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  • 「教師の質」は生徒の成績にほとんど影響しないという研究結果

    by 12019 「優れた教師は生徒の成績をアップさせる」ということは広く信じられており、過去の(PDFファイル)調査では教師の資格や教室編成能力が、生徒の成績を最大で30%も左右すると示されていました。ところが、ニューイングランド大学の研究チームが合計で4533組の双子を調査した研究では、教師の質やクラスの規模が生徒の成績に及ぼす影響は2~3%ほどしかないと結論づけられています。 Estimating classroom-level influences on literacy and numeracy: A twin study. - PsycNET https://psycnet.apa.org/record/2019-60508-001 Don't blame the teacher: student results are (mostly) out of their hands

      「教師の質」は生徒の成績にほとんど影響しないという研究結果
    • 「mRNA」を脳梗塞状態のラットに投与 脳神経の死滅防止に成功 | NHKニュース

      新型コロナウイルスのワクチンにも使われている「mRNA」と呼ばれる遺伝物質を、脳梗塞のような状態になったラットの脳に投与することで脳の神経が死滅するのを防ぐことに成功したと、東京医科歯科大学などのグループが発表しました。 「mRNA」は、細胞がたんぱく質を作るときの設計図にあたる、遺伝情報が含まれた物質で、新型コロナウイルスのワクチンにも活用されるなど、医薬品への応用が注目されています。 東京医科歯科大学生体材料工学研究所の位高啓史教授らのグループは、「BDNF」という神経細胞を保護する働きのあるたんぱく質を作る「mRNA」を脳に血液が行かなくなる脳梗塞のような症状で脳の神経細胞が死滅し始めたラットに投与しました。 その結果、何もしないラットでは生き残った脳の神経細胞は5%未満だったのに対して、この「mRNA」を投与したラットでは50%余りの細胞が生き残ったということで、記憶力の低下も抑え

        「mRNA」を脳梗塞状態のラットに投与 脳神経の死滅防止に成功 | NHKニュース
      • 「若年性アルツハイマーになりやすい一族なのに70代まで発症しなかった女性」から新たな治療法が見つかる可能性

        by Matthias Zomer アルツハイマー病は認知機能の低下や人格の変化などの症状を伴う病気で、多くの研究者らが治療法を探して研究を続けていますが、有効な治療法は確立されていません。そんな中、血のつながる6000人近い人々が若年性アルツハイマー病を発症する「若年性アルツハイマー病になりやすい遺伝子変異を持つ一族」でありながら、70代になるまでアルツハイマー病にならなかった女性が発見され、新たな治療法を見つける鍵になると注目されています。 Resistance to autosomal dominant Alzheimer’s disease in an APOE3 Christchurch homozygote: a case report | Nature Medicine https://www.nature.com/articles/s41591-019-0611-3 Why

          「若年性アルツハイマーになりやすい一族なのに70代まで発症しなかった女性」から新たな治療法が見つかる可能性
        • タイラー・コーエン「遺伝が大半の社会的結果を決定する:グレゴリー・クラークのワーキングペーパー」(2021年3月2日)

          [Tyler Cowen, “The Gregory Clark working paper,” Marginal Revolution, March 2, 2021 ] この論文はみんなにぜひ知ってもらいたい.アブストラクトを抜粋しよう: 経済学・社会学・人類学では,「社会的な結果を主に左右するのは,親の投資と共同体での社会順応だ」という信念が支配的だ.本研究では,1750年から2020年までのイギリス人40万2,000名の血筋を用いて,単純な相加的遺伝学モデルよりもそうした仕組みの方が結果をよりよく予測するのかどうかを検証する.富の継承を除いて,あらゆる事例で遺伝学モデルの法がよりよく予測する.だが,遺伝学モデルでは,複数世代にまたがる地位の長期的存続には,生殖において強い遺伝的な選別が必要となる.これは,近年まで不可能と考えられてきた.しかし,1837年から2020年までの長きにわた

            タイラー・コーエン「遺伝が大半の社会的結果を決定する:グレゴリー・クラークのワーキングペーパー」(2021年3月2日)
          • 脳や心臓さえも再生するウーパールーパーの「再生遺伝子」が特定される

            by Seánín Óg ペットとしての人気も高いウーパールーパー(メキシコサンショウウオ)は、四肢だけでなく尾・目・卵巣・肺組織・脊髄・心臓や脳の一部でさえも再生できるという驚異の再生能力を持っています。そんなウーパールーパーが持つ「再生能力に関わる遺伝子」を、イェール大学の研究チームが発見しました。 Multiplex CRISPR/Cas screen in regenerating haploid limbs of chimeric Axolotls | eLife https://elifesciences.org/articles/48511 Tiny salamander's huge genome may harbor the secrets of regeneration -- ScienceDaily https://www.sciencedaily.com/relea

              脳や心臓さえも再生するウーパールーパーの「再生遺伝子」が特定される
            • "ゲノム編集食品は食べると危ない"の大ウソ 科学的根拠抜きの"感情論"はキケン

