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ブックマーク / d.hatena.ne.jp (178)

  • 佐藤順一監督によるZ会「クロスロード」語りメモ+α - subculic

    5月1日に新宿ロフトプラスワンで開催された第83回アニメスタイルイベント「アニメ様のイベント」を隅っこで聴いていた。濃い話ばかりの中、特に第2部から登壇された佐藤順一監督による新海誠監督のZ会「クロスロード」語りが大盛り上がり。忘れてしまってはもったいないので、メモがてら書いておきたい(注:当日は結構酒が入っていたため、曖昧な部分も大)。作画フェチだという佐藤監督。『じゃりン子チエ』の花井先生が一升瓶を開ける際の目芝居やスカートのフレアの細かい芝居など、フェチを感じる作画を一通り話された後、題の「クロスロード」へ。話題の中心になったのは“なびき”。波のようにうねる動きでなびきを描いてしまうことが多いが、来は左右に揺れるもの(ポニーテールの動きを挙げていた)。重心移動が加わると上下の動きも入り複雑になる。都会と島に吹く風の違い(ランダム性)と布の動き、質感。束が横に揺れる繰り返し(腕と胴

    佐藤順一監督によるZ会「クロスロード」語りメモ+α - subculic
  • プレカリアートユニオン 非正規雇用でも若い世代の正社員でも組合を作って労働条件をよくしたい!

    kumonoami プレカリアートユニオン 非正規雇用の駆け込み寺から砦へ 相談はTEL03-6276-1024 info@precariat-union.or.jp

    プレカリアートユニオン 非正規雇用でも若い世代の正社員でも組合を作って労働条件をよくしたい!
  • 『現代思想』10月号に寄せて - 七分丈

    先日発売になった『現代思想』10月号を読み進めている。 まだ数の論文しか精読できていないが、書き手の多くはセクシュアリティ/ジェンダー研究やクィア・スタディーズなどの第一線で活躍している研究者であり、非常に読み応えがあるとともに、現在生じている様々な問題――たとえば渋谷区の男女共同参画・多様性推進条例を巡る問題など――に対するクリティカルな論評も含まれていて、大変参考になる。(とはいえ、渋谷区の条例をめぐって最も活発に問題提起を行っていたレインボー・アクションに対しては寄稿の依頼はなかったのだが[ちなみに私も活動に参加している]、これは一体どのようなことだろうか。) しかし、粒ぞろいの論文が揃っている一方で、大変がっくりくる内容の記事もあり、それが『現代思想』10月号の表紙に一際大きく書かれている「討論 東小雪+信田さよ子 私たちがつくる<家族>の形」という対談だ。 これに関しては、昨日

    『現代思想』10月号に寄せて - 七分丈
  • 渋谷の条例が「グッドデザイン」だって?冗談じゃない! - 七分丈

    渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(以下、渋谷区男女平等・多様性推進条例)が2015年度グッドデザイン賞を受賞したというニュースが昨日流れ、少なくない人びとを震撼させた。 中には手放しで喜んでいる人々もいたようだが、渋谷の条例の問題点を、条例案発表の直後から逐一指摘してきた私やその周辺の人びとにとって、この一報はまさに悪夢そのものだった。 ところで、グッドデザイン賞とはそもそも何なのか。 そのことをおさらいしておこう。 グッドデザイン賞のwebサイトには、このように記載されている。 グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。 その母体となったのは、1957年に通商産業

  • 「響け!ユーフォニアム」の生々しさ、その正体 - subculic

    アニメ放映終了後にまとめて読もうと思っていたが、我慢しきれず『響け!ユーフォニアム』の原作小説に手を出してしまった。アニメと比較しながら読み進めていくと、これが面白い。原作1巻を1クールかけてアニメ化しているのだから(正確には短編集の挿話も拾っている)当然かもしれないが、アニメを再び観直すと「これはオリジナルだったのか!」という描写が頻出し、膨らませているポイントの多さになかば感心してしまったほど。たとえば、第5話「ただいまフェスティバル」で印象的だった久美子と麗奈の帰り道(麗奈が髪をかき上げるあの場面)も追加されたエピソードだ。そもそも、原作の久美子は麗奈のことを最初から名前で呼んでいて、距離感に若干の違いがある。アニメは麗奈との関係性を強調するためだろう、少し“遠い”ところからスタートしている。その甲斐あって第8話で「麗奈」と名前を呼ぶ特別な儀式が生まれたわけだ。名字と名前、どちらで呼

