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  • 巡航戦車になったおぷ on Twitter: "『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…"

    『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…

      巡航戦車になったおぷ on Twitter: "『戦争における「人殺し」の心理学』という、かなり読まれておりそして評価も高い本がある。あれはかなりおかしなところがあるものなんだけれども指摘する声は無いようだ。さて…"
    • 『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』(草思社) - 著者:デヴィッド・スタックラー 翻訳:橘 明美,臼井 美子 - デヴィッド・スタックラーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

      不況下において財政刺激策をとるか緊縮財政をとるかは、人々の健康、生死に大きな影響を与える。世界恐慌から最近の「大不況」までの各国の統計から、公衆衛生学の専門家が検証した最新研究。… 不況下において財政刺激策をとるか緊縮財政をとるかは、人々の健康、生死に大きな影響を与える。世界恐慌から最近の「大不況」までの各国の統計から、公衆衛生学の専門家が検証した最新研究。長年の論争に、イデオロギーではなく、「国民の生死」という厳然たる事実から答えを導く一冊。 緊縮財政が著しく国民の健康を害して死者数を増加させるうえ、景気回復も遅らせ、結局は高くつくことを論証する。 昨今のコロナウイルス対策における政府の対応をめぐり、様々な議論が日々交わされています。その中でも、経済対策の在り方は、経済だけでなく人の生き死ににも直結する最も重要なトピックの1つであり、各国の対応や日本における動向が常に注目されています。こ

        『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』(草思社) - 著者:デヴィッド・スタックラー 翻訳:橘 明美,臼井 美子 - デヴィッド・スタックラーによる前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
      • 歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - HONZ

        歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 近年、ロケットのための計算に明け暮れていた女性たちを描き出したノンフィクション『ロケットガールの誕生』や、ディズニー初期の女性アニメータたちの活躍を取り上げた『アニメーションの女王たち』など、歴史の影で見過ごされてきた女性たちの活躍を取り上げるノンフィクションが増えてきている。今回紹介したい『コード・ガールズ』も、第二次世界大戦中にアメリカ軍に所属し暗号解読に従事した女性たちの活躍を取り上げた、流れに連なる一冊だ。 第二次世界大戦時に暗号解読分野で女性が活躍していたという話は、本書を読むまでまったく知らなかったが、実は1945年にはアメリカ陸軍の暗号解読部門1万500人のうち、約7000人、つまり70%ほどが女性だったし、海軍にも4000人もの女性暗号

          歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てるノンフィクション──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - HONZ
        • 「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)

          職場でも学校でもネットでも、「空気が読める」ことが必須の日本人。それが、どうしようもなく生きづらいと感じる要因になることもある。脳科学者の中野信子さんの新刊『空気を読む脳』では、そんな日本人の「空気を読む脳」が私たちにどのような影響を与えているかを分析していて興味深い。今回、そんな中野さんへの特別インタビューを敢行。日本では、空気を読む力が強い人として「エリート」「体育会系」などが多いしたうえで、空気を読む人たちの意外な側面を浮かび上がらせていった――。 「ステレオタイプな人」ほど空気を読んでいる 日本には「ステレオタイプ」という言葉があります。 ステレオタイプとは「社会に広く浸透している固定的な概念やイメージ」というような意味ですから、ステレオタイプの人というのはもっとも空気を読む力が強い人たちとも言えるでしょう。 そしてほとんどの日本人が、実は無意識に空気を読んでステレオタイプの行動を

            「空気を読む」のがうまい人が、なぜか絶対にやらない「意外なこと」(中野 信子)
          • 9割の人が知らない「本を集中して読み続けられない」を解決するスゴ技

            ダイヤモンド社にて、書籍事業を担当する局。ビジネス、実用、教育、サイエンスなど多様なジャンルの書籍を刊行している。 だから、この本。 ダイヤモンド社の話題の1冊を取り上げ、書き手・作り手の思いや執筆動機、読んでほしい理由を深掘りするインタビュー連載。著者・訳者・デザイナー・編集者など、本に関わるさまざまな人たちの「だから、この本を書きました」「作りました」をお届けします。連載の詳細・記事一覧はこちら。 バックナンバー一覧 『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』。この税込3000円超、788ページの分厚い1冊が、今爆発的に売れている。発売わずか1ヵ月半で7万部を突破し、書店店頭やネット書店でも売り切れが続出。ただ読むだけでなく、多くの人がSNSで「こんな風に学んでいます」「実践しています」と報告する、稀有な本だ。 興味深いのは、本書の著者が学者でも、ビジネス

              9割の人が知らない「本を集中して読み続けられない」を解決するスゴ技
            • 『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』 - HONZ

              「意志の強さは成功するかどうかと無関係」と喝破するビジネス書が現れた。確かに仕事がうまくゆかないとき、「自分の意志が弱いから」と落ち込む人は少なくない。「意志力の不足」が一番の原因と考える経営者も多い。 しかし、気合いを入れても集中力が続かないことはよくある(恥ずかしながら私自身、しょっちゅうそうだ)。本書はそうした悩みを持つ人に一筋の光をもたらす優れた自己啓発書である。 本書の原題は『Willpower Doesn’t Work』(「意志力など役に立たない」)である。著者は米国の組織心理学者で、成功するために「意思の力」を用いるのは大間違いだと説く。意思に頼っても過去の自分からは脱却できないからだ。 その反対に著者は、自己の内部ではなく外部の環境を変えることで、無理なく状況を変化させるテクニックを指南する。表紙裏のページには「環境を作りコントロールしないと、環境に作られコントロールされて