              10月から始まったゲノム編集食品の届け出制度。消費者団体からは、遺伝子を操作することを不安視する声も上がっている。科学ジャーナリストの松永和紀氏は、「ゲノム編集食品が健康に悪影響を与えることを示す根拠は今のところない。やみくもに不安視するのではなく科学的根拠に基づく判断が必要だ」という——。 ゲノム編集食品をめぐる報道には「責任逃れ」が多い 新聞やテレビでゲノム編集食品がとりあげられることが増えてきました。たいていこんな具合です。 1.ゲノム編集食品が近く、食卓に登場する 2.ゲノム編集食品はこれこれしかじか。安全だと国は言う 3.でも、リスクも指摘されている 4.新技術に、消費者は不安を訴えている つまり、両論併記です。たとえば、NHKが9月24日に放送したクローズアップ現代では、科学者が「安全だ」と言い、消費者団体幹部が「ゲノム遺伝子をいじるということは非常に危険なこと」と訴え、司会者

                "ゲノム編集食品は食べると危ない"の大ウソ 科学的根拠抜きの"感情論"はキケン
              • 遺伝子組み換えた蚊7.5億匹を放つ計画、地元が承認 米フロリダ州

                (CNN) 遺伝子を操作した7億5000万匹あまりの蚊を、2021~22年にかけて米フロリダ州フロリダキーズに放つ計画が、地元当局に正式承認された。この計画に対しては地元住民が反対運動を展開してきた経緯があり、環境保護団体は「ジュラシックパーク実験」と非難している。 計画については米環境保護局(EPA)が今年5月、フロリダ州は6月に承認しており、今回、地元モンロー郡が正式承認した。 計画に反対してきた団体は19日に声明を発表し、「間違いがあったらどうなるのか、我々には分からない。EPAは環境リスクについて真剣に分析することを不当に拒んだ。今、リスクについてさらなる検証を行うことなく、実験が遂行される」と批判している。 今回の実験の目的は、殺虫剤散布の代わりに遺伝子操作した蚊を使ってネッタイシマカを駆除できるかどうか検証することにある。ネッタイシマカはジカ熱やデング熱、チクングンヤ熱、黄熱病

                  遺伝子組み換えた蚊7.5億匹を放つ計画、地元が承認 米フロリダ州
                • “精神疾患と関連の遺伝子 脳神経細胞の発達に影響”研究発表 | NHK

                  さまざまな精神疾患などに関連しているとされ、これまで詳しい働きが分かっていなかった遺伝子が脳の神経細胞の発達に影響を与える仕組みをマウスを使った実験でつきとめたと国立精神・神経医療研究センターなどのグループが発表しました。 この研究は、国立精神・神経医療研究センターの星野幹雄部長などのグループが国際的な科学雑誌に発表しました。 グループでは、ダウン症との関連や統合失調症などの精神疾患との関連が指摘され、これまで詳しい働きが分かっていなかった「DSCAM」という遺伝子に注目し、この遺伝子を人工的に働かなくさせたマウスにどのような影響が出るかを調べました。 その結果、遺伝子が働かないマウスでは、小脳の神経細胞で、シナプスから放出された余分な神経伝達物質が効率よく吸収されず、過剰に残ってしまうことでシナプスの発達が妨げられていることが分かったということです。 グループによりますと、この遺伝子は特

                    “精神疾患と関連の遺伝子 脳神経細胞の発達に影響”研究発表 | NHK
                  • 「アスリートの遺伝子を解析する試み」によってスポーツ界が激変する可能性がある

                    by Jill Carlson (jillcarlson.org) 2003年にヒトゲノムの塩基配列が解読完了して以来、「人の身体能力に影響を与える遺伝的要因は何なのか」が明らかになりつつあります。また、技術の進歩によって遺伝子解析のコストが低下し、商業サービスとして提供する企業も誕生しました。遺伝子解析が手軽に行えることによってスポーツの世界がどんな影響を受けるのか、エディスコーワン大学のグレゴリー・ハフ教授が解説しています。 Will the genetic screening of athletes change sport as we know it? https://theconversation.com/will-the-genetic-screening-of-athletes-change-sport-as-we-know-it-122781 ハフ教授は、スポーツのパフォー

                      「アスリートの遺伝子を解析する試み」によってスポーツ界が激変する可能性がある
                    • 北米原産の毒毛虫、4億年前に細菌から遺伝子獲得 豪研究

                      サザン・フランネル・モスの幼虫。クイーンズランド大学提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / The University of Queensland 【7月11日 AFP】ふわふわした毛で覆われた北米原産の毛虫に刺されると、猛毒のため焼けるような痛みを感じる。11日に公表されたオーストラリアの分子生物学者チームの研究結果によると、その毒は4億年以上前に細菌から獲得したメカニズムによって生成されており、人間の細胞に穴を開けていることが分かった。 この毛虫は、北米に生息し、カシやニレの葉を食べるガの一種「サザン・フランネル・モス(別名アスプ)」の幼虫。密生した毛で覆われており、害があるようには見えないが、とげが隠れている。 豪クイーンズランド大学(University of Queensland)の研究チームによると、とげには毒があり、刺されて病院に搬送される事例も多い。「焼けた石炭