  • 「SHIROBAKO」23話のラストシーンについて - subculic

    新人声優「ずかちゃん」こと坂木しずかにようやくスポットライトが当たった。『SHIROBAKO』第23話「続・ちゃぶだい返し」のラストシーンについて少し、書いておきたい。前回、しずかは自室で一人、テレビに出演しているフレッシュな声優をみながらビールをあおっていた。その様は胸に突き刺さり、痛々しかった。今回、まず憎い演出だなと思ったのは、キャサリンの妹・ルーシー役にしずかが選ばれるんじゃないかと視聴者に期待させている中、アルバイト先の居酒屋で映されるしずかのカットだ。静かに電話と取ったしずかの後ろは前回を引きずるように暗く、目の前は明るい。アフレコ現場にシーンを移す直前のこのカットは妙に引っ掛かった。どうして気になったかというと、23話のポイントは「誰と何を共有しているのか」だと思ったからだ。ラストシーンをみてみよう。宮森あおいは追加シーンのアフレコ現場に姿を現したしずかをみとめ、言葉にならな

    「SHIROBAKO」23話のラストシーンについて - subculic
  • 「SHIROBAKO」の描く虚構と現実のバランス感覚 - subculic

    『SHIROBAKO』のバランス感覚にはいつも膝を打つ。「虚構と現実」のバランスだ。このテーマで馴染み深いのは今敏監督だろうか。混淆していく現実と夢の世界を精緻な筆致で描き、入れ子構造に収める独特の手法を用いていた。アニメーション制作にスポットを当てた『妄想代理人』第10話「マロミまどろみ」は、比較対象として興味深いエピソードだ。同じ題材を扱うにしても、今敏監督と水島努監督の「ブラックジョーク度合い」とでも称すればいいのか、明らかな違いがある。とはいえ、『SHIROBAKO』の構造は今敏監督の作風と似ている。修羅場続きで一寸先に落とし穴が待ち構えている現実、けれど夢を持ち続けたいアニメーション制作という場所へのこだわり、その交錯が見所。そんな作特有のバランスを支えているのは、隅々まで徹底して虚構と現実を対立させていること。主人公の宮森あおいを例にとってみよう。同期のタローこと高梨太郎と比

    「SHIROBAKO」の描く虚構と現実のバランス感覚 - subculic
  • 夢と狂気のアルプスの少女ハイジ - subculic

    「パクさんの最高傑作ですよ“ハイジ”は。あらゆるアニメーションの安定した技法も含めてね。制約の多い中でね。それでも精一杯やったんですよ。精一杯やっただけじゃなくて随分色んなことを達成したんですよ」2013年公開のドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』の中で宮崎駿が語った一節だ。宮崎駿のハイジ好きは相当なもので、自宅のアトリエにハイジ展の展示物だったヤギが鎮座している。そんな『アルプスの少女ハイジ』と言えば、クララが立った終盤(懐かしのアニメ名場面でお馴染み)にスポットが当たりがちだが、今回は個人的に思い入れのある第25話「白パン」を取り上げたい。「白パン」はハイジがゼーゼマン家に連れてこられたフランクフルト編の中盤に置かれたエピソード。前の話数でアルムの山に帰ろうと決心するも、帰るにはお金が必要という現実を突きつけられた後であり、ハードな状況だった。そのハイジを支えていたのは、ペーターのお

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  • 映画館で出逢うアニメの傑作・東映長編特集『ガリバー』『ホルス』『長猫』『ど宝』 トークショーメモ - subculic

    10月11日に開催された新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol. 60 映画館で出逢うアニメの傑作・東映長編特集『ガリバー』『ホルス』『長』『ど宝』に参加。データ原口こと原口正宏さんと小黒祐一郎さんが登壇したトークショーは貴重な解説の場となった。最初に15分程度の解説があり、『ガリバーの宇宙旅行』上映後にふたたびお二人が登場。新文芸坐のオールナイトには何度も参加しているけれど、この形式は初めて。まさに「データ原口仕様」だった。メモを元に箇条書きで抜粋。どこまでが東映長編か。最終的には『金の鳥』(制作協力・マッドハウス、監督/平田敏夫、1987年公開)だが、大塚康生さんは『わんぱく王子の大蛇退治』(1963)だと言っていた。(早すぎますね、と冗談めかして)『わんわん忠臣蔵』は1963年12月に公開されたが、『ガリバーの宇宙旅行』は1965年まで制作が延びた。結果的に1964年は長編公開

