インドネシア・パダンで、香港で家政婦として働いていた際に当時の雇用主から暴力を受け傷痕が残った自身の写真を見せるカルティカ・プスピタサリさん(2023年2月10日撮影)。(c)AFP/M SULTHAN AZZAM 【2月10日 AFP】香港の裁判所は10日、家政婦だったインドネシア人女性(40)に対して暴行を加え、やけどを負わせた香港人の元雇用主に対し、86万8607香港ドル(約1400万円)の支払いを命じた。 被害者のカルティカ・プスピタサリさんに対する虐待事件は、メディアの注目を集め、香港で働く家政婦の処遇をめぐる抗議行動が起きた。雇用主は有罪判決を受け、2013年に収監された。 プスピタサリさんは、アイロンでやけどを負わされ、チェーンを使って暴力を振るわれた。体には傷痕が残り、精神的にもトラウマとなった。14年にインドネシアに帰郷したが、給与は受け取っていなかった。 裁判所の判事は