                        北米原産の毒毛虫、4億年前に細菌から遺伝子獲得 豪研究
                      • “Muse細胞”脳梗塞患者の身体機能が改善

                        iPS細胞・ES細胞に続く万能細胞『Muse細胞』の効果が明らかになりました。 Muse細胞は、ヒトの骨髄に存在し、さまざまな細胞に置き換わることができます。傷ついた細胞から出るSOSシグナルを静脈から投与されたMuse細胞がキャッチ。すると損傷のある場所へ向かい自ら置き換わって修復します。 今回、発表されたのは、脳梗塞で介助なしの生活が困難になった患者にMuse細胞を投与した治験の結果です。 東北大学医工学研究科・新妻邦泰教授:「70%近くの患者が日常生活自立まで到達。31.8%の方が職場復帰を達成」 有効性を見るため偽薬を投与したグループと比べると、Muse細胞を投与した患者は1年後に運動機能が大きく改善していました。 Muse細胞の発見者の出澤教授は、現在、進められているほかの病気に対する治験にも期待を寄せています。 東北大学医学系研究科・出澤真理教授:「今回の脳梗塞の治験結果は、非

                          “Muse細胞”脳梗塞患者の身体機能が改善
                        • アングル:中国人口減に歯止めか、独身女性の体外受精 一部で解禁

                          アイテム 1 の 3  IVFが中国全土で自由化されれば、既に世界最大の不妊治療市場となっている中国で需要がさらに拡大してもおかしくないため、投資家の間でも期待が広がっている。写真は不妊治療を専門とする北京の病院で4月6日撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang) [1/3] IVFが中国全土で自由化されれば、既に世界最大の不妊治療市場となっている中国で需要がさらに拡大してもおかしくないため、投資家の間でも期待が広がっている。写真は不妊治療を専門とする北京の病院で4月6日撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

                            アングル:中国人口減に歯止めか、独身女性の体外受精 一部で解禁
                          • 新型コロナから回復しても20%の男性は精子が生産されない? - ナゾロジー

                            新型コロナウイルスには「不妊化ウイルス」としての側面があるかもしれません。 2月1日、ジョンズホプキンス大学の研究者たちにより『Human Reproduction』に掲載された論文によれば、新型コロナウイルスから回復した男性の5人に1人が、精子が全く生産されない「無精子症」になっていることが示されました。 無精子症の発生率は通常1%ほどであることを考えると、20%は異常に高い数値と言えます。 しかし、なぜ体の中からウイルスが消えたにもかかわらず、影響は続いていたのでしょうか?

                              新型コロナから回復しても20%の男性は精子が生産されない? - ナゾロジー
                            • 「脳細胞のなかには、死後に活性化するものもある」研究結果で明らかに

                              「脳細胞のなかには、死後に活性化するものもある」研究結果で明らかに2021.03.29 08:0017,008 Ed Cara - Gizmodo US [原文] ( Rina Fukazu ) 活性化するものもあれば、増加するものもありー。 人間は最期を迎えるとき、脳細胞に興味深い動きがみられることがわかりました。先日Scientific Reportsで発表された研究によると、死後まもなく脳細胞内のある“ゾンビ遺伝子”がしきりに活性化し、これにより一部の細胞が数時間にわたって(上の画像のように)膨張するという証拠を発見。 遺伝子によって違う動き人間の細胞は、臨床的に死んだとみなされた後でもしばらくの間は機能していて、徐々に消えゆくことは周知の事実かもしれません。ただ、ほぼすべての細胞が同じ遺伝子情報を持っているにもかかわらず、細胞の種類によって遺伝子情報の発現は異なります。研究者たちが

                                「脳細胞のなかには、死後に活性化するものもある」研究結果で明らかに
                              • 人間の尻尾がなくなった理由!「尻尾がなくなる遺伝子」を発見! - ナゾロジー

                                霊長類は大きく2つのグループに分けられます。 それは「尻尾のない類人猿」と「尻尾があるサル」です。 ヒトを含む類人猿の祖先は今から約2500万年前にそれ以外の霊長類から遺伝的に分岐し、サルが持っていた尻尾をなくしました。 しかしこれまで類人猿から尻尾がなくなった遺伝的な原因は特定されていなかったのです。 ところが今回、米ニューヨーク大学ランゴーン医療センター(NYU Langone Health)の研究により、尻尾のない類人猿にはあって、尻尾のあるサルにはないDNA断片がついに発見されました。 このDNAをマウスに挿入すると、生まれてくる子供から尻尾が消失しました。 研究の詳細は2024年2月28日付で科学雑誌『Nature』に掲載されています。

                                  人間の尻尾がなくなった理由!「尻尾がなくなる遺伝子」を発見! - ナゾロジー
                                • 「兄が発達障害。自分も遺伝しているかもしれない」という相談に精神科医の答えは? | AERA dot. (アエラドット)

