粗製濫造「バイラルメディア」の危うさ 「新しいメディアの形」との謳い文句とは裏腹に、実態は著作権無視のパクリメディアばかり。 2014年10月号 LIFE インターネットには、しばしば著作権意識がすっぽり抜け落ちたサービスが出現するが、現在の最右翼は「バイラルメディア」だろう。 バイラルメディアとは、本誌4月号「スマホの寵児『ウイルス性メディア』」で取り上げた通り、ウイルス(Virus)のように急速に情報を拡散させるメディアという意味だ。スマートフォンからの閲覧に最適化されており、フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアとの相性も良いため、掲載された情報は瞬く間に拡散してゆく。その情報の拡散力を目の当たりにした大手メディアやベンチャー企業がこぞって参入し、今や国内でも雨後の筍のように新バイラルメディアが生まれている。 だが、サービスの参入障壁が非常に低いため、「コンテンツなんて