                『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』 - HONZ
              • 自由人がいま最高だな、と思うマンガ5作+α|竹村響 Hibiki Takemura

                出版社に所属していたときはあんまり特定の作品について言及したりすることをしていませんでした。ある作品を褒めるっていうことは、また違ったある作品を褒めていないことにもつながるじゃないですか。 でも当然、普段読んでいるマンガでこの作品がめっちゃ好きとか、あるわけです。自分の出版社の本しか読んでないわけじゃないんですそりゃ。 せっかく会社辞めたので、この年末、自分的このマンガがすごい、みたいなnoteでも書いてみようかと。 これもまた自由というものですね。 振り返ってみたらいまめっちゃ好きだなこのマンガ、っていうのが5作品ありました。順番ではないです。順不同。 ① リサの食べられない食卓 黒郷ほとり 小学館さんのサンデーうぇぶりで読めます。ぼくはコミックス派なのでこれに限らず連載は追っかけてないですが。 主人公のリサちゃんは吸血鬼です。この作品の中の吸血鬼は食事をしません。栄養補給は人の血のみ。

                  自由人がいま最高だな、と思うマンガ5作+α|竹村響 Hibiki Takemura
                • 医学の発展に貢献したにもかかわらず、歴史から抹消されてしまった人々を掘り起こす──『帝国の疫病 - 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』 - 基本読書

                  帝国の疫病――植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか みすず書房Amazon「疫病(えきびょう)」とは、集団発生する伝染病などのことを指す。少し前ではコレラや赤痢。最近ではコロナウイルスなどのような病のことである。同様の病は昔からあったが大きな問題になるようになったのは多文化がより頻繁に交錯するようになったこの数百年のことで、疫病の広がりと共に疫学もまた発展を遂げてきた。 本書は主に疫病に対抗する疫学がどう発展してきたのかの歴史をたどるわけだが、そこからさらに踏み込んで「疫学の発展に大きな貢献を果たしてきたにもかかわらず、これまで歴史からその存在を抹消されてきた人たち」に光を当てた一冊である。どういうことかといえば、1700年〜800年代はまだまだ観測技術や遺伝子についての理解も進んでいなかったから、医学の理論や検証のために用いられてきた主な手段は現場を観察し法則を見つけたり検証を

                    医学の発展に貢献したにもかかわらず、歴史から抹消されてしまった人々を掘り起こす──『帝国の疫病 - 植民地主義、奴隷制度、戦争は医学をどう変えたか』 - 基本読書
                  • 翔泳社、「Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書」を刊行 |fabcross

                    本書は、 VOSTが開催する技術者向けIoT講座を書籍化したものだ。読者対象は、 IoT関連のサービスやプロダクトを実務で利用したいエンジニア。本書では、センサーから集めたデータをもとに、Pythonを利用したデータの扱い方(データ収集)やAIとの連携(データ分析)、セキュリティについて、サンプルを動かしながら学習できる。 全9章構成。冒頭2章でIoTの概要や仕組みについて説明した後、第3章から最終章にかけては、Raspberry Piのセットアップと基本操作、センサーによるデータの取得、クラウドストレージへのデータ保存に加えて、IoTによるデータの可視化やアクチュエーターの遠隔操作などについて解説する。また、付録ではAzure Machine Learningを利用した人工知能の作り方や、Pythonの基礎についても取り扱う。 著者はVOST。A5判240ページ、価格は2800円(税抜)

                      翔泳社、「Pythonで動かして学ぶ!あたらしいIoTの教科書」を刊行 |fabcross
                    • ムット on Twitter: "前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな"

                      前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな

                        ムット on Twitter: "前に読んだ本、日本近代文学を「家長になりそこねた男たちの恨み節の系譜」って評してて、キレキレで面白かったんだけど、ほんとそれで、おじさんが書いておじさんが評価しておじさんが共感できるおじさんストーリーを教養とか権威としてきたんだよな"
                      • 読書メモ:統計学を哲学する(大塚淳 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                        統計学を哲学する 作者:大塚 淳 発売日: 2020/10/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 発売後すぐに入手し、夢中になって読んだ『統計学を哲学する』。とても大事な本だと感じ、Twitterで次のような(押しつけがましい)投稿もした。 大げさに聞こえるかもしれないことを言います。大塚淳『統計学を哲学する』は、自然科学・情報科学に従事する日本語圏のすべての学生や研究者が、まる一週間手元の勉強や研究を止めてでも読む価値のある本だと思います。https://t.co/DHQ1SwnuKb — R. Maruyama (@rmaruy) 2020年10月28日 ところがその後、書店で『統計学を哲学する』を眺めたという知り合いから、次のようなことを言われた。 「哲学者が統計学を語る意味がよくわかりません。」 「数ページ読んでみたけど、哲学用語が頭に入ってこず、やめてしまいました。」 これに

