生は「(緊急事態宣言が)2週間延長されるなら、やめようか、ということで、その話はなくなりました。みんな大学もバラバラになっちゃうので、いつ会えるか分からない。誰も責められないので、ただ、行きたかったなと(
厚生労働省が公表する日本の相対的貧困率には、男女別の数値がありません。また、人口全体と子どものみの集計はありますが、年齢別の数値もありません。でも、これでは日本の貧困の状況はわかりません。貧困率は、性別、年齢で大きく異なるからです。 図1に示しているのが、性別、年齢別の貧困率です。これを見て、まず、気づくのが、成人期においては女性の貧困率は男性の貧困率をほぼすべて上回っているということです。唯一の例外は、25歳から29歳で、これは、この年齢期は女性の方が男性よりも結婚している割合が高いからです。日本では、結婚している人の方が、結婚していない人よりも、貧困率が低いので、結婚している割合が多いということは、貧困の人も少ないということなのです。 貧困率は、女性も、男性も、高齢期には増加していきます。特に女性は、高齢期の貧困率が高く、75歳以上は25%を超えます。なんと、4名に1名が貧困状況なので
女性の貧困の背景にある労働問題本日21時よりNHKスペシャル「コロナ危機 女性にいま何が」が放送される。 見逃した方は12月10日 午前0:50 ~ 午前1:40からNHK総合で再放送されるので、こちらからも視聴いただきたい。 私が所属するNPO法人ほっとプラスや反貧困ネットワーク埼玉なども取材協力して「貧困の見える化」にNHKとともに取り組んだものだ。 多くの方にコロナ禍で困窮する女性の現状を把握いただきたい。これが今の現実の日本社会である。 生存のためのコロナ対策ネットワークでともにコロナ危機に対処してきた今野晴貴氏は、労働分野から女性の困窮要因、自死増加の要因を分析している。併せて一読いただきたい。 コロナ禍は、飲食業やサービス業などの女性労働者の比率が高い業種に深刻な影響を及ぼしているため、女性雇用の状況は男性以上に悪化している。 なかでも影響を受けやすいのが非正規雇用で働く女性だ
インドの貧困層襲うコロナ 150キロ歩き、命尽きた少女―「全土封鎖」のしわ寄せ 2020年04月29日07時44分 徒歩で故郷を目指すインドの出稼ぎ労働者ら=3月28日、ニューデリー 【ニューデリー時事】13億超の人口を抱えるインドでも新型コロナウイルスの感染が深刻化しており、「全土封鎖」状態になって1カ月が過ぎた。こうした中、経済活動が停止になり失職した12歳の出稼ぎ少女が、帰郷しようと約150キロ歩いた末に命が尽きた悲劇は、社会に大きな衝撃を与えた。徹底した外出禁止など感染防止措置のしわ寄せは、人口の多くを占める貧困層に集中。モディ首相が貧困層対策で謝罪する事態にまで発展した。 米先住民ナバホ居留地でコロナ流行、「手洗い」できず…歴史的な格差浮き彫りに ◇失職し帰郷の途中に 民放NDTVなどによると、南部テランガナ州のトウガラシ農園で出稼ぎをしていたジャムロ・マクダムさん(12)は15
ネットを見ていると、「極端な人」に高頻度で出会う。「コイツ頭おかしいだろ」「○○は人間の最下層だ」――。このような罵詈雑言は、わざわざ探そうと思わなくても、否応なしに目に入ってくることがある。 ネット上に誹謗中傷や批判あふれる現象―ネット炎上―は、年間1200件程度発生している(デジタル・クライシス総合研究所調べ)。1年は365日しかないので、1日あたり3回以上、どこかで誰かが「燃えている」のが現実といえる。 最近世間をにぎわせている新型コロナウイルスも、この不寛容さを加速させる。ひとたび感染が報じられれば、あたかも感染者が罪人かのようにバッシングされる。SNSや掲示板では、感染者やその家族の個人情報を拡散され、熾烈な誹謗中傷攻撃が始まる。4月の炎上件数は、前年同月比でなんと3.4倍に増加した。 「自粛警察」という言葉を聞いたことのある人も多いだろう。自粛警察とは、緊急事態宣言の下で外出や
「学習支援によるケア」が、子ども・親・学生にもたらすもの――子どもの貧困対策の現場の調査から 松村智史 社会福祉学 福祉 「自分を迎え入れてくる人がいる」、「また来ていいんだっていう安心感」があったから――。 貧困世帯の子ども向けの学習支援教室に参加したある女性は、学校でいじめを受けた経験から不登校状態になり、勉強についていけなくなっただけでなく、同年代や周りが自分のことを嫌いだという意識を持っていたという。 だが、学習支援教室の学生やスタッフが、自分のことを気にしてくれている、心配してくれている感覚に、徐々に背中を押され、安心して参加するようになったという。 彼女は、学習支援教室を、「自分を迎えてくれる場所」と振り返った。 様々な不利・困難・孤立に直面し、社会のなかで居場所を見つけづらい貧困世帯の子どもたちにとって、そうした場所や、他者とのつながりが、どれほど切実に求められているか。 本