                                  「兄が発達障害。自分も遺伝しているかもしれない」という相談に精神科医の答えは? 医療が届かずに悩んでいる方へ 一精神科医の切なる想い 千葉大学病院・精神神経科特任助教の大石賢吾医師が、認知症、発達障害に関するあなたの悩みにおこたえします! あらゆる人間関係、組織のなかで、相談者や家族の身に起きている事態をお聞かせください。採用されたご相談は本連載で紹介します。 ※写真はイメージです(写真/Getty Images) 兄が発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害と診断されたら、「自分も兄と同じ病気なのかもしれない」という不安を抱くことでしょう。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が、発達障害と遺伝についての相談に答えます。 【20代男性Aさんからの相談】自閉症スペクトラム障害の兄がいます。自分は高校から実家を離れたのですが、以前は突然きっかけがわからず叫び出したりして大変でした。最近は

                                    「兄が発達障害。自分も遺伝しているかもしれない」という相談に精神科医の答えは? | AERA dot. (アエラドット)
                                  • 遺伝子組み換えメダカ 違法に飼育販売疑い 販売店経営者ら逮捕 | NHK

                                    遺伝子を組み換えたメダカを違法に飼育したり販売したりしたとしてメダカ販売店の経営者ら5人が警視庁に逮捕されました。10年以上前にメダカの卵が大学の研究施設から流出したことをきっかけに愛好家の間で取り引きされていたとみられるということです。 逮捕されたのは、埼玉県春日部市のメダカ販売店の経営者、増田富男容疑者(67)ら合わせて5人です。 5人はおととしから去年の間に、遺伝子を組み換えたメダカをそれぞれ自宅などで違法に飼育したり販売したりした疑いが持たれています。 遺伝子を組み換えた生物の取り引きなどは、生物の多様性と環境への悪影響を防ぐため「カルタヘナ法」と呼ばれる法律で規制されています。 警視庁によりますと、取り引きされていたメダカは大学の施設で研究のために遺伝子が組み換えられたもので、紫外線を当てると赤く蛍光発色する特徴があるということです。 平成21年から翌年にかけて、当時の大学院生が

                                      遺伝子組み換えメダカ 違法に飼育販売疑い 販売店経営者ら逮捕 | NHK
                                    • 米イェール科学者モーガン・レヴィン「私たちの寿命で遺伝的要因と推定されるのは1〜3割しかない」 | 誰もがすべき「アンチエイジング」のための第一歩とは?

                                      「○○歳とは思えない」は高齢者への褒め言葉として何の気なしに使われることが多いだろう。だが、その「ギャップ」は誰もが気にすべき重要なことのようだ。老化の生物学を研究するモーガン・レヴィン博士に英紙「オブザーバー」が聞く。 私たちには年齢が2つあると言える。暦(れき)年齢と生物学的年齢だ。暦年齢はいつ生まれたかに基づく固定的なものだ。生物学的年齢は身体の働きに即し、どんな生活を送るかという選択に影響されうる適応性のあるものだ。 モーガン・レヴィン博士(37)は、後者を測定するさまざまなツールをデザインしている。新刊『真の年齢』(未邦訳)では、生物学的年齢を定期的に測定すべきだと論じ、各自が老化の過程をチェックし、制御さえするための情報を提供してくれている。 米国イェール大学医学部で病理学と疫学の准教授を務めるレヴィンは2022年6月に、新設のアンチエイジング生命工学スタートアップ企業「アルト

                                        米イェール科学者モーガン・レヴィン「私たちの寿命で遺伝的要因と推定されるのは1〜3割しかない」 | 誰もがすべき「アンチエイジング」のための第一歩とは?
                                      • 新型コロナ、無症状者に多い遺伝的特徴を発見 米大など - 日本経済新聞

                                        米カリフォルニア大学サンフランシスコ校などは新型コロナウイルスに感染しても症状がない人に多い遺伝的な特徴を発見した。免疫の型を決める分子「HLA」が特定のタイプの人は、感染後も無症状の可能性が通常の約8倍だった。感染症の仕組みを理解することで効果的なワクチン開発などにつながるとしている。研究成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。HLAの詳細な遺伝子配列が分かっている骨髄ドナー(提供者)の登録者

                                          新型コロナ、無症状者に多い遺伝的特徴を発見 米大など - 日本経済新聞
                                        • ハッキング被害を受けた遺伝子検査ツールの23andMeがユーザーに責任をなすりつけている

                                          遺伝子検査ツールの23andMeがハッキングにより690万人分の遺伝的データを盗まれた件で、23andMeはユーザーに責任をなすりつけようとしていることが明らかになりました。 23andMe tells victims it’s their fault that their data was breached | TechCrunch https://techcrunch.com/2024/01/03/23andme-tells-victims-its-their-fault-that-their-data-was-breached/ 遺伝子検査ツールの23andMeが、ハッキングにより690万人分の遺伝的データが漏えいしたと報告しました。690万人という数字は、23andMeの全ユーザーのほぼ半数に当たるそうです。 遺伝子検査ツールの23andMeがハッキングにより690万人分の遺伝的デ