                          読書メモ:統計学を哲学する(大塚淳 著) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
                        • 探求型小説についてのメモ - TBCN

                          はじめに 以下はmurashitさんの次の記事に触発されて書くものです。 murashit.hateblo.jp そういえば私もこのへんのハナシが好きだったはずだけど、最近読んでなかったな、と思って、じゃあ自分の好みをまとめておこうかな、という気持になったのです。 タイトルに挙げた「探求型小説」というのは仮につけたものです。この手の作品はけっこう多いので、たぶんもっと適当なネーミングをしている人がすでにいるはずですが、私は以下、この名称のもとにいくつかのジャンルに当てはまる特徴をまとめてみたいと考えています。 近いことはこれまで、「歴史ミステリ」についてだとか、「メタフィクション」についてだとかの中で、書いてきました。今回書くのは、それらの考え方を敷衍したものです。 探求型小説の特徴 私が「探求型小説」と呼ぶ型の特徴は、次の三つです。 ①主人公がある対象(謎、事件、人物など)について調査探

                            探求型小説についてのメモ - TBCN
                          • 書評についてちょっとだけ余談 - 誰がログ

                            下記の記事で言及もいただきましたのでちょっとだけ。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp ちなみに,私はどちらも未読なのでここで取り上げられている本とその書評(?)の評価などはしません。 書評の対象 ブコメにも書きましたし,この記事のツリーにも似たような指摘がありますが,学問分野の専門書ではかなり厳しい書評が書かれることもそれほど異例ではないと思います(少なくとも酷評されたということだけを根拠にトンデモと判断するのは難しい)。詳しい研究トピックに関するものだと「かなり抑えて書いてるけどそうとうお怒りだ」のように感じ取れることもあったり。どれぐらい厳しい表現を使うかは研究者によるといったところでしょうか(過激すぎると表現に対する修正のお願いが入ることもあるとかないとか)。 ただ,研究者が書く書評に誉めているものが多いと見える場合もあるでしょう。分野にもよるで

                              書評についてちょっとだけ余談 - 誰がログ
                            • 『ヴァイキングの歴史――実力と友情の社会』熊野聰 著/小澤実 解説 | Call of History ー歴史の呼び声ー

                              ヴァイキングは概ね八世紀から十一あるいは十二世紀まで活動した北欧の人々で、一般的なイメージではロングシップに乗った赤ら顔の海賊であるが、このイメージは見直されて久しい。本書は名著として名高い1983年に刊行された『北の農民ヴァイキング――実力と友情の社会』の改題・増補改訂版で、ヴァイキングの歴史を知る上でぜひ読んでおきたい一冊である。 本書の元となった『北の農民ヴァイキング――実力と友情の社会』の意義について、解説を寄せている小澤実氏は『略奪者であるはずのヴァイキングを「農民」ととらえ直すことにより、日本の学界と読書界にヴァイキングの実態の再定位を求めた』(283頁)、『強固な理論性と実証性』(287頁)を備えた啓蒙書であるという。その上で、本書の三つの特徴として『アイスランドとノルウェーが主たる舞台となっていること』(289頁)、『史料としてサガが多用されていること』(290頁)、『個人

                                『ヴァイキングの歴史――実力と友情の社会』熊野聰 著/小澤実 解説 | Call of History ー歴史の呼び声ー
                              • Koji Yamamoto 山本浩司 on Twitter: "読んで衝撃だった読み物として、思想 2020年1月号に入ってる姫岡とし子「ジェンダーの視点からみたヨーロッパ近代の時代区分」があるんですが、オンラインで入手できないものですかね。授業でも読んだのですが、「常識を覆された」と学生からも評判でした。多くの人に読んでほしいです。"

                                読んで衝撃だった読み物として、思想 2020年1月号に入ってる姫岡とし子「ジェンダーの視点からみたヨーロッパ近代の時代区分」があるんですが、オンラインで入手できないものですかね。授業でも読んだのですが、「常識を覆された」と学生からも評判でした。多くの人に読んでほしいです。

                                  Koji Yamamoto 山本浩司 on Twitter: "読んで衝撃だった読み物として、思想 2020年1月号に入ってる姫岡とし子「ジェンダーの視点からみたヨーロッパ近代の時代区分」があるんですが、オンラインで入手できないものですかね。授業でも読んだのですが、「常識を覆された」と学生からも評判でした。多くの人に読んでほしいです。"
                                • 書評 「読む・打つ・書く」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                  読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々 作者:三中 信宏東京大学出版会Amazon 本書は三中信宏による理系研究者のための読書論,書評論,そして執筆論の本だ.一気呵成に迸るように書かれた文章は迫力十分で,そしてすべては自分の(研究の)ためというポリシーが圧倒的に壮快だ. 第1楽章 読む:本読みのアンテナを張る*1 冒頭は「本との出会い」から始まる.本との出会いは一期一会でこれはと思う本は逃してはいけないこと,探書アンテナを張ることの重要性,ランダムな出会いもまたよいこと,多言語蔵書の深みなどが語られている. そこからいかに深く本を読むかというテーマになる.読むにはまず本を読みきって何が書いてあるかを理解するという段階,そして次になぜこの本が書かれなければならなかったかを問いかける段階があるという.そして本を学べばより世界は広がり,得られた知識ネットワークは信頼するにた