  • 「あなたの使っているその日常というのはどういう意味なんですか?」 - subculic

    「日常系アニメ」多くの場合、便宜的に使っているだけとわかっているのに、妙な引っかかりを覚えてしまう言葉。そもそも、アニメにおける日常とはなんぞや。これは押井守も高畑勲に問われた経験があるらしく、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」(庵野秀明回)で明かされている。高畑さんて曖昧じゃないからねえ……むかし押井守とそれこそ雑誌で対談したときに、押井守が『赤毛のアン』の第1話、 これが僕がね、アニメーションをやるときに非常に大きな影響を与えられた。それで簡単に言うと30分の話を30分でやってた。 こんなことをテレビのシリーズでやっていいのか、と勇気づけられた覚えがある。 そこで描かれていたのはね、日常を描くということで……って言って、言った瞬間。 高畑さんがね「あなたの使っているその日常というのはどういう意味なんですか?」 って言ったんだ。したら押井さんがね、黙りこくったんですよ。 押井さんを黙らせるのは

  • 京都アニメーションはなぜ回すのか? 「さすがの猿飛」をみよ! - subculic

    最初に断っておくと、これはトンデモ理論の類かもしれない。資料も少なく、証言も取れていない。「もし、そうだったら面白いな」というレベルの小話だ。さて、つきましては京都アニメーション。よく回す。どうしてだか回転大好き。『けいおん!!』『日常』『中二病でも恋がしたい!戀』それぞれのオープニングで回しているし、『エンドレスエイト』でも回転のモチーフが取り入れられていた。主犯は取締役・石原立也。そこで下記の記事を参照して欲しい。「中二病でも恋がしたい!戀」OPの回転カット「だって昔のアニメとかって背景とかも、引いたりぐるぐる回したりとかしながらキャラクターがぐるぐる回り込みで走ったりしてましたよ」と石原さんは話されているが、これはいわゆる「作画回り込み」を指しているのだろう。「作画回り込み」とは、カメラワークに合わせて背景まですべて作画で描く高カロリーのアニメート(細かく分類すれば、全背動回り込みと

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  • 毎日新聞の「えらぼーと」が露骨に沖縄県民を疎外している件 - Danas je lep dan.

    毎日新聞で「えらぼーと」ってあるじゃないですか。ご存じない方のために公式から説明文を拾ってくると,毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと 2014衆院選」は、衆議院選挙を「題材」にあらためて政治について考えられるサービスです。えらぼーとでは候補者に回答してもらったアンケートと同じ設問に答えることで、あなたがどの政党、候補者と考えが近いのかを数値化します。また今回のえらぼーとでは「あなたの争点」を選ぶことで、あなたが特に関心をよせる設問での各政党、候補者との一致度に差がつき、より考えの近い政党、候補者が浮かび上がるようになっています。あなたが気になるテーマでどの政党、候補者と考えが近いのか。投票先を検討する上でも是非参考にしてください。毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2014衆院選 こういうサーヴィスです。数年前からやっていて,わたしも何度か使ってみたことがありますが,まあ面白いサーヴィスだと思

    毎日新聞の「えらぼーと」が露骨に沖縄県民を疎外している件 - Danas je lep dan.
  • 日本のドラマが安っぽく見える原因、備忘録 - pal-9999の日記

    また、こっちの日記更新することになるとは思わなかったけど、備忘録的に。 外国人「なんで日のドラマってすごい安っぽいの?」【海外反応】 この記事、結構、おもう事があるんで、備忘録として、日のドラマが安っぽくみえる原因についてまとめ。 ぶっちゃけ、僕もそう思う。なんでか日のドラマって安っぽく見える。 日のドラマがチープ?実際に低予算でドラマ作ってるだから当たり前だろ説 日のドラマは低予算。予算が潤沢に使えるアメリカのケーブルTV向けのドラマに比べてチープに見えるのは当然説。 フレームレートのせいだよ説 日のドラマのほとんどは、映画のような24fpsで制作されていない。例外は刑事ドラマと時代劇と特撮。日のドラマはアメリカのソープオペラ、ニュース番組と同じ30fpsで撮影されているので、チープに見えてしまうという説。 実際の所、日の昔の刑事ドラマ、時代劇なんかの24fpsで撮影され