                                            ハッキング被害を受けた遺伝子検査ツールの23andMeがユーザーに責任をなすりつけている
                                          • 無罪男性のDNAデータ抹消命令 確定後も警察保管、名古屋地裁 | 共同通信

                                            マンション建設の反対運動中、現場監督に暴行したとして逮捕、起訴され、その後無罪が確定した名古屋市の薬剤師奥田恭正さん(65)が、警察が保管しているDNA型や指紋、顔写真などのデータの抹消を国に求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は18日、3種類のデータの抹消を命じた。代理人弁護士は「無罪確定後に抹消を命じる判決は初めてではないか」としている。国と県への損害賠償請求は棄却された。 西村修裁判長は判決理由で、無罪確定者のDNA型などを保管する場合は、余罪の存在など具体的な必要性が示されるべきだと指摘。示されない場合は「保管する必要がなくなったと解すべき」と述べた。

                                              無罪男性のDNAデータ抹消命令 確定後も警察保管、名古屋地裁 | 共同通信
                                            • 自閉症スペクトラム障害(ASD)の原因は約8割が遺伝であることが確認される(国際共同研究) : カラパイア

                                              100人に1人程度に発症するとされる自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会的なコミュニケーションや対人関係が苦手で、興味や活動に強いこだわりを持つといった特徴を持った発達障害の一種だ。 人によってその度合いは異なり、特に問題なく生活できることもあるが、融通がきかず、強いこだわりを持ったりするために、場合によっては毎日がとても大変なものになってしまうことがある。 その原因をめぐっては、遺伝子から抗生物質やワクチン接種、ウイルス感染、アレルギーまで、さまざまなものが疑われている。 今回、5ヶ国の200万人以上の子供たちを対象とした、これまでで最大規模となる研究が行われた。その結果、自閉症スペクトラム障害を引き起こす最大のリスク要因は遺伝子であることが判明したそうだ。

                                                自閉症スペクトラム障害(ASD)の原因は約8割が遺伝であることが確認される(国際共同研究) : カラパイア
                                              • 100年ぶりの新しい細胞分裂様式「非合成分裂」は教科書を書き換えるか?

                                                ゼブラフィッシュの特殊な細胞分裂は、効率的に細胞の数を増やすため?(表層上皮細胞の全体を観察するために細胞を1つずつ色分けされたゼブラフィッシュの幼生) nature video-YouTube <ゼブラフィッシュの表層上皮細胞でDNA複製を伴わない細胞分裂が行われるのは、「急いで細胞を増やすためではないか」と台湾・中央研究院の陳振輝博士らの研究グループは予想する。この仮説が広く受け入れられるために必要なのは?> 台湾・中央研究院の陳振輝博士らの研究グループは、小型魚のゼブラフィッシュの表層上皮細胞(SEC)の観察から、DNAを複製しない新しい様式の細胞分裂「非合成分裂」が行われていることが示唆されたと5月5日付の英科学誌「Nature」に発表しました。もし普遍的な現象であれば、生物の教科書が書き換わるほどの大発見です。 生物の条件と細胞分裂の種類 生物とは、そもそも何でしょうか。統一され

                                                  100年ぶりの新しい細胞分裂様式「非合成分裂」は教科書を書き換えるか?
                                                • やがて視力を失う子らのために――世界を旅するカナダ人家族

                                                  (CNN) 遺伝性の難病で子どもたち3人がやがて視力を失うと分かり、まだ見えるうちにと世界旅行に出た家族がいる。カナダのモントリオールを今年3月に出発し、アフリカやアジアの国々を訪れている。 母親のエディト・ルメイさんと父親のセバスティエン・ペルティエさんが長女ミアさん(12)の視力の異変に気付いたのは、9年前のことだった。 初めて専門家に相談してから2~3年後、ミアさんは「網膜色素変性症」と診断された。やがて視力が低下したり、失明したりするという遺伝性の難病だ。 この時すでに息子のコリン君(7)とローラン君(5)にも症状が出始めていた。2019年に息子たちも同じ診断を受けた。長男のレオ君(9)だけは、かかっていないことが確認された。 「この病気を治したり、確実に進行を抑えたりする治療法はない」と、ルメイさんは指摘する。「子どもたちの進行の速さは分からないが、中年期までには完全に失明してし

                                                    やがて視力を失う子らのために――世界を旅するカナダ人家族
                                                  • 15日ごと変異、陰謀論否定 遺伝子技術で見るコロナ - 日本経済新聞

                                                    無償で公開されているオープンソースプロジェクト「ネクストストレイン」(Nextstrain.org)は、アウトブレイク(集団感染)を起こした病原体の博物館のようなものだ。世界各地の研究機関が、患者から採取したウイルスの遺伝子配列データをここに投稿する。ネクストストレインはそのデータを使って、感染の広がり方を示した世界地図や、ウイルスの系統樹を描き出している。ネクストストレインが取りこんだ新型コ