                                    書評 「読む・打つ・書く」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                  • 二重三重の早とちりに独学の限界を思う

                                    ある日本人の正月 この間、正月というものがあった。新年だ。 なにをする? 初詣だ。初詣でどこに行く? 神社だ。そして、お寺だ。 おれは過去十数年、横浜総鎮守と言われる伊勢山皇大神宮にお参りし、すぐ横にある成田山横浜別院へ行く。この位置関係、場所の取り合い、なにやら明治の廃仏毀釈の影響など想像しないでもないが、まあいい。とにかく気にしないで、神社にお参りし、寺へ行く。 これを、気にしない。今年などはそのあとべつの寺に行ったが、「同じ真言宗系だからいいよね」などと言いつつ、そもそも神社と寺をはしごすることに違和感がない。本地垂迹を心から信じているわけでもない。まあ、べつに違いはないよね、という。 「こんなのは日本人くらいだ」とはいえない。おれは世界を知らないからだ。 まったく知らない。日本から出たことない。カレー屋のネパール人とは少し話すこともあるが、宗教の話まではしない。カレー屋の壁には公明

                                      二重三重の早とちりに独学の限界を思う
                                    • 【2019年12月版】世界史関連の新刊30冊+α - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                      2019年8月〜12月の世界史関連の新刊の紹介 前回が8月だったので約半年間、間が空いてしまいました。 半年分の世界史関連の新刊をガッツリ紹介いたします。年度末ですし、年末年始に読む面白そうな本をどうぞ見つけてください。 1. 「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」 大木殻 岩波書店 2019/7/20 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書) 作者: 大木毅 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/07/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。日本人の想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。 これはどの本屋に行っても目立つところに置いて

                                        【2019年12月版】世界史関連の新刊30冊+α - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                      • 突然ですが『絶対に解けない受験世界史3』を出版します! | パブリブ Publib LLC

                                        突然ですが『絶対に解けない受験世界史3』を出版します! 著者は稲田義智さんで副題は「悪問・難問・奇問・出題ミス集」です。 シリーズ名は「大学入試問題問題」でそれの第3巻に当たります。 数々の出題ミスを暴露してきた本シリーズ 早慶悪問激減・上智世界史ほぼ撤退・センター試験終了 シリーズ継続すら危ぶまれたが杞憂に! 次から次へと出てきて過去最多ページ数に! 大学入試の問題制作者から、かなり恐れられ続けてきた本シリーズ。 そのおかげもあってか早慶などの有名私立大学では悪問が激減してきています。 また上智などを含め、世界史を課す大学自体が減ってきています。 そしていよいよセンター試験も終了してしまいました。 このままだと世界史から悪問や出題ミスが激減するかと思いきや、そうでもありませんでした。 結果的に560ページという一般的に考えてもかなりの大著に。 ページ数が前巻に比べて34%も増えてしまいま

                                        • 【無料公開】はじめに/済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』より|左右社

                                          【無料公開】はじめに/済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』より 日本に住みながらルーマニア語で小説や詩を書いている日本人の小説家。 この文章を見て「なかなか面白い〈設定〉だね!」と言ってくれる人はいるだろう。だけども「へえ、そんなことが実際にあるんだね!」と言ってくれる人、つまりこの文章を「現実」のものと思ってくれる人はいるだろうか。「いや、そもそもルーマニアってどこの国?」と言ってくる人の方が多いんじゃあないかと感じる。しかし、こんな問いかけをする俺自身がその「日本に住みながらルーマニア語で小説や詩を書いている日本人の小説家」なんだ。 まず少し、形式的な自己紹介をさせてほしい。 俺は一九九二年九月十日千葉県生まれ。今もここに住んでいて、三十年間千葉と東京からほとんど出たことがない。海外には一度たりとも行ったこと

                                            【無料公開】はじめに/済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』より|左右社
                                          • 「距離感が近すぎる付き合い」は、見たくないものまで見える。

                                            サソリとカエルの寓話をご存知だろうか? 僕はこれを弁護士である井藤公量先生のダイヤモンドルールという本で知ったのだが、実に含蓄深い。 概論を示すとこのような感じだ。 ある川辺にサソリがおりました。 サソリが向こう岸へ渡りたいと思った時、丁度そこへカエルがやって来ました。 サソリはカエルに「向こう岸まで乗っけてくれないかい。」と頼みました。 カエルは「君は刺すからイヤだよ。」と答えました。 それに対してサソリは「僕を乗せている君を刺したら僕が溺れてしまうじゃないか。そんな馬鹿なことをする訳無いよ。」と答えました。 カエルも「言われてみればそうか」と納得し、サソリを乗せることにしました。 ///////////////////////////////////////////////////////////////////// そうしてサソリはカエルの背中に乗って川を渡り始めました。川の真ん中ほ