今日本が抱える大きな問題の一つが、高齢化社会です。 団塊の世代が働き盛りだったころは、「おみこし型」で高齢者を支えていたのに、今では「騎馬戦型」となり、近い将来には「肩車型」で、高齢者を支えなければなりません。 「おみこし」➔「騎馬戦」➔「肩車」と、支える側の人数はどんどん減っていき、このままでは、現役世代の負担は増すばかりです。 上記の絵のように、たくさんの人で支えれば、1人あたりの負担は軽くてすみます。ですが、年金受給者の人口ボリュームが圧倒的に増えてしまった今の日本では、もう「おみこし型」で高齢者を支えるのは不可能です。 「騎馬戦型」ですら危うい状態にあり、そう遠くないうちに、下記の絵のように、肩車型で支えることになるでしょう。 「肩車型」で支えるとなると、1人あたりの負担は非常に重く、現役世代の手取り額は増えないままです。お給料が少ないと子育てに回すお金が捻出できず、結婚や子供を諦
収束の見えないコロナ禍で、生活困窮者対象の炊き出しに並ぶ女性が増えている。中には雇い止めなどで失業して家賃が払えず、住まいを失う危機に直面している人もいる。かつて長期間にわたり「女性ホームレス」のフィールドワークに取り組んだ京都大学大学院准教授・丸山里美氏に、その体験を踏まえ、実態が見えにくい女性の「隠れた貧困」について聞いた。 日本で「ホームレス問題」が顕在化したのは、1990年代、バブル経済崩壊後の不況期だ。 当初、大阪・釜ヶ崎(西成区)、東京・山谷(台東区)、横浜・寿町(中区)などの「寄せ場」(日雇い労働者を集める市場)周辺で、仕事が急減して簡易宿泊所(ドヤ)の宿代が払えず、野宿する日雇い労働者が増えていた。不況が深刻化するにつれ、野宿者は寄せ場から都市の広い範囲で見られるようになっていく。 丸山氏が野宿者に関心を持つようになったのは、大学生の時に「好奇心」から釜ヶ崎で炊き出しに参加
2020年春以降、生活困難な層が急速に拡大し、貧困の現場でも緊急事態が到来した。新宿を中心に路上生活者や幅広い生活困窮者の相談・支援を行う稲葉剛氏が実際に見聞きした窮状とはどれほどのものなのだろう。 ここでは「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう!」を合い言葉に活動する「一般社団法人つくろい東京ファンド」代表理事を務める稲葉剛氏の著書『貧困パンデミック 寝ている『公助』を叩き起こす』(明石書店)の一部を抜粋。飢餓レベルの貧困にあえぐ人々の実情について紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) 従来とは異なる層の人たちが炊き出しの列に並ぶ この冬、全国各地で続けられている生活困窮者支援の現場で異変が生じている。 支援を求めて集まる人が増加しているのに加え、従来とは異なる層の人たちが炊き出しの列に並ぶという現象が起こっているのだ。 この正月、東京・四谷の聖イグナチオ教会のホールを借り
<自分が思いがけなく転んだときにそのまま坂を転げ落ちずにすむ社会を、日本も考えておくべき> シングルマザーになった若い女性が生活のために富裕層の家を掃除する「メイド」の仕事についた回想録『Maid』は、発売早々全米ベストセラーとなり、バラク・オバマ前大統領は2019年に年間推薦図書に選出した。2021年にはNETFLIXで映像化も決定している。 この回想録で描かれるメイドは、自分を見えない幽霊のように扱う者たちの台所やトイレを毎日磨き続ける。だが、著者は貧困、DVを振るう元パートナーや経済的自立を阻む恋人、穴だらけの福祉、偏見の目、そして誰からも尊重されない孤独の中、それら全てが低下させる自己肯定感に苛まれながらも、作家になる夢と、自らの解放を叶えていく。 社会から不運にも疎外された者が地べたから見た格差社会の眺めと、少しずつでも自ら未来を変えていく希望を描いたこの回想録が、今月邦訳出版さ
2020/12/13追記 本記事は有料記事へ移行しました。 ------------------------- 今年の4月くらいにこの記事がバズりました。今でもネット上のどこかでこの記事のリンクが漂っているのではないのでしょうか。おそらくそこから記事を読みに来てくれた人もいるかもしれません。この記事は特に有益な内容は書いておらず、それまでの経験を決して忘れることがないよう、昔の自分が今の自分に宛てて出した手紙のようなものです。おそらくこれを読んで得られるものは特に無いでしょう。本人の予想を超え、あまりにも多くの人の目に触れたため、ピークは過ぎたであろう頃合いで有料化をすることに決めました。 この記事がバズってから今日まで様々なコメントがこのブログにも寄せられ、その殆どがかつてのご自身の境遇と重ねるものが殆どであり、その切実さに胸打たれたこともありました。ネット上のやりとりではありますが、相
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