群馬県や栃木県で15日、大気が不安定になり、群馬県では突風で家屋の損壊が相次いだ。伊勢崎市で車2台が横転して2人がけがをし、3300世帯で一時停電した。気象庁によると、上空に寒気が流れ込んだ影響で上昇気流と積乱雲が生じ、竜巻や突風が発生しやすくなった。夏場は大気が不安定になりやすく、同庁は注意を呼びかけている。 伊勢崎市消防本部などによると午後4時35分ごろ、同市市場町で軽乗用車が横転して田んぼに転落し、運転していた女性(61)が頭に軽いけが。近くで軽トラックも横倒しになり、男性(74)が肩を打った。 同市下触町のスポーツ公園では高さ約6メートル、幅約30メートルのネットと支柱が倒れ、同市三和町で太陽光発電パネル約200枚が飛ばされた。市内では少なくとも建物8棟でガラスが割れるなどの被害が出た。 群馬県によると、家屋の被害は前橋市や渋川市などでもあった。気象庁は同日午後3時17分、群馬県に