                                              「距離感が近すぎる付き合い」は、見たくないものまで見える。
                                            • 「土井善晴のレシピ100」購入。メンチカツを作りました - たぬちゃんの怠惰な日常

                                              ※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。 ※大変申し訳ありませんが入力の関係で土井善晴先生の名字と敬称を略させていただきます。 ジョジョや北斗の拳関連以外に久しぶりに購入した本。 土井善晴のレシピ100 【PR】 リンク なんと意外や意外。お料理の本です。 新聞の宣伝をぼーっと見てて、そういや時短料理ばかりでなんだか飽きてきたなあ、と思ったのです。 時短は正義だといつもは思っています。 土井善晴を選んだ理由は。 ・家庭料理の基本が書いてある 変わった料理でなく普通の料理が食べたいのです。 ・大阪出身である 大阪出身ということは、薄味だと思うのです。 なのでうちに適した味の可能性が高いのです。 ・しっかり修行している 日本だけでなくフランスなどでも修行をしているため、ベースがしっかりしていて安心です。 ・リセールバリューが高い もし使わなくても中古市場でまあまあの値段で売れそうです。

                                                「土井善晴のレシピ100」購入。メンチカツを作りました - たぬちゃんの怠惰な日常
                                              • かわいい猫ちゃんたちのおてての写真集「ねこのおみあし」の紹介です! - ハマサンス コンプリートライフ

                                                こんばんは~!ハマクラシー君。 オイラだ!46歳のナイスガイ、ハマサンスだ! まだまだ寒い感じだが梅はだいぶ咲きはじめているな! 春の訪れが近いのを感じるぜ! 昨夜は新日本プロレスを退団したオカダ・カズチカがなぜか吉本新喜劇の舞台に出る夢を見たぜ!変な夢だったな~。 ま、いいや。 さて、今日はある本を紹介するよ! これじゃい! ねこのおみあし パイインターナショナル Amazon 『ねこのおみあし』という本だ! これはいろんな猫ちゃんたちのキュートな足、そして足があらわになっているポーズになっているところなどの写真が満載なのである! 気になるじゃろう~? ヒィ~ヒッヒッヒッヒ! 少しだけ見せてやるとしよう~~~。 うらあ!! おお・・・なんという不可能な姿勢! 床に設置して両足を開脚するとはバス・ルッテンもびっくりのポージングだぜ! 寝ているときの猫ちゃんの顔がかわいいのは当然だが、こうし

                                                  かわいい猫ちゃんたちのおてての写真集「ねこのおみあし」の紹介です! - ハマサンス コンプリートライフ
                                                • Wizard Bible事件から考えるサイバーセキュリティ - PEAKS

                                                  Wizard Bible事件、Coinhive事件、アラートループ事件の影響は大きく、セキュリティの学習・研究を自粛するという事態に陥りました。そして、現在でもそれは改善されていません。 本書はそうした事態を打破し、日本の未来を明るくしたいという願いから企画されました。 この本の序文を読む 本書はサイバー犯罪関連法の問題点について警鐘を鳴らすことを目的としています。 国民をサイバー犯罪から守るための法律が、近年になってサイバー犯罪とは必ずしも言い難い事例に適用されて大きな問題となりました。これにより、日本のセキュリティ研究が萎縮する事態に陥っています。本書では、その代表的な事件として「Wizard Bible事件」「Coinhive事件」「アラートループ事件」を採り上げて詳細を解明していきます。 Wizard Bible事件 2017年に読者投稿型のWebマガジン「Wizard Bible

                                                    Wizard Bible事件から考えるサイバーセキュリティ - PEAKS
                                                  • 数学セミナー2020年9月号|日本評論社

                                                    現在も、世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。この感染症と対峙するために数学ができることはなにか。今回は理論疫学を中心に感染症の数理を紹介する。 ※『数学セミナー』の電子書籍Kindle版は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。 __________________________ 特集=新型コロナウイルスと闘うために数学にできること __________________________ *感染症数理モデル元年に機構と外挿の狭間に立つ……西浦 博 8 *感染症数理モデル入門/SIRコンパートメントモデルと 基本再生産数……小林鉄郎・西浦 博 14 *集団免疫論を超えて……稲葉 寿 19 *国内の流行初期のデータによる予測とその評価……國谷紀良 26 *大規模流行の発生確率にまつわる数理……安齋麻美・西浦 博 30 *新型コロナウイルスの生体

                                                      数学セミナー2020年9月号|日本評論社
                                                    • 【新型コロナウイルス対応】KADOKAWAの児童書サイト「ヨメルバ」で、角川つばさ文庫&角川まんが学習シリーズを200冊以上無料公開!

