株式会社大沼(おおぬま)は、かつて山形県山形市に本社を置き、百貨店を営んでいた企業およびその店舗。日本百貨店協会に加盟していた。ルーツとなる企業は江戸時代の1700年(元禄13年)に創業[2]。 2020年(令和2年)1月に経営破綻して閉店したため、山形県は日本で最初に百貨店がない県となった[5][6]。 歴史・概要[編集] 創業から百貨店開業まで[編集] 1700年(元禄13年)に、初代大沼八右衛門が山形の七日町(なぬかまち)で荒物屋を創業したのが始まりである[7]。 百貨店を経営する企業のルーツとしては、1611年(慶長16年)創業の松坂屋、1673年(延宝元年)創業の三越に次いで3番目に古い老舗企業である[7]。 しかし、百貨店の経営に乗り出したのは第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)7月に、資本金500万円で株式会社大沼百貨店を設立し[1]、七日町の国道13号(現・国道112