                                                      15日ごと変異、陰謀論否定 遺伝子技術で見るコロナ - 日本経済新聞
                                                    • 世界価値観調査から日本と世界が見えてくる – 橘玲 公式BLOG

                                                      ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2021年3月25日公開の「1970年代から始まった生存重視から自己表現重視への価値観の「進化」。 日本人が「国のために戦いたい」と思わず、幸福にもなれない理由」です(一部改変)。 世界価値観マップ(2023)https://www.worldvaluessurvey.org/WVSContents.jsp ****************************************************************************************** ミシガン大学社会調査研究所教授で政治学者のロナルド・イングルハートは、世界のひとびとの価値観を比較する「世界価値観

                                                      • タイラー・コーエン 「遺伝子の中に潜む政治意識 ~政治意識は遺伝子の影響を受けるか?~」(2005年6月21日)

                                                        ●Tyler Cowen, “How much is politics in the genes?”(Marginal Revolution, June 21, 2005) ジョン・ヒッビング(John Hibbing)&ジョン・アルフォード(John R. Alford)&カロリン・フンク(Carolyn L. Funk)の3名の政治学者が着手した研究 [1]訳注;John R. Alford, Carolyn L. Funk and John R. Hibbing(2005), “Are Political Orientations Genetically Transmitted?“(The American Political Science Review, Vol. 99, No. 2, pp. … Continue readingでは、8,000組を超える双子を対象にした聞き取り

                                                          タイラー・コーエン 「遺伝子の中に潜む政治意識 ~政治意識は遺伝子の影響を受けるか?~」(2005年6月21日)
                                                        • 新知見が謎をますます深める!? 実は定義さえできていない「遺伝子」(中屋敷 均)

                                                          遺伝子とは何か?——そんな問いも、現代の私たちからすると"いまさら感"漂う気がしますが、実は遺伝子に関する知見が深まるほど、遺伝子に関する謎も増えていっている、ということをご存知でしょうか? 「遺伝子を考えることは、生命の本質とは何なのかという、人類誕生以来の思索に通じる」という著者に、遺伝子研究と遺伝子の謎について語ってもらいました。 いま、なぜ「遺伝子とは何か」なのか? 遺伝子という言葉は、いまや日常語である。「この会社には、〇〇という遺伝子が受け継がれている」とか、「最強〇〇遺伝子!」とかいったフレーズは世にあふれている。「遺伝子とは何か?」などと問うてみても、ブルーバックスの読者の皆さまには、何をいまさら感あふれる愚問のように聞こえるだろう。しかし、である。いま、改めて問う。 我々は、本当に「遺伝子とは何か」を知っているのだろうか? たとえば、以下の遺伝子の説明のうち、常に正しいと

                                                            新知見が謎をますます深める!? 実は定義さえできていない「遺伝子」(中屋敷 均)
                                                          • 自閉症と遺伝子突然変異の関係突き止める 阪大研究チーム 治療薬開発に期待 | 毎日新聞

                                                            POGZ遺伝子に変異がある自閉症患者のiPS細胞から作った神経細胞(右、緑)。健常者の場合(左)より数が少ない=中澤敬信・大阪大大学院准教授提供 自閉症に関わる遺伝子を突き止めたと、大阪大などの研究チームが発表した。この遺伝子は脳の正常な発達に必要で、突然変異が生じると神経細胞の成長が妨げられると確認できたという。治療薬の開発につながる成果として期待される。論文が26日、英電子科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。 自閉症は、他人との意思疎通が困難、こだわりが強いなど、さまざまな症状を示す。研究チームによると、胎児期からの脳の発達異常が原因と考えられ、約40人に1人が発症するとされるが、原因はほとんど分かっていない。 一部の自閉症患者で「POGZ(ポグジー)」という遺伝子に変異があることが知られている。研究チームが、突然変異でPOGZ遺伝子の働きが弱くなったマウスの脳を観察す

                                                              自閉症と遺伝子突然変異の関係突き止める 阪大研究チーム 治療薬開発に期待 | 毎日新聞
                                                            • [書評] 遺伝と平等 (キャスリン・ベイジ・ハーデン著、青木薫訳): 極東ブログ

                                                              「この本のテーマ、つまり、遺伝と平等、にご関心があるでしょ?」と問われた。そのとおりである。貪るように読んだ。本書は、科学啓蒙書の翻訳に定評ある青木薫さんの正確で読みやすい訳文であるのだが、内容自体はやや難しく、率直なところ、どちらかというと読みづらかった。でも、これはなるほど、今読まなければならない本なのだ、ということはわかった。 本書の基本的な主張は、2つあるだろう。ごく割り切って言うなら、1つは、平等社会を求めるリベラル派は遺伝子学の知見を優生学として嫌いその達成を認めない傾向があるが、それは誤りであり、平等社会を求めるなら、「遺伝子くじ」ともいえる生まれつきの運不運の存在を認め、その上でこれに科学的な遺伝子学の知見によって向き合わなけれならないということ。2つめは、遺伝子学として語られる内容が単純化されると、実質的には優生学のような謬見に陥りやすいということだ。 このため、本書では