                                                      【新型コロナウイルス対応】KADOKAWAの児童書サイト「ヨメルバ」で、角川つばさ文庫&角川まんが学習シリーズを200冊以上無料公開! 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、児童書サイト「ヨメルバ」(https://yomeruba.com/)にて、児童書207タイトルの無料公開をスタートしました。 児童文庫シェアNo.1『角川つばさ文庫』(※)、小学生に絶大な人気を誇る『どっちが強い!?』シリーズ、「児童書 学習まんが 日本の歴史」ジャンル売上1位『日本の歴史』(※※)などの「角川まんが学習」シリーズの中から選りすぐりの207タイトルが無料でお読みいただけます。 ※児童文庫レーベルトップシェア。公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所調べ ※※紀伊國屋書店「児童書 学習まんが 日本の歴史」ジャンル4年連続売

                                                        【新型コロナウイルス対応】KADOKAWAの児童書サイト「ヨメルバ」で、角川つばさ文庫&角川まんが学習シリーズを200冊以上無料公開!
                                                      • 小林弘幸先生の著書「リセットの習慣」を紹介!自律神経を整えましょう~! - ハマサンス コンプリートライフ

                                                        ハマクラシー君!こんばんは~! だいぶ暖かくなってきたな!そっちはどうだい? オイラは調子に乗ってパンツ一枚で寝てたらお腹を冷やして、トイレに逃げろラナウェイ状態だったよ!ア~ハッハッハ! 小林弘幸先生の「リセットの習慣」を紹介! さて、オイラ先日あるお宅へ訪問しリハビリをしていたら、家の中にラジオがかかってて、そのラジオ番組の内容が子育て的なコーナーだったのだよ。 ゲストが小林弘幸という名前のお医者さんだった。医学部の教授もしているらしいぞ。 このお医者さん、自律神経をものすっごく研究している人なのだよ。 君も知っている通り、オイラはリハビリの仕事をしているのだけれど、最近この「自律神経」というものにめっちゃ興味があるのだ! ほら、オイラ自身もうつ病だろ? これって自律神経とか超絶関係があると思うのだよ。 だから、ラジオで流れているこの人の話が、けっこう興味深かったのだ! んで、さっそく

                                                          小林弘幸先生の著書「リセットの習慣」を紹介!自律神経を整えましょう~! - ハマサンス コンプリートライフ
                                                        • 図書館の可能性 知のアーカイビング、今こそ 東京大学名誉教授・根本彰|好書好日

                                                          天井から下がる天蓋(てんがい)が目を引く岐阜市立中央図書館。2015年、複合施設内に開設した この19日から国立国会図書館によるデジタル化資料の個人向けネット送信サービスが始まり、20世紀中葉までの絶版本等の資料209万点がネット上で読めるようになっている。欧米では図書館や文書館など公的セクターが担ってきた知のアーカイビング(保存・提供)が日本でも身近なものになってきた。 リチャード・オヴェンデン著『攻撃される知識の歴史 なぜ図書館とアーカイブは破壊され続けるのか』は、図書館や文書館に蓄積された知が災害や戦争ほかの人為的な破壊によって常に危機にさらされてきたと述べる。日本でも震災や津波で図書館や博物館が破壊され、それを復旧するボランティア活動が行われたし、第二次大戦時に図書館員が蔵書を疎開させたことが知られている。 本書は、知の意図的破壊が歴史的に横行し続けてきたことの報告であるが、著者が

                                                            図書館の可能性 知のアーカイビング、今こそ 東京大学名誉教授・根本彰|好書好日
                                                          • 小説が頭に入ってこない・・・。 - ハマサンス コンプリートライフ

                                                            こんばんは~!ハマクラシー君~! 元気に過ごしているか? 最近めっきり本が読めなくなってしまったハマサンスだ! アガサクリスティーの『そして誰もいなくなった』を読んでいたのに、途中でやめてしまったのだよ。 なぜだ? 芥川龍之介の『芋粥』は読めたのに。 ううう・・・。 活字を読めなくなってしまったオイラを罵っておくれ。 そう。ひぼーちゅーしょーしてくれぃ! なぜ急にアガサクリスティーの小説を読みたくなったかって? それはというとだな・・・。 ちょっとある情報をラジオで聞いたのだよ。 ハマクラシー君は荒木あかねという作家を知っているかい? なんでも“令和のアガサクリスティー”と言われているそうな。 江戸川乱歩賞を受賞してデビューした福岡県出身の作家さんらしいよ! 同じ福岡県出身だから気になるじゃないか! ラジオを聴いていると無性にその人の作品を読みたくなってな。 ちなみに受賞した作品がこれだ!

                                                              小説が頭に入ってこない・・・。 - ハマサンス コンプリートライフ
                                                            • Kohei Ishiwata on Twitter: "ヴァン・ヘイレンのM&M'sの茶色のチョコ入れるなエピソードヤバいな https://t.co/kD4E9RN7Fk"

                                                              ヴァン・ヘイレンのM&M'sの茶色のチョコ入れるなエピソードヤバいな https://t.co/kD4E9RN7Fk

                                                                Kohei Ishiwata on Twitter: "ヴァン・ヘイレンのM&M'sの茶色のチョコ入れるなエピソードヤバいな https://t.co/kD4E9RN7Fk"
                                                              • カー『歴史とは何か 新版』(岩波書店、5月17日刊行)予告の1

