小野寺防衛大臣は2日、2004~2006年にイラクに派遣された陸上自衛隊の日報のべ376日分、およそ1万4千ページが陸上幕僚監部内で見つかったと発表した。昨年の国会では野党側の質問に「不存在」と答弁していたもので、その存在を一転して認めることになった。 そんなイラク戦争が開戦した直後の2004年、現地で人質事件の被害者となり、日本中から注目を集めたのが今井紀明さん(32)だ。 外務省が勧告を発出、渡航を自粛するよう促していたが、当時18歳だった今井さんは世界的な問題となっていた「劣化ウラン弾」の脅威を伝えるために入国。その直後に今井さんを含む日本人3人が現地の武装集団に身柄を拘束される。しかし、最初は人質にされているという感覚もなかったという。
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