                                                              • 精子提供者の疾患・遺伝情報、事前に確認できない壁

                                                                米ニューヨーク州北部在住のローラとデービッド・ガナー夫妻は、27歳の息子のスティーブンさんがオピオイドの過剰摂取で死亡したことを知ったとき、悲しみに打ちひしがれた。しかし、それを全く予期していなかったわけではなかった。夫妻は10年以上、息子に薬物依存やとっぴな行動をやめさせようと苦闘していた。 夫妻はスティーブンさんが2020年に死去した後、慰めを求めて「ドナー・シブリング・レジストリー」に登録した。これは、精子や卵子の提供者(ドナー)と提供された精子や卵子で妊娠した人をつなぐウェブサイトだ。スティーブンさんと同じく、バージニア州フェアファクスの精子バンクが販売した特定のドナーの精子によって妊娠し、生まれた子どもたちの母親や父親と連絡を取りたいとの思いからだった。 ドナー1558番の精子バンクのプロフィールには、ギターを演奏し、ホッケーをプレーする金髪で茶色い瞳の大学生と記載されていた。夫

                                                                  精子提供者の疾患・遺伝情報、事前に確認できない壁
                                                                • 遺伝人類学が解き明かす「人類誕生」と「人種」の謎 – 橘玲 公式BLOG

                                                                  人類学者の篠田謙一さんと対談させていただいたので、関連記事として、デイヴィッド・ライク『交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史』(日向 やよい 訳、NHK出版)の紹介をアップします。一緒にお読みいただければ。 原題は“Who We Are and How We Got Here: Ancient DNA and the new science of the human past(我々は何者で、どのようにしてここに至ったのか 人類の過去を探る古代DNAと新しい科学)”(「海外投資の歩き方」のサイトでの公開は2018年10月19日。一部改変)。 ****************************************************************************************** 30億ドル(約3300億円)の予算をかけたヒトゲノム計画が

                                                                  • 【やじうまPC Watch】 生命起源の鍵?自己複製できる最小のRNAを早稲田大/東大が発見

                                                                      【やじうまPC Watch】 生命起源の鍵?自己複製できる最小のRNAを早稲田大/東大が発見
                                                                    • 【形を伝えるプリオン】揺らいできた〈遺伝子=DNA〉というドグマ(中屋敷 均)

                                                                      遺伝子とは何か?——遺伝子に関する知見が深まるほど、遺伝子に関する謎も増えている、というお話をご紹介しましたが、さらに「遺伝子という言葉の意味するもの」そのものが揺らぎ始めているのではなないか、という知見や現象が次々と報告されています。 前回の記事〈新知見が謎をますます深める!? 実は定義さえできていない「遺伝子」〉 いくつかの例を見ながら、私たちが当たり前のように思っている「遺伝子はDNA」ということについて、本当なのか考察してみたいと思います。 本当に「遺伝子はDNA」なのか? 先日の〈新知見が謎をますます深める!? 実は定義さえできていない「遺伝子」〉では、現代における「遺伝子とは何か」にまつわる技術的な問題の一つを取り上げた。今回は、より本質的な次元で揺れている「遺伝子とは何か」について、いくつかの話題を紹介したい。 化学物質としての遺伝子がDNAであることは、現代において自明なも

                                                                        【形を伝えるプリオン】揺らいできた〈遺伝子=DNA〉というドグマ(中屋敷 均)
                                                                      • 東大の小林武彦氏が語る「生物はなぜ老化し、死んでいくのか」 多様性を容認し、変化と選択で生き残ってきた生物の今後とは? | JBpress (ジェイビープレス)

                                                                        ロンドンのトラファルガー広場に並べられた1500足の子供の靴。地球環境の変化に伴う生物の絶滅に抗議するため、コロナからの経済回復において環境に配慮した回復策を求めている。著者の小林武彦氏は「現在、地球は生物の大量絶滅時代に突入している」と指摘する(写真:ロイター/アフロ) 男性81.41歳、女性87.45歳(2019年)と平均寿命の過去最高を更新し続けている長寿大国、日本。第1次ベビーブームに生まれた「団塊の世代」の約800万人が75歳以上の後期高齢者となる2025年も近づき、年金、医療、介護にかかる費用の財政圧迫や労働人口の不足などが懸念されている。 そんな中、医療や介護を不要とし、自立した生活を送ることができる「健康寿命」や「抗老化」技術の研究開発に注目が集まっている。『生物はなぜ死ぬのか』を上梓した小林武彦氏(東京大学定量生命科学研究所教授)に、老化や細胞が死ぬことの意味、老化に抗い

                                                                          東大の小林武彦氏が語る「生物はなぜ老化し、死んでいくのか」 多様性を容認し、変化と選択で生き残ってきた生物の今後とは? | JBpress (ジェイビープレス)
                                                                        • 山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai

                                                                          外形も変えられ病気も治せるが…… 浅井 番組の中では、どこまで最先端の科学が進んでいるのかをご紹介しました。それは、私たち素人にとってもとても興味深い内容でした。中でも、先ほど山中さんがおっしゃったゲノムを変える技術について、おうかがいしたいと思います。 ゲノムを人為的に変える技術は昔からありましたが、最近になってゲノム編集と呼ばれる新しい技術が登場して、従来よりも格段に簡単にゲノムを改変できるようになりました。この技術に注目が集まると同時に、生命倫理の問題も浮上しています。 山中 ゲノム編集は、力にもなれば、脅威にもなると思います。僕たちの研究所でも、ゲノム編集を取り入れていますが、ゲノムをどこまで変えていいのかという問題に、僕たちも今まさに直面しています。 浅井 ゲノムを辞書にたとえると、自由自在に狙った箇所を、一文字単位で書き換えられるのが、ゲノム編集ですね。 2012年に、アメリカ

                                                                            山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai
                                                                          • 「自分の手は第二関節がない、遺伝らしい…」指のシワのない手がこちら : らばQ

                                                                            「自分の手は第二関節がない、遺伝らしい…」指のシワのない手がこちら 第二関節がない手を想像できるでしょうか。 遺伝性だという海外の人物が、指のシワのない手を公開していました。 (creditReddit/Silence31603) 関節のシワがない……。 違和感を覚えるほど、指が綺麗で長く見えます。 Silence31603さんによると、遺伝的なもので足の指も同じことになっているそうです。 海外掲示板のコメントをご紹介します。 ●待て、ということはその指は2か所で曲げられないの? ↑(投稿者)ええと、ノーマルな手は3つの関節があるが、自分は2つ。もし指と手の平がつながった関節を含めないなら、それは正しい。 ●これは変だけどすごい。何かをつかむのに苦労はする? 真ん中の関節があったら簡単だったと思う? ↑(投稿者)うん、グリップ能力は低い。 サイズや何をつかんでいるかによるけど、慣れているの

                                                                              「自分の手は第二関節がない、遺伝らしい…」指のシワのない手がこちら : らばQ
                                                                            • ゲノム医療“不当な差別受けないよう法整備を”日本医学会など | NHK

                                                                              遺伝子を調べてそれぞれの患者に応じた治療を行う「ゲノム医療」について、日本医学会などは病気のなりやすさなどが判明すると保険の加入や雇用や結婚などで不当な差別を受ける可能性があるとして、防止するための早急な法整備を求める声明を発表しました。 声明は日本医学会と日本医師会が6日、東京都内で記者会見を開いて発表しました。 国はがんや難病などの患者の遺伝子を調べて最適な治療法や薬を選ぶ「ゲノム医療」を進めていますが、国内では遺伝情報によって病気のかかりやすさなどが分かることによって差別や不利益を被ることを防ぐための法律などが十分整備されていないと指摘されています。 このため声明では、今の状況では患者やその家族が保険の加入や雇用、結婚などさまざまな場面で不当な差別や社会的な不利益を受ける可能性を払拭(ふっしょく)できないと懸念を示しました。 そのうえで ▽国に対して遺伝情報による差別を防ぐための法整

                                                                                ゲノム医療“不当な差別受けないよう法整備を”日本医学会など | NHK
                                                                              • mRNAワクチン(メッセンジャーRNAワクチン) | Chem-Station (ケムステ)

                                                                                chemglossary mRNAワクチン(メッセンジャーRNAワクチン) 2021/1/25 chemglossary, 医薬化学, 生化学 mRNA, ワクチン コメント: 0 投稿者: kanako 病原体のタンパクをコードしたmRNAをベースとしたワクチン。従来のワクチンは、弱毒化・不活化した病原体そのものや、病原体のタンパクや多糖を用いる一方で、mRNAワクチンでは病原体タンパクの遺伝子をヒトの体内へと送り込み、ヒトの細胞内で病原体タンパクを作らせる。送り込んだmRNAや作られた病原体タンパクによって免疫を活性化させることができる。 1. 一般的なワクチンの種類 一般的に使われているワクチンには、大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンの2種類がある(図1)。 生ワクチン(弱毒化ワクチン;live-attenuated vaccine) 不活化ワクチン(inactivated va

                                                                                • ゲノム編集にノーベル化学賞 欧米の2人、効率的に遺伝子改変 | 共同通信

                                                                                  【ストックホルム共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、2020年のノーベル化学賞を、生物のゲノム(全遺伝情報)を効率的に改変できる「ゲノム編集」の新手法を開発した欧米の女性研究者2人に授与すると発表した。フランス出身でマックス・プランク感染生物学研究所(ドイツ)のエマニュエル・シャルパンティエ所長(51)と、米カリフォルニア大バークリー校のジェニファー・ダウドナ教授(56)。 ゲノム編集技術は複数の種類があり、2人が共同で12年に開発した「クリスパー・キャス9」は格段に扱いやすい。同アカデミーは「生命科学に革命的なインパクトを与えた」と評価した。

                                                                                    ゲノム編集にノーベル化学賞 欧米の2人、効率的に遺伝子改変 | 共同通信