                                                                近藤和彦 の懇談コーナーです。 写真は Old Schools, Cambridge の賢人たち。ちょうど対面する Trinity Hall の3階の部屋から撮りました。 このような装丁の本です。 → 岩波書店 昨年11月末から本文(第一講~)の初校ゲラが出始め、巻末の略年譜と補註の初校ゲラが出たのは2月末でした。十分に時間をかけて、くりかえし朱をいれて、多色刷りの著者校を戻し、そうした作業の最後に訳者解説を書きあげたのは3月13日。ちょうどそのころから母の具合が急に悪くなって、祈るような気持で仕事を進めました。3月末、百歳の母が力尽きて亡くなったときは、一瞬、刊行日程を1ヶ月延ばしてもらえるか、お願いしようと考えたほどです。編集サイドの最大限の支援と協力に支えられて、かつ今日のITのおかげで、瞬時にメールやPDFで正確にゲラや訂正文を送受できるので、本文は四校まで、索引は再校まで見て、ぼ

                                                                  カー『歴史とは何か 新版』(岩波書店、5月17日刊行)予告の1
                                                                • 運よく進退窮まらなかっただけの私が、『アカデミアを離れてみたら』の陰に捧げる私的なあとがき|makinott

                                                                  過日、岩波書店さんより『アカデミアを離れてみたら 博士、道なき道をゆく』と題する本が出版されました。この本は2020年春に始まったWEB上のリレー連載をまとめたもので、21名の博士の体験が綴られています。連載の初回を担当した私は、ポスドクを11年続けた末に研究の道を諦め、なんとか民間企業に転職したエピソードを寄稿しました。同じように就職に悩める博士の、何かしらの参考になることを願って書いた文章は、聞くところによるとずいぶん多くの方に読んでいただけたそうです。また、記事をきっかけに新聞に取り上げてもらう機会にも恵まれ、私なりにポスドク問題の認知向上に貢献できたのかなと思っています。(なお、出版にあたり連載の公開は終了しましたが、私の記事は試し読みとして全文ご覧いただけます。) そんな記事の公開から1年半ほどの間、他の博士の体験談やネットに流れる感想、そして新聞雑誌の書評などを拝読してきました

                                                                    運よく進退窮まらなかっただけの私が、『アカデミアを離れてみたら』の陰に捧げる私的なあとがき|makinott
                                                                  • 全ての「頭がいい人」に当てはまる唯一の共通点 東大生がたどり着いた根本条件

                                                                    「頭がいい」とは、どういう状態なのか。現役東大生の西岡壱誠氏は、「頭がいい人は、勉強や仕事を始めるときに具体的な目標を定めている。そうすると、本当に『頭がいい人』と見られるようになる」という――。 東大生の頭の良さはどういうところにあるのか 頭がいいというのは、どういう状態のことなのか? こう質問された時に、皆さんはどのような回答をするでしょうか。 「頭がいい状態」には、「記憶力がいい」とか「思考力がある」とか「頭の回転が速い」とか、いろんなものがあると思います。おそらく100人いれば100通りの答えがあるでしょう。 そのどれもが正しいわけですが、しかし基本的には「頭のいい人みんなに共通する要素」があるわけではありません。 記憶力はないけど当意即妙な返しをする頭の回転の速さを持っている人、テストでいい点は取れて本を読むのは得意だけどその知識を活用する思考力はない人……。 「東大に合格するほ

                                                                      全ての「頭がいい人」に当てはまる唯一の共通点 東大生がたどり着いた根本条件
                                                                    • 歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てる一冊──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - 基本読書

                                                                      コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち 作者:ライザ・マンディみすず書房Amazon近年、ロケットのための計算に明け暮れていた女性たちを描き出したノンフィクション『ロケットガールの誕生』や、ディズニーの初期で制作に関わった女性たちの活躍を取り上げた『アニメーションの女王たち』など、歴史の影で見過ごされてきた女性たちの活躍を取り上げるノンフィクションが増えてきている。 今回紹介したい『コード・ガールズ』も、第二次世界大戦中に米軍に所属し暗号解読に従事した女性たちの活躍を取り上げた、流れに連なる一冊だ。第二次世界大戦時に暗号解読で女性が活躍していたという話は、本書を読むまでまったく知らなかったが、実は1945年には※陸軍の暗号解読部門1万500人のうち、約7000人、70%が女性だったし、海軍にも4000人の女性暗号解読者がいた。両者を合わせれば、女性は1万1000人で、当時アメ

                                                                        歴史の影で忘れ去られていた女性暗号解読者たちの活躍に光を当てる一冊──『コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち』 - 基本読書
                                                                      • 「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!ひすいこうたろう さん著書の「ものの見方検定」 - イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

                                                                        ひすいこうたろう さん著書の「ものの見方検定」を読みました(*^-^*)📚 コピーライターの著者さんが、見方次第で、世の中は一変すると提起し、 21問からなる「ものの見方検定」を提示してくださる一冊です。 1問1問解いていくことで、「人生を100倍楽しくする」ものの見方が身につきます! あなたが今見ている世の中。 本当にその見方しかできませんか? 本書は、「人生で起きることは、すべては最高である!」と考えると決めれば、ものの見方はいくらでも変えることができると提起し、 考える力を養う方法が書かれています。 ソクラテス・秋元康・宮崎駿・竹田和平・福島正伸など偉人の名言をクイズ形式にしています。 その言葉を浴び、自分の言葉をぶつけ合うことで、あなたの思考はどんどん活性化されていきます。 この本は、時間をかけて読むものです。 1ページずつ、1文ずつ、丁寧に読んでいきましょう。 そうすることで、