    日本のドラマが安っぽく見える原因、備忘録 - pal-9999の日記
  • 絵における「動き」とは一体何なのか?という話 - pal-9999の日記

    さて、はっきりいって、廃棄物放置場所と化しており、全く更新してなかったこの日記でありますが、 いしかわじゅん氏「安彦良和は動きがかけない」⇒安彦氏「アニメーターの僕に、動きが描けないだって?」(「王道の狗」白泉社版4巻から) こっちのエントリを読んで思う事があったので更新しときます。内容は「映像コンテンツにおける動き」です。 まあ、上記のエントリの話は、いしかわじゅんが「安彦良和は動きがかけない」って批判してるわけなんですけど、これねえ、 こっちでアニメーターの西澤晋が全く逆のこと言ってて面白いんですがね(ちなみにこのはとても良いで絵を勉強してる人なら一読の価値があります)。どんな話かってーと、このの野球のバッティングの4サイクルプロセスって話の所なんですが、引用しますが、 アニメの場合はすべての行程を描くことができますが、漫画はその中の一枚ないし二枚で動きを表現します。しかも、すべ

    絵における「動き」とは一体何なのか?という話 - pal-9999の日記
  • アルドノア・ゼロに学ぶこれからの若者の処世術 - CODED NOTES Rev.∀

  • 〈オタク〉の階級闘争:『どこか〈問題化〉される若者たち』より - TRiCK FiSH blog.

    ●竹熊健太郎さんの証言とにかく、当時を知る人間として、ここではっきり書いておきますけど、「おたく」という言葉は、最初から「おたく」の間だけで流通していた「自分たちを差別する言葉」だったということです。竹熊健太郎「中森明夫「おたくの研究」をめぐって(2)」(2005年)より これは、もう3年も前の竹熊健太郎さんの証言です。竹熊さんは、当初(宮崎勤事件以前まで)、〈オタク〉という語を頻繁に用いていたのは、〈オタク〉たち自身であったと、これまで幾度もブログやで言及されています。 しかし、このような証言は、実はそれほど多くはありません。とくに、当事者である〈オタク〉の方々からこうした証言はさほど聞かれません。 その理由として考えられるのは、80年代に〈オタク〉という呼称を用いていたのは、ごく限られたひとだけだったことが、まず考えられます。〈オタク〉第一世代と呼ばれる1960年前後に生まれたひとび

  • 梅本直志とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな

  •  小谷真理vs.山形浩生事件(笑)、はこう読め! - king-biscuit WORKS

    ああ、キモチ悪ィ。二日酔いの胃袋にバリウムをむりやり五リットルくらい流し込まれたみてえなキモチ悪さ。胸やけしまくって吐き気がとまらねえや。こうなるのがわかってたから実はこの原稿だけは、仕込みだけはずっとやりつつ、テキストにするのが剣呑で最後の最後まで仕事場の脇によけといたんだけど、ほんまにもう、どうしてくれる、宝島社(笑)。 小谷真理が山形浩生、およびその原稿を掲載した「オルタカルチャー」を出版した版元メディアワークスと発売元主婦の友社を、名誉棄損として頒布、販売の差し止め請求をやらかした一件であります。 すでに、世に「オルタ事件」として語られているこの一件、何やら小谷側が「勝訴したわ!」と騒ぎ回ったこともあって、フェミ方面じゃ画期的な裁判のようにも喧伝されているようですが、法律的な額面は別にして、ことの質としては、ンなこたぁない。シャレのわかんねえ自称インテリのバカまんこ……あ、いや

  • 眼鏡と二枚目の融合/菜穂子は都合のいいヒロインなのか - ぼんやり上手

  • 飛行機と恋をつかさどる悪魔の手下(宮崎駿『風立ちぬ』感想) - ぼんやり上手

    『風立ちぬ』を観て一晩たっても、なんだか地に足が着かないような感じでふわふわしている。とんでもないものを観てしまった。 飛行機のエンジン音にはお経の唸り声のような人間の声が使われていて、ぞっとした。二郎という主人公は、人間には許されざる怪物造りに手を染めていると思った。 墜落した飛行機の機体の前に二郎が立ち尽くす場面は、天から落ちてきたロボットの前に立つムスカの姿と重なる。飛行機とラピュタ、人間には許されない夢を見た男のバリエーションである。二郎の幻影や現実の中で何度も何度も墜落を繰り返す飛行機は、ドロドロになって腐り果てる巨神兵だ。 恋愛の場面にはすごく驚いた。 これまでの宮崎映画だと、異性から好意を寄せられても気づきもしないであっさりスルーするとか、少年か少女にほっぺをチュッとされてボッとなるとか、そういうのを描いてお茶を濁して、恋愛面でのロマンチックな部分はひたすら隠し通してきた。そ