                                                                          「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!ひすいこうたろう さん著書の「ものの見方検定」 - イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪
                                                                        • 「日本経済新聞を辞めてよかった」私が15年前に編集幹部と怒鳴り合ったこと 「古い大企業」に忖度する体質に落胆

                                                                          ジャーナリストの牧野洋さんは2007年まで日本経済新聞の記者だった。ニューヨーク特派員や編集委員などを歴任したが、15年前のある出来事をきっかけに退社した。一体なにがあったのか。牧野さんの著書『官報複合体 権力と一体化するメディアの正体』(河出文庫)より紹介する――。 「経営者100人に取材するように言われていただろ」 日本経済新聞社に24年以上勤めていて、怒鳴り合いをするほど編集幹部と対立したのは一度だけだった。会社を辞める半年前のことだった。15年前でもう時効だと思うので、辞めたいきさつを記しておきたい。 2006年暮れ、都内のレストラン。私は信頼する編集幹部Nと食事中だった。 「ニーマンフェローに応募したいので、協力してほしい」 ニーマンフェローとは、米ハーバード大学のジャーナリスト奨学研修制度のこと。私はいったん報道現場から離れ、もう一度充電して知見を高めたかった。だが、冷たい反応

                                                                            「日本経済新聞を辞めてよかった」私が15年前に編集幹部と怒鳴り合ったこと 「古い大企業」に忖度する体質に落胆
                                                                          • 拙著『戦国武将、虚像と実像』の紹介 - 呉座勇一のブログ

                                                                            先日、角川新書から拙著『戦国武将、虚像と実像』を発表させていただきました。 試し読み で読めます「はじめに」から分かりますように、日本における排外主義的・歴史修正主義的な言説の広がりに対して私は前々から憂慮しておりました。歴史学界の権威主義、実証主義マウンティングによって歴史修正主義を叩く、という手法が通用しないことは現実が証明しています。 歴史修正主義的な言説は、歴史的事実の捏造・歪曲や史料的根拠のない奇説・珍説に支えられています。これは、提唱者が独自に想像を巡らせ妄想を書き連ねているように見えますが、実は、その内容は江戸時代の講談・軍記物に影響を受けていたり、徳富蘇峰や司馬遼太郎の焼き直しだったりします。「根拠は弱いかもしれないが、斬新で独創的で面白い」と一般読者が思う「新説」「逆説」は、実証性どころかオリジナリティすら欠いていることが少なくありません。 本書の狙いは、史実ではない「虚

                                                                              拙著『戦国武将、虚像と実像』の紹介 - 呉座勇一のブログ
                                                                            • 首相、コロナ危機で無力さ露呈 ライバル遠ざけ人材不足:朝日新聞デジタル

                                                                              ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                                首相、コロナ危機で無力さ露呈 ライバル遠ざけ人材不足:朝日新聞デジタル
                                                                              • 橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』(岩波新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                                                7月19 橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』(岩波新書) 9点 カテゴリ:社会9点 副題は「人道と国益の交差点」。タイトルからすると単純に「難民を受け入れるべきだ」という規範的な主張をする本をイメージするかもしれませんが、副題にもあるように各国の国益をシビアに検討しつつ「難民の受け入れを進めるべきだ」という本になっています。 著者は研究者であるとともに、国際移住機関(IOM)やUNHCRの職員、法務省の入国者収容所等視察委員会の委員、法務省の難民審査参与員などを務めてきた実務家であり、本書は理想と実務のバランスを意識しながら論じられています。 理想を掲げて終わるでもなく、現実の問題を数え上げて終わるのでもなく、「難民問題」という難しい問題が適切なやり方で論じられた本です。 目次は以下の通り。はじめに第一章 難民はどう定義されてきたか――受け入れの歴史と論理第二章 世界はいかに難民を受け入

                                                                                • 中北浩爾『日本共産党』(中公新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                                                  6月9 中北浩爾『日本共産党』(中公新書) 8点 カテゴリ:政治・経済8点 『自民党―「一強」の実像』(中公新書)や『自公政権とは何か』(ちくま新書)などの著者が今回挑むのは日本共産党。野党共闘の鍵となる存在でありながら、外側からはその内実がよくわからない日本共産党について、その歴史を紐解きながら実像に迫っていきます。 『自民党―「一強」の実像』や『自公政権とは何か』では、基本的に現在の意思決定や選挙対策などをとり上げて分析していましたが、今回の『日本共産党』の記述のメインとなるのはその歴史です。 これは日本共産党が現存する政党の中で最も古い歴史を持ち、その政策や意思決定の過程がかなりの部分、過去の積み重ねによって規定されているからです。 そのため、本書は本文だけで400ページ以上あり、なおかつソ連が崩壊するまでの記述で300ページ近くあります。そのため、個人的には面白く読めましたが、前半

                                                                                  新着記事